音楽生成AI「Mureka.ai」で日本語の楽曲は生成できるのか?

追記(2026年9月):この記事は私が2025年1月にMurekaを試したときの記録です。Mureka(ムレカ)は今も提供中で、サービスが終了したり別のサービスになったりはしていません(開発はシンガポールのSkywork AI社です)。ただし、この1年半あまりで中身はかなり変わりました。2026年9月時点の最新モデルはV9.5(2026年8月末に公開)で、料金プランも無料プラン/Pro/Premierの3段階に整理されています。掲載している画面写真は、すべて2025年1月に私が試したときのものなので、今の画面とは見た目も選べるモデルも違います。現行の料金や無料枠については、本文の中で時点を添えて書き足しました。

そして、この記事のいちばんの関心事である「日本語で歌ってくれるのか」についてです。私が2025年1月に試したときは、日本語の歌詞を入れても英語や意味の取れない言葉で歌われました。その後Murekaは日本語を含む10言語以上の歌声に正式対応し、2026年1月には歌声の多言語対応が強化されています。つまり、公式には日本語に対応している状態です。ただし、日本語の発音がどこまで自然になったのかは、私自身がまだ確かめていません。改めて検証した結果は、別の記事でお伝えする予定です。ここから下の本文は、2025年1月に試したときの記録としてお読みください。

音楽制作の夢を持ちながらも、専門知識や高額な機材の壁に躊躇していませんか?この記事では、話題の音楽生成AI「Mureka.ai」の可能性と実力を、実際の使用体験を基に徹底解説します。月10ドルの有料プランで月に500曲ほど作れるこのツール(2026年9月時点の料金です)は、音楽制作の世界に新しい扉を開きつつあります。記事では、初心者でも直感的に使える操作方法から、プロフェッショナルな品質の楽曲を生成するためのテクニックまで、具体的な例を交えながら詳しく解説。さらに、有料プランで作れば商用利用できる楽曲になる点も、ビジネスでの実践的な使用方法と共に紹介しています。音楽制作の知識がなくても、アイデア次第で素晴らしい楽曲を生み出せる可能性を秘めたMureka.aiの全貌を、ぜひこの記事で確認してください。

はじめに

あなたは音楽を制作したいと思ったことはありませんか?作曲やアレンジの専門知識がなくても、思い通りの曲を作れたら素晴らしいと想像したことがあるのではないでしょうか。

そんな夢が現実になるツールとして、最近注目を集めているのが音楽生成AIです。中でも「Mureka.ai」(ムレカai)は、直感的な操作性と高品質な音楽生成能力で、多くのクリエイターから支持を集めています。

私も実際にMureka.aiを使ってみましたが、その使いやすさと生成される音楽のクオリティに驚かされました。特に印象的だったのは、プロンプト(指示文)を入力するだけで、プロフェッショナルな雰囲気の楽曲が生成される点です。

ただし、このツールを最大限活用するためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。無料版と有料版の機能の違い、効果的なプロンプトの書き方、そして音楽のスタイルやジャンルの選び方など、知っておくべきことがたくさんあります。

この記事では、Mureka.aiの機能を詳しく解説するとともに、実際の使用例を交えながら、あなたが理想の音楽を作るためのノウハウをお伝えしていきます。特に、予算をかけずに始めたい方や、音楽制作の経験がない方でも実践できる内容を中心に解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

