
もしあなたが「画像生成AIを使ってみたいけれど、種類が多すぎてどれから触ればいいのか分からない」と感じているなら、この記事がその整理役になります。私が実際に使ってきた15種類の画像生成AIツールについて、使った当時の正直な感想と2026年9月時点の現行モデル・料金をセットでお伝えします。読み終える頃には「まずはこれを無料で試そう」と決められるようになっているはずです。
- 1 ストック画像に月1万円払っていた頃の話
- 2 画像が必要なのに手が止まってしまう3つの理由
- 3 この1年半で画像生成AIはどう変わったのか
- 4 私が実際に使ってみた画像生成AIツール15選
- 4.1 Krea(クレア)
- 4.2 Kling(クリング)
- 4.3 Magnific(マグニフィック・旧Freepik)
- 4.4 Midjourney(ミッドジャーニー)
- 4.5 Leonardo.ai(レオナルド)
- 4.6 Ideogram(イデオグラム)
- 4.7 Recraft(リクラフト)
- 4.8 Immersity AI(イマーシティ)
- 4.9 Grok Imagine(グロック イマジン)
- 4.10 ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)
- 4.11 Google Gemini(Nano Banana)
- 4.12 Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)
- 4.13 Microsoft Designer(マイクロソフト デザイナー)
- 4.14 Poe(ポー)
- 4.15 Flux(Black Forest Labs)
- 5 結局どのツールを使えばいいのか
- 6 今日から始める3ステップ
- 7 使う前に知っておきたい注意点
- 8 よくある質問
- 9 まとめ:まずは手元のチャットAIで1枚作ってみてください
- 10 関連記事はこちら
ストック画像に月1万円払っていた頃の話

こんにちは、ヒルトルです。
この記事を最初に書いた2025年2月の時点で、私はブログのアイキャッチ画像やSNSの投稿画像を画像生成AIで作るようになっていました。それまではAdobe Stockのようなストック画像サイトに月額6,000円〜1万円ほど支払っていたのですが、月額10ドル程度の有料プランで1ヶ月に数百枚の画像を生成できるようになり、その費用をかなり抑えられていたのです。
それから1年半ほど経ち、画像生成AIの世界は様変わりしました。当時紹介したモデルのいくつかは、すでに提供を終えています。
そこでこの記事では、私が実際に触ってきた15種類のツールについて、使った当時の感想は時点を明記して残しつつ、現行モデルと料金を2026年9月時点の情報に置き換えてお伝えします。詳しい使い方や作例は、各ツールの個別記事へのリンクからどうぞ。
画像が必要なのに手が止まってしまう3つの理由

記事を書き終えた後に「画像はどうしよう…」と手が止まってしまうことはありませんか? 私の経験では、その原因は大きく3つに分かれます。
画像素材の購入コストが重すぎる
有名な画像素材サイトの月額料金は、数千円から1万円以上。必要な枚数が増えるほど、コストも跳ね上がります。私がブログ記事を毎日更新していた頃は、月に数十枚の画像が必要でした。Adobe Stockで月に40枚ダウンロードできるプランだと月額1万円以上、年間にすると12万円以上です。
デザイナーへの外注は費用と時間の二重苦
「それなら、デザイナーに外注すればいいのでは?」と思いますよね。ただ、1枚あたり3,000円〜5,000円が相場ですから、月に20枚必要なら10万円規模の支出になります。しかも、希望のイメージを伝えて、修正を頼んで、完成を待つ…というやり取りに最低でも2〜3日はかかります。急ぎの投稿には間に合いません。
自分で作るには時間と練習がかかりすぎる
「PhotoshopやCanvaで自分で作ればいい」というのも正論です。私も最初はそう考えて画像編集ツールの使い方を必死で勉強しましたが、基本操作を覚えるだけで数週間、1枚作るのに30分〜1時間。本業の合間にこれを続けるのは、正直、現実的ではありませんでした。
この3つの悩みをまとめて軽くしてくれたのが画像生成AIです。テキストで指示を出すだけで数秒から数十秒で画像ができあがり、多くのツールに無料プランがあり、有料でも月10〜20ドル程度からです。
この1年半で画像生成AIはどう変わったのか

