Claudeを長期間使い倒してみた感想と実務で効く使い方のコツ

Claudeを長期間使い倒してみた感想と実務で効く使い方のコツ

もしあなたが「Claudeは使っているけれど、Projectsやスキルを結局使いこなせていない」「気づいたら利用制限で手が止まっている」と感じているなら、この記事はそのモヤモヤを減らすために書きました。2024年3月から仕事でClaudeを使い続けてきた私が、モデルの選び方、Projectsとスキルの使い分け、利用制限との付き合い方を、いつの時点の話かを明らかにしながら本音でお伝えします。

目次

Claudeを2024年3月から使い続けて分かったこと

こんにちは、ヒルトルです。

私がClaude(クロード)を本格的に仕事へ取り入れたのは、2024年3月にClaude 3が公開されたときでした。ブログ記事、セールス文章、Web広告、ステップメール、動画の要約文。2024年に一番使ったチャットボットはClaudeでした。

当時のメインモデルはClaude 3 Opusで、2024年6月にClaude 3.5 Sonnetが出てからはずっと3.5 Sonnetを使っていました。「日本語の文章が特に自然で、単なる機械的な文章ではなく、読み手の気持ちに寄り添った説得力のある文章を生成してくれる」というのが、2024年当時の私の率直な感想です。

あれから2年半。モデルは何世代も入れ替わりました。あの3.5 Sonnetは2025年10月には提供を終えて、2026年9月時点のClaudeはFable 5.1・Opus 5・Sonnet 5・Haiku 4.5という4つの系統になっています。機能のほうも、Projectsに加えてスキル、コネクタ、Cowork、メモリと、当時からは想像できないほど増えました。

この記事では、その2年半で私が実際に試してきたことを、「いつの時点の話か」を明らかにしながらお伝えします。中心になるのは、毎回同じ説明を繰り返さない仕組みを作ること、普段使うモデルを決めておくこと、利用制限を「設計の前提」として扱うこと。この3つです。

アカウントの作り方や画面の基本的な見方は、末尾でご紹介する別の記事に譲ります。この記事では「長く使ってきたからこそ言えること」に絞ってお話ししますね。

モデルも機能も増えすぎて「何をどう使えばいいか分からない」問題

Claudeを開いて、モデルの切り替えメニューを見たとき、あなたはこう思いませんでしたか?

「Fable?Opus?Sonnet?…で、私はどれを選べばいいの?」

2024年の頃は「一番賢いモデルを選んでおけばOK」で済んでいました。ところが今は、一番上のFable 5.1がProプランの利用枠に含まれず、別枠の利用クレジット(API料金と同じ従量課金)で使う仕組みです。「一番上を選べばいい」という単純な話ではなくなりました。

機能も同じです。Projects、スキル、コネクタ、Cowork、メモリ…。「自分の仕事のどこに、どれを当てはめればいいのか」が見えないと、結局いつも通りにプロンプトをコピペするだけになってしまいますよね(私も2024年当時は、指示欄に長文プロンプトを貼るだけで、ナレッジはほぼ使っていませんでした)。

そして利用制限です。Claudeには「5時間ごとにリセットされる枠」と「週ごとの上限」の2層の制限があり、有料プランでも重い作業を続けるとあっさり上限に届きます。仕組みを知らずに使うと、一番大事な仕事の途中で止められてしまいます。

結論:モデルは固定、指示はスキル、資料はProjects、制限は設計で避ける

先に結論をお伝えします。この2年半で私が試してきたClaudeの使い方を整理すると、次の4つになります。

  • 普段使うモデルを決めておく:日常の仕事はひとつのモデルに任せ、長文や細部だけ上位モデルに切り替える(2026年7月時点の私の使い方)
  • 繰り返す指示はスキルに保存する:長いプロンプトのコピペをやめる
  • 何度も参照する資料はProjectsに入れる:毎回ファイルを添付しない
  • 利用制限は「後から困る」のではなく「先に設計する」:重い作業と軽い作業を分ける

