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【AC解説その16】ActiveCampaign のステップメール機能の使い方2

前回の記事ではActiveCampaign(アクティブキャンペーン)のAutomation(オートメーション)機能でできることや弊社のステップメール事例など、機能の概要解説を行いましたが、今回は実際に細かく Automation機能の使い方を解説していきます。

前回の記事はこちら

解説動画はこちら

ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)のAutomation(オートメーション)機能の使い方解説

ここでは、ActiveCampaignのAutomation機能について設定を進めながら解説します。

(※動画内容は、一部、古いバージョンになっております。記事文章は最新のバージョンに対応しておりますので、動画と異なる部分は、解説文章の方を参考にしてください。)

【例として、付与したタグを行動(アクション)のトリガーにして、「自動返信メール」を自動送信するまでの設定を行います】

ActiveCampaignの画面左側にある「Automations」アイコンをクリックしてください。(Campaignの手紙アイコンの下にある「四角形が分岐したアイコン」です。)

Automationのアイコンを押すと、ページが切り替わり、Automationの設定画面が表示されます。

初めてオートメーションを作成する場合は、以下のような初めての人向けの画面が表示されるので、「Create an automation(クリエイトオートメーション)=オートメーションを作成する」を押下します。

Automationのテンプレートを選択する

Create an automation(クリエイトオートメーション)」のボタンを押すと、ポップアップ画面が表示されます。

そのポップアップ画面ではオートメーションのテンプレートの選択肢が表示されます。

※オートメーションテンプレートのご案内
各記事の末尾でご紹介しているActiveCampaign講座にご参加いただいた方には弊社が配布しているオートメーションのテンプレートを手に入れることが可能ですので、まだActiveCampaignを契約されていない方はぜひ弊社経由でのご契約をご検討くださいませ。

通常はActiveCampaignsで用意されているテンプレートは選ばずに、一番シンプルな「Start from Scratch(スタートフロムスクラッチ=ゼロからオートメーションを作る)」を選択し「Continue(コンティニュー=続ける)」を押下します。

「Start from Scratch(スタートフロムスクラッチ=ゼロからオートメーションを作る)」を選択した場合、当然ながら、何もない画面が表示されますが、ここからオートメーションを組み立てていきます。

オートメーションの発動トリガーを設定する

まず最初に行うのが、「トリガーを決める」ことです。

トリガー(Trigger)とは、発動条件のことです。

ActiveCampaignのデータベースにおいて、どのような状態になったときに、そのオートメーションがスタートするのか?を決める大事な設定項目です。

空白のオートメーション作成画面にある「Add a start trigger(アッドスタートトリガー=開始トリガーを追加する)」を押下して、トリガーつまり作動条件(引き金)を設定します。

そうすると、以下のように様々な条件の選択肢が表示されます。

いろんな選択肢の中からオートメーションの発動条件を指定できるのですが、このように選択肢がありすぎても圧倒されてしまうと思いますので、基本的には「Tag(タグ)の付与」をオートメーションの発動条件(トリガー)にする、ということを覚えておけばOKです。

弊社でも、仕組みをシンプルにするために、オートメーションのトリガーはTag(タグ)しか基本的には使用していません。

例えば、弊社の商品を購入することで付与されたタグがトリガーになり、次の行動(アクション)への作動条件になるわけです。

次の「Action options(アクションオプション=アクションの設定)」の画面では「Tag」の欄に該当するタグを入力します。(例として「一斉配信メルマガ登録者」というタグが付与された場合にオートメーショが始動するという設定にします。)

「Runs」は「Once(一回限り)」か「Multiple Times(複数回)」か?