ツールを1つずつ見ていく前に、2025年から2026年にかけての大きな流れを3つ押さえておきましょう。
1つ目は、チャットAIの画像生成が「おまけ」ではなくなったことです。2025年2月時点では、ChatGPTの画像生成はDALL-E 3、GeminiはImagen 3で、私はChatGPTについては「画像生成に特化したツールのほうがはるかに優れている」、Geminiについては「融通が利かず実用的ではない」と感じていました。ところがその後、ChatGPTは2025年3月にGPT-4oのネイティブ画像生成へ切り替わり、2026年4月にはChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)が登場。Geminiも2025年8月にImagen 3からNano Bananaへ置き換わり、2026年2月にはNano Banana 2(6月に正式版)が標準になりました。ChatGPTやGeminiのアプリでは、DALL-E 3もImagen 3も新しいモデルに置き換わりました。
2つ目は、「日本語の文字」と「人物の顔」という2つの弱点が大きく改善されたことです。2025年前半までの画像生成AIは、日本語の文字を入れた瞬間に品質が落ち、自分の顔写真をアップすると別人になるのが当たり前でした。この点は、後ほどChatGPT Images 2.0とNano Bananaの項で、私が実際に試した結果をお伝えします。
3つ目は、統合型ツールが他社の最新モデルを次々と取り込むようになったことです。Krea、Magnific(旧Freepik)、Poe、Adobe Fireflyまでもが、自社モデルに加えてNano Banana 2やGPT Image 2、FLUX.2といった外部モデルを1つの画面で切り替えられるようにしています。「どのツールを契約するか」と「どのモデルを使うか」が別の話になってきたわけです。
ちなみに、Googleが実験的に公開していた画像生成ツールのImageFXと、参照画像を組み合わせて画像を作るWhiskは、どちらもすでに終了しています。2026年2月にGoogle Labsの「Flow」へ統合されると発表され、Whiskは2026年4月30日に提供終了(移行しなかったデータは削除されました)、ImageFXも同じ2026年4月30日に単体ページが終了したとされています。旧URLにアクセスすると、今はFlow(flow.google.com)へ転送されます。Flowは日本からも使えて、無料アカウントでも画像生成を試せます。Imagen 3と合わせて、この後の「Google Gemini(Nano Banana)」の項で触れます。
私が実際に使ってみた画像生成AIツール15選
ここからが本題です。各ツールについて、「使った当時の感想」と「2026年9月時点の現行モデル・料金」を分けて書いています。
Krea(クレア)

Kreaは画像だけでなく動画も生成できる統合型のAIツールです。2025年2月時点で、私はKreaの中で通常のFluxモデルを使うのが一番コスパが良いと感じて、メインで使っていました。無料プランで試したあと月額10ドルほどの有料プランに課金し、動画生成さえしなければ1ヶ月のクレジットが足りなくなることはなかったので、これだけで十分だと感じていたのです(Fluxモデルは英字の文字を画像内に入れるように指示すると、かなり正確に表示してくれるのも気に入っていたポイントでした)。
2026年9月時点では、Kreaは自社開発の画像モデル「Krea 2」(2026年5月公開)を主力にしていて、無料プランでも使えます。Nano Banana 2やFLUX.2系など外部のモデルも1画面で選べます。料金は枚数ではなくコンピュートユニット制で、無料プランは1日100ユニット、有料はBasicが月9ドル、Proが月35ドル、Maxが月105ドルです(年払いにすると4割ほど安くなります)。商用ライセンスが付くのはBasic以上で、無料プランには付きません。私はまだKrea 2は試していませんので、ここでは評価を控えておきます。
Kling(クリング)

