AIに動画編集を任せる方法|DaVinci Resolve×Claude・ChatGPT

AIに動画編集を任せる方法|DaVinci Resolve×Claude・ChatGPT

もしあなたが「動画を発信したいけれど、編集が大変で続かない」と悩んでいるなら、この記事が役に立ちます。2026年9月に出たDaVinci Resolve 21.1から、ClaudeやChatGPTが編集ソフトを直接動かせるようになりました。私も今では、チャットで指示を出すだけで動画の編集が進んでいきます。この記事では、AIと編集ソフトのつなぎ方から実際の頼み方、人間が見ておくべきポイントまでお話しします。読み終える頃には、あなたも今日からAIに編集を任せる準備ができているはずです。

目次

私は動画編集ソフトをほとんど触らなくなりました

ClaudeにDaVinci Resolveでの動画編集を頼んでいる画面
↑Claudeに「今開いているプロジェクトでYouTube動画を編集して」と頼んだところ。右側のチャットの返事を見ると、ClaudeがDaVinci Resolveを操作して作業を進めています。

動画編集って、本当に大変ですよね。

撮った素材を並べて、いらないところを切って、字幕を入れて、音の大きさをそろえて。20分の動画を仕上げるのに、丸1日かかってしまうこともあります。私も長いあいだ、この作業に時間と体力を取られてきました。

ところが2026年9月の後半から、私の動画編集のやり方はガラッと変わりました。今は、自分で編集ソフトを触ることがほとんどありません。編集ソフトを動かしているのは、ClaudeやChatGPTといったAIです。

チャットで頼むと、AIがDaVinci Resolveを動かし始める

Claudeが動画の色の調整について報告している画面
↑Claudeからの報告。カメラの映像に色をつけたことを説明して、「次はカット編集に進めてよいですか?」と聞いてくれています。

私が使っている編集ソフトは、DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルブ)です。このソフトとClaudeをつないでおいて、チャットで「この動画を編集して」と頼むだけ。

するとAIが、私の代わりに編集ソフトの画面を動かし始めます。私はマウスに一切触れていません。正直、初めて見たときは「本当に勝手に動いてる…」と、ちょっと笑ってしまいました。

AIは作業がひと区切りつくたびに、「ここまでやりました。次に進んでいいですか?」と聞いてくれます。私はそれを見て、OKを出したり、直してほしいところを伝えたりするだけです。

切り抜きショート動画もAIが量産してくれる

AIに作ってもらった縦型の切り抜きショート動画
↑AIに作ってもらった切り抜きショート動画。縦型の画面に、字幕とテロップも入っています。

私のYouTube動画は、1本20〜30分ほどあります。最近は、その長い動画から良いところだけを抜き出した、1分ほどのショート動画もAIに作らせています。

1本の長い動画を撮れば、あとはAIが何本ものショート動画に仕上げてくれる。長い動画1本から、動画をどんどん増やせるようになったわけです。

それでも「どこを切るか」だけは人間の仕事です

DaVinci Resolveでカット編集が終わったタイムライン
↑AIがカット編集を終えたあとのタイムライン。ここから先は、自分の目でもチェックします。

——と、ここまで読むと「じゃあ全部AIに丸投げでいいんだ」と思うかもしれません。

ただ、正直にお伝えすると、一発で完璧な動画ができるわけではありません。AIが得意な作業と、まだ苦手な作業があるんです。

台本なしの40〜50分を、20分前後にする難しさ

Claudeがカット編集の内容を報告している画面
↑以前の動画をClaudeにカット編集してもらったときの報告。「長さ:47分53秒→28分29秒」とあり、言い直しを91か所、フィラーを34か所切ったと書かれています。

私の動画には、しっかりした台本がありません。「今日はこんな話をしようかな」と頭の中で考えていることを、そのまま話していきます。

そうすると、仕上がりは20分前後の動画でも、撮ったときは40〜50分、長いと1時間ほどになります。同じ話をくり返しているところや、話がそれたところを切って、ぎゅっと短くするわけです。