それでは、具体的な機能と使い方について見ていきましょう。

Mureka.aiの基本機能

↑Murekaのトップページ

Mureka.aiの最大の魅力は、そのシンプルさと使いやすさにあります。サービスにアクセスすると、まず目に入るのが洗練されたインターフェースです。

まずは無料アカウントの作成から始めましょう。私が試した2025年1月の時点では、アカウント作成後にすぐ使える無料クレジットが2曲分だけ付与される仕組みでした。

2026年9月時点では、この無料枠の仕組みが変わっています。無料プランには毎日50 Gold(ゴールド)が配られ、基本モデル(7.5-all)で1日に4曲ほど作れます。ただしこの無料分はその日のうちに失効するので、翌日に持ち越すことはできません。当時の2曲分は登録したときに一度だけもらえる枠で、いまの50 Goldは毎日配られる枠です。数だけを並べて「増えた」と言えるものではなく、仕組みそのものが別物だとお考えください。もうひとつ大事な点として、作った曲をダウンロードできるのは有料プランだけです。無料のままだとサイト上で聴くことはできますが、ファイルとして手元に落とすことはできません。(有料プランをやめたあとも、作った曲を聴くこと自体は続けられます。)

ホーム画面には主に3つのセクションがあります。Create(曲の作成)、Library(作成した曲の一覧)、そしてSubscribe(サブスクリプション管理)です。実際の音楽制作は、Createセクションから始めます。

料金プランについても見ていきましょう。私が試した2025年1月の時点では、以下の2つの有料プランが用意されていました。

↑Murekaの価格表(2025年1月時点の画面です):ベーシックプランとプロプランの2つのプランだけが存在するようです。無料プランだと曲のダウンロードすらできないのは残念ですね。。(ベーシックプランにするとダウンロード可能になります。プロプランにすると動画バージョンでのダウンロードも可能なようです。)

ベーシックプラン(月額10ドル)の特徴:

  • 月に400曲まで作成可能
  • 商用利用が可能
  • MP3形式でのダウンロード
  • 優先的な曲の生成

プロプラン(月額30ドル)の特徴:

  • 月に1600曲まで作成可能
  • ベーシックプランのすべての機能を含む
  • より高度なカスタマイズオプション

ここからは2026年9月時点の話です。プランの名前は、当時の「ベーシック」「プロ」から無料プラン/Pro/Premierの3段階に整理されました。いま公式サイトに「ベーシック」という名前は出てきません。この記事の画面写真にある「ベーシックプラン」が今のPro、「プロプラン」が今のPremierにあたります。

  • Pro:月10ドル(年払いなら年96ドルで、月あたり約8ドル)。毎月5,000 Gold がもらえて、最大500曲ほど作れます
  • Premier:月30ドル(年払いなら年288ドルで、月あたり約24ドル)。毎月20,000 Gold がもらえて、最大2,000曲ほど作れます

料金は米ドル建てで、日本からアクセスしても円建ての価格設定はありません。そのため、実際に日本円でいくら払うかは為替レートによって変わります。また、Gold は毎月配られますが、配られてから1か月で失効する点にはご注意ください(年払いを選んだ場合も、1年分がまとめて使えるわけではありません)。

モデルについても触れておきます。2026年9月時点の最新モデルはV9.5(2026年8月末に公開)です。有料プランではV9.5・V9・V8・O2・V7.6の中から選べますが、無料プランで使えるのは基本モデル(7.5-all)だけです。この記事で私が試したのは2025年1月時点のモデルなので、以下の音の感想は当時のものとして読んでください。

無料プランでは、機能的な制限はありますが、基本的な曲作成プロセスを体験することができます。具体的には以下の操作が可能です:

  1. プロンプトによる曲の生成
  2. 基本的な音楽スタイルの選択
  3. 生成された曲のプレビュー再生

特筆すべきは、私が試した2025年1月の時点では、無料版でも生成される音楽のクオリティが有料版と変わらなかったという点です。制限があるのは主に生成できる曲数とカスタマイズのオプションでした。なお2026年9月時点では、先ほど書いたとおり無料プランで使えるモデルが基本モデル(7.5-all)だけなので、有料プランとまったく同じ音になるとは限りません。

↑Murekaのプロンプト入力画面です(2025年1月時点の画面です)。

ただし、注意点として、当時の無料クレジットは2曲分のみでした。そのため、最初の2曲の作成は慎重に行う必要がありました。(追記:紹介リンク経由で他人に登録してもらうとクレジットが追加でもらえるようです。)プロンプトの書き方や設定の選び方については、後ほど詳しく解説していきます。