中国製の画像・動画生成AIツールです。2025年2月時点で、私はKlingの動画生成機能が非常に気に入っていて、動画生成はKlingをメインに使っていました。そのついでに画像も生成していたのですが、クオリティはかなり高い一方で、人物がどうしても中国人寄りになるのが気になる点でした。また、文字を入れようとするとスペルがおかしくなるので、文字入りの画像を作りたい人には向かないと感じていました。
2026年9月時点では、画像モデルは「Kling IMAGE 3.0」(2026年2月公開。最大10枚の参照画像に対応)に世代交代し、私が当時使っていたKolors 1.5は旧世代です。無料枠は今もありますが生成は遅く透かし付きで、有料はStandardプランからです(iPhoneアプリのアプリ内課金では月1,500円。Webから契約する場合は金額が異なりますので、公式サイトでご確認ください)。
Magnific(マグニフィック・旧Freepik)
スペイン製の画像生成AIツールで、私が2025年1月に使ったときは「Freepik」という名前でした。Fluxモデルで高画質な画像を生成できるのはKreaと同じですが、生成した画像の明るさや色を編集したり、文字を入れてバナーを作ったりできるので、Canvaのような使い方をしたい人に向いていると感じました。当時は無料で1日20枚まで生成でき、有料は月額1,300円程度からでした。
2026年4月28日、Freepikは名前を「Magnific」に改めました。アカウントは引き継がれていますが、ドメインもプラン構成も変わっています。2026年9月時点の料金はPremiumが月2,900円(税別。年払いなら月あたり1,950円)からで、Nano Banana 2やGPT Image 2、Flux.2など30以上の外部モデルを切り替えて使えます。無料プランは今もあり、画像生成は1日20回までです。ただし無料プランで使う場合は「Designed by Magnific」というクレジット表記とリンクが必要で、ロゴや商標には使えません。改名にともなってプランの中身が動いていますし、「無制限」と書かれていても対象のモデルは入れ替わりますので、契約前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
Midjourney(ミッドジャーニー)

画像生成AIの中では非常に有名なツールですが、無料プランがないのでハードルは高めです。私も2024年11月に有料プラン(月額10ドル)に課金して使ってみましたが、アーティスティックな画像を作るのには向いている反面、ブログや仕事で使うWebサイト用の写実的な画像を作るのにはあまり向いていないと感じました(私に使いこなす腕がなかっただけ、とも言えますが…)。AI画像生成の初心者にはおすすめしづらい、というのが当時の感想です。
2026年9月時点では、標準モデルがV8.2(2026年7月から)になり、2K画像を出せるHDモードや、参照画像を添付して指示文で編集できるEdit Model(2026年8月)も加わっています。料金はBasicが月10ドルで据え置き、無料トライアルは公式に「現在提供していない」と明記されています。2025年6月には動画生成機能も追加されています。
Leonardo.ai(レオナルド)

Leonardo.aiもFluxモデルを使えるのでクオリティは高く、プリセットが豊富で、日本のアニメ調や絵画風の画像を作るのに向いていると感じました。2024年11月に試したときは、アニメ調の画像を作るなら一番使いやすいと実感したツールです。
2026年9月時点では、自社モデルの「Lucid Origin」(2025年8月公開。フルHD向けで文字や図形の描画も得意とされています)が主力です。運営は2024年7月からCanva傘下ですが、Leonardo.aiという単体のサービスとして今も普通に使えます。無料プランは1日150トークン(24時間ごとにリセットされ、使い残しは翌日に持ち越せません)、有料プランはEssential・Premium・Ultimateの3段階です(Webから契約する場合とアプリ内課金で金額が違うので、公式の料金ページでご確認ください)。1つ注意したいのは、無料プランで作った画像は公開フィードに載り、ほかの人が見たりリミックスしたりできる点です。人に見せたくない画像を作るなら、非公開にできる有料プランが必要です。
Ideogram(イデオグラム)

Ideogramは「画像の中に文字を入れる」のが得意なことで知られるツールです。正直に言うと、2025年2月時点のV2モデルでは、Fluxと比べてそこまで優れている点を感じられず、実用ではあまり使っていませんでした。ところが2025年3月にV3を試したところ、英語の文字入れの精度は目を見張るものがあり、スペルミスが少なくデザイン性も高いと感じました。一方で日本語の文字入れは、当時はまだ厳しいというのが正直な評価でした。
2026年9月時点の最新はIdeogram 4.0(2026年6月公開)で、レイアウトの細かい指定や、生成したあとに文字だけを編集できる機能に対応しています。私が使った3.0も引き続き選べます。無料プランでは低速の生成枠が毎週付与されますが、枚数は公式が公開していません(メールアドレスとパスワードで登録したアカウントには無料枠が付かないので、無料で試すならGoogle・Apple・Microsoftのいずれかのアカウントでサインアップしてください)。生成した画像は既定で公開されます。Webの料金表に「Basic」プランはなく、有料はPlus(月20ドル、年払いなら月あたり15ドル)から、その上にPro(月60ドル)があります。非公開の生成ができるのはPlus以上です。4.0の日本語がどこまで改善したかは、私はまだ試していません。
Recraft(リクラフト)