ここで難しいのが、どこを切るかに、はっきりした正解がないことです。

「この流れだと、見ている人はだるく感じるだろうな。思い切って切ろう」。こういう判断は、人間の編集者に任せても難しい作業です。AIも、見る人の気持ちをくみ取って判断するのは、まだ得意ではありません。

だから私は、AIが一度カット編集してくれたものを自分でもチェックしています。「ここはもっと短くして」と追加で頼んだり、自分で軽く手直ししたりすることもあります。

テロップ・効果音・アニメーションはAIの得意分野

AIに作ってもらったチャンネル登録のアニメーション
↑動画の終わりに出るチャンネル登録のアニメーション。こうした動きのある素材も、AIに作ってもらいました。

その一方で、AIが本当に得意な作業もあります。

画面に出すテロップ。「シュッ」という効果音。BGM。チャンネル登録をお願いするアニメーション。冒頭のタイトルアニメーションや、最後の「See You Next Time」の動き。

昔の私は、こうしたアニメーションを作るために、プラグイン(編集ソフトに機能を足す追加ソフト)を買っていました。文字を打ち込むだけでタイトルの動きを作れるもので、1パック数万円したものもあります。

今は、もうそういったものにお金を払う必要はないと感じています。正解がはっきりしている作業は、AIの得意分野だからです。

人間が自分で手を動かすのではなく、AIが作ったものをチェックして「ここをこう直して」と伝える。AIと協力して、より良い動画を作っていく。私は、このやり方が一番いいと思っています。

AI動画編集なら、DaVinci Resolve Studioをすすめる理由

動画編集ソフトごとのAI対応状況をChatGPTがまとめた表
↑主な動画編集ソフトのAI対応を、ChatGPTに調べてもらった表。DaVinci Resolve Studio 21.1だけが「公式」で「一番きれいに対応」となっています。

では、どの編集ソフトを使えばいいのか。ここからは、道具の話をしていきます。

既存の編集ソフトを使ったほうが、AIの負担が少ない

DaVinci Resolve Studio 21の起動画面
↑DaVinci Resolve Studio 21の起動画面。AIとつなぐには、有料版のStudioを使います。

実は、必ずしもDaVinci Resolveを使う必要はありません。ClaudeやChatGPTに動画の素材を渡して「編集ソフトを使わずに編集して」と頼んでも、編集はしてくれると思います。

ただ、AIがゼロから編集の仕組みを作るより、すでにある編集ソフトを使ってもらったほうが、AIの負担(トークン=AIの使用量)が少なくて済みます。AIに動画編集をさせたいなら、できれば編集ソフトを1本用意しておくのがおすすめです。

Premiere・Final Cut Proとのちがい

DaVinci Resolve・Premiere Pro・Final Cut ProのAI連携の比較
↑ChatGPTの回答の続き。「DaVinci Resolveは、まさに今『公式対応』しました」と書かれています。

有名な動画編集ソフトといえば、AdobeのPremiere Pro、AppleのFinal Cut Pro、そしてDaVinci Resolveの3つです。ChatGPTに調べてもらったところ、AIとのつなぎ方は、ソフトごとにかなりちがうようでした。

  • DaVinci Resolve Studio:公式にClaude・ChatGPTとつなぐ機能を作ってくれている。一番かんたん
  • Premiere Pro:Adobeに内蔵されたAIが中心。外のAIとつなぐ方法は非公式なので、少しハードルが上がる
  • Final Cut Pro:新しい機能が入るのがとても遅く、今はおすすめしにくい

この記事の元になった動画を撮った2026年10月9日の時点では、DaVinci Resolveが一番おすすめ、という結論でした。

有料版は51,980円の買い切り

DaVinci Resolve 21とStudio 21の価格
↑DaVinci Resolveの価格。無料版と、51,980円(税込)のStudio版があります。