実際の使用感からいえば、無料版でも十分にMureka.aiの実力を体感することができます。特に、音楽制作の初心者の方が、AIによる音楽生成の可能性を探るための「お試し」として最適でしょう。

それでは次に、実際に曲を生成してみて、その品質や使用感について詳しく見ていきましょう。

実際の使用感と生成された曲の評価

↑Murekaの楽曲生成画面

実際にMureka.aiを使って音楽を生成してみましたので、その体験と結果について詳しくお伝えしていきます。

まず、基本的な曲の生成プロセスは驚くほど簡単です。CreateセクションでBasicプロンプトを選択すると、テキストボックスが表示されます。ここに音楽のイメージや要望を入力するだけで曲の生成が始まります。

↑日本語の歌詞も生成をしてくれましたが・・

私が最初に試したのは、日本語でのプロンプト入力です。「君に触れる風」というタイトルで、明るく前向きな雰囲気の曲を依頼してみました。生成には約1分ほどかかりましたが、興味深い結果が得られました。

↑残念ながら歌詞は日本語でも日本語では歌ってくれませんでした・・(英語か、私が知らない謎の言語になってしまうケースが多いです。)

生成された楽曲のクオリティについて、以下の観点から評価してみましょう:

メロディーライン:

生成された曲は、一般的なポップソングとして十分通用するレベルのメロディーラインを持っていました。フレーズの展開も自然で、聴いていて違和感を感じることはありませんでした。

歌詞とボーカル:

ここで興味深い発見がありました。日本語のタイトルで生成を依頼したにもかかわらず、歌詞は英語で生成されました。これは2025年1月に私が試したときの制限でした。ボーカルの質自体は良好で、プロフェッショナルな歌手の歌声に近い品質でした。

アレンジメント:

楽器の配置やミックスバランスは、プロフェッショナルな制作物に迫るクオリティでした。特に、ドラム、ベース、ギターなどの演奏が自然に調和していた点は印象的でした。

2曲目では、より詳細な設定を試すためにAdvancedモードを使用しました。ここでは、ChatGPTで生成した「未来の扉」という曲の歌詞を入力し、さらにリファレンス機能とボーカル選択機能を活用してみました。

特に注目すべきはリファレンス機能です。既存の楽曲を参考として指定することで、生成される曲の方向性をより具体的にコントロールすることができました。ボーカリストの選択も可能で、今回は「Thalia」という女性ボーカルを選択しました。

ただし、無料版の制限にも直面しました。2曲を生成した時点でクレジットが尽きてしまい、それ以上の実験ができなくなってしまったのです。この経験から、無料版での試用は計画的に行う必要があることを強く実感しました。

総じて、生成された音楽の品質は期待以上でした。特に、競合の音楽生成AIと比較しても、Mureka.aiの生成する楽曲は完成度が高いと感じました。ただし、2025年1月の時点では日本語対応に改善の余地がある、というのが私の結論でした。

Murekaで実際に作成した曲はこちら(本記事の解説動画です)

↑筆者がMurekaを使って実際に使って曲を生成している様子と実際の曲をこちらから確認することができますのでよろしければ確認してみてください。※動画は2025年1月時点の内容です。

他の音楽生成AIとの比較

音楽生成AIの世界では、様々なサービスが競い合っています。Mureka.aiの特徴をより明確に理解するために、他のサービスとの比較を通じて、その強みと弱みを詳しく見ていきましょう。

まず、Mureka.aiの最も際立つ特徴は、その直感的なユーザーインターフェースです。多くの音楽生成AIが複雑な設定や専門的な音楽知識を要求する中、Mureka.aiは音楽制作の経験がない方でも迷わず使うことができます。シンプルなプロンプト入力から始められる点は、特に初心者にとって大きな魅力となっています。

