
この記事では、すでにActiveCampaign(アクティブキャンペーン)でメールを送っている方に向けて、SPF・DKIM・DMARC(メールの送り主が本物であることを示す3つのしくみ)を設定する方法を説明します。Gmailは2024年2月から、メールを送る人に向けたルールを始め、2025年11月からは、ルールを守っていないメールの拒否を強めています。2026年9月時点のActiveCampaignの公式ヘルプでは、「Settings → Advanced」の「Sending Domain」(送信ドメイン)から、ドメインの確認(そのドメインがあなたのものかを確かめる手続き)と認証(SPF・DKIM・DMARCのレコードを入れること)をまとめて設定する手順になっています。2024年1月に弊社が設定したときの画面と手順も残しつつ、今の公式ヘルプの手順との違いを添えました。設定のあとに、GmailとYahoo!メールで「PASS」を確かめる方法も紹介します。
メールマーケティングと、受け取る側の認証のルール
メールマーケティングは、デジタルマーケティングの中でも重要な役割を担っています。このコミュニケーション手段は、顧客との直接的なつながりを築き、製品やサービスの情報を効果的に伝えるために不可欠です。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、送信されたメールが受信者の受信トレイに届くことが重要です。メールの認証は、そのための土台になります(認証をしても、ほかの理由で迷惑メールと判定されることはあります)。
メールの認証は、送信者が正当なソースからメールを送信していることを受信者のメールサービスに保証するプロセスです。これにより、スパムやフィッシング詐欺から受信者を保護し、メールの信頼性を高めることができます。
2024年2月から、メールを受け取る側のルールが大きく変わりました。GmailとアメリカのYahooは、SPF(Sender Policy Framework:このサーバーから送ってよいと宣言する設定)、DKIM(DomainKeys Identified Mail:メールに押す電子の「はんこ」)、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance:身分の確認に失敗したメールをどう扱ってほしいかを伝える設定)といった認証の要件を強めています。そのため、メールを送る人は、自分のメールが受信者に届くよう、これらの認証を正しく設定しておく必要があります。
詳細は以下のGoogleのヘルプに記載されています。
Gmail ヘルプ(Google公式):メール送信者のガイドライン
https://support.google.com/mail/answer/81126?hl=ja
2026年9月時点の、主な受け取る側のルールを整理しておきます。
- Gmail:ルール(メール送信者のガイドライン)は2024年2月に始まりました。個人用のGmail(@gmail.com など)宛てに送る人は、SPFかDKIMの少なくともどちらかが必要です。Gmail宛てに1日5,000通近く、またはそれ以上を送る「一括送信者」は、SPF・DKIM・DMARCの3つをそろえ、メルマガなどにはワンクリックで登録解除できる仕組みも入れる必要があります(一度この扱いになると、その後もずっと続きます)。迷惑メール率(受け取った人が「迷惑メール」と報告した割合)は0.1%未満が目標で、0.3%以上はいけません。2025年11月からは、ルールを守っていないメールを一時的・永続的に拒否するなど、取り締まりが強まっています。
- アメリカのYahoo(@yahoo.com):Gmailとほぼ同じ要件です(何通から一括送信者とするかは公表していません)。
- 日本のYahoo!メール(@yahoo.co.jp、運営はLINEヤフー):アメリカのYahooとは別の会社で、ルールも別です。2024年12月に、SPF・DKIM・DMARCの認証がない、または認証に合格しないメールは、迷惑メールと判定したり受信を拒否したりする場合があると案内しています(Gmailのような「1日○通以上」の基準は、同じお知らせで「現時点では同様の措置を行う予定はありません」としていました)。
- Outlook(Outlook.com・Hotmail):2025年5月5日から、1日5,000通を超えて送る送信者がSPF・DKIM・DMARCをそろえていないと、メールを受け取らずに送り返すようになりました。
ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)などのメール配信プラットフォームを使用している場合、これらの要件に対応するためには、SPF、DKIM、DMARCの設定を適切に行うことが不可欠です。これにより、メールが迷惑メールに入ったり、受け取ってもらえなかったりするリスクを減らし、顧客との信頼関係を損なうことなく、安全にコミュニケーションを行うことができます。
