
追記(2026年9月):この記事で紹介している「Veo 2」は、2026年6月30日に提供が終了しました。あとから登場したVeo 3も、同じ日に終わっています。KreaやMagnific(旧Freepik)といった他社ツールのモデル一覧からも、今はVeo 2もVeo 3も消えています。掲載している画面写真は、2024年12月にGoogleの公式サイトから引用したものと、2025年4月に私がGeminiアプリで見た画面です。当時のまま残しました。
では今の代わりは何か。Geminiアプリの動画生成はGemini Omni(2026年9月時点の最新版はGemini Omni 1.1 Flash)に代わり、動画を作るにはGoogle AIの有料プラン(AI Plusで月725円/2026年9月時点)が必要になりました。無料のまま試したいならGoogle Flow(flow.google.com)、開発者向けにはVeo 3.1です。手順と料金は記事の後半にまとめました。
Googleが2024年12月に発表した動画生成AI「Veo2」は、当時最大10秒程度だった制限を超え、1分以上のフルHD品質の動画を作れるとうたわれていました。ところが、そのVeo 2は2026年6月30日に提供が終了しました。さらにGeminiアプリで動画を作るにはGoogle AIの有料プランが必要です(無料でできるのは画像まで)。当時分かっていた特徴を記録として残しつつ、今の代わりを後半でご案内します。
はじめに

「動画コンテンツを作りたいけど、制作費用が高すぎる…」
「動画編集の技術がないから、諦めている…」
こんな悩みを抱えている個人事業主やビジネスオーナーは多いのではないでしょうか?
実際、私のクライアントの多くも、動画マーケティングの重要性は理解しているものの、時間と費用の壁に阻まれて実践できていないのが現状です。
しかし、そんな状況を大きく変える可能性を秘めた新しいAIツールが登場しました。
Googleが開発する次世代の動画生成AI「Veo2」です。
※ここから先は、2024年12月にVeo 2が発表された時点の記録です。今どうすればいいかを知りたい方は、記事の後半へ進んでください。

この記事では、2024年12月現在で明らかになっているVeoの革新的な機能と、ビジネスでの具体的な活用方法についてご紹介していきます。
特に注目すべきは、1分を超える高品質なフルHD動画を生成できる点です。現在の動画生成AIの多くは10秒程度の短い動画しか生成できず、実用性に課題がありました。
Veoは、この制限を大きく超える可能性を秘めています。
では、具体的にVeoがどのような機能を持ち、私たちのビジネスにどのような革新をもたらすのか、詳しく見ていきましょう。
Veoの革新的な特徴

従来の動画生成AIと比べて、Veoには3つの画期的な特徴があります。
1分超のフルHD品質を実現
最も注目すべき特徴は、1分を超える1080pフルHD品質の動画生成が可能な点です。
そしてVeo2では4k画質の動画も生成できると発表されました。(4kの場合の動画の長さについては言及なし)
2024年12月当時に使えた動画生成AIの多くは、以下のような制限がありました:
- 生成時間が3〜10秒程度
- 画質が720p以下
- 画面のブレや不自然な動きが目立つ
これに対してVeoは、より長尺で高品質な動画を生成できるため、実用的なビジネス動画の作成が可能になります。
※2026年9月時点の補足:この「1分以上」は2024年12月の発表内容です。今のVeo 3.1で1回に作れるのは4秒・6秒・8秒のクリップで、長くするには「延長」でつなぎます(詳しくは記事の後半で)。
Googleが公開しているVeoで作成されたサンプル動画はこちら↓
プロフェッショナル品質へのこだわり

