
この記事は2026年9月時点の画面に合わせて更新しました。いちばん大きな変更は、GA4で成果をあらわす「コンバージョン」が「キーイベント」という呼び方に変わったこと、そして管理画面のメニューの名前が変わったことです。この記事では、GA4のアカウント作成と初期設定の手順から、Googleタグの設置、Google広告とのリンク、基本的なレポートの見方まで、初心者のあなたにも分かるように順にお伝えします。
はじめに:なぜGoogle Analyticsが重要なのか
あなたはオンラインで集客や販売を行っていますか?それとも、これから始めようとしていますか?どちらの場合でも、ウェブサイトやアプリの分析ツールは必須です。その中でも、Google Analytics(GA)は最も強力で使いやすいツールの一つです。

オンラインビジネスの世界では、データは金と言っても過言ではありません。適切なデータ分析なしでは、ビジネスの成長や改善は困難です。Google Analyticsは、そんなあなたのビジネスを支える強力な味方になってくれるのです。
Google Analyticsの主な機能と利点
- トラフィック分析: あなたのウェブサイトにどこから訪問者が来ているのか把握できます。検索エンジン、ソーシャルメディア、他のウェブサイトからの流入を詳細に分析できます。
- ユーザー行動の把握: 訪問者がサイト内でどのようにページを閲覧し、どこで離脱しているかを知ることができます。これにより、ユーザー体験の改善につなげられます。
- キーイベント(成果)の計測: 商品購入、資料請求、会員登録など、あなたが「キーイベント」として印を付けたアクションの達成状況を測定できます。これにより、マーケティング施策の効果を数値で把握できます。
※ GA4では2024年3月に、「コンバージョン」という呼び方が「キーイベント」に変わりました。なお、Google広告の画面で使う成果の指標は、いまも「コンバージョン」と呼びます。 - リアルタイムデータ: 現在サイトを訪れている人数やその行動をリアルタイムで確認できます。キャンペーンの即時効果測定などに役立ちます。
- カスタムレポート: あなたのビジネスに特化した独自のレポートを作成できます。必要な情報を必要な形で得られるのです。
Google Analyticsを使いこなすことで、あなたはデータに基づいた意思決定ができるようになります。「感覚」や「勘」ではなく、実際の数字に基づいてビジネス戦略を立てられるのです。
しかし、「Google Analyticsは難しそう…」と思っているかもしれません。確かに、初めて見るとその豊富な機能に圧倒されるかもしれません。でも、心配はいりません。この記事では、Google Analytics 4(GA4)の基本的な設定から使い方まで、初心者にも分かりやすく解説していきます。
次のセクションからは、実際にGA4のアカウント作成から始めていきましょう。あなたのビジネスを次のレベルに引き上げるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
Google Analytics 4(GA4)アカウントの作成
Google Analytics 4(GA4)の力を活用するための第一歩は、アカウントを作成することです。心配しないでください。この過程は思ったより簡単です。以下の手順に従って、あなたも数分でGA4アカウントを作成できます。
※ この記事の画面写真は、いずれも2024年当時のものです。2026年9月時点では、メニューの名前やボタンの位置が変わっている箇所があります。今の名前は各手順に書き添えていますので、あわせてご覧ください。
GA4アカウントの新規作成手順
- 1.Google Analyticsのウェブサイトにアクセス:
- https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/
- まず、Googleアカウントでログインした状態で、Google Analyticsの公式ウェブサイトにアクセスします

- 2.アカウント設定:
- アカウント名を入力します(例:あなたの会社名)
- データ共有設定を確認します。基本的にはすべてのオプションをオンにすることをおすすめします。これにより、より詳細な分析が可能になります

- 3.プロパティの設定:
- プロパティ名を入力します(例:あなたのウェブサイト名)
- レポートのタイムゾーンと通貨を選択します(日本の場合は「日本」と「日本円」)¥

- 4.ビジネス情報の入力:
- 業種を選択します
- ビジネスの規模を選択します
- 主な使用目的を選択します(複数選択可)