これは、再度同じタグが付与された場合同じオートメーションを発動するかどうかの設定になります。

この設定は悩むところかもしれませんが、オートメーションの目的によって変わります。

例えば、セールスを目的にとしたステップメールであれば、お客様がランディングページに登録するたびにステップメールが流れてしまうとよくないので、「Once」(1回限り)を選択するのが適切でしょう。

しかし、電子書籍などの無料プレゼントを提供する代わりにメールアドレスをご入力いただき、オートメーションの自動返信メールで電子書籍のダウンロードリンクを送信する場合は、「Multiple Times(複数回)」を選んでもよいでしょう。

なぜなら、弊社の場合も、一度ランディングページにご登録いただいた方が、おそらく「メールが届かなかったのか」「再度読もうと思ったけど電子書籍のデータが見つからなくなってしまったからなのか」などの理由などで再度ランディングページにご登録いただくことがよくあります。

その際、「Once(1回限り)」に設定していると、自動返信メールが再度送信されることはないので、お客様から「登録したんだけど電子書籍が届かないんだけど?」というお問い合わせが発生してしまうことがあります。

そのようなお問い合わせを減らすために、セールスを目的としたオートメーションと電子書籍のお届けのオートメーションはそれぞれ別に分けて作成し、セールスはOnce(1回限り)、プレゼントのお届けの自動返信の場合は「Multiple Times(複数回)」と分けて設定しています。

ぜひ参考にしてください。

Advanced(高度な設定)について

その下にある「ADVACED」ではさらに高度な設定が行えます。

「Segment the contact entering this automation(このオートメーションが始動するコンタクトをセグメントする)」にチェックを入れると、追加の条件を設定することができます。

例えば、条件欄に「State」「Is」「東京都」指定すると東京在住者だけにメールを送る設定ができ、タグを持っている人の中で東京都在住者だけに送るなどの絞り込みをすることもできます。

ただ、これはほとんど使わない機能なので基本的には無視してOKです。

1つのオートメーションで複数のトリガーを設定することも可能

ちなみにトリガーを追加設定することもでき、別のタグが付与されても同じオートメーションに入れることも可能で、こちらは一つのオートメーションに対して、いくつでも設定できるようになっています。(通常は1つで十分ですので1つだけ設定しておきましょう。)

+ボタンを押してアクションを設定する

次に「+」ボタンを押下して新しいアクションを追加します。

このアクションの設定がオートメーションの一番大切な作業となっていきます。

いろんなアクションの選択肢がありますが、一番よく使うのは「Send an Email」(メールを送信する)です。

プラスボタンを押すと、以下のようなポップアップ画面が表示されますので、行いたいアクションを選択します。

アクションにはいくつかのカテゴリーがあるのですが、一番上の「Sending Option(センディングオオプション=送信の選択肢)」のカテゴリーの中の「Send an email(メールを送信する)」を選びましょう。

(メール以外にもサイトメッセージ、SMS、運営側に通知メールなどいろんな選択肢がありますが、一番使うのはメール送信でしょう。)

「Send an email(メールを送信する)」を選択すると下記のような「Create a new emaill(クリエイトニューEメール)=新規メールの作成」という画面が表示されます。

ここでは「メールの名前」=例えば「登録直後自動返信メール」「登録1日後朝7時メール」など運営側のための名称を付けましょう。(お客様には見られません。)

その下に、「テンプレートから選ぶ」か「過去のメールを複製する」という選択肢が表示されますのでどちらかをクリックします。

下の青いボタンは「Save and design later(とりあえず保存して後で決める)」という意味なので、まだテンプレを決めたくない場合は青いボタンを押してもOKです。

仮に「テンプレートから選ぶ」を選らんだ場合、次に表示される以下の画面では「Email Designer(Eメールデザイナー)」を選択して「Continue(コンティニュー)」を押下します。

Text Only(テキストオンリー)はテキストメール、Custom HTML(カスタムHTML)はHTMLを扱える人向けですので、一番基本なのはEmail Designerです。

(以下の画面や解説動画に写っているClassic Designerは以前のメールエディタ機能ですので、これからActiveCampaignのアカウントを新規契約した場合はそもそもClassic Designerは存在しないかもしれません。)

テンプレートを選択する

そうすると、テンプレートの選択画面に移るので、Customを選択し、以前作っておいたテンプレートの上にカーソルを持っていき、「Select(選択)」をクリックします。