Veoは映画監督や映像クリエイターと協力して開発されています。そのため:
- 自然な光の表現
- プロフェッショナルなカメラワーク
- 映画のような質感
- 細部まで一貫した映像表現
といった、これまでのAI動画では難しかった高度な表現が可能です。
詳細なプロンプトコントロール
Veoの特筆すべき機能として、細かい指示に忠実な動画生成が可能な点が挙げられます。
例えば:
- 光の当たり方や色調の細かい指定
- カメラアングルや動きの詳細な制御
- シーンの雰囲気や感情表現の指定
これにより、あなたのイメージ通りの動画を作成することができます。
ただし2024年12月に公開されたサンプルを見た時点では、人物の表情や動きの生成については、まだ完全な精度には達していない可能性がありました。サンプル動画でも人物の表現が限定的だったことから、この点は今後の進化に期待、というのが当時の私の見立てです。
Veoの利用方法(2025年4月にGeminiで利用可能になりました)

それまではAPI経由で他社ツール上でしかVeo2を使えませんでしたが、2025年4月にGeminiアプリでも使えるようになり、気軽に動画生成を行うことができるようになりました。詳細は以下のブログ記事で解説しています。
※2026年9月時点の補足:その後、Geminiアプリの動画生成モデルはVeoからGemini Omniに代わり、動画を作るにはGoogle AIの有料プラン(AI Plusで月725円/2026年9月時点)が必要になりました。無料のまま試すならGoogle Flowです。
Veoが提供する具体的な機能
※ここから紹介する機能は、2024年12月に「Veo 2の機能」として発表された内容です。そのVeo 2は2026年6月30日に終了したので、今この通りに試すことはできません。今なら同じことをするのは、Google FlowのVeo 3.1か、Geminiアプリ(Google AIの有料プランが必要)のGemini Omniです。読み比べる材料として、当時の記録のまま残しています。

Veoの機能を詳しく見ていくと、ビジネス利用において非常に期待できる要素が多くあります。
テキストからの動画生成

実際の動画はこちら
ここまで来ると、OpenAIのSoraよりもクオリティは高いのでは?と個人的には期待してしまいます。(※そのSoraもアプリとWeb版は2026年4月に終わりました。)
実際、Veoではプロンプトを入力するだけで、高品質な動画を生成できます。例えば:
- 自然風景の表現:「夕暮れの広大な平原を馬が駆け抜ける。柔らかな光と温かい色調で表現」といった詳細な指示が可能
- 都市景観の生成:「未来的な東京の街並み。ネオンサインが水たまりに反射し、光が揺らめく」などの複雑なシーンも表現可能
- タイムラプス映像:「日の出から日没までの街の変化。空の色の変化と建物のシルエットの変化を表現」といった時間経過を含む映像も生成可能

画像からの動画への変換

静止画を動画化する機能も搭載されています:
- 一枚の写真から自然な動きのある映像を生成
- 複数のアングルやズームなどのカメラワークを自動で追加
- 元画像の雰囲気や質感を保ちながらの動画化
高度な映像表現のコントロール
プロフェッショナルな映像制作に必要な細かい制御が可能です:
- カメラワーク:

- ドローンショット風の空撮表現
- スムーズなパン・チルト動作
- 自然なズームイン・アウト
- 映像効果:
- 光の強さや方向の調整
- 色調やコントラストの細かい制御
- 被写界深度の調整
- シーン構成:
- 複数のショットの自然な繋ぎ
- 背景と前景の調和
- 動きの速度やリズムの制御
ちなみにVeo1の発表の際は人物を生成した動画サンプルがなかったのですが、Veo2では実写のような人物動画のサンプルが増えましたので、人物動画の生成にもかなり力を入れてバージョンアップしているのだと予想します。
また動物の動画のサンプルも追加されていました。

以下にYouTube動画を埋め込んでおきましたが、どれも実写かと見紛うようなクオリティですね。。
ビジネスでの活用シーン
※この活用シーンも2024年12月に書いたものです。考え方は今も使えますが、実際に動画を作る道具はVeo 2ではありません。Google FlowのVeo 3.1か、GeminiアプリのGemini Omniに置き換えてお読みください。

