ClickFunnels Classicを選んだ5つの理由と今の判断

ClickFunnels Classicを選んだ5つの理由と現在の判断を紹介するヒルトルの写真入りアイキャッチ

ClickFunnels Classic(ClickFunnels 1.0)を今も選ぶべきなのか、使っている仕組みを移すべきなのか。私は2017年に導入し、2023年には使い続ける理由を5つに整理しました。この記事では、当時の運用で役立った機能と、現在のツール選びの判断を分けてお伝えします。過去の操作画面や私の利用経験を振り返りながら、今のあなたに必要な機能と移行時の確認点を考えてみてください。

Classicの継続・移行は、この4点で考えましょう

  1. 現在の目的:これから新しく導入するのか、既存のファネルを維持・移行するのかを分けます。
  2. 残したい機能:ページ、決済、メール、会員サイト、計測のうち、実際に使うものを書き出します。
  3. 運用にかかる負担:月額だけでなく、連携サービスの費用と、移行・保守の作業も見ます。
  4. 移行後の動作:登録から決済、案内メール、講座へのアクセスまで確認してから切り替えます。

現在の私の方針:私はClickFunnelsから自作のファネルツールへ移行中です。日本版も含め、ClickFunnelsの新規導入は積極的にはおすすめしていません。ActiveCampaignは高機能ですが費用が高く、メール配信も自作ツールへ移行する予定です。海外のオールインワンツールを選ぶなら、現在はKajabiを主におすすめしています。

2026年9月12日に本文を見直しました。以下の比較や講義スライドは、主に2023年にClassicを使い続けた理由を説明した当時の資料です。現在の2.0や日本版の未対応機能を列挙したものではありません。今の料金・運用条件はClickFunnels日本版の料金記事、海外オールインワンの選び方はKajabiの料金とプランの選び方もご覧ください。

私がClickFunnelsを使ってきた背景

私がClickFunnelsを知ったのは、アメリカのオンラインマーケティングセミナーで、参加者からすすめられたことがきっかけでした。

2021年のClickFunnels主催イベントに参加したヒルトル・フィリップ太郎
↑これまでに何度かアメリカで開催されたクリックファネル社主催のイベントにも参加しました(写真は2021年のもの)

ClickFunnelsは、ページを作り、登録や購入へ案内する「セールスファネル」を組み立てるためのツールです。弊社では2017年に導入し、ランディングページの作成、購入後の追加提案、顧客情報の連携などに使ってきました。

ページを外注するためのやり取りを減らし、購入後の案内や商品の提供を自動化できたことは、少ない人数で運営する上で助けになりました。弊社の仕組みを見たお客様から使い方を聞かれ、ブログやYouTubeでも解説するようになった経緯があります。

こうした過去の経験は、現在ツールを選ぶ上でも参考になります。ただし、当時役立ったことだけで、今のあなたにも同じ契約が必要だと考えることはできません。現在の位置づけは、以下の記事でも整理しています。

2023年にClassicからの移行を見送った理由

2.0が登場したとき、私も使ってみました。その時点では、すでに稼働していた仕組みを移せるかが、一番気になっていました。

ClickFunnels 2.0を紹介するイベント会場のスクリーン

2023年の記事では、日本円での決済や、ActiveCampaign・Kajabiとの連携など、当時の私が必要としていた運用を置き換えられないと感じた点を挙げていました。

2023年当時にClickFunnels Classicからの移行を見送った理由のスライド

上のスライドは2023年当時の評価です。「USDのみ」「外部連携がない」「移行したいツールがない」といった文言を、そのまま現在の仕様や私の意見として読むことはできません。現在の英語版公式ヘルプには、ActiveCampaignなどと接続するワークフローの機能も記載されています。現行のワークフロー説明で対象サービスや条件を確認できます。日本版も同じ契約条件だと決めつけず、利用する版で確認してください。

