Midjourneyの動画生成機能を使ってみた結果

Midjourneyの動画生成機能を使ってみた結果

追記(2026年9月):この記事はもともと「V1 Video Model」という名前でMidjourneyの動画生成機能を紹介しました。ただ、いまの公式ドキュメントは動画モデルにバージョン番号を付けていません。2025年6月の公開以降、動画モデルの後継も発表されていないので(2026年9月時点)、タイトルと本文は「Midjourneyの動画生成機能」という呼び方に直しました。(このあたりの事情は本文でもう少し詳しく書いています。)

掲載している画面写真は、私がこの記事を書いた2025年6月当時のものです。当時のまま残しています。一方で、動画そのものは長く作れるようになりました。5秒から始めて4秒ずつ延ばし、最長21秒まで伸ばせます。料金はBasic 月10ドルから据え置き(年払いなら月8ドル)。解像度は標準が480pで、720pにするにはStandard(月30ドル)以上のプランが要ります。詳しい数字は「料金プランとコストパフォーマンス」の節に書き足しました。

Webサイトやブログ、SNSでの情報発信が当たり前になった今、読者の目を引く「コンテンツ」の重要性はますます高まっています。特に、高品質な画像や短い動画は、読者のエンゲージメントを飛躍的に高める力を持っています。

しかし、

「魅力的な画像や動画を作りたいけど、専門スキルがない…」

「フリー素材サイトを探しても、ピンとくるものが見つからない…」

「かといって、デザイナーや動画編集者に毎回依頼する予算もない…」

かつての私のように、1人でビジネスを立ち上げた多くの起業家や経営者の方が、同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

実は私自身も、自分のサービスをオンラインで広めようとした時、この「コンテンツ制作」の壁に何度もぶつかりました。ですが、あるツールがその悩みを一気に解決してくれたのです。

それが、今回ご紹介する画像・動画生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」です。

この記事では、日本語での指示が通るようになった画像生成と、2025年6月に加わった動画生成機能に焦点を当て、その具体的な使い方を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。読み終える頃には、あなたも自分のイメージに近い画像と短い動画を、自分の手で用意できるようになっているはずです。

Midjourneyとは?動画生成にも対応したAIの最前線

Midjourneyは、簡単な言葉(プロンプト)を入力するだけで、まるでプロが作成したかのような、高品質で独創的な画像を生成してくれるAIツールです。

私がこの記事を書いた2025年6月当時のバージョン「V7」では日本語の解釈能力が大きく上がり、私たち日本人でも使いやすくなりました。

画像モデルはその後も更新が続いていて、2026年9月時点の標準は「V8.2」です(2026年7月24日から標準になりました)。この記事の画面写真はV7のときのものなので、今のあなたの画面とは表示が少し違うかもしれません。

そして、ついに2025年6月に待望の動画生成機能が追加され、Midjourneyは静止画だけでなく、簡単な操作で動画コンテンツまで制作できるオールインワンのツールへと進化したのです。

ひとつ、名前のことで補足させてください。この動画生成機能は公開当時「V1 Video Model」と呼ばれていましたが、いまの公式ドキュメントは動画モデルにバージョン番号を付けていません。単に「Video」「the Video Model」と書かれているだけです。2025年6月の公開以降、動画モデルの後継は発表されていません(2026年9月時点)。ときどき見かける「V8.2の動画」という言い方も正確ではありません。V8.2は画像モデルの名前で、動画モデルの名前ではないからです。

これまで、「Midjourneyで高品質な静止画を作り、それを別のAIツールで動画化する」という一手間が必要でしたが、その必要もなくなりました。Midjourney内で、シームレスに画像から動画へと展開できるようになったのです。

Midjourneyを始める前に知っておくべきこと

一点だけ、Midjourneyを使い始める前に知っておいていただきたいことがあります。それは、Midjourneyには無料プランがないということです。

公式サイトで他のユーザーが作成した素晴らしい作品を閲覧することはできますが、ご自身で画像を生成しようとすると、有料プランへの加入を求められます。

一番安いプランは月額10ドル(年払いにすると月額8ドル)です。この金額は2026年9月時点でも据え置きで、日本円にすると為替次第ですが1,500円前後。他の動画生成AIツールが高価なことを考えれば、画像も動画も作れるMidjourneyは割安だと私は考えています。

まずは1ヶ月だけでも、その実力を試してみてはいかがでしょうか。

【基本編】Midjourney V7の基本的な使い方

それでは、実際にMidjourneyの使い方を見ていきましょう。基本的な操作は非常にシンプルです。

※ここから先の手順と画面写真は、私がこの記事を書いた2025年6月当時のものです。ボタンの位置や表示は変わっていることがあるので、ご自身の画面と見比べながら進めてください。