DaVinci Resolveには無料版もあります。ただ残念ながら、AIとつないで編集してもらう機能は、有料のStudio版でしか使えません。

価格は51,980円(税込)。前はもう少し安かったのですが、円安の影響もあって、この値段になっています。

それでも私がおすすめするのは、今どき珍しいサブスクではない買い切りだからです。一度払えば、その後のアップデートはずっと無料。10年以上前に買った人が、今も追加料金なしで最新版を使えているほどです。

人間の編集者に頼めば、5万円くらいはすぐにかかってしまいます。5万円を一度払ってしまえば、あとは月3,000円ほどのAIのプランで編集できる。動画で発信を続けたい人なら、十分に元が取れる経費だと思います。

DaVinci Resolve公式ページはこちら
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve

DaVinci ResolveとClaude・ChatGPTをつなぐ手順

DaVinci Resolveのファイルメニューにある「Setup AI Assistants」
↑DaVinci Resolveの「ファイル」メニュー。下のほうに「Setup AI Assistants…」があります。

ここからが本題です。DaVinci ResolveとAIは、どうやってつなぐのか。思っていたよりずっとかんたんでした。

21.1にアップデートして「Setup AI Assistant」を開く

DaVinci ResolveのAI Assistants Configured画面
↑「Setup AI Assistants」を開いた画面。Claude Desktop・Claude Code・Codex in ChatGPT・Google Antigravityから、つなぐAIを選べます。

まずは、DaVinci Resolve Studioを最新版にアップデートしてください。バージョン21.1から、AIとつなぐ機能が入りました。WindowsでもMacでもLinuxでも使えるのも、おすすめしやすい理由のひとつです。

アップデートしたら、「ファイル」メニューの下のほうにある「Setup AI Assistants」を開きます。つなげるAIは、次の4つです。

  • Claude Desktop(Claudeのデスクトップアプリ)
  • Claude Code
  • Codex in ChatGPT(ChatGPTのデスクトップアプリ)
  • Google Antigravity

つなぎたいAIを選んで「OK」を押すだけ。パスワードやAPIキー(サービスを使うための合言葉のようなもの)を入力する必要はありません。

Claudeは「コネクタ」でDaVinci Resolveを有効に

Claudeのコネクタ一覧に表示されたDaVinci Resolve Studio
↑Claudeの設定にある「コネクタ」の一覧。「DaVinci Resolve Studio」が追加されています。

Claudeのデスクトップアプリとつなぐと、初めての場合は「つなぐことを許可しますか?」という画面が出てきます。そこで許可のボタンを押せば完了です。

あとは、Claudeの設定から「コネクタ」を開いてみてください。「DaVinci Resolve Studio」という項目があるので、有効にしておきます。

ClaudeでDaVinci Resolveのツールを「常に許可」にする設定
↑DaVinci Resolveのツールごとに、許可・承認・ブロックを選べます。私は「常に許可」にしています。

コネクタの中では、ツールごとに「許可する」「毎回承認する」「ブロックする」を選べます。私は、読み取り用のツールも、書き込みや削除のツールも「常に許可」にしています。承認が必要な設定にしておくと、AIが作業するたびにいちいち確認を求められてしまうからです。

ちなみに、DaVinci Resolveの機能で直接操作できないところは、Claudeがマウスを動かして画面を操作してくれることもあります(「コンピューターの使用」という機能です)。

ChatGPT(Codex)はMCPのトグルをオンに

ChatGPTのデスクトップアプリのMCP設定でdavinci_resolveがオンになっている画面
↑ChatGPTのデスクトップアプリの設定。「プラグイン」の「MCP」に「davinci_resolve」が出てきたら、スイッチをオンにします。

ChatGPTの場合は、DaVinci Resolveで「Codex in ChatGPT」を選んで「OK」を押します。

そのあと、ChatGPTのデスクトップアプリの設定から「プラグイン」の「MCP」を開いてみてください。MCPとは、AIがほかのソフトとやり取りするための共通のつなぎ口のことです。ここに「davinci_resolve」が出てくるので、スイッチをオンにしておきます。これだけです。