Classicも、2017年に使い始めた頃は不具合に困ることがあり、私の感覚では2020年頃から落ち着いて使えるようになってきました。2023年当時は、すでにページ・決済・メール・会員サイトがつながっていたため、引っ越しの手間も含めると、使い続ける方がよいと判断していたのです。

ただし、「古いツールだから今後も安定する」とは限りません。連携先や決済の仕様も変わります。過去に安定していた経験と、今後の保守を続けられるかは、別に確認する必要があります。

当時の運用で役立った5つの機能

私が重視していたのは、単にきれいなページを作れることだけではありませんでした。登録や購入の流れを整え、その結果を見直せることに価値を感じていました。

2023年当時に重視したClassicの5つの機能をまとめたスライド

以下は2023年の記事で挙げた5つの理由です。当時の画面は残しつつ、現在の判断に使うときの見方も補足します。

ABテストで、ページの違いを比べられた

ABテスト機能を紹介した当時の解説スライド

ABテストは、内容を少し変えた2つのページにアクセスを振り分け、登録や購入などの結果を比べる方法です。「このキャッチコピーと、もう一つの案では、どちらが伝わるだろう」と迷ったときに、実際の反応を確かめられます。

ClickFunnels Classicで2つのページにアクセスを50パーセントずつ振り分ける画面
2023年の記事で掲載したClassicの画面。2つのページにアクセスを振り分ける例です。

上は、2つのページにアクセスを50%ずつ振り分けていた当時の画面です。私はこうした比較を、ページを作る機能と同じ場所で行える点を便利に感じていました。

Classicの統計画面で2つのページの登録率を比較した当時の例
当時の比較画面です。掲載数値は現在の実績や今回の更新効果を表すものではありません。

数字を見るときは、登録率だけでなく、訪問数・登録数・比較期間もそろえて見ます。少ない反応だけですぐに勝ち負けを決めたり、見出し以外の条件まで同時に変えたりすると、何が影響したのか分かりにくくなります。

既存のClassic利用者は、公式のスプリットテスト手順も確認してください。複製したページ側にも、メール連携やページ設定が必要です。見た目だけ直して公開すると、片方のページで登録後の処理が動かないことがあるため、両方を確認しましょう。

なお、以前の記事で触れたGoogle Optimizeは2023年9月30日に終了しました。終了予定のサービスとして案内する段階ではありません。Googleの公式終了案内で確認できます。

また、当時紹介した「月額97ドル」は2023年の記事の条件です。それを現在のClassicや日本版の契約額として使わず、自分の請求画面や現行案内で確認してください。

UTMで、どこから来た人の反応かを分けて見られた

流入元をUTMパラメータで分ける考え方を紹介したスライド

UTMパラメータは、リンクの末尾に付ける流入元の目印です。同じ登録ページでも、ブログ、YouTube、広告など、どこから訪れた人なのかを区別する材料になります。

ヒルトルがYouTube概要欄のリンクに付けたUTMの例を説明する画面
YouTube概要欄に付けた当時のUTMの例。流入元を区別するための目印として使っていました。

上は、YouTube概要欄のリンクに付けた当時の例です。たとえば「utm_source」は送信元、「utm_medium」は媒体、「utm_campaign」はキャンペーン名の目印として使います。Google Analyticsの手動タグの説明や、キャンペーンURLビルダーを確認できます。

Classicの統計画面でUTM Sourceをfbに絞り込んだ例
UTM Sourceが「fb」のデータを絞り込む当時の画面です。

当時のClassicでは、画像のように統計画面を「UTM Source=fb」で絞り、Facebook広告経由の反応を見る使い方をしていました。媒体ごとに同じページを何本も複製する手間を減らせた点も助かりました。

ただし、UTMが付けばすべての行動を完全に追えるわけではありません。目印の付け方、保存の有無、集計する期間や対象をそろえて確認します。Classicの公式フィルター説明でも、UTMを複数条件で同時に絞り込むことなどには制限が示されています。