一つひとつは地味です。でも、この4つをそろえるのが、2026年7月時点で私がたどり着いた形です。順番に見ていきましょう。

モデル選びで迷わないために私がやってきたこと

まずはモデルの話からです。ここは時点によって答えが変わるので、「いつの話か」をはっきりさせながら進めます。

2024年当時:Claude 3 OpusからClaude 3.5 Sonnetへ

2024年3月にClaude 3が出たとき、私はしばらく最上位のClaude 3 Opusを使っていました。同じ年の6月にClaude 3.5 Sonnetが登場してからは、ずっと3.5 Sonnetを使っていて、3 Opusはそれ以降まったく使っていません(3 Opusより3.5 Sonnetのほうが優れたモデルだと考えてOK、というのが当時の私の見方でした)。軽量のClaude 3 Haikuも、3.5 Sonnetに制限がかかったとき以外は使いませんでした。

2026年9月時点の現行モデルと、私の使い分け

2026年9月時点のClaudeは、最上位のFable 5.1(2026年9月1日〜)、Maxの標準モデルでありProで使える一番上のモデルでもあるOpus 5、無料プランとProの標準モデルであるSonnet 5、最速・軽量のHaiku 4.5の4系統です。各モデルの位置づけと、どのプランで使えるかの一覧は、次の基本ガイドの記事に表でまとめています。

では、私はどう使い分けているのか。2026年7月に、Sonnet 5とOpus 4.8にまったく同じスキルと資料を渡して、ブログ・広告文・セールスLP・講座スライド・電子書籍の5つの仕事をやらせて比べました。結果は「日常の仕事ならSonnet 5で十分すぎる。ただし、電子書籍のような長文と、LPの強調デザインやスライドのフッター処理といった細部では、Opusが一歩上」でした。詳しくはこちらの記事にまとめています。

そしてその後、2026年7月24日にOpus 5が出ました。同じ月に丸一日使ってみたところ、ブログ記事は「1万文字くらいで」とお願いして1万26文字ときっちり着地し、約20万文字の講座の文字起こしから11万文字の電子書籍原稿を一気に書き切ってくれました。少し前に試したFable 5と読み比べても差が分からず、それでいてトークンの減り方はFable 5より明らかに少ない。2026年7月時点の私の感想は「今後はOpus 5をメインに執筆を頼もうと思う。Web開発でもOpus 5をメインの相棒にできそう」というものでした。

つまり、2026年7月時点の私の答えはこうです。

  • Maxプランなら、Opus 5に固定(初期設定のままでOK)
  • Proプランなら、まずSonnet 5に固定して、長文や細部にこだわる仕事だけOpus 5に切り替える
  • Fable系は「ここぞ」という開発や設計の仕事だけ

Fable系について補足します。2026年6月にFable 5を公開初日から試したとき、アプリ開発ではプロンプト1回で約1時間、自分で部下のAIを呼び出してリサーチまでしながらツールを作り上げてくれて、本当に驚きました。一方で、LP・書籍・広告文といった文章仕事ではOpus 4.8との差をほとんど感じず、利用量の消費は約2倍。「全員が使うモデルではない」というのが当時の結論です。

2026年9月1日には後継のFable 5.1が出ています。公式の説明を見る限り、位置づけはFable 5と同じ「長時間の自律作業向けの最上位モデル」です。実際の仕事で使った結果は、改めて検証した上で別の記事でお伝えする予定です。

「工数(エフォート)」の設定も一緒に固定しておく

モデルと並んで結果を左右するのが、工数(エフォート)の設定です。AIにどれくらい深く考えさせるかを決めるつまみで、深く考えさせるほど時間も利用量もかかります。

2026年7月時点(Opus 5での)私の使い分けは、日常の作業は初期設定の「高い」のまま、長い資料を読み込ませるときやセールスページを書かせるときだけ「超高い」、ここぞという場面だけ「最大」、Claude Codeでの開発やコードレビューは「ウルトラコード」です。「迷ったら上げすぎず、まず標準で試す。普段は初期設定の『高い』で十分」というのが、当時の私の実感です。