- 5.利用規約に同意:
- 画面の指示に従って、利用規約に同意します。

プロパティとデータストリームの設定
アカウントを作成したら、次はプロパティとデータストリームを設定します。

- データストリームの作成:
- プロパティを新しく作った直後は、この画面がそのまま表示されます。あとから追加したり確認したりするときは、画面左下の[管理]を開き、プロパティの列にある[データの収集と修正]→[データ ストリーム]を選んで、[ストリームを追加]をクリックします。
※ 2026年9月時点の管理画面では、データストリームは[データの収集と修正]の中にまとまっています。 - プラットフォームを選択します(ウェブ、iOS、Android)
- ウェブサイトのURLを入力します
- ストリーム名を入力します(例:公式ウェブサイト)

- 拡張計測の設定:
拡張計測機能を有効にすることで、より詳細なデータを収集できます。特に理由がない限り、すべての項目をオンにすることをおすすめします。

- 測定IDの取得:
データストリームを作成すると、測定IDが発行されます。この測定IDは非常に重要です。後でウェブサイトにGA4を設置する際に使用します。

これで、GA4のアカウント作成とプロパティ、データストリームの基本設定が完了しました。簡単だったでしょう?
次のセクションでは、GA4の初期設定について詳しく解説します。ここまでの設定で少し疲れたかもしれませんが、もう少し頑張りましょう。適切な初期設定を行うことで、あなたのビジネスに役立つ貴重なデータを収集できるようになります。
GA4の初期設定
GA4のアカウントとプロパティを作成したら、次は初期設定を行います。この段階でしっかりと設定することで、より正確で有用なデータを収集できるようになります。
測定IDの取得と設置
- 測定IDの確認:
- GA4の画面左下の[管理]を開き、[データの収集と修正]→[データ ストリーム]を選択します。
- 作成したデータストリームをクリックし、測定IDを確認します。
- ウェブサイトへの設置:
- 測定ID(G- から始まるID)を含んだ「Googleタグ」を、あなたのウェブサイトに設置します。
※ 2024年当時は「トラッキングコード」と呼んでいましたが、今の名前は「Googleタグ」です。データストリームの画面で[タグの実装手順を表示]→[手動でインストール]と進むとコードが表示されるので、すべてのページの <head> のできるだけ上のほうに貼り付けます。 - Googleタグマネージャー(GTM)を使っている場合は、そちらで設定するのが簡単です。
※ 2025年4月10日から、GTMはGoogle広告のタグより先にGoogleタグを自動で読み込むようになりました。そのため、すべてのページでGoogleタグを読み込んでいるなら、以前は必須とされていた「コンバージョンリンカー」タグを新しく追加する必要はありません(すでに設置しているものを急いで消す必要もありません)。この記事の最後でご紹介している関連記事「Google広告でリマーケティングとコンバージョンリンカーを設定する方法」も、この変更に合わせて更新しています。くわしい条件はそちらをご覧ください。出典:タグマネージャー ヘルプ「コンバージョン リンカー」 - WordPressを使用している場合は、プラグインを利用する方法もあります。



設置できたかどうかを確かめる
タグを貼り付けたら、ちゃんと計測できているか確かめておきましょう。あなたのサイトをブラウザで開いたまま、GA4の[レポート]→[リアルタイム]を見てください。そこに自分の訪問が表示されていれば、計測は始まっています。
なお、リアルタイム以外のふつうのレポートに数字が出てくるまでには、24〜48時間ほどかかることがあります。すぐに表示されなくても、リアルタイムに出ていれば心配はいりません。
Google広告アカウントとのリンク
GA4とGoogle広告をリンクすることで、広告キャンペーンの効果をより詳細に分析できます。
※ この操作には、GA4側はプロパティの編集者以上、Google広告側は管理者の権限が必要です。どちらかが足りないと、選ぶ画面に対象のアカウントが出てきません。運用を外部に任せている場合は、先に権限をご確認ください。

- GA4の画面左下の[管理]を開き、[サービス間のリンク設定]→[Google 広告のリンク]を選択します。
※ 2024年当時は「リンクされたアカウント」という名前でしたが、2026年9月時点では[サービス間のリンク設定]に変わっています。 - [リンク]をクリックし、[Google 広告アカウントを選択]から、リンクしたいアカウントを選びます。
- [確認]→[次へ]と進み、パーソナライズド広告と自動タグ設定のオプションを確認します。最後に[次へ]→[送信]をクリックすると完了です。
※ データがレポートに反映されるまで、最大48時間かかります。
リンクができたら、Google広告側の「自動タグ設定」がオンになっているかも確認してください。Google広告の画面で[管理者]→[アカウント設定]→[自動タグ設定]を開きます。ここがオフのままだと、リンクしたのにGoogle広告のデータがGA4に出てこない、ということが起こります。GA4のキーイベントをGoogle広告のコンバージョンとして使うときにも必要な設定です。
データ保持期間の設定

