
あなたの広告は、どこから来た人が申し込みにつながっているか分かっていますか。Google広告には、クリックされた広告の情報をランディングページのURLに引き継ぐ仕組みがあります。これを使うと、どのキャンペーンのどの広告から来た人なのかを、CRMやアクセス解析で追えるようになります。この記事は2026年9月時点の仕様に合わせて更新しました。いちばん大きな変更は、よく混同される「トラッキング テンプレート」と「最終ページ URL のサフィックス」が別々の欄だということ、そしてGA4をお使いなら utm_source と utm_medium を手で付けないほうがよくなったことです。設定する場所、書く文字列、使えるパラメータの順にお伝えします。
はじめに: トラッキングテンプレートとは?
デジタルマーケティングの世界で成功を収めたいあなた。Google広告を運用しているけれど、その効果を正確に把握できていないのではありませんか?
今回は、そんなあなたの悩みを解決する強力なツール、「トラッキングテンプレート」についてお話しします。
トラッキング テンプレートと最終ページ URL のサフィックスは、Google広告のすべてのキャンペーンで使える共通の機能です。YouTube広告だけのものではありません。広告がクリックされたときに、キャンペーンや広告のIDを、リンク先のURLに付け足してくれます。
ただし、YouTubeでコンバージョン(登録や購入)を狙う場合は、キャンペーンの種類そのものが変わっている点にご注意ください。かつての「動画アクション キャンペーン」は2025年4月に新規作成ができなくなり、既存のキャンペーンも順次「デマンド ジェネレーション」へ移行しています(Google広告ヘルプ)。お使いのアカウントがどうなっているかは、管理画面でご確認ください。このあと出てくるパラメータの中には、デマンド ジェネレーションでは値が入らないものがありますので、そこも合わせてお伝えします。
しかし、ここで注意してほしいのは、この機能がすべての人に必要というわけではないということです。
トラッキングテンプレートが特に有効なのは以下のような方々です:
- 複数の広告媒体やキャンペーンを同時に運用している
- 顧客の行動を詳細に分析したいと考えている
- 広告投資の ROI(投資収益率)を正確に把握したい
- CRMやメール配信ツールに「どの広告から来たか」を渡したい(そのツールが、URLに付いたパラメータを受け取れる)
一方で、以下のような場合は、今すぐにトラッキングテンプレートを導入する必要はありません:
- 広告を始めたばかりで、まだ基本的な運用に慣れていない
- 単一のキャンペーンのみを運用している
- GA4でしか成果を見ておらず、CRMに広告の情報を渡す必要がない(この場合は[Google広告とのリンク]と[自動タグ設定]だけで足ります)
あなたがどちらのカテゴリーに当てはまるかを考えてみてください。トラッキングテンプレートの活用が必要だと感じたなら、この記事を最後まで読むことで、あなたの広告運用スキルを一段階上のレベルに引き上げることができるでしょう。
では、具体的にトラッキングテンプレートがどのように機能し、どのようなメリットをもたらすのか、詳しく見ていきましょう。
トラッキングテンプレートの仕組み

あなたは広告を出稿する際、どのような情報を追跡していますか?クリック数?コンバージョン数?それだけでは、本当の広告効果を把握するには不十分かもしれません。ここで登場するのがトラッキングテンプレートです。
トラッキング テンプレートと最終ページ URL のサフィックスは、Google広告の「URL オプション」という欄で設定します。広告・広告グループ・キャンペーン・アカウントなど、いくつもの階層で設定できます。
※ この記事に載せている画面は2024年当時のものです。2026年9月時点ではGoogle広告の管理画面のデザインが新しくなっていますので、欄の名前と場所は本文の説明のほうをご覧ください。
ここで、混同されやすい2つの欄を整理しておきます。「URL オプション」の中には、役割の違う欄が2つ並んでいます。
- トラッキング テンプレート:広告がクリックされたとき、リンク先に着く前に一度別のURLを経由させたいときに使う欄です。クリック数を測る外部のツールをあいだにはさむ場合などに使います。
- 最終ページ URL のサフィックス:リンク先のURLの末尾に、付け足したいパラメータだけを書く欄です。「どの広告から来たか」をURLに残したいだけなら、こちらを使います。
この記事でこれから設定するのは、後者の「最終ページ URL のサフィックス」です。2024年当時は「最終URLのサフィックス」と書かれていることもありましたが、管理画面の正式な表記は「最終ページ URL のサフィックス」です。
サフィックスの欄には、パラメータだけを書きます。先頭の「?」も「{lpurl}」も入れません。ここを間違えるとリンク先が正しく組み立てられませんので、気をつけてください。
トラッキング テンプレートを使う場合の書き方
外部のクリック測定ツールを使わないのであれば、トラッキング テンプレートの欄は空のままで構いません。使う場合は、次のように {lpurl} を必ず先頭に置いて書きます。