ActiveCampaignの公式ヘルプによると、2020年7月29日以降に作ったアカウントでは、差出人(From)と返信先(Reply-to)に使うドメインの確認(Domain Verification)が済んでいないと、メールを送れません。また、連絡先が5,000件未満のアカウントでは、ドメインの認証をしていないと、差出人のアドレスが共有のアドレスに自動で置き換えられる仕組みが、段階的に導入されています(例:myname@my-domain.com が「myname.my-domain.com.1@12345.emcampaign.com」になります)。この5,000は、ActiveCampaignに登録している連絡先の件数で、Gmailの「1日5,000通」とは別の数字です。ActiveCampaignは、この共有のアドレスは長く使うためのものではないので、できるだけ早く認証するように、としています。
差出人に@gmail.comのアドレスを使っている場合も、2024年2月1日から、代わりのアドレス(…@あなたのアカウント.emcampaign.com の形)に置き換えて送り、返信はご本人に転送する、とされています。なお、ワンクリックで登録解除できる仕組み(List-Unsubscribeという情報)は、ActiveCampaignがすべてのメールに自動で付けています。
また、以下の解説記事はActiveCampaignの公式ドキュメントをベースに作成しておりますので、リンクを貼っておきます(どちらも英語のページです。2つ目が、2026年9月時点の設定手順をまとめたページです)。
SPF, DKIM, and DMARC Authentication
https://help.activecampaign.com/hc/en-us/articles/206903370-SPF-DKIM-and-DMARC-Authentication
Set up your sending domain
https://help.activecampaign.com/hc/en-us/articles/360015584680-Set-up-your-sending-domain
ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)でのSPF設定について
SPFとは何か
SPF(Sender Policy Framework)は、電子メールの送信者を認証するためのメソッドです。これは、ドメインの所有者が、そのドメイン名からメールを送信することができるサーバーを特定し、公開することによって実現されます。受信側のメールサーバーは、SPFレコードを参照して、受信したメールが正当な送信元から来たものかどうかを判断します。このプロセスは、なりすましを防ぎ、メールの信頼性を高めるのに役立ちます。
SPFの設定手順
SPFのレコードは自分で作らなくてよい(Mailserver Domainでまかなう):
2024年1月当時の設定画面(このあとのDKIMの節の1枚目の画面の、下のほうにあるSPFの欄)には、「SPFはActiveCampaignが管理するので、設定しなくてよい」という趣旨の説明がありました。2026年9月時点の公式ヘルプでは、送信ドメインを設定するときに、「Mailserver Domain」と呼ばれるレコード(CNAME:別の名前へ案内するための、DNSの設定の1行)で、あなたのドメインをActiveCampaignに向けます。これにより、SPFに必要なレコードはActiveCampaign側で用意され、裏側の差出人(Return-Path)も「em-12345.あなたのドメイン」のような、あなたのドメインの住所になります。このため、ActiveCampaignを使用している場合、独自にSPFレコード(v=spf1 で始まるTXT。TXTは文字の情報を書いておくレコード)を作成したり、既存のレコードを変更したりする必要はありません。(SPFのレコード(TXT)を自分で作ったり直したりする作業はありません。そのかわり、このあと説明する送信ドメインの設定で、Mailserver DomainのCNAMEを1つ、DNS(ドメインの住所録のような設定)に追加します。2024年1月当時の画面にあったSPFの入力欄は、公式FAQによると、今の設定画面からは削除されています。)
ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)でのDKIM設定について
DKIMとは何か
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、電子メールの送信者を認証するためのもう一つの重要なメソッドです。DKIMは、電子メールにデジタル署名を加えることで、メールが特定のドメインから実際に送信されたことを証明します。この署名はメールのヘッダーに隠されており、受信者のメールサーバーは送信者のドメイン上の公開鍵を使用して、この署名を検証します。これにより、メールの内容が途中で改ざんされていないことが保証され、信頼性が高まります。
DKIMの設定手順
2026年9月時点の手順(送信ドメインの設定):
