【KJ解説その7】Kajabi のDrip Settings の設定方法

オンライン講座や会員サイトを運営しているけれど、会員の継続率が低いコンテンツの消化が進まないという悩みを抱えていませんか?実は、これらの問題はコンテンツの公開タイミングで大きく改善できます。この記事では、Kajabiの「ドリップ設定」を活用して会員の継続率を75%まで向上させた具体的な方法をご紹介します。設定手順から運用のコツ、さらには陥りやすい失敗まで、私自身の経験を基に詳しく解説していきます。これから会員サイトを始める方はもちろん、すでに運営している方にとっても、すぐに実践できる具体的なノウハウが満載です。

前回の記事はこちら

はじめに

オンラインで会員サイトを運営していると、こんな悩みを抱えていませんか?

  • せっかく会員になってくれたのに、すぐに退会されてしまう
  • コンテンツを一気に見られて、その後アクセスが激減する
  • 会員の学習ペースをコントロールできず、成果が出にくい

私も以前、同じような課題を抱えていました。全てのコンテンツを一度に公開していたため、熱心な会員様が一気に見終わってしまい、その後は「もう見るものがない」と退会されてしまうというケースが多発していたのです。

しかし、Kajabiの「ドリップ設定」を活用することで、この問題を解決することができました。

ドリップ設定を使うことで、以下のような効果が得られるようになりました:

  • 会員の定着率が約30%向上
  • コンテンツの消化率が改善
  • 会員様からの質問や感想が増加

なぜ会員サイトのコンテンツ公開タイミングが重要なのか

オンライン学習において、最も重要なのは継続です。どんなに素晴らしいコンテンツでも、会員様が最後まで学習を続けなければ、望む成果は得られません。

実は、多くの会員サイトで起きている「早期退会」という問題の裏には、コンテンツの公開タイミングが大きく関係しています。

多くの経営者が陥りやすいコンテンツ公開の失敗とは

オンラインコースや会員サイトを運営する上で、よく見かける失敗が「全コンテンツの一斉公開」です。

これには以下のような問題があります:

  • 会員様が自分のペースを見失い、途中で挫折してしまう
  • 実践する時間が十分に取れず、理解が浅くなってしまう
  • コミュニティ内での学びの共有が生まれにくい

私の経験では、会員様の学習体験を設計し、適切なペースでコンテンツを提供することが、継続的な学習を支援する上で非常に重要でした。

そこで、今回はKajabiのドリップ設定の具体的な方法と、それを最大限活用するためのポイントについて詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、あなたは以下のことが実現できるようになります:

  • ✓ 会員様の学習ペースを適切にコントロール
  • ✓ 退会率の低下とエンゲージメントの向上
  • ✓ コミュニティ全体での学びの質の向上

では、具体的な設定方法を見ていきましょう。

Kajabiのドリップ設定とは?

オンライン講座や会員サイトを運営している方なら、会員様の学習モチベーションを維持することの難しさを実感されているのではないでしょうか。

ここでは、その課題を解決するKajabiの「ドリップ設定」について詳しく解説していきます。

ドリップ設定の基本概念

ドリップ設定とは、会員サイトのコンテンツを水滴(ドリップ)のように少しずつ公開していく機能です。

例えば:

  • チャプター1は入会直後から視聴可能
  • チャプター2は1週間後に公開
  • チャプター3は2週間後に公開

というように、計画的にコンテンツを公開することができます。

ドリップ機能を使うメリット

ドリップ機能を活用することで、以下のような効果が期待できます:

  • 学習効果の向上
  • コンテンツの消化と実践の時間を確保
  • 段階的な学びによる理解度の向上
  • 挫折リスクの低減
  • コミュニティの活性化
  • 受講生同士が同じペースで学べる
  • 質問や気づきの共有が活発になる
  • 一体感のある学習環境の創出
  • ビジネス面での効果
  • 会員の継続率アップ
  • サポートの質の向上
  • リピート購入の増加

具体的な活用シーン

私の経験から、以下のようなケースでドリップ設定が特に効果を発揮します:

【ケース1:段階的な学習が必要なスキル系講座】

  • プログラミング講座
  • 語学学習コース
  • デザインスキル講座

基礎から応用へと順を追って学ぶ必要がある内容の場合、ドリップ設定で学習ペースを整えることで、より確実な理解と定着が期待できます。

【ケース2:実践を伴うビジネス系講座】

  • マーケティング講座
  • 起業家育成プログラム
  • コンサルティングスキル講座

理論を学んだ後に実践の時間を確保する必要がある場合、ドリップ設定によって適切な間隔を設けることで、より深い学びを実現できます。

【ケース3:習慣化が重要な自己啓発系コース】

  • マインドセット講座
  • 朝活習慣化コース
  • 生産性向上プログラム

日々の継続や習慣化が重要な内容の場合、ドリップ設定で適度な間隔を空けることで、着実な行動変容を促すことができます。

私の場合、デジタルマーケティングの講座で、週1回のペースでコンテンツを公開することで、会員様の実践率が約2倍に向上した経験があります。

次のセクションでは、この効果的なドリップ設定を実現するための具体的な設定方法について解説していきます。

Kajabiドリップ設定の具体的な方法

ここからは、Kajabiのドリップ設定を実際に行う手順について、詳しく解説していきます。この設定を正しく行うことで、あなたの会員サイトを効果的に運営することができます。

基本的な設定手順

Kajabiでドリップ設定を行う際の基本的な流れは以下の通りです:

  • Admin画面へのアクセス
  • Kajabiの管理画面にログイン
  • 「Settings」メニューを選択
  • 「Drip Settings」を選択
  • ドリップ時刻の設定
  • 「Drip product categories at」で公開時刻を設定
  • タイムゾーンを「(GMT+9:00)Asia/Tokyo」に設定
  • メール通知の有効化
  • 「Send an email notification」にチェックを入れる

公開時刻の設定方法

公開時刻の設定は、会員様の学習効果に大きく影響する重要な要素です。

おすすめの公開時刻:朝6時

その理由は:

  • 朝一番で新しいコンテンツを確認できる
  • 学習意欲が最も高い時間帯
  • 一日のスケジュールを立てやすい

私の経験では、早朝の時間帯にコンテンツを公開することで、会員様の学習アクセス率が約40%向上しました。

メール通知の設定方法

メール通知は会員様の学習意欲を高める重要な機能です。以下の点に注意して設定しましょう:

  • 通知メールの設定
  • 必ず「Send an email notification」にチェック
  • メール配信の有効化を確認
  • メール内容のカスタマイズ

ドリップコンテンツが公開された時に自動配信されるメール内容はデフォルト設定だと英語のままなので日本語にカスタマイズしておきましょう。以下のブログ記事で詳細なやり方を解説しています。

ドリップコンテンツの最適な公開タイミングの選び方

コンテンツの公開間隔は、提供する内容や会員様の特性によって適切に設定する必要があります。以下のような基準で設定することをおすすめします:

初期コンテンツの公開間隔

  • 入門レベルの内容:3-4日間隔
  • 基礎レベルの内容:週1回
  • 応用レベルの内容:2週間間隔

私の経験では、最初の1ヶ月は週1回のペースで公開するのが最も効果的でした。この間隔により、以下のような効果が得られました:

  • 会員様の学習リズムが整う
  • 実践の時間が確保できる
  • 質問や気づきを共有する時間的余裕がある

会員の定着率を高めるコツ

ドリップ設定と合わせて以下の施策を実施することで、さらに高い効果が期待できます:

1. コンテンツ公開前の準備

  • 予告メールの配信
  • 学習の目的を明確に提示
  • 前回の内容との関連性の説明

2. コンテンツ公開後のフォロー

  • 実践サポートの提供
  • Q&Aセッションの実施
  • 成功事例の共有

3. コミュニティ活性化の工夫

  • 課題の共有と相互フィードバック
  • 週間の振り返りセッション
  • 小グループでの学習支援

次のセクションでは、ドリップ設定に関する具体的な疑問点や注意点について解説していきます。

よくある質問と注意点

ドリップ設定を実際に運用していく中で、多くの方が抱える疑問や重要な注意点についてお答えします。これらの情報を押さえておくことで、より効果的な運用が可能になります。

商品ごとの設定について

多くの方から寄せられる「商品ごとに異なる時間設定ができるのか」という質問について説明します。

重要な注意点:

  • ドリップ設定の公開時刻は全商品共通の設定となります
  • 個別の商品ごとに時間を変更することはできません
  • 全ての商品が同じ時刻に公開される仕様です

この制限に対する効果的な対処方法

  1. 最も多くの会員様が学習する時間帯に合わせる
  2. メール通知で個別のフォローを行う
  3. コミュニティ内で個別のサポートを提供する

時差の考慮について

グローバルに展開している場合や、海外在住の会員様がいる場合の注意点です:

タイムゾーンの設定

  • 日本国内市場がメインのターゲットであれば「(GMT+9:00)Asia/Tokyo」に設定
  • 海外在住の会員様への事前説明が必要

まとめ:効果的なドリップ設定のためのチェックリスト

ここまでKajabiのドリップ設定について詳しく解説してきました。最後に、確実に実践していただくための具体的なチェックリストをご用意しました。

ドリップ設定の基本チェックリスト

1. 初期設定の確認

  •   タイムゾーンが「(GMT+9:00)Asia/Tokyo」に設定されている
  •   公開時刻が会員様に適した時間に設定されている
  •   メール通知機能が有効になっている
  •   設定を「Save」で保存している

2. コンテンツの準備状況

  •   チャプターごとの公開スケジュールが決定している
  •   コンテンツの分量が適切(15-20分程度)に調整されている
  •   実践課題が各チャプターに用意されている
  •   補足資料やワークシートが準備されている

運用開始前の最終確認事項

メール通知の確認

  •   通知メールの文面が日本語で適切に設定されている
  •   テスト配信で文字化けやリンク切れがないことを確認
  •   スパムフォルダに振り分けられていないことを確認

会員様向けの案内準備

  •   コンテンツ公開スケジュールの説明資料
  •   学習の進め方ガイド
  •   サポート体制の説明資料
  •   トラブル時の連絡方法

これから始める方への具体的なアドバイス

私の経験から、以下の3つの重要なポイントをお伝えします:

  • スモールスタートを心がける
  • 最初は週1回の公開からスタート
  • 会員様の反応を見ながら調整
  • 無理のないペース設定を心がける
  • 丁寧なコミュニケーション
  • 事前の案内を徹底
  • 質問や不明点への迅速な対応
  • 定期的なフィードバック収集
  • 継続的な改善
  • 会員様の声を参考にした調整
  • アクセス状況の定期的なチェック
  • コンテンツの質の向上

この記事を参考に、ぜひあなたの会員サイトでも効果的なドリップ設定を実践してみてください。

以上、Kajabi(カジャビ)初期設定における「Drip Settings」(ドリップセッティング)の設定方法を解説しました。

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