{lpurl}?campaignid={campaignid}&adgroupid={adgroupid}&creative={creative}{lpurl} を先頭以外に置くと、{lpurl} がエスケープ(URLエンコード)され、意図しないリンク先になることがあります。詳しい書き方はGoogle広告ヘルプ(トラッキング テンプレートと最終ページ URL のサフィックス)でご確認ください。
では、サフィックスの話に戻ります。この欄にパラメータを入れておくと、次のことが起こります:
- 広告クリック時のURL変化: ユーザーが広告をクリックすると、設定したパラメータが自動的にURLに追加されます。
- 詳細な情報の記録: このURLには、広告キャンペーンID、広告ID、広告配信プラットフォームなどの情報が含まれます。
- 顧客行動の追跡: ユーザーがランディングページでアクションを起こすと、これらの情報が記録されます。
例えば、あなたが設定したURLが「https://www.yourwebsite.com/landing-page」だとしましょう。トラッキングテンプレートを設定すると、実際にユーザーがクリックした時のURLは以下のようになります:
https://www.yourwebsite.com/landing-page?utm_content=21453998765&utm_term=176234567890&ad_id=712345678901utm_content にはキャンペーンのID、utm_term には広告グループのID、ad_id には広告のIDが、それぞれ数字で入ります。この情報がリンク先のURLに残るので、ランディングページ側やCRMで受け取れば、「どの広告から来た人か」が分かるようになります。
なぜこれが重要なのか?
- 広告効果の正確な測定: どの広告、どのキャンペーンからの訪問者が、実際にコンバージョンにつながったのかを正確に把握できます。
- 予算配分の最適化: 効果の高い広告にリソースを集中させることができ、広告予算の無駄を削減できます。
- 顧客インサイトの獲得: ユーザーの行動パターンを詳細に分析することで、より効果的なマーケティング戦略を立てられます。
トラッキングテンプレートは、一見複雑に見えるかもしれません。しかし、これを理解し活用することで、あなたのYouTube広告運用は新たな次元に到達するでしょう。
次のセクションでは、具体的なトラッキングパラメータの設定方法について詳しく解説します。あなたのビジネスを成長させる強力なツールを、一緒にマスターしていきましょう。
トラッキングパラメータの設定方法

あなたは今まで、広告の効果を「感覚」で判断していませんでしたか?トラッキングパラメータを使えば、その「感覚」を「データ」に変えることができます。ここでは、その具体的な設定方法をステップバイステップで解説します。
Step 1: Google広告の管理画面で[URL オプション]を開く
Google広告の管理画面を開きます。2024年8月に新しいデザインへ完全に切り替わったため、右上のレンチアイコン(ツールと設定)はもうありません。左側のナビゲーションから進みます。
- 広告・広告グループ・キャンペーンごとに設定する場合:対象の広告やキャンペーンの編集画面を開き、下のほうにある「URL オプション」を開きます。折りたたまれていて見つけにくいことがありますので、注意深く探してください。
- アカウント全体にまとめて設定する場合:左側のナビゲーションから[管理者]→[アカウント設定]→[トラッキング テンプレート]と進みます。
※ この大項目の名前は、公式ヘルプの中でも[管理者]と[管理]の表記が混在しています。お使いの画面の表示に読み替えてください。
なお、2024年当時のこの記事では「広告のURLオプション」と書いていましたが、公式の表記は「URL オプション」です。また、設定を変更してから実際の配信URLに反映されるまでには、24〜48時間かかることがあります。変更した直後に見て「効いていない」と判断しないようにしてください。

※ 上の画面は2024年当時のものです。2026年9月時点では、左側のナビゲーションが「キャンペーン/目標/ツール/料金/管理者」の5つに整理され、見た目が変わっています。ただし「URL オプション」を開いてサフィックスを入力する、という流れは同じです。
Step 2: 最終ページ URL のサフィックスにパラメータを入力
「最終ページ URL のサフィックス」という欄に、以下のようなパラメータ文字列を入力します(先頭に「?」は書きません):
utm_content={campaignid}&utm_term={adgroupid}&ad_id={creative}この文字列が、あなたの広告分析の要となります。では、各パラメータの意味を詳しく見ていきましょう:
- utm_content={campaignid}:キャンペーンのIDが入ります。キャンペーン「名」ではなく、Googleが管理している数字のIDです。
