今回はClickfunnels1.0(クリックファネル1.0)を使ってStripe決済で商品を販売して、返金対応が必要となった場合の、返金方法について解説をします。
前回の記事はこちら
そもそもClickfunnelsって何?という方は以下の記事もご覧ください。
はじめに
オンラインで商品を販売していると、避けては通れないのが返金対応です。
特にデジタル商品やオンライン講座を販売している場合、以下のような状況で返金が必要になることがあります:
- お客様が同じ商品を誤って2回購入してしまった
- クレジットカードの請求金額に誤りがあった
- お客様が期待した内容と異なっていた
このような状況で、返金処理を適切に行えないと、お客様との信頼関係が崩れてしまうだけでなく、最悪の場合チャージバック(カード会社による強制的な返金)が発生するリスクもあります。
私自身、以前はClickfunnelsでの返金方法がわからず、お客様をお待たせしてしまった経験があります。特にデジタルコンテンツの場合、返金後のアクセス権限の管理が重要になってきます。
この記事では、Clickfunnelsを使用している方向けに、Stripe決済での具体的な返金方法と、陥りやすいトラブルの防止方法について、実践的な手順を解説していきます。
お客様との良好な関係を保ちながら、スムーズな返金対応を行うために必要な情報を、順を追って説明していきましょう。
Clickfunnelsでの売上管理の基本
オンラインで商品を販売していると、どのようなタイミングで、誰に、どの商品が売れたのかを正確に把握する必要があります。
Clickfunnelsには便利な売上管理機能が備わっていますが、返金対応時に注意すべき重要な特徴があります。
セールス情報の確認方法
Clickfunnelsで商品が売れると、管理画面の「SALES」メニューから売上情報を確認できます。ここでは以下の情報が表示されます:
- 購入者の名前
- メールアドレス
- 購入商品
- 購入金額
- 購入日時
しかし、ここで重要な注意点があります。
サブスクリプションや分割払いの表示について
サブスクリプション(定期購入)や分割払いの商品の場合、Clickfunnelsの管理画面では初回の支払い情報しか表示されません。
これは以下のような仕組みになっているためです:
- 1回目の決済:Clickfunnelsの管理画面に表示
- 2回目以降の決済:お客様とStripe(またはPAYPAL)との直接のやり取りとなる
つまり、返金が必要になった際に、Clickfunnelsの管理画面だけでは十分な情報が得られない可能性があるのです。
そのため、特に以下のような場合はStripeの管理画面で確認する必要があります:
- 2回目以降の支払い情報を確認したい場合
- 複数回の支払いのうち、特定の回だけを返金したい場合
- サブスクリプションの継続状況を確認したい場合
このような仕組みを理解した上で、次のパートでは実際の返金処理の手順について詳しく解説していきます。
Stripeでの返金処理手順
返金処理は慎重に行う必要がありますが、Stripeの管理画面を使えば安全かつ確実に処理を進めることができます。
ここでは、実際の手順を順を追って解説していきます。
Stripeダッシュボードへのアクセス
まずは以下の手順でStripeの管理画面にアクセスしましょう:
- Stripeの管理画面にログイン
- ダッシュボードを表示
- 支払い一覧を確認
お客様の決済情報を探す
返金対象のお客様の決済情報を見つけるには、以下の2つの方法があります:
1. 検索機能を使用する方法
- 画面中央上部の「検索」機能を使用
- お客様のメールアドレスを入力
- 該当する決済情報が表示されます
2. 支払い一覧から探す方法
- 決済日時を確認
- 決済金額で絞り込み
- お客様の名前やメールアドレスを確認
実際の返金処理の実行
該当の決済情報が見つかったら、以下の手順で返金処理を行います:
- 返金したい決済の右端にある「支払いを返金」ボタンをクリック
- 返金理由を入力
- 具体的な理由を記録しておくことで、後々のトラブル防止になります
- 返金金額を確認
- 返金処理を実行
返金処理後の確認
返金処理が完了したら、以下の点を必ず確認しましょう:
- 返金処理が正しく完了したか
- お客様に返金完了のメールが送信されたか
- 返金金額が正しいか
重要なポイント:
返金処理は一度実行すると取り消すことができません。そのため、返金前に必ず以下の情報を再確認することをお勧めします:
- 返金対象の決済情報
- 返金金額
- お客様の情報
次のパートでは、特にデジタルコンテンツを販売している場合の重要な注意点について解説していきます。
デジタルコンテンツ返金時の重要な注意点
デジタルコンテンツやオンライン講座を販売している場合、返金処理には特別な注意が必要です。
ここでは、最も注意が必要なコンテンツのアクセス権限について、詳しく解説していきます。
返金による自動的なアクセス権限の停止
デジタルコンテンツの場合、返金処理を行うと自動的にコンテンツへのアクセス権限が停止されることがあります。
例えば以下のようなケースで問題が発生する可能性があります:
- ClickfunnelsとKajabiなどの外部会員サイトを連携している場合
- 独自の会員システムでコンテンツを提供している場合
- 複数のプラットフォームを連携させている場合
重複購入時の返金対応で注意すべきこと
特に重複購入の返金では、以下のような事態が発生することがあります:
- お客様が誤って同じ商品を2回購入
- 1回分の金額を返金処理
- システムが自動的にコンテンツへのアクセス権限を停止
- お客様が正規に購入した分のコンテンツも見られなくなる
このような事態を防ぐために、以下の対策が必要です:
1. 返金前の確認事項
- 購入履歴の確認
- アクセス権限の状況確認
- 連携している他のプラットフォームの確認
2. 返金時の対応
- お客様への事前説明
- 手動でのアクセス権限の付与準備
- 技術担当者との連携(必要な場合)
3. 返金後の対応
- アクセス権限の手動での再付与
- お客様への案内メール送信
- 正常にアクセスできることの確認
トラブルを防ぐための具体的な対策
以下のチェックリストを活用することで、トラブルを未然に防ぐことができます:
□ 返金前に購入履歴を詳細に確認
□ 連携しているシステムをリストアップ
□ アクセス権限の再付与手順を準備
□ お客様への説明文を準備
□ 技術サポートの連絡先を確認
このような準備を整えることで、返金処理後のトラブルを最小限に抑えることができます。
次のパートでは、これまでの内容をまとめ、効率的な返金対応のための最終的なアドバイスをご紹介します。
まとめ
ここまで、Clickfunnelsでの返金対応について詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
返金対応の重要ポイント
1. システムの理解
- Clickfunnelsでは初回決済のみが表示される(定期決済の場合)
- 2回目以降はStripeで直接管理が必要
- デジタルコンテンツはアクセス権限の管理が重要
2. 返金処理の基本手順
- Stripeダッシュボードでの確認
- 適切な返金理由の記録
- 処理後の確実な確認
3. トラブル防止の重要事項
- 事前確認を徹底
- お客様との丁寧なコミュニケーション
- システム連携状況の把握
これから返金対応を行う方へのアドバイス
- 慌てず、確実に
- 複数回の確認
- 手順の可視化
- 記録の保管
- お客様視点を忘れない
- スピーディーな対応
- 丁寧な説明
- フォローアップの徹底
- システムの理解を深める
- 定期的な確認
- マニュアルの更新
- チーム内での情報共有
適切な返金対応は、お客様との信頼関係を強化する重要な機会となります。このガイドの内容を参考に、スムーズな返金対応を実現してください。
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