もしうまくいかなかったら、ChatGPTに「DaVinci Resolveとつなぎたい」と聞いてみてください。

Google Antigravityは今のところ見送り

GoogleのAntigravityともつなげるようになっています。ただ、私は最近あまり使っていませんし、外のソフトとつなぐ設定がどこにあるのか、そもそもあるのかがよくわかりませんでした。

今のところは、ClaudeかChatGPTを選んでおくのが無難だと思います。

頼む前に、動画編集用のフォルダを1つ作っておく

Claudeで作業フォルダにYouTube-Editを選んでいる画面
↑Claudeの新しいセッションで、作業フォルダに「YouTube-Edit」を選んでいるところ。

つなぎ終わったら、すぐに「編集して」と頼みたくなりますよね。でもその前に、ひとつだけやっておいてほしい準備があります。

フォルダにスキルと編集の記録がたまっていく

YouTube-Editフォルダに保存された動画編集スキルのファイル
↑「YouTube-Edit」フォルダの中身。AIが作ってくれた動画編集のスキルや、作業の記録がたまっていきます。

私は、パソコンの中に「YouTube-Edit」という動画編集用のフォルダを作っています。Claudeのデスクトップアプリで「Claude Code」を選び、新しいセッションを始めるときに、このフォルダを作業フォルダとして選んでおくんです。

そうすると、AIはこのフォルダの中にいろいろなデータを保存できるようになります。

たとえば、AIに動画を編集してもらったあとで「ここまでの編集のやり方をスキル化して」と頼むと、スキル(AIのための仕事のマニュアル)をこのフォルダに作ってくれます。「今までこんな編集をしました」という記録も残してくれます。

これはChatGPTでも同じです。ChatGPTでも同じフォルダを選べば、中にあるスキルを使って編集してもらえます。どのAIを使うかに関係なく、編集用のフォルダは最初に作っておきましょう。

モデルはOpus 5.5、プランはProでも足りる

ClaudeのモデルでOpus 5.5を選んでいる画面
↑Claudeのモデル選択。私はOpus 5.5を選び、思考量(エフォート)は「高」にしています。

Claudeのモデルは、Opus 5.5をメインに使っています。思考量(AIがどれだけじっくり考えるか)は「高(High)」にすることが多いです。

私は月200ドルのMaxプランに入っていますが、Opus 5.5で動画を1本編集しても、使用量は数パーセントしか減りませんでした。なので、最低限、月20ドルのProプランに入っていれば十分だと思います。ChatGPTなら、月3,000円ほどのPlusプランで大丈夫です。

実際の編集はこう進みます

ClaudeにYouTube動画の編集を指示したチャット
↑実際に送った指示。「今開いているプロジェクトでYouTube動画を編集して」「音声はモノラルにして」と書いて、動画編集のスキルを呼び出しているだけです。

では、実際にどんなふうに編集が進むのか。以前の動画を編集したときの様子を、順番にお見せします。

素材を入れるところまでは自分で

カメラの映像と画面収録をDaVinci Resolveに読み込んだタイムライン
↑カメラの映像と画面収録をDaVinci Resolveに読み込んだところ。ここまでは自分でやっています。

カメラで撮った映像をパソコンに取り込んで、DaVinci Resolveに読み込む。ここまでは、今も私が自分でやっています。

そのあとは、Claudeに「今開いているこのプロジェクトで、YouTube動画を編集して」と伝えるだけ。私の場合は何度もAIに編集してもらっていて、YouTube編集用のスキルがすでにあるので、この最低限の指示だけで済むんです。

「音声はモノラルにして」のように、スキルに入れ忘れていたことは、あとから伝えます。するとAIのほうから「次からはこれもスキルに入れておきます」と言ってくれて、スキルがどんどん良くなっていきます。

最初だけ丁寧に指示して「スキル化して」と頼む

Claudeで呼び出したdavinci-youtube-editスキルの説明
↑私の動画編集スキル「davinci-youtube-edit」の説明。同期・カラー・カット・ワイプ・字幕・BGMまで、編集の工程がまとめてあります。