※ utm_campaign ではなく utm_content に入れているのには理由があります。GA4をお使いの場合、utm_campaign は「どこから来たか」の分類に影響する項目だからです(あとの「GA4を使っている場合の注意」でご説明します)。 - utm_term={adgroupid}:広告グループのIDが入ります。
※ 2024年当時のこの記事では utm_source={network} をおすすめしていましたが、{network} が返すのは媒体の名前ではありません。g(Google検索)/s(検索パートナー)/d(ディスプレイ)/ytv(YouTube)/vp(Google動画パートナー)/gtv(Google TV)/x(P-MAXのすべてのトラフィック)といった短いコードが入ります(このほかにもコードが追加されることがありますので、最新の一覧は公式ヘルプでご確認ください)。レポートに「ytv」のような記号が並ぶうえ、デマンド ジェネレーションではそもそも値が入りません。 - ad_id={creative}:広告の固有IDが入ります。
※ 2024年当時のこの記事では ad_id={adid} と書いていましたが、{adid} というパラメータは公式の一覧にありません。広告のIDを返すのは {creative} です。 - utm_medium=cpc は入れていません:有料広告であることを示す値ですが、GA4をお使いの場合は手で付けないほうが安全です。理由はあとでご説明します。
- {placement}・{keyword}・{product_id} も入れていません:{placement} は広告が表示されたサイトや、プレースメントで指定した条件が入るパラメータですが、デマンド ジェネレーション広告ではサポートされていません。公式の一覧では、少なくとも {placement}・{target}・{keyword}・{network}・{targetid} がデマンド ジェネレーションでは使えないとされています。対応状況は変わることがありますので、お使いの画面と公式の一覧でご確認ください。{product_id} は、Merchant Centerに登録した商品を扱うショッピング機能でしか値が入りません。
※ 使えるパラメータの一覧はGoogle広告ヘルプ(ValueTrack パラメータ)で確認できます(確認日:2026年9月19日)。配信面ごとの内訳を見たい場合は、URLのパラメータではなく管理画面のレポートで見られるかを確かめてみてください。
検索キャンペーンで使う場合の注意
検索キャンペーンであれば、{keyword}(検索に使われたキーワード)や{matchtype}(一致タイプ)も使えます。ただし2026年時点では、キーワードを使わずに広告が表示された場合、{keyword} は空で返ると公式に明記されています。検索キャンペーン向けの「AI 最大化設定」、動的検索広告、P-MAXなどが当てはまります。utm_term が空の行が混ざっていても、設定を間違えたわけではありません。
また、{matchtype} が返す値は3種類から4種類に増えました。e(完全一致)、p(フレーズ一致)、b(インテント マッチ)に加えて、a(AI 最大化設定キーワードなし)が追加されています。以前「b は部分一致」と覚えていた方は、呼び方が変わっている点にご注意ください。
Step 3: パラメータの動作を確認
設定後、実際の広告URLがどのように変化するか確認してみましょう。例えば、あなたのランディングページのURLが「https://www.yourproduct.com/special-offer」だとすると、ユーザーが広告をクリックした際のURLは以下のようになります:
https://www.yourproduct.com/special-offer?utm_content=21453998765&utm_term=176234567890&ad_id=712345678901値はすべて数字のIDで返ってきます。キャンペーン「名」が入るわけではありませんので、どの数字がどのキャンペーンなのかは、管理画面のキャンペーンIDと突き合わせて確認してください。このIDは桁数が大きくなることがありますので、CRMやフォームで受け取る欄の文字数にも余裕を持たせておくと安心です。
値が入らないときに、いちばん多い原因
設定は合っているのに値が届かない、というときは、ランディングページ側のリダイレクトを疑ってください。「wwwのあり/なし」をそろえる転送や、ファネルの中継ページをはさむと、URLに付いたパラメータがそこで落ちてしまうことがあります。実際にご自身の広告をクリックして、着いたページのアドレス欄にパラメータが残っているかを目で確かめるのが、いちばん確実です。

注意点:
- 設定できる場所は1か所ではありません。アカウント全体、キャンペーン、広告グループ、広告、キーワードなど、いくつもの階層に設定できます。複数の階層に設定した場合は、より細かい(下位の)階層の設定が優先されます。優先順位は、キーワード > 広告 > 広告グループ > キャンペーン > アカウントの順です。
なお、パラメータを並べる順番は自由です。
