先日開催されたKHL 2024(=Kajabi Hero Live カジャビヒーローライブ2024)で、SMS配信機能やABテスト機能など、待望の新機能が発表されました。この記事では、新機能の詳細な解説はもちろん、実際に数十個のオンライン講座を運営してきた経験をもとに、Kajabiの強みと注意点、日本のユーザーが特に押さえておくべきポイントまでを徹底解説します。オンラインビジネスツールの選択に悩む方、Kajabiの導入を検討している方は、具体的な判断基準と成功のためのステップが明確になるはずです。Kajabiの最新アップデートと、あなたのビジネスに最適なツール選びのヒントが、この記事ですべてわかります。
はじめに:Kajabi(カジャビ)の進化が加速している理由
「オンラインで商品を販売したいけど、どのツールを選べばいいかわからない…」
「高額な開発費をかけずに、自分でサイトを作って運営していきたい…」
そんな悩みを持つ個人事業主やフリーランスの方は多いのではないでしょうか?
先日、アメリカで開催されたKHL(Kajabiヒーローズライブ)2024で、Kajabiの新機能が続々と発表されました。この発表には、オンラインビジネスツール業界に大きな波紋が広がっています。
なぜなら、従来のオンライン講座プラットフォームの枠を超えた機能拡張が行われているからです。
実は、オンラインビジネスツール業界では、ここ数年で大きな変化が起きています。GoHighLevel(ゴーハイレベル)やSkool(スクール)など、競合ツールが次々と新しい機能を搭載し、シェア争いが激化しているのです。
その中で、Kajabiが選ばれ続けている理由は明確です。
それは、大手投資家からの資金調達を成功させ、安定した開発体制を築いているから。そして何より、ユーザーからの要望に真摯に耳を傾け、着実に機能を進化させ続けているからです。
私自身、数十個のオンライン講座をKajabiで運営してきた経験から言えることがあります。それは、初心者でも始めやすく、かつビジネスの成長に合わせて拡張できるという特徴です。
では、具体的にKHL 2024ではどのような新機能が発表されたのでしょうか?また、これらの機能があなたのビジネスにどのような影響をもたらすのか、詳しく見ていきましょう。
KHL 2024で発表された5つの新機能
オンラインビジネスの成長には、効率的なツールと確実な機能が欠かせません。今回のKHL 2024では、まさにそのニーズに応える5つの新機能が発表されました。
それぞれの機能を詳しく見ていきましょう。
■ SMS配信機能の実装
お客様とのコミュニケーションを強化する新しい選択肢として、SMS配信機能が追加されます。
具体的な活用シーンとしては:
- セミナーやイベント前のリマインド通知
- 商品購入後のフォローアップメッセージ
- 重要なお知らせの確実な届け出
ただし、この機能はTwilioとの連携で実装される可能性が高く、一定数以上の配信には別途費用が発生する可能性があります。
■ コミュニティ機能のバージョンアップ
既存のコミュニティ機能が大幅に改善されます。主な改善点はまだ未定ですが以下の可能性が予想されます:
- 日本語UIへの対応強化が実現するかも?(あくまで予想です)
- ゲーミフィケーション要素の追加(ポイント制度など)
- メンバーの行動に応じた特典付与システム(こちらも競合では当たり前の機能なので実装して欲しいです。)
これにより、メンバーのエンゲージメントを高め、より活発なコミュニティ作りが可能になります。
■ ランディングページのABテスト機能
長年ユーザーから要望の高かったABテスト機能が、ついに実装されます。
この機能により:
- 複数のページバージョンの同時テスト
- アクセス振り分けの細かい設定
- コンバージョン率の正確な計測が可能に
特に、商品の売上向上を目指すユーザーにとって、待望の機能と言えるでしょう。
■ カート機能の強化
ECサイトのような複数商品の同時購入が可能になります。
- ショッピングカート機能の追加
- 複数商品の一括購入処理
- 外部ツールとの連携なしで完結
これにより、商品の組み合わせ販売やクロスセルが容易になります。
■ ギフトオファー機能の追加
新しく追加されるギフト機能により:
- 購入者が別の人にプレゼントとして商品を贈れる
- 自動的なアクセス権限の付与
- ギフト専用の通知メールの送信
特に、法人向けの一括購入やプレゼントキャンペーンでの活用が期待できます。