もちろん、一番最初はもう少し丁寧に指示しました。

私はカメラの映像を、色がついていない状態(RAWデータ)で撮っています。そこで「カメラと画面収録の2つの素材を音で合わせて、色はこんな感じにつけて」と伝えました。

自分のYouTubeチャンネルのリンクを見せて「こんな感じで編集して」と頼むのもアリです。ほかの人の動画を見せて「この人みたいに」と伝えてもかまいません。私も最初は、以前作った動画のデータをClaudeに渡して、細かく指示しました。

実は、私から学んでくださっているお客様の中にも、今まさにDaVinci ResolveとClaudeで動画を編集している社長さんがいます。その方は、これまで外注の業者さんに編集をお願いしていました。でも、自分のYouTubeチャンネルをAIに教えたところ、「この動画の再生回数が多いので、このスタイルを参考に編集します」と、AIのほうから提案してくれたそうです。

いい編集ができたら、「今までのやり方をスキル化して」と頼みます。スキルは、YouTube編集用、ショート動画の切り抜き用、オンライン講座の動画用というように、使い道ごとに分けておくのがおすすめです。

同期・音声・色からカット、ワイプの位置まで

Claudeが同期・音声・カラーの作業内容を報告している画面
↑Claudeからの報告。音の波形で2つの素材を合わせたこと、声をモノラルにして音量を整えたこと、色を調整したことを、項目ごとに説明してくれています。

指示を出すと、ClaudeはDaVinci Resolveを裏側で動かし始めます。

まずは素材をタイムラインに並べて、画面収録とカメラの映像を、音を手がかりにぴったり合わせてくれます(これを「同期」といいます)。次に音声を確認して、声をモノラルにして音量を整える。そして色をつけていきます。

Claudeが見せてくれた色の補正前と補正後の比較
↑色を調整したあとに、Claudeが見せてくれた補正前と補正後の比べ画像。

色づけは、職人技のような世界です。全部AIに任せるのは、ちょっと寂しい気もします。でも私は、動画編集のテクニックを自分で極めたいわけではありません。「暗いのでもっと明るくして」と伝えたり、自分で少し直したりしながら、細かいところはAIに任せています。

ひと通り終わると、Claudeはスクリーンショットを見せながら「色をつけました。音を合わせました。カット編集に入っていいですか?」と聞いてくれます。「進めて」と返せば、カット編集が始まります。

カット編集では、画面収録の中身まで読み取ってくれます。私の顔が映る丸いワイプが、説明している大事な部分にかぶらないよう、位置を変えてくれるんです。ズームしたり、画角を変えたりもしてくれます(このあたりは本当に助かっています)。

字幕・テロップ・トランジション・BGMも指示するだけ

AIに作ってもらったHILTL YOUTUBEのタイトルアニメーション
↑動画の冒頭に入れている「HILTL YOUTUBE」のタイトルアニメーション。これもClaudeに作ってもらいました。

カットが終わったら、「タイトルアニメーションを入れて」「字幕を作って」と頼んでいきます。左上に出るセクションのタイトルや、画面の切り替わりのトランジション、効果音も、言えばClaudeが作ってくれます。

いちいちタイプするのが面倒なので、こうした指示はマイクボタンを押して声で伝えることも多いです。

DaVinci ResolveからEpidemic SoundのBGMを選んでいる画面
↑DaVinci ResolveからEpidemic Soundを呼び出して、お気に入りに入れておいた曲を選んでいるところ。

BGMは、私の場合は以前から契約しているEpidemic Sound(月1,000円以上かかる有料の音楽サービス)を使っています。DaVinci Resolveから直接呼び出して、お気に入りの曲をタイムラインに入れられるんです。

無料のBGM素材サイトもたくさんあるので、有料のものを使わなくてもかまいません。ただし、必ず著作権フリーのBGMを使うようにしてください。

BGMが1本のクリップとして入ったDaVinci Resolveのタイムライン
↑タイムラインの一番下にある緑の帯がBGM。元は2〜3分の曲を、Claudeがループさせて1本にまとめてくれました。