「ページを見た数」と「登録が完了した数」も分けましょう。リンク先を見ただけの人を登録者として数えると、ページの改善を判断できません。これはツールを乗り換えた後にも、引き続き確認したい点です。

当時はKajabiを主に会員サイトとして使い、ページの比較や細かな集計をClassicに寄せていました。今のKajabiにも同じ制限があると決めつけず、あなたが必要とする集計ができるかを、現在の機能と運用方法で確認してください。

購入後に、関連する商品を追加で案内できた

複数のアップセルページを作れる点を紹介した当時のスライド

弊社では、書籍などを購入した方に、その内容を実践するための講座を追加で案内していたことがあります。その流れを組み立てやすかったのも、Classicを使っていた理由の一つです。

書籍購入者に追加商品を案内した当時のアップセルページ
当時の弊社のアップセルページの一例です。

ワンクリックアップセルは、最初の購入後に、支払い情報を再入力する手間を減らして追加商品を購入できる仕組みです。説明はClassic公式のアップセル・ダウンセルの案内でも確認できます。

関連商品を追加提案するアップセルのイメージ図

私が便利に感じていたのは、追加提案のページを自分で編集し、購入する人・見送る人それぞれの流れを作れることでした。別の商品を提案する「ダウンセル」も、当時のファネルで使っていた考え方です。

Classicのファネルに複数のアップセルページを配置した当時の例
当時のファネルで複数のアップセルページを用意していた例です。

元のスライドには「無制限」と書いていますが、ここでは当時、複数のアップセルページを組んでいた例として残しています。現在のページ数や決済条件の保証ではありません。何度も案内すること自体を目的にせず、最初に買った商品に関連し、必要な人だけが選べる提案にしましょう。

購入者が、何を追加で買うのか、いくら支払うのかを理解できる案内にします。設定後は、追加購入を選んだ場合と、見送った場合の両方で、完了画面や案内が適切につながるか確かめてください。

外部の拡張アプリで、足りない機能を補えた

外部の拡張アプリで機能を補う考え方を紹介したスライド

ツール本体に欲しい機能がなくても、別の会社が提供する拡張機能で補えることがあります。「サードパーティ」は、このような開発元以外の会社やサービスを指します。

スマートフォンにアプリを追加するイメージ

スマートフォンにアプリを追加するようなイメージです。弊社では、当時CF Power Scriptsという外部サービスを使い、Classicのページで必要な機能を補っていました。

当時利用していたCF Power Scriptsの追加機能一覧
2023年の記事で掲載したCF Power Scriptsの機能一覧。現在の提供内容は個別確認が必要です。

上は当時の追加機能一覧です。以前に使い方も紹介していますが、現在の販売条件や対応バージョンまで保証する記事ではありません。既存の仕組みで使っている方は、どのページに何を追加しているかを控えておくと、見直すときに役立ちます。

移行先に同じ機能があるか、拡張サービスの契約が引き続き必要か、ページを書き換えたときも動くか。こうした確認が増えることも、外部機能を使う際の運用負担です。当時の「2.0への対応は不明」という記述を、そのまま現在の非対応情報として扱わないでください。

決済・メール・会員サイトを連携できた

外部ツールとの連携を重視した当時の説明スライド

弊社では、ページ作成にClassic、決済にStripe、メール配信と顧客管理にActiveCampaign、会員サイトにKajabiを使い、それぞれを連携させていました。

ClickFunnelsとStripe、Kajabi、ActiveCampaignなどをつないだ当時の自社運用図
当時の弊社の自動化ワークフローです。現在の推奨構成は本文で説明しています。

上は当時の自動化の一例です。購入後に講座のアカウントを案内し、メールを送り、社内の通知や記録にもつなぐことで、同じ情報を何度も入力する作業を減らしていました。

すでに顧客情報やステップメール、講座動画がそれぞれのサービスにあったので、移行にはページの作り直し以外の作業も必要でした。2023年にClassicを継続した理由には、この「動いている仕組みを一式移す負担」も含まれています。