Veoは、特に予算や技術的な制約でこれまで動画マーケティングに踏み出せなかったビジネスオーナーにとって、大きな可能性を開きます。
マーケティング動画の作成
商品やサービスのプロモーション動画を、プロの制作会社に依頼することなく内製化できます:
- 商品紹介動画:
- 商品を様々なアングルから映し出す高品質な映像
- 使用シーンを再現した説明動画
- 商品の特徴を視覚的に表現する映像
- ブランドストーリー:
- 企業理念を表現する印象的な映像
- ブランドの世界観を表現するムード動画
- 企業の歴史や成長を表現するタイムライン動画
SNSコンテンツの制作
各プラットフォームに最適化された動画コンテンツを素早く生成できます:
- Instagram/TikTok向け:
- 縦型の短尺動画
- トレンドに合わせた映像表現
- 商品のシズル感を演出する映像
- YouTube向け:
- サムネイル用の印象的なシーン
- イントロ・アウトロ映像
- B-roll(補足映像)の作成
教育・説明用コンテンツ
オンラインコースや説明動画の制作効率が大幅に向上します:
- オンライン講座:
- 概念説明用の視覚的な補助映像
- 手順説明のための実演動画
- 背景映像やトランジション素材
- ハウツー動画:
- 製品の使用方法の説明
- サービスの利用手順の解説
- よくある質問への回答動画
これらの活用により、制作コストの大幅な削減と制作時間の短縮が可能になります。さらに、アイデアを素早く形にできることで、より多くのA/Bテストや改善サイクルを回すことができるようになります。
まとめ