今のActiveCampaignでは、DKIMは「送信ドメイン(Sending Domain)」の設定の中で、SPF(Mailserver Domain)やDMARCと一緒に設定します。公式ヘルプ「Set up your sending domain」の流れは次のとおりです。
- Settings(歯車のアイコン)をクリックし、開いたメニューで「Advanced」をクリックします(この設定ができるのは、アカウントの管理者だけです)。
- 「Sending Domain」(送信ドメイン)の欄で、「Configure Domain」か「Set up manually」を選びます。「Configure Domain」は、DNSの会社の管理画面にログインして、レコードを自動で入れてもらう方法です(すでにDMARCのレコードがある場合は、二重に作らないようになっています)。ただし、公式ヘルプで動作が保証されているDNSの会社は、GoDaddy・Cloudflare・Namecheapなど一覧にある会社だけで、2026年9月時点の一覧に日本の会社は入っていません。エックスサーバーなど日本の会社でDNSを管理している場合(ドメインを取った会社や、レンタルサーバーの会社の管理画面でDNSレコードを追加している場合)は、「Set up manually」(自分で設定する)を選びましょう。
- 「Set up manually」では、送信に使うドメイン(例:sales@mycompany.com なら mycompany.com。「https://」は付けません)を入力します。次に、そのドメインのメールアドレスを入力すると確認のメールが届くので、メールの中のリンクを押してドメインの確認を済ませます(確認のメールは7日で期限が切れます)。
- 「Set up DNS records」を押すと、DNSに入れるレコードの表が表示されます。公式ヘルプによると、手動で入れるレコードは4つです。DKIM用のCNAMEが2つ(名前が「acdkim1._domainkey」と「acdkim2._domainkey」)、Mailserver Domain用のCNAMEが1つ(名前が「em-」と数字で始まるもの。SPFをまかなうためのもの)、DMARC用のTXTが1つ(名前が「_dmarc」)です。DNSの会社の管理画面で、種類(Type)・名前(Name)・値(Value)を1つずつ写します。名前は「acdkim1._domainkey」のような形で入れるのが一般的です(DNSの会社によっては、うしろにドメイン名まで付けた形で入れます)。TTL(ほかのサーバーがこの設定を覚えておく時間)は、DNSの会社のおすすめ(初期値)のままでかまいません。初期値がない場合は300(5分)が推奨されています。同じドメインに「_dmarc」のTXTがすでにある場合(ほかの配信サービスの設定で入れた場合など)は、DMARCの行は追加しません。くわしくは、このあとのDMARCの節をご覧ください。
- 反映には、ふつう5〜10分、まれに最大24時間かかります。「Advanced」の画面の送信ドメインの右端にある下向きの矢印から「Recheck Authentication」を押し、「Authenticated」と緑色で表示されれば完了です。うまくいかないときは、同じ下向きの矢印から「View DNS Records」を開き、表示されるレコードと、DNSに入れたレコードを1つずつ見比べてください(名前にドメイン名が二重に入っていないか、値に写し間違いがないか)。「Resolve Issues」というボタンも表示されますが、これは「Configure Domain」と同じ、DNSの会社にログインして直してもらう流れなので、エックスサーバーなど一覧にない会社では使えないことがあります。
以下は、2024年1月に弊社が設定したときの画面と手順です。当時は「Advanced」の「Email Deliverability」で「I will manage my own email authentication.」を選び、表示されたDKIM用のCNAMEを2つ登録していました。この選択肢は今はなくなり、公式FAQによると「Set up manually」に置き換わっています。上の「Sending Domain」の手順で進めてください。DNSにレコードを写す作業の進め方は、今も同じです。2024年1月ごろの手順(DKIMのCNAMEを2つ)で設定を済ませた方は、「Advanced」の「Sending Domain」の欄で、お使いのドメインが「Authenticated」(緑の印)になっているかを確かめてください。なっていない場合は、右端の下向きの矢印から「View DNS Records」を開き、表示されるレコード(今は4つ)がDNSにそろっているかを見比べてください。
ActiveCampaignアカウントでのログインと設定へのアクセス(2024年1月当時):

- ActiveCampaignアカウントにログインし、左側のメニューから「Settings」を選択します。
- 「Advanced」タブを開き、「I will manage my own email authentication.(私は自分のメール認証を管理する)」オプションを選択していました(今はこの選択肢はありません)。