ステップ1:基本的な画面構成を理解する

  • Explore: 他のユーザーが作成した公開画像や動画を見ることができます。
  • Create: あなたが画像を生成するメインの画面です。
  • Organize: あなたが過去に生成した作品を整理・閲覧できます。

ステップ2:「Create」画面で画像生成を始める

What will you imagine?と書かれた入力ボックスに、あなたが作りたい画像のイメージを言葉(プロンプト)で入力します。

ステップ3:プロンプト(指示文)入力のコツと注意点

例:「インドを旅しているバックパッカーの日本人の女性」

PCで入力する際、Enter(Return)キーを押すと、その瞬間に画像生成が始まってしまいます。 長いプロンプトはメモ帳などで下書きし、コピー&ペーストするのがおすすめです。

プロンプトを入力すると、すぐに4枚の画像が生成されます。

【動画生成編】1クリックで完成!Midjourneyの動画作成機能

Midjourneyの最大の進化点が、この動画生成機能です。

ステップ1:元になる静止画を生成する

まずは通常通り、動画にしたいイメージの静止画を生成します。

ステップ2:「Animate」ボタンをクリックする

生成された4枚の画像から1枚を選ぶか、過去に作成したお気に入りの画像を選択します。すると、画像の下にメニューボタンが表示されます。

これまでのVary (Subtle)やVary (Strong)といった静止画のバリエーションを生成するボタンに加え、新しく「Animate」というボタンが追加されています。

この「Animate」ボタンをクリックするだけで、AIがその静止画に自然な動きをつけた4パターンの短い動画を自動で生成してくれます。追加のプロンプト入力も不要で、まさにワンクリックです。

できあがる動画の長さは5秒から。そこから1回につき4秒ずつ、最大4回まで延ばせて、最長21秒になります(2026年9月時点の公式ヘルプ)。始まりのコマだけでなく終わりのコマを指定したり、ループさせたりもできるようになっています。ただし、言葉だけから動画を作ることはできません。必ず1枚目になる画像が要る、という点は公開当時から変わっていません。

実際に筆者がMidjourneyで生成した動画一覧

以下、実際に私が過去にMidjourneyで生成した静止画を動画化したものを貼っておきます。(調子に乗ってガンガン動画を生成していたら、今月使用できるMidjourneyのクレジットがなくなってしましました。。そうなるとクレジットを追加購入するか来月まで待つしかないですね。。)

Midjourney動画生成の強みと注意点

  • 強み:手軽さと自然なクオリティ
    これまで作ってきた静止画資産を、いつでも気軽に動画化できるのが最大の魅力です。また、他のAIツールで無理やり動かした場合に生じがちだった不自然さがなく、非常に滑らかでクオリティの高い動画が生成されます。
  • 注意点1:動画の解像度

動画の解像度は標準で480pです。これは2026年9月時点でも変わっていません。スマートフォンの画面で見る分には十分綺麗ですが、PCの大画面で見たり、高画質な実写映像と組み合わせたりすると、少し粗さが目立つかもしれません。これは、手軽さや生成速度とのトレードオフと言えるでしょう。

ただ、720p(HD)で作る道もあります。公式ヘルプによると、720pの動画を作れるのはStandard・Pro・Megaのプランで、しかも高速モード(Fast)のときだけです。一番安いBasic(月10ドル)だと480p・高速モードのみで、同時に作れる動画も1本まで。大きな画面で使う予定があるなら、Standard(月30ドル)以上を選ぶことになります(2026年9月時点)。

  • 注意点2:著作権のあるキャラクターは動画化NG

Midjourneyではアニメのキャラクターなど、著作権のある(IPもの)画像を生成できてしまうことがありますが、これらの画像を「Animate」ボタンで動画化することは禁止されています。 実際に試すとエラーが表示され、ブロックされます。これはMidjourneyが健全にサービスを続けていくための重要なルールですので、必ず守りましょう。

【設定編】プロ級の作品を生み出す!設定項目の徹底解説

動画生成だけでなく、もちろん静止画のクオリティを追求する設定も豊富です。

  • イメージサイズ(Image Size): ブログなら「16:9」、SNSの縦長動画なら「9:16」など用途に合わせて設定。
  • スタイル設定(Aesthetics): Stylization(アート性)、Weirdness(奇妙さ)、Variety(多様性)を調整。
  • モデル(Model): 「Standard(アート寄り)」と「Raw(写実的)」を選択。
  • バージョン(Version)とドラフトモード: 「Draft Mode」をオンにすると、リソース消費を抑えて多くの作品を試せます。(私が試した2025年の画面ではバージョンに「V7」を選んでいましたが、2026年9月時点の標準は「V8.2」です。)
  • スピード(Speed): 基本は「Fast」モードでOKです。

