
「動画を撮るのには高価な機材やスタジオが必要で、そんなお金はない…」そう思って、オンライン講座の作成を諦めていませんか? 実は、Macが1台あれば、有料で販売できるオンライン講座を作ることができます。この記事では、Macに標準で入っている無料アプリ「Keynote」「QuickTime Player」「iMovie」を使った、オンライン講座の作り方を手順ごとに説明します。
【この記事について】この記事は2018年1月に公開したものを、2026年9月18日に見直しました。アプリの名前や手順、機材の情報を現在のものに直し、根拠をお示しできない数字は削除しました。
この記事でわかること
- オンライン講座を作るために、本当に必要な機材はどれだけか
- Macの無料アプリだけで、スライドの講座動画を作る4つの手順
- Final Cut Proを使うかどうかの判断材料(2026年9月時点の価格を含みます)
オンライン講座はMac1台で作成可能!
「動画を撮るのには、高価な機材やスタジオが必要で、そんなお金はない…」
そう思って、オンライン講座の作成を諦めていませんか?
実は、Macが1台あれば、有料で販売できるオンライン講座を作ることが可能なのです。
かつては、動画制作はテレビ局や制作会社など、限られた人たちだけができる特別なものでした。しかし、時代は変わりました。
今や、iPhoneやMacがあれば、高画質な動画を撮影し、編集することができるのです。
「でも、動画編集なんて難しそう…」
ご安心ください。Macには、Keynote、QuickTime Player、iMovieといった無料アプリが標準で入っています。これらのアプリを使えば、初めての方でも動画を作成・編集することができます。
さらに、細かい編集をしたい場合は、Final Cut Proなどの有料アプリもあります。
この記事では、Macと無料アプリを使って、どのようにオンライン講座を作成するのか、具体的な方法を手順ごとにご紹介します。
必要な機材はたったこれだけ!
「Macがあればいいと言っても、他に何か特別な機材が必要なのでは…?」
そう思われるかもしれません。しかし、ご安心ください。基本的には、Macと、声をきれいに録るためのUSBマイクがあれば十分です。
私がこの記事を書いた当時に使っていたのは、次の機材です。
- MacBook Pro 13インチ:動画の収録・編集をするパソコンです。
- Shure MV7:USBでつなぐマイクです。パソコンにもタブレットにもつなげます。
- Keynote(無料):スライド資料を作るアプリです。
- QuickTime Player(無料):パソコンの画面を録画するアプリです。
- iMovie(無料):動画編集の基本的な操作ができるアプリです。
- Final Cut Pro(有料):細かい編集に挑戦したい方向けです。
2026年9月時点の補足:
- 13インチのMacBook Proは、現在は販売されていません。今のノート型は、MacBook Airが13インチと15インチ、MacBook Proが14インチと16インチです。講座を作るだけなら、いちばん安いモデルで足ります。
- Shure MV7も旧型になり、今は「MV7+」「MV7i」が販売されています。マイクはこの機種でなくても構いません。実際に5機種を使い比べた記事で選び方を説明しています。
- 「Final Cut Pro X」という名前は使われなくなり、今は「Final Cut Pro」です。この記事でも表記を直しました。
ご覧の通り、ほとんどがMacに標準で入っている無料アプリで、特別な機材は必要ありません。
「動画制作は高価な機材が必要」というイメージを捨て、まずは手元にあるMacと無料アプリでオンライン講座制作を始めてみましょう。
Keynoteを使ったオンライン講座の作り方(4つの手順)
Keynoteは、Macに標準で入っているスライド作成アプリです。直感的な操作で、見やすいスライド資料を作ることができます。
このKeynoteを使って、どのようにオンライン講座を作成するのか、手順ごとにご紹介します。
手順1:Keynoteでスライドを作成する
まずは、オンライン講座で使用するスライド資料を作成します。
Keynoteには、たくさんのテンプレートが用意されているので、デザインに自信がない方でも、見やすいスライドを作ることができます。
テキスト、画像、動画などを自由に配置し、分かりやすいスライドを作成しましょう。
手順2:声を録音する(2つの方法があります)
スライドが完成したら、解説の声を録音します。方法は2つあります。
方法A:Keynoteの中で録音する
Keynoteのメニューから「再生」>「スライドショーを記録」を選び、「収録を開始」ボタンを押すと、スライドをめくりながら声を録音できます。止めるときも同じボタンを押します。スライドの切り替えと声のタイミングがそろうので、講座向きの方法です。
方法B:QuickTime Playerで画面ごと録画する
QuickTime Playerのメニューから「ファイル」>「新規画面収録」を選ぶと、画面をそのまま録画できます。キーボードの「shift」+「command」+「5」を同時に押して、「画面全体を収録」または「選択部分を収録」を選ぶ方法も同じです。パソコンの操作方法を説明する動画は、こちらのほうが向いています。
どちらの方法でも、マイクは外付けのものを選んでおくと、声が聞き取りやすくなります。
手順3:iMovieで動画を編集する
録画した動画を、iMovieで編集します。
iMovieは、Macに標準で入っている動画編集アプリです。
動画の前後を切る、テロップを入れる、BGMを足すといった基本的な編集ができます。講座動画であれば、言いよどんだところを切って、最初と最後を整えるだけでも十分です。
手順4:動画ファイルとして書き出す
編集が完了したら、動画を書き出します。
ファイル形式や画質を選んで、オンライン講座として配信する動画ファイルを作ります。迷ったら1080pを選んでおけば、たいていの配信先で使えます。
ここまでの操作を画面付きで詳しく説明した記事もありますので、実際に手を動かすときはこちらをご覧ください。
さらにFinal Cut Proで細かい編集に挑戦する
もっと細かい編集に挑戦したい方は、Final Cut Proの利用もお勧めです。
Final Cut Proは、Appleが提供している有料の動画編集アプリです。エフェクトやトランジション、色の調整など、iMovieよりも細かい編集ができます。
2026年9月時点の価格:Mac版は買い切りで50,000円(税込)です。また、Logic ProやMotionなどとセットになった「Apple Creator Studio」というサブスクリプションもあり、新規登録の場合は月額1,780円または年間17,800円です(学生・教職員向けは月額480円または年間4,800円)。無料で試したい場合は、このApple Creator Studioに30日間の無料体験があります(新規登録の方が対象で、期間終了後は自動更新されます)。買い切り版だけを無料で試す方法は、現在は用意されていません。
最初の講座を作るだけなら、iMovieで十分です。編集に時間を取られるようになってきたら、Apple Creator Studioの30日間の無料体験で試してから判断してください。
Final Cut Proの使い方についてはこちらの記事も参考にしてください↓
いかがでしょうか?