CNAMEレコードの生成とDNSプロバイダでの設定(2024年1月当時):

※ 上の画面は、2024年1月に弊社がエックスサーバーのサーバーパネル(今は「旧サーバーパネル」と呼ばれている画面)の「DNSレコード設定」からCNAMEを追加したときのものです。ホスト名の欄のうしろに「.hiltlinc.com」のようにドメイン名が最初から表示されているので、ActiveCampaignの「Name」にドメイン名まで入っている場合は、その部分を消して入れます(二重になると認証に失敗します)。2024年11月に提供が始まった新しいサーバーパネルでは、「DNSレコード設定を追加」を選んで項目を入力し、「追加する」を押します。画像の中の赤い文字(「ActiveCampaignではSPFは自動設定されているので…合計3つのDNSレコードを追加しましょう!」)は、2024年1月当時の手順の書き込みです。今は、SPFをまかなうMailserver DomainのCNAMEも入れるので、上で説明した4つ(DKIM用のCNAMEが2つ、Mailserver Domain用のCNAMEが1つ、DMARC用のTXTが1つ)を入れます(DMARCのTXTは、すでにある場合は入れません)。
- 当時のActiveCampaignは、DKIM設定のための2つのCNAMEレコードを表示していました。これらを、ドメインのDNSプロバイダ(例:エックスサーバーやムームードメインなど)で設定します(今は、上の「2026年9月時点の手順」の4つを入れます)。
- DNSホストで次の情報を使用してCNAMEレコードを設定します:
- タイプ: CNAMEを選択。
- 名前またはホスト: ActiveCampaignから提供されるCNAME「Name」(例: acdkim1._domainkey)を入力。エックスサーバーのように欄のうしろにドメイン名が表示されている画面で、「Name」にドメイン名まで入っている場合は、その部分を消して入れます(二重になると認証に失敗します)。
- 値またはレコード: ActiveCampaignで示されるCNAME「Value」をコピー&ペースト。
- TTL: DNSホストの推奨またはデフォルトの設定を使用(デフォルトがない場合は300を推奨)。
ActiveCampaign(アクティブキャンペーン)でのDMARC設定について
DMARCとは何か
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)は、SPFとDKIMを補完する電子メール認証のプロトコルです。DMARCはドメイン所有者がメールポリシーを定義し、メールがSPFとDKIMのどちらでも「合格」にならなかった場合(ここでの「合格」には、確認に通ったドメインが、差出人(From)のドメインとそろっていることも含みます)に、メールボックスプロバイダーが取るべきアクションを指示します。これにより、ドメインのなりすましを防ぎ、メールのセキュリティを強化します。
DMARCの設定手順
2026年9月時点の公式ヘルプでは、送信ドメインを設定するときに、ActiveCampaignが最低限のDMARCレコードの設定を手伝ってくれます。ActiveCampaignは、これを「仮置き」のようなもので、送るメールには影響せず、GmailとYahooが求める基本のDMARCを満たすためのもの、と説明しています。画面に「_dmarc」のTXTが表示されたら、ほかのレコードと一緒にDNSに追加します(DKIMの節の手順4で入れていれば、ここで追加する作業はありません)。
ただし、SendGridなどほかの配信サービスを設定したときに、同じドメインにすでに「_dmarc」のTXTを登録している場合は、2つ目を追加しないでください。DMARCのレコードは1つのドメインに1つだけで、どの配信サービスから送るメールにも同じものが使われます。2つあると、DMARCの決まりでは両方とも捨てられることになっていて、DMARCを設定していないのとほぼ同じ扱いになってしまいます。追加する前に、DNSレコードの一覧に、ホスト名が「_dmarc」のTXTがすでにないか確かめてください。すでにある場合は、そのままで大丈夫です。
- DMARCポリシーの種類と選択方法:
- DMARCポリシーには「なし(None)」、「隔離(Quarantine)」、「拒否(Reject)」の3種類があります。
- 「なし」はDMARCが失敗したメールを通常通り扱います(ruaを書いておけば、レポートを受け取れます)。
- 「隔離」はDMARCが失敗したメールをスパムフォルダに移動させます。
- 「拒否」はDMARCが失敗したメールを配信しないようにします。
- 最初は「なし」から始め、DMARCレポートを監視しながら、必要に応じてポリシーを「隔離」や「拒否」に移行することをお勧めします。
DMARCのTXTを自分で入れる場合の手順(2024年1月に弊社が入れたときの手順):
- DNSプロバイダでTXTレコードを作成します。ただし、DKIMの節の手順4で「_dmarc」のTXTをすでに入れた場合は、新しく作らないでください。下のおすすめの値にしたいときは、2つ目を足さずに、入れたレコードの値を書き換えます。