独自の値を渡す「カスタムパラメータ」を使う場合は、名前は最大16文字、値は最大250文字、アカウント単位を除く各階層で8個までという上限があります。 - URLが長くなりすぎないよう注意しましょう。一部のシステムでは長すぎるURLを受け付けない場合があります。
- 定期的にパラメータの動作を確認することをお勧めします。仕様は実際に変わります。半年に一度は、ご自身の広告をクリックして着いたURLを見て、思ったとおりの値が入っているかを確かめてください。
トラッキングパラメータの設定は、一度覚えてしまえば難しくありません。ここまでができていれば、どの広告から来た人が申し込みにつながったのかを、数字で見比べられるようになります。
次のセクションでは、このトラッキングテンプレートを活用することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。あなたのビジネスがどのように変わるのか、一緒に見ていきましょう。
トラッキングテンプレート活用のメリット

あなたは今まで、広告費用を「投資」ではなく「経費」と考えていませんでしたか?トラッキングテンプレートを活用することで、その考え方が大きく変わるはずです。ここでは、この強力なツールがもたらす具体的なメリットについて詳しく解説します。
1. 広告効果の詳細な分析
トラッキングテンプレートの最大の利点は、広告効果を細部まで把握できることです。
- キャンペーン別の成果: どのキャンペーンが最も効果的か、数字で明確に判断できます。
- 広告別のパフォーマンス: 個々の広告の成果を比較し、最も効果的な広告を特定できます。
- 配置場所の影響: 広告の表示位置が結果にどう影響するかを分析できます。
例えば、「夏季セール」と「新商品発表」という2つのキャンペーンを同時に運用している場合、どちらがより多くのコンバージョンを生み出しているかを正確に把握できます。これにより、より効果的なキャンペーンに予算を集中させることが可能になります。
2. 顧客管理システムとの連携
トラッキングテンプレートの真価は、顧客管理システム(CRM)との連携で発揮されます。
- 顧客獲得経路の特定: 各顧客がどの広告を通じてあなたの製品やサービスを知ったのかを把握できます。
- 顧客行動の追跡: 広告クリックから購入までの顧客の行動を詳細に追跡できます。
- パーソナライズされたフォローアップ: 顧客の獲得経路に基づいて、より効果的なフォローアップが可能になります。
例えば、YouTube広告経由で獲得した顧客が、他の経路で獲得した顧客よりも高い確率でリピート購入をする傾向があることが分かれば、YouTube広告への投資を増やす判断ができます。
3. ROIの正確な測定
トラッキングテンプレートを使用することで、投資収益率(ROI)を正確に計算できるようになります。
- 広告費用対効果の明確化: 各広告、各キャンペーンにかかったコストと、それによって得られた収益を正確に比較できます。
- 予算配分の最適化: ROIが高い広告に予算を集中させることで、全体の収益を向上させることができます。
- 長期的な戦略立案: 過去のデータを基に、より効果的な広告戦略を立てることが可能になります。
「感覚」ではなく「データ」に基づいて意思決定を行うことで、あなたの広告運用は飛躍的に改善するでしょう。
4. クロスチャネルマーケティングの最適化
複数の広告媒体を利用している場合、トラッキングテンプレートはクロスチャネルマーケティングの最適化にも役立ちます。
- チャネル間の比較: Google広告とMeta広告(Facebook・Instagram)など、異なる媒体間の効果を比較できます。
- 相乗効果の分析: 複数のチャネルを組み合わせることによる相乗効果を数値化できます。
- 予算配分の最適化: 各チャネルの効果を見て、最も効果的なチャネルミックスを見つけ出すことができます。
トラッキングテンプレートを使うと、広告運用の判断材料が増えます。ただし、この仕組みを活かすには、いくつかの注意点があります。次のセクションでは、トラッキングテンプレートを使用する際の注意点とベストプラクティスについて解説します。あなたの広告運用をさらに洗練させるヒントをお伝えします。
注意点とベストプラクティス
トラッキングテンプレートは強力なツールですが、その力を最大限に引き出すには適切な使用方法が重要です。ここでは、あなたがトラッキングテンプレートを効果的に活用するための注意点とベストプラクティスをご紹介します。
1. 対応しているツールの確認
トラッキングテンプレートを設定する前に、まず使用しているツールが対応しているか確認することが重要です。
- 顧客管理システム(CRM): あなたが使用しているCRMがURLパラメータを読み取り、データとして保存できるか確認しましょう。
- アクセス解析ツール:GA4をお使いの場合、utm_source と utm_medium は手で付けないことをおすすめします。理由はこのすぐあとでご説明します。なお、旧バージョンのユニバーサルアナリティクスは2024年7月に終了しています。
- ランディングページ作成ツール: 使用しているツールがパラメータ付きのURLを正しく処理できるか確認が必要です。