Recraftの特徴は、ただ画像を生成するだけでなく、Tシャツやマグカップなどのグッズに生成した画像を合成して商品のモックアップ画像を作れる点です。2024年11月に使ったときは、Adobe Illustratorなどを普段から使うデザイナーには使いやすいかもしれないけれど、私のような非デザイナーには使いこなすのがやや難しいと感じました。
2026年9月時点の最新はRecraft V4.1(2026年5月公開)で、私が使ったV3も今も選べます。2026年8月には、参照画像でスタイルをそろえる「V4 Styles」も加わりました。編集できるSVGをそのまま出力するベクター生成とベクターエディタは、無料プランを含む全プランで使えます。ただし無料プランで生成した画像はRecraft側の所有物になり、コミュニティに公開され、商用利用はできません(公式FAQに明記されています)。仕事で使うならBasicプラン(月12ドル、年払いなら月あたり10ドル)以上が必要です。
Immersity AI(イマーシティ)

Immersity AIは、画像をゼロから生成するというより、自分がアップロードした静止画や動画を立体化するツールです。Apple Vision Proのような3D空間向けのコンテンツに変換できるのが強みのようですが、2024年12月に試した時点では、個人的にはあまり使う機会がない機能だと感じました。
2026年9月時点でも料金プランは変わっておらず、無料なら720pまでの変換が回数無制限(透かし付き・非商用のみ)、有料はImageプランの月4.99ドルからです。
Grok Imagine(グロック イマジン)
GrokはX(旧Twitter)のAIチャットボットですが、画像生成もできます。2024年11月に試したときは、日本語でプロンプトを入力しても英語と遜色ない画像が出てきたことに驚きました。当初はFluxモデルでしたが、その後、自社モデル(Aurora)に切り替わって一度に4枚生成できるようになり、2025年2月時点では「ウォーターマークを消せないので、SNSで楽しむ分にはいいけれど仕事には向かないかもしれない」というのが私の感想でした。
2026年9月時点では、画像・動画生成は「Grok Imagine」という名前になり、最新モデルはGrok Imagine Image 2.0(2026年8月公開)です。公式FAQには、生成物には透かしが必ず付き、外す設定はないと今も明記されています。また、2026年3月以降は無料アカウントでは画像生成が基本的に使えなくなったとされていて、SuperGrok(Liteが月10ドル、標準が月30ドル)などの有料プランかX Premiumが必要です。
ChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)
この記事の中で一番大きく評価が変わったツールです。2025年2月時点のChatGPTはDALL-E 3で画像を生成していて、私は「いかにもAIが作ったっぽい画像になってしまう」と、あまり好きではありませんでした。
ところが2026年4月に登場したChatGPT Images 2.0(gpt-image-2)を発表の翌日から使ってみたところ、日本語の漢字が自然に描けて、企業のロゴを文脈から判断して勝手に入れてくれて、自分の顔写真をアップしても別人にならない。この3つの「これまでの悩み」が一気に解決された印象でした。GoogleのNano Banana Proと同じプロンプトで何枚も比べてみた率直な感想は「これは下手するとNano Banana Proよりも優秀かもしれない」というものでした(2026年4月時点)。プロンプトは「以下のテキストでサムネイル画像を作成して 16:9で」のようにシンプルな日本語で十分でした。
2026年9月時点では、無料プランでも画像生成は可能ですが枚数に上限があり、しっかり考えてから生成する「thinking」は有料プラン向けです。Plusは月20ドル、Goは月1,400円で、2026年9月にはImages 2.5も公開されています。
Google Gemini(Nano Banana)
2025年2月時点のGeminiはImagen 3で画像を生成していて、写実的な画像は作れるものの、人物の生成が制限されていたり縦横比が1:1しか選べなかったりと融通が利かず、「実用的ではない」というのが私の印象でした。
その評価が変わったのが、2025年8月に登場したNano Bananaです。自分で撮った写真をアップロードして「背景を砂浜に変えてください」と日本語で頼むだけで、写っている人物やモノはそのままに背景だけを自然に差し替えてくれました。光の当たり方や影まで自動で調整され、「もうPhotoshopはいらないのでは?」という声が上がるのも納得のクオリティでした。ただし当時は日本語の文字入れが苦手でした。2026年4月にNano Banana ProをChatGPT Images 2.0と比べたときは、日本語の描画自体は優秀なものの、フォントがどこか野暮ったい、という感想でした。
2026年9月時点の「Nano Banana」は、高速なNano Banana 2 Lite、標準のNano Banana 2(2026年2月にプレビュー、6月に正式版)、最上位のNano Banana Proの3本立てになりました。2025年8月に登場した初代は旧モデル扱いです。Geminiアプリでは無料プランでもNano Banana 2で画像を作れますが、Nano Banana Proで作り直すにはGoogle AI Plus(月725円)以上が必要です(Proは月2,900円、その上にUltraもあります)。なお、同じ「Google AI Plus」という名前で月1,450円(ストレージ2TB、旧Google One Premium)のプランもあり、公式の料金ページではこちらが先に出てくることがあります。AIの機能が目当てなら月725円(400GB)のほうで足ります。無料枠は「1日◯枚」ではなく計算量で決まり、5時間ごとにリセットされます。私はNano Banana 2はまだ試していないので、Proとの違いについては、改めて検証した結果を別の記事でお伝えする予定です。
Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)