一見難しそうに思えるオンライン講座の作成も、Macの標準アプリを使えば、意外と手が届くことがお分かりいただけたかと思います。
ぜひ、あなたもMacと無料アプリを使って、オンライン講座制作にチャレンジしてみてください。
インターネット集客に動画が役立つ理由
「インターネットから集客したい」「インターネットでビジネスを立ち上げたい!」
そう思っていても、「動画は苦手…」「動画は使いたくない…」という方がいらっしゃるかもしれません。
もちろん、文章だけでビジネスをされている方もいますので、動画が必須というわけではありません。ただ、動画には文章や画像にはない良さがあり、使えるなら使ったほうが有利だと私は考えています。
例えば、次のような点です。
- 伝えられる情報が多い:文字や画像よりも、話し方や実際の画面まで見せられるので、商品やサービスの中身が伝わりやすくなります。
- 手順を見せられる:パソコンの操作や作業の流れは、文章で説明するより、画面を見せたほうが早く伝わります。
- 人柄が伝わる:動画を通してあなたの考え方や熱意が伝わるので、読者との距離が近くなります。
- 使い回しができる:1本撮った動画は、ブログ・メール・SNS・講座の中と、いろいろな場所で使えます。
しかも、先ほどご紹介したように、顔出しなしでも、世界のどこからでも、パソコン1台だけで動画を撮ることができるのです。
「動画は苦手…」
そう思っているあなたも、まずは簡単な動画から始めてみましょう。
例えば、商品紹介の動画や、よくいただく質問に答える動画など、短くてシンプルな動画からスタートするのも良いでしょう。
動画教材にすると、価格を上げやすくなります
「オンラインで情報コンテンツを販売したいけど、電子書籍だけではなかなか高い価格では売れない…」
そんな悩みをお持ちの方に、ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは、動画教材を加えると、商品の価格を上げやすくなる、ということです。
文章だけの教材に比べて、動画は手順をそのまま見せられますし、作るのにも手間がかかります。その分、お客様にとっての価値が上がり、価格を高めに設定しても納得していただきやすくなります。
例えば、次のような値付けが考えられます(あくまで一例で、この価格で売れることをお約束するものではありません)。
- 電子書籍のみ:3,000円
- 電子書籍+動画教材:10,000円
さらに、動画教材には、文章の教材にはない次のような良さがあります。
- 細かいところまで見せられる:表情や声のトーン、実際の画面まで伝えることができます。
- 最後まで進めてもらいやすい:文章だけのコンテンツより、順番に見ていきやすくなります。
- お客様との距離が近くなる:動画を通して、あなた自身の考え方や熱意が伝わります。
ウェブセミナーやプロダクトローンチ形式で商品を販売する際も、画面収録の動画だけで十分です。
高価な機材やスタジオは必要ありません。Mac1台と無料アプリで、動画教材を作っていきましょう。
まずは1本、短い動画を作ってみてください
「動画制作は難しそう」「特別な機材が必要」
そんな風に思っていませんか?
この記事でご紹介したように、Macが1台あれば、そして無料アプリを活用すれば、オンライン講座を作って販売することができます。
いきなり全部を作ろうとせず、まずは小さな一歩から始めてみましょう。
- お客様からよく聞かれる質問を、1つ選ぶ
- その答えをスライド5枚程度にまとめる
- Keynoteの「スライドショーを記録」で、10分ほど話して録音する
- iMovieで前後を切って、書き出す
これで1本目が完成します。1本作ってしまえば、2本目からはぐっと速くなりますので、まずはここまでを今日の目標にしてみてください。
こちらのYouTube動画もぜひご覧ください!
Keynoteを使って、オンライン講座を作る方法を、以下のYouTube動画で解説していますので、ぜひご覧ください。
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