ちなみに、一斉配信メルマガ(Campaign=キャンペーン)機能でも、オートメーション(Automation)機能でも、メールのテンプレートは共通ですので、アカウント内で一度作ったメールテンプレートは、一斉送信メルマガでもオートメーション(=ステップメール)でもどこでも使えます。

以前解説したメールのテンプレート作成方法の記事をご覧になっていない方は以下からご覧ください↓

メールの文章を作成する

テンプレートを選ぶと、ポップアップが表示されますので、「From Name(送信者名)」「From Email(送信元メールアドレス)」「Reply-to email address(返信用メールアドレス)」「Email Subject(件名)」(後から編集可能なのでとりあえず「1」とか「テスト」でもOK)を全て入力して「Continue(コンティニュー)」を押下します。

メール本文を入力する

そうすると一斉配信メールマガジンの時と同じメール本文の作成画面が表示されます。

そちらの解説は以下の記事で解説していますので、詳細は以下の記事をご覧ください。

設定のおさらい画面

メールの本文が入力できたら、画面右上の「Next(次へ)」を押すと以下の画面が表示されます。

本文の入力に戻る場合は、左上の「Previous(プリビアス=前に戻る)」を押しましょう。

件名やサブ件名(プリヘッダーテキスト)などを編集したければ、Editを押せば、1つ前の本文入力画面に戻り、そこで編集可能なポップアップ画面が表示されるので、設定を変えてください。

設定が完了したら、右上にある「Save and exit(保存して画面から出る)」「Finish(フィニッシュ)」を押してください。(どちらのボタンを押しても意味は変わらない気がしますが。。)

これでメールが1通設定できました

次に「Save」を押下すると、タグが付与されるトリガーに対し自動的に「自動返信メール」を送信するというアクションが追加されました。

ちなみに上記の画面で「テストメール」と書いてあるメール名称を変更する場合は、メールをクリックして編集画面に行き、「Campaign Summary(設定のおさらい)」の画面の中の項目にある「Massege Name(メッセージの名称)」から編集することができます。

次のアクションまで1時間待機する方法

再度、画面上にある「+」ボタンを押下することで新しいオートメーションを追加することもでき、すでに設定しているオートメーションをドラッグ&ドロップで任意の場所に動かすこともできます。

例えば、設定した「自動返信メール」のアクションを1時間後に発動したい場合、「+」ボタンでアクションを追加し、「Add a New Action(アッドニューアクション=新しいアクションを追加する)」の画面で、今回は「Conditions and Workflow(コンディションアンドワークフロー=条件とワークフロー)」のカテゴリーを選択します。

そのカテゴリー項目にある「Wait(ウェイト=待機)」を選択して「Wait for a Specified period of time(ウェイトフォースペシフィックピリオドオブタイム=待機時間を指定する)」にチェックを入れると設定画面に切り替わるので、「次のアクションまで1時間待機」であれば「Wait for a Specified period of time(=待機時間を指定する)」のラジオボタンを選択し、数字を「1」、単位を「hour(s)(時間)」に設定し、「Save(保存)」を押下します。

この設定も後からでもいくらでも変えられるので安心してください。

同様に、時間(hour(s))を日にち(day(s))などに設定することで、ステップメールの発動を日数単位で遅らせるなどの送信間隔を指定することもできます。

Saveを押して、待機時間を設定するとオートメーション画面に「Wait for 1 hour(s)」と表記され、「前のアクションが終わってから次のアクションまで1時間待機」というアクションが設定されたことになります。

「◯時間後・◯日後」などの間隔ではなく「◯時まで待機」の設定をする方法

これが1つの待機条件の設定方法ですが、これ以外にも「朝7時になったら次のメールを送信したい」という待機条件の設定方法もお伝えします。

ちなみに間隔を設定する「Wait for(どのくらいの間隔待つか?)」を、「Wait until(条件を満たすままで待つ)」へ変更すると、特定の条件を満たすまで次のアクションが発動するのを待機させることができます。

ここで弊社がよく設定している待機条件は、以下の画面の左から右の順番に解説していくと、

・Select a condition(条件を選択)→ Date & Time(日付と時間)=Current Time(現在時間)を選択

・その右でタイムゾーンの選択=日本の場合は My Timezone (Asia/Tokyo)を選択する

・Is(イズ=である) を選択

・時刻を選択(例:7am=午前7時、など)

という設定が1つの例です。

My Timezone(運営側のタイムゾーン)にすべきか?Contact’s Timezone(受信側のタイムゾーン)のどちらを選ぶべきか?