一方で、複数のツールをつなぐほど、月額費用と確認箇所は増えます。現在はClickFunnelsから自作ファネルへ移行中で、メール配信も自作ツールへ移行予定です。ActiveCampaignの記事では、既存ユーザー向けの操作と現在の位置づけを分けています。

上のスライドにある「海外ツールに限る」も当時の説明です。連携先は国内・海外という区分だけで判断せず、あなたが使うサービスと、必要な処理が実現できるかで確認しましょう。

今からツールを選ぶ人と、既存ユーザーでは判断が違う

当時の私の運用に合っていたことと、これから始めるあなたに合うことは、分けて考えたいところです。

これから始めるなら、必要な機能を絞る

下の2枚は、2023年の記事で紹介した利用者像のスライドです。「こんな人は使うべき」という文字も、現在の新規導入のおすすめではありません。今は、ツール名を先に決めるより、どのように商品を届けるかから考えることをおすすめします。

2023年当時に想定していたClassicの利用者像を示すスライド

たとえば、講座の販売・会員サイト・メール配信をまとめたい方には、海外のオールインワンツールならKajabiを主におすすめしています。ただし、必要な商品数や登録人数、決済条件が合うかは、現在の料金とプランで確認してください。

2023年当時にClassic以外の選択を勧めたケースのスライド

個別相談から契約するサービスなら、最初に必要なのは申込フォームと連絡の流れかもしれません。サイト制作を自分で行うのか、誰かに依頼するのかも含め、使わない機能のために契約を増やさないようにしましょう。

すでに使っているなら、動作確認をしてから移す

新規導入をおすすめしないからといって、いま動いているファネルを急いで解約する、という意味ではありません。まずは、現在どこで何が動いているかを整理しましょう。

  • ページとURL:広告や記事から、どのページへ案内しているか。
  • 購入後の処理:決済、案内メール、講座の閲覧権限がどこで発行されるか。
  • 継続中の契約:定期支払いと顧客情報を、どのサービスが管理しているか。
  • 移行前の記録:設定、元データ、必要な案内文を残し、新しい流れを確認してから切り替える。

ページを別の場所へ作り直すだけで、定期支払いやメール、閲覧権限まで移ったとは判断できません。購入後に必要な処理を一つずつ確かめ、現在の契約と移行先の条件を確認してください。Classicの操作が必要な方は、以下のまとめから対象の記事へ進めます。

旧料金・お試し申込・紹介案内について

この記事では以前、Classicの月額97ドルや、お試し申込への紹介リンクを掲載していました。現在は新規導入を積極的におすすめしていないため、その申込バナーとリンクを見直しました。現在の契約額や試用条件は、過去の記事の数字だけで判断しないでください。

また、「Classicには紹介パートナー経由でしか申し込めない」という断定も取り下げています。現在のClassic公式アカウント案内には複数の作成経路が説明されていますが、ここでは新しい契約を促す案内としては扱いません。既存契約の確認は、請求画面や公式サポートを利用してください。

私はこれまでClickFunnelsを紹介することで仲介報酬を受け取ってきました。この記事は私個人の利用経験と判断であり、ClickFunnels社の公式見解ではありません。過去のお申し込みに付いた紹介特典については、その時の案内と条件をご確認ください。

ツール選びの前に、売る流れを整理したい方へ

Classicを使って得た学びは、ツールを変えても活かせます。どこで知ってもらい、何を伝え、どの商品を案内するのか。あなたの商品を届ける流れから考えたい方へ、無料電子書籍「ザ・ファネル」をご用意しています。

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当時の解説動画はこちら

こちらは、2023年の記事で掲載した私の解説動画です。当時の実例や操作画面を見る資料として残しています。動画内のおすすめ、料金、機能比較は、現在の方針を説明した本文と分けてご覧ください。

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