GA4には、集めたデータをどれだけの期間さかのぼって分析できるかを決める設定があります。初期値は短めなので、ここは見直しておきましょう。
※ 「個人を特定できるデータ」を設定する項目ではありません。GA4は、そもそも個人を特定できる情報を送らないことが利用規約で決められています。
- GA4の画面左下の[管理]を開き、プロパティの列にある[データの収集と修正]→[データの保持]を選択します。
※ 2024年当時は「データ設定」→「データ保持」という名前でした。お使いの画面では、まだ古い名前で表示されることがあります。 - 保持期間を選ぶ欄は2つに分かれています。ひとつは「ユーザーのデータとキーイベントのデータ」について、もうひとつは「その他のイベントのデータ」についての欄です(2024年当時は「イベントデータ保持」というひとつの欄でした)。
※ 欄の表記は変わることがありますので、お使いの画面でご確認ください。 - どちらの欄も、ふつうは2か月が選ばれています。特に理由がなければ、両方とも14か月に変更することをおすすめします。26か月以上を選べるのは、アナリティクス360の「その他のイベントのデータ」だけです。
- 設定を保存します。変更が反映されるまで、24時間ほどかかります。
出典:アナリティクス ヘルプ「データ保持期間」(確認日:2026年9月19日)
キーイベント(成果)の設定
GA4では、商品購入や資料請求など「これができたら成果」と考えるアクションに、キーイベントという印を付けます。2024年まで「コンバージョン」と呼ばれていたものです。印を付けていないと、レポートに成果の数字が出てきません。
設定は、[管理]の[データの表示]から行います。[イベント]の一覧で成果にしたいイベントに印を付けるか、[キーイベント]のページから作成します。
※ どちらの入口があるか、またボタンやスイッチの表記は変わることがありますので、お使いの画面でご確認ください。
出典:アナリティクス ヘルプ「キーイベントについて」(確認日:2026年9月19日)
次のセクションでは、設定が完了したGA4の基本的な使い方について解説します。データの見方や基本的な分析方法を学び、あなたのビジネス戦略に活かしていきましょう。
GA4の基本的な使い方
GA4の初期設定が完了したら、いよいよ実際の使い方を学んでいきましょう。GA4は豊富な機能を持っていますが、まずは基本的な使い方から始めることで、徐々にその力を理解し活用できるようになります。
ホーム画面の見方
GA4にログインすると、最初に「ホーム」画面が開きます。ここでは、あなたのウェブサイトの重要な指標を一目で確認できます。左側のメニューは「ホーム/レポート/探索/広告」に分かれていて、詳しい数字は[レポート]から見ていきます。
※ GA4に「ダッシュボード」という名前の画面はありません。
- ユーザー数: サイトに訪れた人の数です。
- 新規ユーザーの割合: 初めてサイトを訪れた人の割合です。
- 平均エンゲージメント時間: ユーザーがサイトに滞在した平均時間です。
- イベント数: サイト上で発生したアクション(ページビュー、クリックなど)の総数です。
これらの指標を定期的にチェックすることで、サイトのパフォーマンスの全体像を把握できます。
主要なレポートの解説
GA4には様々なレポートがありますが、以下は特に重要なものです:

※ 上の画面は2024年当時のものです。2026年9月時点では、メニューの「コンバージョン」は「キーイベント」という表記に変わっています。
- リアルタイム:
- 現在サイトを訪れているユーザーの行動をリアルタイムで確認できます。
- キャンペーンの即時効果測定などに役立ちます
- 集客:
- ユーザーがどこからサイトに訪れたかを示します。左メニューの[レポート]→[集客]にあり、「ユーザー獲得」と「トラフィック獲得」の2つのレポートに分かれています。
- 検索エンジン、SNS、他のウェブサイトなど、トラフィックソースの内訳が分かります。
- エンゲージメント:
- ユーザーがサイト内でどのように行動したかを示します。
- よく見られているページや平均エンゲージメント時間などが分かります。
※ GA4は、ブラウザのタブが実際に前面に表示されていた時間だけを数えます。そのため、以前の「平均セッション時間」より実態に近い数字になります。 - キーイベント(旧:コンバージョン):
- あなたが「キーイベント」として印を付けたアクション(商品購入、資料請求など)の発生状況を確認できます。キーイベントの数は、「集客」や「ランディングページ」など多くのレポートの[キーイベント]列にも表示されます。
- 成果の割合は「セッションのキーイベント率」で確認できます。申し込みまでの流れを見たいときは、左メニューの[探索]にある「経路データ探索」や「目標到達プロセスデータ探索」を使います。
※ GA4に「コンバージョン率」という名前の指標はありません。成果までの流れをたどるレポートは、上に挙げた[探索]のほかに[広告]の中にもあります。メニューの名前はお使いの画面でご確認ください。
カスタムレポートを活用することで、あなたのビジネスにとって最も重要な指標を一目で確認できるようになります。
GA4を活用したデータ分析の基礎
GA4の基本的な使い方を理解したら、次はそのデータを活用した分析の基礎を学びましょう。適切なデータ分析は、あなたのビジネス戦略の改善と成長に大きく貢献します。
トラフィックソースの分析
トラフィックソースを分析することで、どこからユーザーが来ているかを把握し、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

- オーガニック検索:
- 検索エンジンからの自然流入を示します。
- SEOの効果を測定する重要な指標です。
- 直接流入:
- URLを直接入力したり、ブックマークから訪れたユーザーを示します。
- ブランド認知度の指標となります。
- リファラル:
- 他のウェブサイトからのリンク経由の訪問を示します。
- 効果的なリンクビルディングの成果を確認できます。
- ソーシャル:
- SNSからの流入を示します。
- どのSNSが最も効果的かを判断できます。
- 有料検索:
- Google広告などのPPC広告からの流入です。
- 広告キャンペーンの効果を測定できます。

これらのソースごとに、ユーザー数、セッションのキーイベント率、エンゲージメント率などを比べることで、最も効果的なチャネルを特定し、マーケティング予算の最適な配分を決定できます。
※ GA4の標準のレポートに「離脱率」という指標はありません。
ユーザー行動の把握
ユーザーがサイト内でどのように行動しているかを理解することは、UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善に不可欠です。

- ページビュー分析:
- 最もよく見られているページを特定します。
- これらのページのコンテンツ改善やコンバージョン最適化に注力しましょう。
- 経路データ探索:
- ユーザーがサイト内をどのように移動したかを、ツリー状に見える化できます。左メニューの[探索]→[経路データ探索]から作ります。
※ GA4に「ユーザーフロー」という名前のレポートはありません。以前の「行動フロー」にあたる機能です。 - ナビゲーションの問題点や、ユーザーの興味を把握できます。
- 平均エンゲージメント時間とエンゲージメント率:
- ページごとの「平均エンゲージメント時間」と「エンゲージメント率」を確認します。
※ GA4の「直帰率」は、エンゲージメント率の裏返し(100%から引いた値)です。まずはエンゲージメント率のほうを見れば十分です。直帰率そのものを見たい場合は、レポートの表示項目に追加するか[探索]で作ります。 - エンゲージメント時間が短く、エンゲージメント率が低いページは改善が必要かもしれません。
- デバイス別分析:
- デスクトップ、モバイル、タブレットでの利用状況を比較します。
- モバイルユーザーが多い場合、モバイル最適化が重要です。

まとめ:GA4を使ってビジネスを成長させる
GA4は非常に強力なツールですが、それはあくまでもツールに過ぎません。真の価値は、そのデータをどう解釈し、どのようにビジネスの意思決定に活かすかにあります。
データを理解し、適切に行動に移すことで、あなたのビジネスは確実に成長への道を歩むことができるでしょう。GA4を通じて得られる洞察を、ビジネスの成功に最大限活用してください。
この記事の手順と名称は、2026年9月19日にGoogleアナリティクスとGoogle広告のヘルプで確認したものです。画面はたびたび変わりますので、実際の画面と見比べながら進めてください。
関連記事はこちら
この記事がお役に立ちましたら、下のボタンから当ブログを Google の「優先する情報源」に追加できます。
次回から Google 検索で記事を見つけやすくなります。