- レコードのホスト名(名前)は「_dmarc」です。DNSの会社によっては「_dmarc.あなたのドメイン名」と全部を入れます。どちらにするかは、DKIMのレコードと同じ書き方にそろえてください(エックスサーバーのように、ホスト名の欄のうしろにドメイン名が表示されている画面では「_dmarc」だけを入れます)。
- レコードの値は、選択したDMARCポリシーに応じて設定します。例えば、「v=DMARC1; p=none; pct=100; rua=mailto:youremail@example.com」という値は、「なし」のポリシーを設定し、すべてのメールを監視し、レポートを指定したメールアドレスに送信することを意味します。なお、「pct=100」(何%のメールに当てはめるか)は、2026年5月に公開されたDMARCの新しい仕様(RFC 9989)でなくなった項目です。これから設定する場合は、入れなくてかまいません。レポートの受け取り先(rua)には、同じドメインのアドレス(例:dmarc@あなたのドメイン)を使ってください。Gmailのアドレスなど別のドメインのアドレスにすると、受け取る側のドメインにも許可の設定が要り、その設定がないとレポートは届きません。
- 追記:上記は2024年1月当時、ActiveCampaignのサイト上で推奨されていた例ですが、正直レポートを受け取ってもしょうがない部分もあるので、以下の設定を行うことを個人的には推奨いたします(あとで、にせもののメールを迷惑メールフォルダに入れる quarantine や、受け取らない reject へきびしくしたくなったら、結果を確かめられるように rua を書き足しましょう)。公式ヘルプ「Set up your sending domain」の画面の例でも、DMARCの値は「v=DMARC1;p=none;」となっています(ほかのヘルプの画像には、うしろに項目が続く値も写っています。実際に表示される値は、お使いの画面でご確認ください)。
- 種類 TXT
- 名前 _dmarc
- 内容 v=DMARC1; p=none;

※ 上の画面は2024年1月当時の、エックスサーバーのサーバーパネル(今の旧サーバーパネル)です。ActiveCampaignの画面にDMARCのTXTが表示されている場合は、その値をそのまま使ってもかまいません。どちらの場合も、「_dmarc」のTXTは1つのドメインに1つだけにしてください。
DMARCレポートの受け取り方法と分析:(通常は不要です)
- DMARCレコードの「rua=mailto:」部分に、あなたのドメインのメールアドレス(例:dmarc@あなたのドメイン)を指定することで、DMARCのレポートがそのアドレスに送信されます(分析サービスを使う場合は、そのサービスが案内する受け取り先を入れます)。
- これらのレポートはXML形式で送られ、DMARCの監視ソリューションを使用することでより読みやすく、行動を起こしやすい形で分析することができます。
- ActiveCampaignが「パートナー製品」として案内している「DMARC Digests」(Postmarkのチームが作った、別のサイトで申し込むサービス)などのツールを使用して、レポートの分析と対応を行うことができます。(ActiveCampaignはこうしたサービスをすすめていますが、2026年9月時点のDMARC Digestsのサイトによると、上の画像のような、くわしい画面で見られるのは有料プラン(1ドメインにつき月14ドル。税金がかかる場合があります)で、無料プランは週1回のメールでの報告だけです。あえて使うほどのメリットは感じにくいので導入しなくてOKです。)

設定が正しく行えているかをGmailとYahoo!メールで確認する方法
この設定が完了したら、実際にメルマガを送ってみましょう。
実際に送信されたメールの中で「認証設定が正しく行われているか?」を確認する方法についてお伝えします。
Gmailで確認する方法

まず自分が送信したメールを開き、右上の「⋮」(点が縦に3つ並んだアイコン)をクリックし、「メッセージのソースを表示」をクリックします。

そうすると、「元のメッセージ」という画面が表示されますので、SPF、DKIM、DMARCが3つとも「PASS」になっていれば認証設定が正しく行えている証拠です。(設定ミスがあると「FAIL」と表示されてしまいます。)
※ 上の2枚は、2024年1月に弊社がActiveCampaignから送ったメールを確かめたときの画面です。DKIMの行の「ドメイン」に、あなたのドメイン(上の画面では hiltlinc.com)が表示されていれば、DKIMの設定が効いています。SPFは、Mailserver DomainのCNAMEがなくても「PASS」と表示されるので、送信ドメインの設定がすべて済んでいるかは、ActiveCampaignの「Sending Domain」の欄で「Authenticated」になっているかで確かめてください。DMARCは「_dmarc」のTXTを登録していないと「PASS」になりません。