これらの新機能は、単なる機能追加ではありません。Kajabiがプラットフォームとしての完成度を高め、より多くのビジネスニーズに応えようとしている証と言えるでしょう。
そして何より重要なのは、これらの機能が追加料金なしで利用できるという点です。既存のKajabiユーザーは、契約プランの範囲内で新機能を活用できるようになります。
Kajabiの強みと今後の期待
「本当にKajabiで大丈夫なのか?」
オンラインビジネスのプラットフォーム選びで、誰もが抱くこの不安。今回の新機能発表は、その不安を解消する大きな一歩となりました。
■ オールインワンツールとしての価値
Kajabiの最大の強みは、ビジネスに必要な機能が1つのツールに統合されている点です。
- オンライン講座の配信
- ランディングページの作成
- 会員サイトの運営
- メール配信
- コミュニティ運営
これらの機能が、追加料金なしで利用できるのです。
さらに今回の新機能追加により、外部ツールへの依存度を減らせる可能性が高まりました。例えば:
- ABテスト機能により、外部ツールでの検証が不要に
- カート機能の強化で、ECプラットフォームとの連携が簡略化
- SMS配信による、通知ツールの統合
■ スマホアプリの存在価値
「スマホで学習コンテンツを提供したい」というニーズに、Kajabiは既に対応済みです。
Kajabiアプリの特徴:
- 追加料金なしでアプリ提供が可能
- シンプルで使いやすいインターフェース
- オフライン視聴にも対応
特に注目すべきは、自社ブランドのアプリを作る必要がないという点です。Kajabiアプリを通じて、スムーズにコンテンツを提供できます。
■ 投資を受けた企業としての安定性
Kajabiは、コロナ禍での急成長期に大手投資家からの資金調達に成功しました。この事実が意味するものは:
- 長期的な開発資金の確保
- 企業としての信頼性の向上
- 継続的な機能改善への期待
特に重要なのは、投資家へのリターンを意識した成長戦略を取っているという点です。つまり:
- 積極的な機能開発
- ユーザーフィードバックの重視
- 競合他社との差別化
実際、クリックファネルのような競合が苦戦する中、Kajabiは着実な進化を遂げているのです。
このような強みと成長性を持つKajabiですが、もちろん完璧なツールというわけではありません。特に日本のユーザーにとって、知っておくべき重要なポイントがあります。
日本のユーザーが知っておくべきポイント
Kajabiを日本で活用する際には、いくつかの重要な検討ポイントがあります。ここでは、実際の運用で押さえておくべきポイントをお伝えします。
■ 決済システムについて
Stripe/Paypal決済の利用については、以下の点に注意が必要です:
【Stripe決済の特徴】
- 数千円〜数万円程度の商品販売に最適
- サブスクリプション型の決済に強み
- 高額商品(30万円以上)の取り扱いには注意が必要
【推奨される使い方】
- 低〜中価格帯の商品販売
- 月額メンバーシップの運営
- 定期的な自動決済の設定
特に、高額商品の販売については、銀行振込を併用するなどの工夫が推奨されます。
■ 言語対応について
英語に関する不安は、以下の方法で解決可能です:
【対応策】
- Google翻訳の活用
- ChatGPTによる翻訳支援
- カスタマーサポートへの問い合わせテンプレートの準備
実際、私も英語が得意ではありませんが、これらのツールを活用することで、スムーズな運営が可能になっています。
■ 料金プランの選び方
Kajabiの料金プランは、ビジネスの成長に合わせて選択できます:
【キックスタータープラン】
- 月額60ドル程度(年払いでさらにお得)
- 1つの商品の提供が可能
- 基本的な機能が利用可能
【ベーシック・グロースプラン】
- より多くの商品提供が可能
- 機能制限が緩和
- スケーラビリティの向上
重要なのは、小さく始めて徐々にアップグレードしていけるという点です。
■ 日本特有の課題
日本市場特有の課題についても理解しておく必要があります:
【対応が限定的な機能】
- LINE連携
- 日本の独自決済システム
- 特定の銀行口座との連携
ただし、これらの制限は他のツールとの組み合わせで解決可能です。
■ Kajabi Payment(カジャビペイメント)の今後
将来的な展望として期待されるのが Kajabi Payment(カジャビペイメント)です:
- 現在は欧米での展開が先行
- アジア圏での展開も検討中?