Projects:毎回同じ説明を繰り返さないための「部屋」

モデルが決まったら、次は「毎回同じ説明をしなくて済む仕組み」です。その最初の道具がProjects(プロジェクト)。目的ごとに「部屋」を作り、その部屋の全チャットに効く指示(プロジェクト指示)と、参照してほしい資料(ナレッジ)をあらかじめ置いておける機能です。ChatGPTのカスタムGPTやGeminiのGemに近い考え方ですね。

2024年からずっと続けている使い方

↑Set project instructionsのポップアップにあなたのプロンプトを入力します。かなりの長さのプロンプトを入力可能なので、毎回同じプロンプトを書き込んだり、コピペするのがめんどくさければClaudeのプロジェクト機能も活用してみてください。

私が使い始めた2024年当時のやり方は、とてもシンプルでした。ブログ作成用のプロジェクトを作り、プロジェクト指示の欄に、普段コピペしていた長文のプロンプトを丸ごと貼る。それだけです。ナレッジにファイルを入れることはほとんどなく、指示欄のプロンプトだけで事足りていました。

↑あなたが普段、ClaudeなどのチャットボットAIツールに毎回貼り付けているプロンプトがあるのであれば、それをプロジェクト機能を活用して予め設定しておき、作業時間を効率化してください。上記の画像は弊社が使用しているブログ作成のカスタムプロジェクトのプロンプトの一部です。)
↑作成した各プロジェクトの設定画面の右上にある星アイコンを押すと、お気に入りのプロジェクトとして認識され、Claudeのトップ画面から素早くアクセスできるので便利です。

2026年9月時点で押さえておきたいProjectsの仕様

2024年当時と比べて、Projectsの仕様はいくつか変わっています。公式ヘルプで確認できる範囲でまとめます。

  • 無料プランでも5つまで作れる(有料プランは無制限)。当時は有料限定でした
  • 有料プランでは、ナレッジが文脈の上限に近づくと自動で「必要な部分だけ検索して読む方式」に切り替わり、入れられる容量が最大10倍に広がる
  • プロジェクト内でも、チャット同士の文脈は共有されない(共有したい情報はナレッジに入れる)
  • ナレッジに入れた資料はキャッシュされ、再利用時は利用枠を消費しにくい(公式の利用制限ベストプラクティスより)

特に最後の点は大事です。Projectsは、手間を減らすだけでなく利用枠を節約する道具でもあるわけです。

スタイル設定はスキルに統合されました

ここは、2024年に書いた内容から一番大きく変わった部分です。

2024年12月当時の「スタイル設定」

2024年12月時点のClaudeには、入力欄に「Choose Style(スタイルを選択)」という項目があり、Normal(標準)・Concise(簡潔)・Explanatory(説明的)・Formal(フォーマル)から文章の調子を選べました。私は基本的にNormalのままで、回答が物足りないときだけExplanatoryに切り替える程度でした。文章例からカスタムスタイルを作る機能もありましたが、当時の私は使っていません。

当時の注意点として覚えているのが「アクセスが集中している時間帯は、勝手にNormalからConciseに切り替わっていることがある」という挙動です。長文を書かせたつもりが妙に短い、と思ったらスタイルが変わっていた。あくまで2024年当時の話です。

2026年:スタイル専用のメニューはなくなり、スキルへ

このスタイル機能は、2026年にスキル(Skills)へ統合されました。2026年9月時点の公式ヘルプで「パーソナライズ機能」として案内されているのは、「Instructions for Claude(アカウント全体に効く指示)」「プロジェクト指示」「スキル」の3つで、スタイル専用の項目は載っていません。