あのAdobeが提供している画像生成AIです。2024年11月に使った限りでは、特に人物の生成クオリティがかなり微妙で、Adobe製品を契約している方はもちろん使ってみるといいと思う一方、そうでない方があえて使うべきだとは正直思いませんでした。
2026年9月時点では、自社モデルがFirefly Image Model 5(2026年3月正式提供。日本語ページでの表記は「Firefly Image 5」)に切り替わりました。それ以上に大きいのは、Fireflyが30以上のモデルを1つの画面で切り替えられるスタジオへ方針を変えたことです。Nano Banana 2やGPT Image、FLUX.2といった他社のモデルも、Fireflyの中から使えます。ここで注意したいのは、Adobeが「Adobe Stockのライセンス済みコンテンツなどで学習していて、商用利用に適している」と説明しているのはAdobe自社のFireflyモデルについてだけだという点です。同じ画面から使える他社モデルは学習データの扱いが別なので、仕事で使うときは分けて考えてください。料金はFirefly Standardが月1,580円(税込)からで、Adobe製品を契約していなくても単体で使えます。無料でも毎日一定回数までは試せます(回数は公式に明記されていないうえ、たびたび変わります)。私はImage Model 5をまだ試していませんので、当時の低い評価がそのまま当てはまるとは限りません。
Microsoft Designer(マイクロソフト デザイナー)
Microsoftが提供している画像生成・デザインツールです。2025年1月に使ったときは、日本語のプロンプトでも指示通りの画像を生成してくれやすく、当時のChatGPT(DALL-E 3)よりもクオリティが高いと感じました。生成した画像をその場で編集して文字を入れ、バナーにすることもできます(ただ、当時試した限りでは、バナー作りはやはりデザイナーに任せたほうが良さそうだと感じました)。
2026年9月時点で注意したいのは無料枠と利用範囲です。この記事の最初の版では「無料で月20回」と書いていましたが、正しくは月15回でした(2025年1月時点)。現在の公式ページには無料枠の具体的な回数が書かれていません(以前使われていた「ブースト」という言い方自体がなくなりました)。無料でも画像生成は試せるものの、たくさん作る場合はMicrosoft 365のサブスクリプションが必要です、という書き方に変わっています。残りの回数はDesignerの画面でご確認ください。また、当時の記事では商用利用の制限が見当たらないと書きましたが、現在の公式FAQには「個人の、非商用利用向け」と明記されていますので、仕事で使う画像を作る前に必ず規約を確認してください。なお画面も指示も日本語で使えますが、画像の中に入れる文字については、Microsoft自身が「指定した言語にならないことや、つづりが間違うことがある」と注意書きをしています。
Poe(ポー)