- 決済手続きの簡素化が期待される
この機能が日本で利用可能になれば、決済まわりの手続きが大幅に簡略化される可能性があります。
これらのポイントを理解した上で、次は具体的に誰にKajabiがおすすめなのか、そして誰には別のツールをおすすめするべきかについて、詳しく見ていきましょう。
Kajabiを選ぶべき人、選ばない方がいい人
オンラインビジネスツールの選択は、あなたのビジネスの成功を左右する重要な決断です。ここでは、具体的な判断基準をお伝えします。
■ Kajabiが向いている人の特徴
以下のような方には、積極的にKajabiをおすすめできます:
【知識やスキルを販売したい人】
- オンライン講座を作りたい
- 会員制サイトを運営したい
- デジタル商品を販売したい
【シンプルな運用を望む人】
- 技術的な知識が少なくても始めたい
- 1つのツールで完結させたい
- サポートにお金をかけたくない
【成長を見据えている人】
- 段階的に事業を拡大したい
- 将来的に商品数を増やしたい
- グローバル展開の可能性がある
■ 別のツールを検討した方がいい場合
一方、以下の場合は別のツールの検討をおすすめします:
【ビジネスモデルの面で】
- 実店舗がメインの場合
- 物理商品のみの販売
- LINEマーケティングが中心
【技術面で】
- 完全な日本語対応が必須
- カスタマイズ性を重視
- 特殊な決済システムが必要
■ 初心者向けプランの活用法
まずは小さく始めたい方向けの具体的な活用方法をご紹介します:
【キックスタータープランでできること】
- 1つの主力商品の販売
- 基本的なランディングページの作成
- メールマーケティングの実施
Kajabiのプランの詳細はこちらの記事で詳細に解説しています
まとめ:あなたのビジネスに最適なツールを選ぶために
KHL 2024での新機能発表は、Kajabiが着実に進化を続けていることを示しています。しかし、ツール選びで最も重要なのは、あなたのビジネスのニーズに合っているかという点です。
■ 機能と価格の比較ポイント
【基本機能の比較】
- オンライン講座配信
- メンバーシップサイト
- ランディングページ作成
- 決済システム
- コミュニティ機能
これらの機能について、月額1万円程度から始められるのが、Kajabiの強みです。
■ 始める前の確認事項
【技術面】
- 英語での設定に抵抗がないか
- 必要な機能が揃っているか
- 外部ツールとの連携の必要性
【ビジネス面】
- 商品の価格帯は適切か
- 決済方法は問題ないか
- 成長に合わせた拡張性
■ 具体的な次のステップ
あなたのビジネスにKajabiが合っていそうと感じた場合:
- 無料のデモアカウントで機能を確認
- キックスタータープランでスタート
- 1つの商品から展開を始める
【リスクを抑えるポイント】
- まずは小さく始める
- 顧客からのフィードバックを重視
- 段階的に機能を活用
私自身、数十個のオンライン講座をKajabiで運営してきた経験から言えることがあります。それは、完璧なツールは存在しないということです。しかし、Kajabiは継続的な進化を続け、ユーザーの声に耳を傾けながら、着実に改善を重ねています。
今回のKHL 2024での発表は、その姿勢を明確に示すものでした。特にABテスト機能やカート機能の追加は、多くのユーザーの要望に応える形での実装といえます。
重要なのは、あなたのビジネスに本当に必要な機能は何かを見極めることです。華やかな新機能に目を奪われるのではなく、まずは基本的な機能を活用し、そこから段階的に拡張していく。それが、私の経験から得た最も確実な成功への道筋です。
オンラインビジネスの世界は日々変化していますが、基本に忠実に、そしてお客様の声に耳を傾けながら進んでいけば、必ず道は開けるはずです。
あなたのビジネスが、最適なツールと共に成長していくことを願っています。
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