ちなみにタイムゾーンは、My Timezone(運営側のタイムゾーン)にすべきか、Contact’s Timezone(受信側のタイムゾーン)のどちらを選ぶべきか?と疑問に思うかもしれません。

これはケースバイケースです。

別にDeadlinefunnel (デッドラインファネル)などを使った自動締め切りを使っていなければ、世界中のどこにお住まいのお客様にも共通して「朝7時」などの一般的な時間にメールを届けるためにContact’s Timezone(受信側のタイムゾーン)を選んだ方がいいでしょう。

しかし、Deadlinefunnel (デッドラインファネル)を使って、「登録から5日後の日本時間23時59分までの締め切り」などの締切を設定している場合は、デッドラインファネルで設定しているタイムゾーンと今回のタイムゾーンを一致させるために、My TimezoneかAisa/Tokyo(アジア/東京時間)を選択してください。

そうしないと、運営側と同じタイムゾーン(日本)にお住まいの方であれば問題ないでしょうが、例えば北米にお住まいの方には、現地の時間に合わせてメールを待機させてしまったことで、日本時間の締め切りとずれてメールが送られてしまうことになってしまいますので、気を付けてください。

このように「◯時間待つ」というような間隔単位での待機条件か、「東京時間の朝◯時まで待つ」というような時刻での待機条件か、ケースバイケースで最適な待機条件を選択してください。

各アクションを簡単に複製する方法

とはいえ、メールをたくさん送る場合に、このような「日本時間で朝7時まで待つ」というような待機条件の設定を大量に行うのはめんどくさいですよね?(実際かなりめんどくさいです。)

なので、一度作ったアクションをそのオートメーション内でドラックアンドドロップで簡単に複製することができるのです。

一度作ったアクションをドラックし、複製したい箇所のプラスボタン上で話すことで、簡単に複製ができます。

ただし、メールに関しては、アクション自体は複製しても、メールの内容は毎回新規で作成しましょう。

アクションをドラックアンドドロップする際の選択肢の解説

また、ドロップする際に、以下のポップアップが表示されるので、その意味も解説します。

この選択肢は、要は「アクションをただ移動させたいのか?」「それとも複製したいのか?」を選ぶものです。

一度作成したアクションの場所(=発動タイミング)を変えたい場合は、一番上の「Move Single Action=ムーブシングルアクション(1つのアクションを移動させる)」を選択すればOKです。

ちなみにその下の「Move Single Action and all following actions=1つのアクションとその下に続くアクションを全て移動させる」はかなり大規模な移動になるので、基本的には使うことはあまりないでしょう。

そして、複製する場合は、上から3つ目の選択肢である「Copy single action=コピーシングルアクション(1つのアクションを複製する)」を選んで、その下のOKを選んでください。

4つ目の選択肢である「Copy Single Action and all following actions=1つのアクションとその下に続くアクションを全て複製する」も大規模な複製になるので、あまり使うことはないはずです。

以上がアクションをドラックアンドドロップした際の4つの選択肢の意味ですので、必要に応じて最適な選択肢を選んでください。

まとめ

ここまで、ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)におけるAutomation(オートメーション=ステップメール機能)の使い方について詳細に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

もちろん、この記事の内容だけでは解説しきれない部分もありますが、とりあえずはこの記事や解説動画を参考に、実際にAutomationを設定し、お客様とのコミュニケーションやフォローアップメールを自動化してくださいね。

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