Yahoo!メール(Yahoo! JAPAN)で確認する方法
Yahoo!メールでも同じように認証設定を確認することができます。

自分が送信したメールを開き、「From」の下にある「認証 このメールの認証情報」をクリックします。
そうすると、認証の結果が表示されますので、SPF、DKIM、DMARCの3つともPASSになっていればOKです。(設定ミスがあると「FAIL」と表示されてしまいます。)
※ 上の画面は2024年1月当時の、パソコン版のYahoo!メールです。2026年9月時点のYahoo!メールのヘルプでも、パソコン版では「認証」の[このメールの認証情報]から確かめます。スマホアプリ(iPhone・iPad版)では、メールを開いてFromの右側のアイコンをタップし、「認証」の[このメールの認証情報]をタップします。
このようにGmailとYahoo!メールで実際に自分が送ったメールの認証結果を確認するようにしてください。
Google Postmaster Toolsも導入してメール配信の結果を確認しましょう!
認証の設定が終わったら、Google Postmaster Toolsという無料のツールで、Gmail宛てのメールの迷惑メール率や、Gmailのルールを守れているか(コンプライアンスのステータス)を確かめられますので、以下の記事をご覧いただくことを推奨いたします。
まとめ: SPF、DKIM、DMARCの重要性とメール配信への影響
メールマーケティングの効果を最大限に引き出すためには、メールが正確に配信され、受信者に届くことが重要です。SPF、DKIM、DMARCの設定は、この目標を達成するための鍵となります。
SPF(Sender Policy Framework) は、あなたのドメイン名を使用して送信されるメールが正当な送信元から来ていることを確認し、なりすましを防ぐための方法です。ActiveCampaignでは、送信ドメインの設定(Mailserver Domain)でまかなわれるので、自分でSPFレコードを作る必要はありません。
DKIM(DomainKeys Identified Mail) は、メールにデジタル署名を追加することで、メールが改ざんされずに送信されたことを保証します。ActiveCampaignでは、「Settings → Advanced」の送信ドメインの設定で、独自のドメインのDKIMを設定できます。
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance) は、SPFとDKIMに基づいて、メールが認証に失敗した場合に取るべきアクションを定義します。これにより、ドメインのなりすましを防ぎ、メールのセキュリティを一層強化することができます。
これらの認証プロセスを適切に設定することで、メールが受信者の受信トレイに届きやすくなり、スパムフォルダに振り分けられるリスクを減らすことができます。また、信頼できる送信元からのメールとして認識されることで、受信者との関係構築にも貢献します。
結論として、SPF、DKIM、DMARCの各認証メソッドを適切に設定することは、メールマーケティングの成功において不可欠であり、あなたのメッセージが受信者に届く可能性を高めます。これにより、あなたのビジネスやブランドの信頼性を保ちながら、効果的なコミュニケーションを維持することができるでしょう。
ActiveCampaignを使ってメール配信をされている方は必ずこの設定を行なった上でメールを配信するようにしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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この記事の内容を解説した動画はこちら
動画で本記事の内容をご覧になりたい方は、以下の動画をご覧ください(動画は2024年1月の収録のため、画面やルールの説明は当時のものです。今の手順とルールは、この記事の本文をご覧ください)。
この記事の仕様と画面の名前は、2026年9月23〜24日に、ActiveCampaignの公式ヘルプ(Set up your sending domain、SPF, DKIM, and DMARC Authentication、Updates to the Advanced Settings Page FAQ ほか)、DMARC Digestsのサイト、Gmail・アメリカのYahoo・日本のYahoo!メール・Outlookの公式情報、エックスサーバーのマニュアル、DMARCの仕様(RFC 9989・RFC 9990)で確認したものです。画面はたびたび変わりますので、実際の画面と見比べながら進めてください。
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Gmailにメールを届きやすくするためにはSegment(セグメント)機能を使って配信対象者を絞り込むことも重要です。そのセグメント機能について解説した記事はこちらです。
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