ですので、「文章の調子をこうしてほしい」という希望は、今は次のように置き場所を分けて考えるのが分かりやすいです。

  • いつでも守ってほしい書き方(ですます調、読者は「あなた」など)→ 設定の「Instructions for Claude」
  • その部屋の中だけの書き方(ブログ用、メルマガ用など)→ プロジェクト指示
  • 特定の仕事の手順ごと(セールスレター、スライドなど)→ スキル

スキルはスタイルと違って毎回自動で適用されるのではなく、Claudeが必要と判断したとき(または自分で呼び出したとき)に読み込まれます。「常に効かせたい」ものはInstructions側に書く、と覚えておいてください。

スキルは「自分の仕事の手順書」をClaudeに覚えさせる機能

私自身、2024年からの2年ほどは、セールスページ用・メルマガ用・ブログ用と、1万文字を超えるプロンプトをテキストエディタに保存し、使うたびにコピペしていました。ファイルが増えてどれが最新版か分からなくなる、という本末転倒な状態にもなっていました。

スキル機能は、その「使い捨てのプロンプト」を「アカウントに保存された手順書」に変えてくれます。作り方は簡単で、これまで使っていたプロンプトをチャットに貼り付けて「上記の内容を元に、繰り返し利用可能な汎用的なスキルを作成してください」と伝えるだけ。「汎用的な」の一言で、商品名や金額などの個別情報を後から入力できる形に整理してくれます。

一つだけ、私がやらかした失敗を。スキルができあがると画面に「スキルを保存」というボタンが出るのですが、これを押し忘れると保存されません。私も使い始めた頃にこれを一度やってしまい、時間をかけて作ったスキルを1つ失いました。

2026年4月時点で私は20個以上のスキルを作っていて、その後もセールスページ、VSL(動画セールスレター)の台本、ブログ、広告文、講座スライド、電子書籍と、仕事の種類ごとに使い回しています。先ほどのモデル比較で「同じスキルと同じ資料を両モデルに渡す」という条件のそろえ方ができたのもスキルのおかげです。詳しい作り方はこちらの記事にまとめています。

なお、2026年9月時点の公式ヘルプでは、スキルは無料プランでも使えます。ただし設定の「Capabilities」で「Code execution and file creation(コード実行とファイル作成)」をオンにしておく必要があります。作ったスキルは「Customize」→「Skills」に一覧で並びます。

コネクタとCoworkで「チャットの外」の仕事も任せる

2024年当時と比べて一番大きく変わった機能は、Claudeがチャットの外に出て仕事をするようになったことです。

その入り口がコネクタです。あなたが普段使っている外部のツール(Google Drive、Slack、Notion、Gmailなど)とClaudeを直接つなぐ仕組みで、設定の「Customize」→「Connectors」から追加し、「Connect」を押して各サービスにログインすれば、Claudeが必要に応じてそのツールのデータを読んだり操作したりしてくれます。

私の場合は、2026年4月の時点でメール配信に使っているActiveCampaignをつないでいました。「過去30日に新規コンタクトが何件増えたか、1日ごとの統計をレポートにして」と書くだけで、Claudeが裏側でデータを取りに行き、グラフ付きのレポートを作ってくれます。管理画面では何回もクリックしてダッシュボードを切り替えないとたどり着けない数字が、チャットに一言入力するだけで出てくるわけです(2026年4月時点。ただ、当時は接続が切れて手動でつなぎ直すことも多かったです)。

さらに、デスクトップアプリのCoworkには「定期タスク」があり、私は「毎朝、昨日の新規コンタクト数とメールの開封率をSlackの自分専用チャンネルに投稿する」設定をしていました。朝スマホでSlackを開くだけで前日の状況が分かる。設定手順はこちらの記事に書いています。

2026年9月時点では、Webコネクタ自体は無料プランでも使えます(独自コネクタは無料では1つまで)。一方、パソコンの中のファイルを直接扱うCoworkと、開発向けのClaude Codeは、Pro以上が必要です。

利用制限との付き合い方(ここが一番の悩みどころです)