また、Mureka.aiの音楽生成の品質も特筆に値します。私が実際に試してみた経験から、生成される楽曲のクオリティは非常に高く、特にポップスやロックなどの現代的な音楽ジャンルにおいて、プロフェッショナルな制作物に迫る完成度を感じました。メロディーライン、コード進行、アレンジメントのバランスが絶妙で、AIが作った音楽とは思えないほどの自然さがあります。

一方で、私が試した2025年1月の時点では、日本語対応に限界がありました。日本語の歌詞や日本語での細かい指示に対する対応が十分とは言えず、これは日本語コンテンツの制作を考えている方にとって考慮すべき要素でした。その後の状況については、この記事の冒頭に書いたとおりです。

また、当時は無料で作れる曲数が2曲と少ないのも、他のサービスと比較した際の弱点の一つでした。ただし、この制限は有料プランへのアップグレードで解消されます。2026年9月時点では、月10ドルのProプランで月に500曲ほど作れるので、一般的な使い方であれば十分なボリュームと言えるでしょう。

推奨される使用シーンとしては、以下のような場合が考えられます:

  1. YouTubeやポッドキャストのバックグラウンドミュージック制作
  2. 個人やスモールビジネスの広告用BGM作成
  3. プレゼンテーションや動画コンテンツの音楽制作
  4. 創作活動のインスピレーション源として

特に、商用利用が可能な点は、ビジネスでの活用を考えている方にとって大きなメリットとなるでしょう。ここは大事なところなので、2026年9月時点の条件を整理しておきます。有料プラン(ProまたはPremier)に入ると、生成した曲の権利は自分のものになり、過去に作った曲も含めて商用利用できます。反対に、無料プランで作った曲は商用利用できません。権利はMureka側にあり、使えるのは非商用の範囲だけで、その場合もMurekaへのクレジット表記が必要です。仕事で使うつもりなら、有料プランに入ってから作るようにしてください。

このように、Mureka.aiは特に初心者からビジネスユーザーまで幅広い層にとって、使いやすく実用的な音楽生成AIと位置づけることができます。ただし、2025年1月に試した時点では、日本語対応の強化や、より詳細なカスタマイズオプションの追加といった宿題も残っていました。

まとめ

Mureka.aiを実際に使用してみて、音楽生成AIの可能性と現状について、多くの発見がありました。ここでは、このツールの総合的な評価と、実際の活用シーンについて詳しくまとめていきたいと思います。

Mureka.aiの最大の魅力は、その使いやすさと生成される音楽の品質のバランスにあります。プロフェッショナルな音楽制作の経験がなくても、直感的な操作で印象的な楽曲を生成できる点は、特筆に値します。生成された音楽は、メロディーライン、コード進行、アレンジメントのいずれにおいても、十分な完成度を持っています。

ただし、2025年1月の時点では、期待したい部分もありました。特に日本語対応の強化は、日本のユーザーにとって重要な改善ポイントでした(その後の動きは冒頭の追記をご覧ください)。また、メロディアイディア機能の無料版への開放や、より詳細なカスタマイズオプションの追加なども、サービスの価値をさらに高めることになるはずです。

最後に、音楽生成AIは決して人間の創造性を否定するものではないという点を強調したいと思います。むしろ、Mureka.aiのようなツールは私たちの創造性を拡張し、新しい可能性を開く存在として捉えるべきでしょう。プロンプトの工夫や設定の調整を通じて、あなたらしい音楽表現を見つけ出すことができるはずです。

あなたも、まずは無料プランから試してみてはいかがでしょうか。2026年9月時点では毎日50 Goldが配られ、1日4曲ほど作れます。ダウンロードこそできませんが、音楽生成AIの雰囲気をつかむには十分です。この記事で紹介した使い方のコツを参考に、ぜひ音楽制作の世界をのぞいてみてください。

Mureka.ai公式サイトはこちら

https://www.mureka.ai

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