Midjourneyの得意・不得意と他のAIとの使い分け

動画機能が追加されたMidjourneyですが、やはり得意・不得意はあります。

  • 得意なこと:
    • アーティスティックで高品質な静止画の生成。
    • 静止画からのワンクリックでの自然な動画化。
    • 他の専門ツールに比べて圧倒的なコストパフォーマンス。
  • 不得意なこと:
    • 画像や動画内に正確な文字を入れること。(これはChatGPTが得意です)
    • 4Kのような、とても高い解像度での動画出力。(720pのHDはStandard以上のプランで作れますが、公式ヘルプに載っている動画の画質は480pと720pだけです。2026年9月時点)
    • 著作権キャラクターの動画化。(禁止されています)

目的に応じて、これらのツールを賢く使い分けることが重要です。

料金プランとコストパフォーマンス

料金プランは月額10ドルから。この料金で画像生成も動画生成も行えるのは、かなり安いほうだと思います。無料プランはありません。

プランごとに、高速で生成できるリソース量「Fast Hours」が決められています。この時間は画像生成でも動画生成でも消費されますが、月額10ドルのベーシックプランでも、かなりの数の画像や動画を生成できます。

他の動画生成AIが数本の動画で数千円分のクレジットを消費することを考えると、Midjourneyがいかにビジネスで使いやすい価格設定かが分かります。

2026年9月時点の4つのプランを、公式ヘルプの表から整理しておきます。金額はすべてドル建てで、年払いにすると2割引きです。

  • Basic:月10ドル(年払い96ドル=月8ドル)。高速GPUは月3.3時間。動画は480p・高速モードのみで、同時に作れるのは1本
  • Standard:月30ドル(年288ドル=月24ドル)。高速GPUは月15時間。720pの動画も作れる。低速(Relax)で無制限に作れるのは画像まで
  • Pro:月60ドル(年576ドル=月48ドル)。高速GPUは月30時間。低速モードで画像と480p動画が無制限
  • Mega:月120ドル(年1,152ドル=月96ドル)。高速GPUは月60時間。同時に作れる動画の本数が一番多い

高速GPUの時間を使い切ったら、1時間4ドルで買い足せます。(私も動画を作りすぎて月の分を使い切ったことがあります。記事の前半に書いたとおりです。)

仕事で使う場合の条件にも触れておきます。有料プランに入っていれば、作った画像や動画はほぼ自由に使ってよい、と公式に書かれています。ただし年間の売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaのプランが必要です(2026年9月時点)。金額も条件も変わることがあるので、申し込む前に公式の料金ページでご確認ください。

まとめ:Midjourneyであなたのイメージにある画像や動画を作ってみよう!

今回は、画像・動画生成AI「Midjourney」の動画生成機能を中心に、その使い方を解説しました。

Midjourneyは、もはや専門家だけのものではありません。

日本語対応と動画生成機能の追加により、専門スキルがない私たちのような個人起業家や中小企業経営者にとって、心強いコンテンツ制作ツールになりました。

フリー素材を探し回ったり、高額な制作費に悩んだりする時間を、もっと創造的な活動に使いませんか?

この記事を参考にMidjourneyを使いこなし、あなたのビジネスを、そしてお客様とのコミュニケーションを、より豊かに彩ってみてください。

編集後記(筆者の追記)

Midjourneyは以前は日本語のプロンプトを受け付けてくれなかったので使いにくかったのですが、2025年になってから日本語も受け付けてくれるようになり、さらに動画生成まで可能になったので非常に優秀な画像/動画生成AIになりましたね!

正直、他の動画生成AIはテキストから動画を生成せると特に人物の造形がイマイチなケースが多く、「Midjoureyでハイクオリティな静止画を作る→他社の動画生成AIで動画化する」という2ステップが必要でしたが、2025年6月のアップデートによって、動画生成までMidjourneyの中で完結するようになったので、動画生成が非常に楽しくなりました。

正直、Midjourneyが動画生成できるようになってしまうと、個人的にはより実写に近く音声も同時に生成できるGoogle Veo(Geminiに課金しているので一定数は動画を生成できる)もあれば、他の動画生成AIは解約してもいいかなーという感想です。

※2026年9月時点の補足:ここで書いているGoogle Veoは、2025年6月当時のGeminiアプリでの話です。今のGeminiアプリの動画生成は「Gemini Omni Flash」が標準になり、Veo 3.1は開発者向けに提供されています。

Midjourneyの動画生成機能のリリースにより、動画生成を強みにしている他社がどのくらい影響を受けるのか?気になるところでありますね。使ってみたい方は、月額10ドルのプランに試しに課金して、使ってみるといいでしょう。(10ドルのプランで動画生成をしていると意外とすぐにクレジットがなくなってしまうのでそこはご注意ください。)

Midjourney公式サイトはこちら

https://www.midjourney.com

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