曲を決めてタイムラインに入れておけば、あとはClaudeにこう伝えるだけです。

「このBGMをいい感じにループさせて。最初のタイトルのところは少し大きめ、本編に入ったら小さく、最後はまた少し大きくしてフェードアウトして」

元の曲は2〜3分ほどしかありません。それでもClaudeがうまくループさせて、1本のクリップにまとめてくれます。

ChatGPTでもほぼ同じ編集ができた

ChatGPTのデスクトップアプリでGPT-6 Astraの「高」を選んだ画面
↑ChatGPTのデスクトップアプリ。作業フォルダに「YouTube-Edit」を選び、GPT-6 Astraの思考量「高」を選んでいます。

ChatGPTでも、やり方はほとんど同じです。ChatGPTでは「プロジェクト」という名前で、パソコンの中の編集用フォルダを設定できます。その中で新しいセッションを始めて、モデルはGPT-6 Astraの「高」を選ぶことが多いです。

あとは同じように「今開いているプロジェクトの、この2つの素材を使って動画を編集して」と頼むだけ。実際に試してみると、Opus 5.5とそこまで変わらない編集をしてくれました。ショート動画の切り抜きも、そのまま使えるものを作ってくれています。

この記事を書いている時点では、ClaudeでもChatGPTでも大きな差はありません。あなたが使い慣れているほうを選んで大丈夫です。

動画ができあがったら、YouTube用に合った形式での書き出しまで頼めます。DaVinci Resolveの使い方をマスターする必要はありません。動画編集の担当者を雇っているようなものなので、あなたはディレクターとして指示を出すことに集中すればいいんです。

動画1本から、画像入りのブログ記事まで作れるように

ヒルトル・フィリップ太郎公式サイトの最新ブログ記事の一覧
↑私の公式サイトの最新ブログ記事。動画の内容をもとに、AIにブログ記事にしてもらっています。

最後に、私が一番おすすめしたい使い方をお話しします。

私は、自分のYouTube動画をもとにブログ記事を書いています。公式サイトの記事は、基本的に動画を撮って、それをブログにする作業をAIに任せています。

ただ、ずっと面倒だった作業がありました。記事に入れる画像の準備です。

これまでは、DaVinci Resolveで「この画面はブログに使えるな」と思ったら、「現在のフレームをスチルとして保存」で1枚ずつ書き出していました。それをパソコンに保存して、1枚ずつWordPressにアップロードする。文章に合う場面を探して、切り抜いて、アップロードして……。これが、けっこう大変だったんです。

Claudeでブログ執筆のスキルを呼び出して指示している画面
↑Claudeに送った指示。ブログ執筆のスキルを呼び出して、「DaVinciで編集した動画をもとにブログ記事を書いて」と、YouTubeのURLを添えただけです。

でも今は、AIがDaVinci Resolveを動かせるようになったので、この作業も全部AIに任せられるようになりました。

Claude Codeでブログ執筆のスキルを呼び出して、「今開いているこのDaVinciの動画をもとにブログ記事を書いて」と頼みます。YouTubeのURLも渡して、記事に埋め込んでもらいます。すると、AIが「こんな構成でいきます。OKですか?」と確認してくれるので、私はOKを出すだけです。

あとは、動画の中から記事に合う場面を選んで画像にして、WordPressへのアップロードまでClaudeがやってくれます。私は最後にチェックして、公開ボタンを押すだけ。実は、今あなたが読んでいるこの記事も、この方法で作っています。

1本の動画から、いろいろなコンテンツを作る。マーケティングでよく使われる考え方ですが、AIのおかげで本当に手軽にできるようになりました。動画さえ撮れば、編集もショート動画もブログ記事も、AIが手伝ってくれます。