Veoの登場で、これまでの動画制作の常識が大きく変わる。2024年12月の時点で、私はそう受け止めていました。
Veoがもたらす3つの革新
- 制作コストの大幅な削減
- プロの制作会社に依頼せずとも高品質な動画が作成可能
- 内製化による予算の効率的な活用
- 試作や改善のサイクルを素早く回せる
- 制作時間の短縮
- アイデアを即座に形にできる
- 複数のバリエーションを短時間で作成可能
- 急なニーズにも素早く対応
- 表現の可能性の拡大
- プロフェッショナル品質の映像表現
- 詳細な制御による理想的な映像の実現
- これまで諦めていた映像表現への挑戦
今後の展望
2024年12月の時点ではまだ一般提供されていませんでしたが、以下のような発展を期待していました:
- 人物表現の精度向上
- より長時間の動画生成
- さらに細かい制御機能の追加
※実際に起きたこと:Veo 2はこのあと一般にも開放されましたが、2026年6月30日に提供が終了しました。同じ日にVeo 3も終わり、今はVeo 3.1です。
次のステップ
動画生成AIの時代は確実に到来します。今からできる準備として:
- 動画生成AIを触ってみる(当時はVideoFXの順番待ち。今はGoogle Flowですぐ試せます)
- 動画マーケティング戦略の見直し
- 具体的な活用プランの検討
動画制作の民主化は、小規模ビジネスにとって大きなチャンスとなります。技術的なハードルや予算の制約を超えて、あなたのビジネスメッセージを効果的に伝えることができる時代がやってきているのです。
※この「次のステップ」は2024年12月時点の話です。順番待ちの列はもうありません。
ここまでが2024年12月に書いた内容です。そのVeo 2は2026年6月30日に終わりました。今から同じことをするならどうするかを、記事の最後にまとめました。
GoogleによるVeo2の紹介ページはこちら(2024年12月当時のものです)
https://deepmind.google/technologies/veo/veo-2
(このアドレスは2026年9月時点でも開けますが、Veoの現行ページ https://deepmind.google/models/veo/ へ自動で転送されます。Veo 2だけを説明したページはもうありません)
(今から動画を作る入口は https://flow.google.com/ です)
Freepikというツール上でGoogle Veo2モデルが使えるようになったので、当時は私も試してみました。
※2026年9月時点の補足:このFreepikは2026年4月28日に「Magnific」へ名前が変わり(運営会社は同じFreepik Companyです)、動画モデルの一覧にVeo 2はもうありません。Google系で使えるのはVeo 3.1だけです。料金も変わり、いちばん安いPremiumは月2,900円(年払いなら月あたり1,950円。税別・2026年9月時点)。以下の解説記事は当時の記録としてお読みください。
解説記事はこちら↓
Veo 2が終わったあと、今はどうやって動画を作るのか
ここからは2026年9月時点の話です。Veo 2は2026年6月30日に提供が終了しました。同じ日にVeo 3も終わっています。では今どうすればいいのか。入口は大きく2つです。
Geminiアプリ:モデルは「Gemini Omni」に代わり、動画は有料プラン限定に
Geminiアプリで動画を作っているモデルは、もうVeoではありません。Gemini Omni(2026年9月時点の最新版はGemini Omni 1.1 Flash)に置き換わりました。写真を最大5枚まで渡して動画にしたり、できた動画に「ここをこう直して」と会話の続きで指示したりできます。
ただ、ここがいちばん大事なところです。Geminiアプリで動画を作るには、Google AIの有料プランが必要になりました。無料でできるのは画像の生成と編集までです。2026年9月時点の月払いで、AI Plusが月725円、AI Proが月2,900円、AI Ultraが月14,500円または32,000円。18歳以上であることも条件です。年払いもあるので、金額は公式の料金ページでご確認ください。
申し込むときに、ひとつだけ気をつけてください。Google Oneには、ストレージ2TBが付いた同じ「Google AI Plus」という名前の月1,450円のプランも並んでいます(2026年9月時点)。名前が同じなので、申し込む前に中身と金額をご確認ください。
Google Flow:無料のアカウントでも1日50クレジット
もうひとつの入口がGoogle Flow(flow.google.com)です。こちらは逆に間口が広がりました。サブスクリプションの有無にかかわらず1日50クレジットが配られ、無料のアカウントのままでも動画を試せます。日本も対応国で、日本語も対応言語です(ただし公式は英語のプロンプトを勧めています)。
ただし無料だと、混み合う時間帯(世界標準時の午前2時から5時ごろ)に動画の生成が止められることがあります。1080pへのアップスケールは有料プラン限定で、使い切らなかったクレジットは翌日に繰り越されません。そして日本ではAIクレジットの追加購入ができません。足りなくなったらプランを上げるしかありません。
Flowで選べる動画モデルはVeo 3.1の3段階(Lite/Fast/Quality)とGemini Omni Flashで、Veo 2はもうありません。1回の生成で減るクレジットはVeo 3.1 Liteが10、Fastが20、Qualityが100。無料の50クレジットならLiteで1日5本前後が目安です。
「60秒」はどうなった?今は4〜8秒をつないでいく
もとのタイトルの「60秒」はどうなったのか。今、1回の生成で作れるのは4秒・6秒・8秒の短いクリップです(Flowの場合)。ずいぶん短いと感じますよね。そのかわり「延長」で続きを作ってつなげます(Flowで延長を使うときはVeo 3.1 Liteを使います)。開発者向けのAPIなら最大20回まで延長でき、最長148秒まで伸ばせます。一度に長く作るのではなく、短いクリップを重ねる作り方になりました。
仕事で使う前に確認しておきたいこと
どのプランで作っても、SynthIDという目に見えない電子透かしが必ず入ります。目に見えるロゴの透かしは、公式ヘルプの日本語版と英語版で書かれていることが食い違っているため断定を避けます。広告や商品ページに使う前に、ご自身で書き出した動画を必ず確かめてください。また無料のFlowでは1080pにできないので、仕事で使う画質にするなら課金が要ります。Googleの規約に商用利用の可否を明記した一文は見つからなかったので、大きな案件の前にはご自身で最新の規約をご確認ください。
改めて大事なところを。この記事で紹介したVeo 2は、2026年6月30日に終わりました。今からGoogleのAIで動画を作るなら、無料のまま試すならGoogle Flow、Geminiアプリの中で作りたいならGoogle AIの有料プラン(AI Plus 月725円から/2026年9月時点)の2択です。まずはFlowを開いて、8秒のクリップを1本作ってみてください。私はまだ現行のFlowを触っていないので、評価は控えます。
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