ベストプラクティス:実際に設定したあとは、ご自身の広告をクリックして、着いたページのURLに想定どおりの値が入っているかを確認してください。少額の予算で1日だけ配信してみるだけでも、十分に確かめられます。
GA4を使っている場合の注意
GoogleアナリティクスのGA4で広告の成果を見ているなら、utm_source と utm_medium は手で付けないほうが安全です。
Google広告とGA4をつないで「自動タグ設定」をオンにしておけば、どの広告から来た人かはGoogleが自動で記録してくれます。ところが公式ヘルプには、URLにUTMパラメータが1つでも入っていると、参照元やメディアといった「どこから来たか」の値が、すべてUTM側の内容に置き換わる場合があると書かれています(アナリティクス ヘルプ)。中途半端にUTMを足すと、かえってレポートが崩れることがあるのです。ただし、置き換わるのは utm_source・utm_medium・utm_campaign を付けた場合です。この記事でおすすめしている utm_content と utm_term は、参照元やメディアの分類には影響せず、GA4では「手動広告コンテンツ」「手動キーワード」という別の項目として記録されます。
ですので、GA4での計測は[Google広告とのリンク]と[自動タグ設定]にまかせてください。どうしてもURLに情報を足したい場合は、分類に影響しない utm_content と utm_term にとどめるのが安全です。CRMやメール配信ツールに広告の情報を渡したいだけであれば、utm_ ではじまる名前を使わず、ad_id や adgroup_id のように自分で決めた名前にしておく方法もあります。
自動タグ設定と並行トラッキングの確認
設定の前に、自動タグ設定がオンになっているかを確かめてください。左側のナビゲーションから[管理者]→[アカウント設定]→[自動タグ設定]と進み、「ユーザーが広告クリック時にアクセスする URL にタグを設定する」にチェックを入れて保存します。これは、GA4で計測した成果をGoogle広告側に取り込むためにも必要です(Google広告ヘルプ(自動タグ設定))。
もう1つ、外部のクリック測定ツールを経由させる方だけ、「並行トラッキング」にも目を通しておいてください。並行トラッキングは、ホテルキャンペーンを除くすべてのキャンペーンで必須です(検索・ショッピング・ディスプレイ・動画・P-MAX・デマンド ジェネレーションなど)。お使いのツールが並行トラッキングに対応しているかを、提供元にご確認ください(Google広告ヘルプ(並行トラッキング))。サフィックスの欄にパラメータを足すだけの方には、関係のない話です。
2. 複数広告媒体での活用
Google広告だけでなく、他の広告媒体でもパラメータを活用しましょう:
- 一貫性のある命名規則: 各媒体で使用するパラメータ名を統一し、分析を容易にします。
- 媒体別の書き分け:Google広告はGA4とのリンクと自動タグ設定にまかせ、Meta広告など他の媒体では utm_source を使って出所を区別します。Google広告のURLにも utm_source を付けてしまうと、先ほどお伝えしたとおりGA4の分類が崩れることがありますので、ご注意ください。
- キャンペーン横断的な分析: 複数の媒体にまたがるキャンペーンの効果を総合的に分析します。
ベストプラクティス: 各広告媒体の特性を理解し、それぞれに適したトラッキング戦略を立てましょう。
3. 定期的なレビューと最適化
トラッキングテンプレートの設定は一度で終わりではありません:
- 定期的なチェック: パラメータが正しく機能しているか、定期的に確認しましょう。
- データの分析: 収集したデータを定期的に分析し、インサイトを得ることが重要です。
- 継続的な改善: 分析結果に基づいて、トラッキング戦略を常に改善していきましょう。
ベストプラクティス: 月に一度はトラッキングテンプレートの機能とデータを確認し、必要に応じて調整を行いましょう。
まとめ
トラッキングテンプレートは、あなたの広告運用を「当て推量」から「データドリブン」へと進化させる強力なツールです。しかし、ツールはあくまでもツールです。真の価値を生み出すのは、それを使いこなすあなた自身なのです。
この記事で学んだ知識を実践に移し、継続的に学び、改善を重ねていってください。そうすることで、あなたの広告運用は確実に次のレベルへと進化していくでしょう。
デジタルマーケティングの世界は日々進化しています。常に最新の情報をキャッチアップし、新しい技術や戦略を積極的に取り入れる姿勢を持ち続けてください。
あなたの広告運用の成功を心から願っています。トラッキングテンプレートを活用して、素晴らしい成果を上げてください!
この記事の手順と名称は、2026年9月19日にGoogle広告とGoogleアナリティクスのヘルプで確認したものです。画面はたびたび変わりますので、実際の画面と見比べながら進めてください。
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