2024年当時も、2026年にFable 5を試したときも、私が繰り返しぶつかってきたのが利用制限です。ここは「仕組み」と「私の付き合い方」の両方をお話しします。

2024年当時の制限と、その頃のコツ

2024年12月時点で、私は月額20ドルのProプランを契約していました。数時間のうちに数十回も長文のプロンプトを投げると、3〜4時間ほどClaude 3.5 Sonnetに制限がかかり、軽量のClaude 3.5 Haikuしか使えなくなることがありました。当時の対処法は「重要な作業は負荷の軽い午前中に行う」「長文は分割して入力する」といった、知恵で乗り切る方法です。

2026年9月時点の仕組み:5時間の枠と週の上限

現在の有料プランの制限は2層になっています。最初のメッセージから5時間の「セッション」ごとの枠と、全モデル共通の「週の上限」(2025年8月28日に導入。アカウントごとに決まった曜日・時刻にリセット)です。残量と次のリセット時刻は、設定の「Usage」で確認できます。

消費量に影響するのは、メッセージと添付ファイルの長さ、会話の長さ、使うモデル(Opus 5はSonnet 5より多く消費)、工数の設定、拡張思考、ウェブ検索などのツール、アーティファクトの作成です。そして大事なのが、claude.ai・デスクトップアプリ・Claude Code・Coworkの利用は、すべて同じ枠から引かれるという点。Coworkで重い作業をした日は、チャットの枠も減っています。

なお、2024年当時の「午前中に作業する」というコツは、今は根拠が薄くなっています。公式の発表によると、Pro/Maxの「混雑時間帯の枠削減」は2026年5月6日に廃止されているからです。

私が試した節約策(2026年7月時点)

公式ヘルプにも節約のコツはいくつか載っていますが(Projectsのナレッジがキャッシュされる話は先ほど触れました)、ここでは私が実際に試したことに絞ってお伝えします。

一つ目は、仕事に合わせてモデルを使い分けることです。2026年6月にFable 5で1時間ほどアプリ開発をしたら、Max 5xプランの5時間枠を90%ほど使ってしまいました。当時の私の結論は「Fable 5は『ここぞ』という複雑な作業のためにとっておき、普段の作業はOpusやSonnetで十分」というものです。そして2026年7月にOpus 5へ切り替えてからは、Claude Codeの重いモードを回してもFable 5よりトークンの減り方が明らかに少なく、「ガンガン開発しても使用制限にぶつかりにくい」と感じました。同じ月にSonnet 5とOpus 4.8を比べたときも、「まずSonnet 5に投げてみて、物足りなければOpus」という順番を習慣にするだけで、制限に悩まされる回数はかなり減るはずだ、と2026年7月の記事に書きました。

二つ目は「プランを上げる」という身も蓋もない解決策です。私も最初はProから始めて、仕事で使う量が増えたタイミングでMaxに上げました(2026年6月時点ではMax 5x、2026年7月時点ではMax 20倍を使っていました)。ただ、これは毎日、開発と長文執筆の両方を任せているからです。文章執筆や簡単なサイト・スライド作成が中心なら、Proで十分やっていける、というのが2026年4月時点の私の実感です。

プランごとの料金と違い(2026年9月時点で無料、Pro 月20ドル、Max 月100ドル/200ドル。日本では2026年4月1日から消費税10%が別途)は、先ほどご紹介した基本ガイドの記事に表でまとめています。一つだけこの記事で触れておきたいのが、上限に達したときに従量課金で続けられる「利用クレジット」です。2026年9月10日以降、日本を含む一部地域では購入から6か月で失効すると公式が案内しているので、買いだめには向きません。