Poeは文章・画像・動画・音声など、いろいろな会社のAIモデルを1つのツール内で使い分けられる統合型ツールです。私も2025年1月に課金して様々なモデルで画像を生成してみましたが、感想は「画像生成に特化したツールのほうが使い勝手が良い」というものでした。Kreaなら画面上で縦横比を選べて自動で4枚生成されるのに、Poeでは縦横比をプロンプトに書く必要があり、画像も1枚しか生成されなかったからです。「餅は餅屋」ですね。一方で2025年6月には、PoeでFlux.1 Kontextを使い、生成した画像に追加指示を送れるリミックス機能が便利だと感じました。
2026年9月時点では、Nano Banana 2/ProやGPT-Image-2、FLUX.2、Ideogramなどの画像生成モデルをPoe内で選べます(私が当時使ったDALL-E 3は、現在は提供終了扱いになっています)。無料でも毎日ポイントが配られますが(24時間ごとにリセットされ、繰り越しはできません)、配られるポイント数は公式に公開されておらず、以前より大きく減っています。最新の枠はPoeの画面でご確認ください。有料プランは月750円(年払いなら月あたり625円)からで、ポイント数に応じて5段階あります。
Flux(Black Forest Labs)
Fluxは単体のツールというより、Krea・Magnific・Leonardo・Poeなど多くのツールに組み込まれている画像生成モデルです。本物の写真と見間違うほど写実的な画像が作れる点を私はとても気に入っていて(2025年6月時点)、2025年2月時点でこのブログで一番使っていたのは、Krea上のFluxモデルで作った画像でした。2025年6月に試した「Flux.1 Kontext」では、人物の特徴を保ったまま、追加の指示で服装や背景を変えることができました(一度に複数の指示を出すと、うまく反映されないこともありました)。当時は、写実的な写真はFlux、日本のアニメ風や日本語の文字入れはChatGPT、という使い分けをしていました。
2026年9月時点の現行はFLUX.2シリーズで、公式も画像の生成・編集にはFLUX.2をすすめています。私が2025年6月に試したFLUX.1 Kontextも今なお使えますが、公式には「旧世代」と位置づけられています。画像・動画・音声を1つで扱う「FLUX 3」も2026年に発表されましたが、先に提供が始まったのは動画で、画像版は「近日」の表示のままです。開発元のBlack Forest Labsには月額プランがなく、使った分だけ払う仕組みです。公式サイトでブラウザから試せた「Flux Playground」も2026年8月31日に終了し、今は開発者向けのDev Playgroundに移りました。ですので一般ユーザーは、KreaやPoeなど他のツールの中でFluxを使うのが現実的です。
結局どのツールを使えばいいのか