AIに動画編集を任せるときの注意点

便利なAI動画編集ですが、つまずきやすいポイントもあります。私が実際にやってみて気づいたことをまとめておきます。

カットの最終判断は自分の目でする

先ほどもお話ししたとおり、どこを使って、どこを切るか。特に台本が決まっていない動画では、この判断をAIに任せると、どうしても微妙な仕上がりになることがあります。

どこを使うかは、あなた自身がチェックして、AIに指示するか、自分で直すようにしてください。

最低限のカット操作だけは覚えておく

DaVinci Resolveをまったく使ったことがない方も、最低限の操作は覚えておくと安心です。ショートカットキーでカットして、すき間を詰める。それくらいで十分です。

私も、気になる空白は自分で詰めてしまうことがあります。そのあとでClaudeに「今こんな感じで直したから、残りも同じように頼むよ」「次からはこの編集もやってね」と伝えて、自分のやり方を見せるようにしています。

固まったら再起動、アクセス許可はその都度

作業の途中で、DaVinci Resolveが固まってしまうこともあります。その場合は、DaVinci Resolveを再起動してください。また、AIからアクセスの許可を求められることもあるので、その都度許可してあげましょう。

ときどき人間が手を貸してあげる場面はあります。ここは割り切っておくと、イライラせずに済みますよ。

BGMは著作権フリーのものを使う

BGMは、無料・有料にかかわらず、必ず著作権フリーの曲を使ってください。AIは曲の扱いが上手ですが、どの曲を使っていいかまでは判断してくれません。曲を選ぶのは、あなたの役目です。

よくある質問

最後に、AIで動画を編集するときに気になりそうな疑問に、まとめてお答えしておきます。

無料版のDaVinci Resolveでも使えますか?

残念ながら、AIとつないで編集してもらう機能は、有料のDaVinci Resolve Studio(51,980円・税込)でしか使えません。買い切りなので、一度買えばその後のアップデートは無料です。

AIのプランはどれを選べばいいですか?

Claudeなら月20ドルのProプラン、ChatGPTなら月3,000円ほどのPlusプランで大丈夫です。私は月200ドルのMaxプランを使っていますが、Opus 5.5で動画を1本編集しても、使用量は数パーセントしか減りませんでした。足りなくなったら、上のプランを考えれば十分です。

WindowsでもAIとつなげますか?

つなげます。DaVinci ResolveはWindows・Mac・Linuxのどれにも対応しています。バージョン21.1にアップデートすれば、どのパソコンでも「Setup AI Assistants」からAIとつなぐ設定ができます。

まとめ:動画さえ撮れば、編集はAIと二人三脚で

今回は、DaVinci ResolveとClaude・ChatGPTをつないで、AIに動画編集を任せる方法をお話ししました。

最後に、大事なポイントをおさらいしておきます。

  • DaVinci Resolve Studio 21.1から、ClaudeやChatGPTが編集ソフトを直接動かせるようになった
  • つなぎ方は、「ファイル」メニューの「Setup AI Assistants」でAIを選ぶだけ。パスワードやAPIキーは要らない
  • 最初に動画編集用のフォルダを作っておくと、スキルや編集の記録がたまっていく
  • 同期・音声・色・字幕・テロップ・BGMなど、正解がはっきりした作業はAIが得意
  • どこを切るかの判断だけは、人間がチェックする
  • 1本の動画から、ショート動画や画像入りのブログ記事まで作れる

これまで「動画編集が大変だから、動画はやらない」と思っていた方も、動画をやらない理由はどんどんなくなってきています。人を雇って毎月何万円も払わなくても、月3,000円ほどのAIのプランで、面倒な編集を手伝ってもらえる時代です。

まずは今日、DaVinci ResolveとClaudeかChatGPTをつないで、短い動画を1本だけ「編集して」と頼んでみてください。AIが編集ソフトを動かし始める様子を一度見れば、きっとあなたの動画の作り方も変わっていくはずです。

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今回は、AIに動画編集を任せる方法をお話ししました。

でも、AIの使い道は動画編集だけではありませんよね。文章ならどれか。画像ならどれか。アプリを作るならどれか。新しいモデルが出るたびに、答えは少しずつ変わっていきます。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたが撮った動画が、AIの力を借りて、まだ出会っていない誰かに届くきっかけになればうれしいです。

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