長く使うほど効いてくる注意点

良い話が続いたので、「知らないと後で困る」ことも正直にお伝えします。いずれも、私がこれまでの記事で実際に書いてきたことです。

「◯万文字書きました」という自己申告は盛られています

2026年7月にSonnet 5とOpus 4.8で電子書籍を書かせたとき、どちらも「8万文字」「12万文字」と報告してきたのに、実際に数えると申告の3分の1程度でした。文字数が大事な仕事では必ず自分でカウントしてください。詳しい経緯は、こちらの記事に書いています。

画像は作れません

Claudeは画像を生成できないので、写真やイラスト入りのスライドは作れません。2026年7月時点で私の講座は文字だけのスライドで問題ないため困っていませんが、ビジュアル重視の資料が必要なら、画像は別のAIで用意する前提で計画を立ててください。

クラウドのAIは、自分ではどうにもならない事情で止まることがある

2026年6月、公開からわずか3日でFable 5が全ユーザー向けに停止された出来事がありました(その後、復活しています)。原因は性能の不具合ではなく、米国政府の命令です。このとき学んだのは「一つのモデルにすべてを賭けない」こと。メインが止まったとき次に何を使うかを決めておくだけで、慌てずに済みます。

どれだけ賢くなっても「丸投げ」はしない

そして最後に、Claudeが賢くなるほど大事になる話です。私は文章作りの分担を「1対8対1」と呼んでいます。最初の1割で自分の経験や一次情報を渡し、真ん中の8割をAIに書かせ、最後の1割で人間が一語一句チェックして、AIには作れない自分だけの要素を足す。ここを飛ばした文章は「誰が書いても同じ」になります。詳しくは記事末尾の関連記事をどうぞ。

よくある質問

ここで、あなたが抱いているかもしれない疑問に先回りしてお答えしておきます。

Projectsとスキル、指示はどちらに入れればいいですか?

その部屋(プロジェクト)の中で毎回守ってほしい書き方はプロジェクト指示に、セールスレターやスライドのような「特定の仕事の手順」はスキルに入れるのが分かりやすいです。スキルはClaudeが必要と判断したとき(または自分で呼び出したとき)だけ読み込まれるので、常に効かせたい指示はプロジェクト指示か「Instructions for Claude」に書いてください。

利用制限に達したら、どうすればいいですか?

設定の「Usage」で次のリセット時刻を確認して待つのが基本です。待てないときは、有料プランなら利用クレジットを買って従量課金で続けられます。2024年当時の私は、長文を分割して入力する、軽量モデルに切り替える、といった方法で乗り切っていました。

画面は英語のままですか?

2024年12月時点では画面の表示は英語のみでした。2026年9月時点の公式ヘルプによると、表示言語は11言語から選べて日本語も含まれています(左下のプロフィールアイコンから「Language」で切り替え)。

まとめ:Claudeは「型」を作った人ほど楽になる道具です

最後に、この記事の要点を整理します。

  • 普段使うモデルを決めておく:2026年7月時点の私はOpus 5。ProならまずSonnet 5、長文や細部だけOpus 5
  • 繰り返す指示はスキルへ:プロンプトを貼って「汎用的なスキルにして」と頼み、必ず「スキルを保存」を押す
  • 何度も使う資料はProjectsのナレッジへ:便利なだけでなく、利用枠の節約にもなる
  • スタイル設定はスキルに統合された:常に効かせたい書き方は「Instructions for Claude」に
  • 制限は5時間の枠+週の上限:残量は設定の「Usage」で確認し、重い仕事と軽い仕事を分ける
  • 文字数の自己申告は信じない、画像は作れない、一つのモデルに賭けない、丸投げしない

2024年にClaude 3.5 Sonnetで感じた「日本語の文章が自然で、仕事に使える」という感想は、当時の率直なものです。その後の2年半で変わったのは、その力を引き出す「型」がはっきり見えてきたことです。

いきなり全部をやる必要はありません。まずは、あなたが今いちばん頻繁にコピペしているプロンプトを1つ、スキルにしてみてください。それだけで「いつもの感じでお願い」が通じる感覚を味わえるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Claude(クロード)公式サイトはこちら

https://claude.ai

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