15種類も並べると「で、結局どれ?」となりますよね。私の答えが時期によってどう変わったかを、そのままお見せします。
私のランキング(2025年2月時点)
当時の順位は、1位がKrea、2位がKling、3位がMicrosoft Designerでした。Kreaは、Fluxモデルで生成した画像のクオリティが他のツールと比べても高く、月額10ドルで数百枚作れるコスパの良さが理由です。Klingは「動画生成のついでに画像も作りたい」人向け。Microsoft Designerは、上位2つがどちらも英語のUIなので、「画面が英語のツールはちょっと…」という方への無難な選択肢として挙げていました。
当時の私は、ChatGPTに「こんな画像を作りたいので英語でプロンプトを書いて」と頼み、返ってきた英文をKreaやKlingに貼り付ける、というひと手間をかけていました。
その後に変わったこと(2026年4月時点)
その後、2026年4月にChatGPT Images 2.0を使い始めてからは、ブログやYouTubeのサムネイル画像、メルマガのヘッダー画像を、シンプルな日本語プロンプトでChatGPTに作ってもらうようになっていました(2026年4月時点)。日本語のまま指示できて、Canvaで文字を打ち直す手間もなくなったからです。同じ時点での使い分けとしては、「凝った文脈を察してほしいバナー」や「自分の顔写真を使うサムネイル」はChatGPT Images 2.0、Google AI Proに課金しているならNano Banana Pro、というのが私の答えでした。
つまり、2025年の「画像生成に特化したツール+Fluxモデル」から、2026年4月時点では「普段使っているチャットAIの画像生成」へ、少なくともサムネイルやヘッダー画像の作り方は移っていたわけです。一方で、写実的な写真風の画像や、ChatGPTの「ありがちな画像」を避けたいときにはFlux系のモデルを使う、というのが2025年6月時点での私の使い分けでした。
今日から始める3ステップ
「どれか1つに決めるのは、まだ早い気がする」という方のために、始め方を手順にしておきます。
ステップ1:今持っているアカウントで、まず無料で試す
ChatGPTもGeminiも、無料プランで画像生成ができます(2026年9月時点。枚数には上限があります)。新しくツールを契約する前に、普段使っているチャットAIに「以下のテキストでサムネイル画像を作成して 16:9で」と1行投げてみてください。自分の用途に足りるかどうかの感触がつかめます。
ステップ2:自分の用途を1つに絞る
文字入りのバナーなのか、手持ちの写真の背景差し替えなのか、アニメ調のイラストなのか。用途によって向いているツールは変わります。
ステップ3:足りなくなったら、有料プランは1つだけ選ぶ
無料枠で回数制限を感じ始めたら、そのとき初めて課金を考えます。月10〜20ドル程度のプランが1つあれば、ブログやSNS用の画像には十分なことが多いです。個別のAIツールにそれぞれ課金していくとキリがないので、同時に複数契約するのは避けましょう。
使う前に知っておきたい注意点
便利なツールほど、契約してから「知らなかった…」となるポイントがあります。3つ挙げておきます。
無料プランは「商用不可」のことが多い。KreaやRecraftは無料プランでの商用利用が認められておらず、Microsoft Designerは公式FAQで個人の非商用利用向けとされています。Magnific(旧Freepik)の無料プランはクレジット表記が必要で、Leonardo.aiの無料プランで作った画像は公開フィードに出ます。Grok Imagineは透かしを外せません。ブログやSNSでビジネス用途に使うなら、そのツールの利用規約を必ず自分の目で確認してください。
無料枠は縮小する方向にある。この1年半で、Poeの無料ポイントは以前より大きく減り、Grokは無料アカウントで画像生成ができなくなり、Microsoft Designerは無料枠の回数そのものが公表されなくなりました。「無料で使える」という情報は、読んだ時点で古くなっている可能性があると考えておいてください。
AIで作った画像だと分かるようにしておく。ChatGPTの共有ポリシーでは、AIが作ったコンテンツを人が作ったかのように見せかけることは禁止されています。また、実在する企業のロゴやキャラクターが画像に含まれる場合は、商標や著作権のリスクを利用者が負う形になります。商品パッケージや有料広告に使う場合は、最新の規約を確認し、必要なら専門家に相談してください。
よくある質問
日本語の文字を画像に入れたいのですが
2026年4月に私が試した範囲では、ChatGPT Images 2.0が一番自然に日本語の漢字を描いてくれました。Nano Banana Proも日本語は描けますが、フォントの洗練度で一歩譲る印象でした。FluxやIdeogram 3.0は英字は得意でも日本語は苦手、というのが2025年時点の結果です。
自分の顔写真を使ったサムネイルは作れますか?
作れます。2025年8月のNano Bananaで人物はそのままに背景だけを差し替えられるようになり、2026年4月のChatGPT Images 2.0では、顔写真をほぼそのまま切り抜いてサムネイルに配置してくれました。以前は「似ているけれど別人」になるのが当たり前だったので、自分の顔をブランドにしている方には大きな変化です。
英語が苦手でも使えますか?
ChatGPT、Gemini、Grok、Microsoft Designerは日本語のプロンプトでそのまま使えます。KreaやMidjourneyのように英語のほうが良い結果になるツールでも、ChatGPTに英語のプロンプトを書いてもらえば大丈夫です。私も2025年時点ではこの方法で乗り切っていました。
まとめ:まずは手元のチャットAIで1枚作ってみてください

最後に、この記事の要点を整理します。
2025年2月の時点では、Krea上のFluxモデルのように画像生成に特化したツールが、ChatGPTやGeminiの画像生成をはっきり上回っていました。それがChatGPT Images 2.0やNano Bananaの登場で、普段使っているチャットAIだけでも、日本語の文字入りサムネイルや自分の顔写真を使った画像が作れるようになりました。一方で、統合型ツールは他社の最新モデルを次々に取り込み、Midjourney・Ideogram・Recraft・Leonardoはそれぞれ自社モデルを進化させています。
選び方の軸は、用途・予算・言語の壁・欲しい画風の4つです。まずは無料で試し、用途を1つに絞り、足りなくなったら月10〜20ドルのプランを1つだけ選ぶ。商用利用の可否と無料枠の縮小には注意する。この順番で進めれば、大きく外すことはないはずです。
ここで書いた料金やモデル名は2026年9月時点のものです。数ヶ月単位で標準モデルが入れ替わる世界ですので、契約前には必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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