ClickfunnelsとCFpowerscriptでFacebook CAPIをノーコードで実装する方法

Facebook広告の効果に満足できていないあなたに、驚くべき解決策があります。本記事では、CFパワースクリプトを活用したFacebook Conversion APIの実装方法を詳しく解説します。この方法により、iOS 14.5以降のプライバシー変更にも対応し、広告データの正確性を大幅に向上させることができます。実際の事例では、ROASが35%向上し、リード獲得コストが25%減少するなど、目覚ましい成果が報告されています。プログラミングの知識がなくても実装可能な、ステップバイステップのガイドを提供しているので、あなたのビジネスでもすぐに活用できます。広告効果を最大化し、無駄な広告費用を削減したいのであれば、この記事は必読です。

はじめに:Facebook Conversion API (CAPI)の重要性

あなたは最近、Facebook広告の効果が思うように出ていないと感じていませんか?広告費用は増えているのに、実際の成果が見えづらくなっている…そんな悩みを抱えているのであれば、Facebook Conversion API (CAPI)の実装が解決策になるかもしれません。

プライバシー規制時代における広告効果測定の課題

2021年以降、Web上のプライバシー規制が厳しくなり、従来のブラウザベースのトラッキングが制限されるようになりました。特に、iOS 14.5以降のアップデートにより、多くのユーザーがアプリのトラッキングをオプトアウトするようになり、広告主が正確なデータを取得することが難しくなっています

この変化により、以下のような問題が発生しています:

  • 広告管理画面上の数字と実際の成果の乖離
  • コンバージョンデータの遅延や欠落
  • ターゲティングの精度低下

これらの問題は、あなたの広告予算の無駄遣いにつながり、ROI(投資対効果)の低下を招いています。

Conversion API (CAPI)が解決する問題

ここで救世主となるのが、Facebook Conversion API(CAPI)です。Conversion APIは、ブラウザを介さずにサーバーから直接Facebookにデータを送信する方法です。これにより、以下のようなメリットが得られます:

  1. より正確なコンバージョンデータの取得:ブラウザの制限を受けないため、より多くのイベントを追跡できます。
  2. データの遅延削減:サーバーからの直接送信により、データの反映が速くなります。
  3. プライバシー規制への対応:ユーザーのオプトアウト設定に影響されにくくなります。
  4. 広告最適化の改善:より正確なデータに基づいて、Facebookのアルゴリズムが機能します。

しかし、Conversion APIの実装は技術的なハードルが高く、多くの広告主が躊躇しています。そこで登場するのがCFpowerscript(CFパワースクリプト)です。

CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使えば、プログラミングの知識がなくても、ClickFunnels 1.0上で簡単にConversion APIを実装することができます。この記事では、CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使ってConversion APIを実装する方法を、ステップバイステップで解説していきます。

あなたの広告効果を最大化し、無駄な広告費用を削減したいのであれば、ぜひ最後までお読みください。次のセクションでは、CFpowerscript(CFパワースクリプト)の概要と、Conversion API実装におけるメリットについて詳しく説明していきます。

CFpowerscript(CFパワースクリプト)とは?

あなたがClickFunnels 1.0を使ってオンラインビジネスを展開しているなら、CFpowerscript(CFパワースクリプト)は広告効果を飛躍的に向上させる強力な味方となるでしょう。

では、具体的にCFpowerscript(CFパワースクリプト)とは何なのか、そしてConversion API実装においてどのような利点があるのか、詳しく見ていきましょう。

ClickFunnels 1.0の拡張ツールとしての位置づけ

CFpowerscript(CFパワースクリプト)は、ClickFunnels 1.0の機能を拡張するサードパーティ製のツールです。このツールは、ドイツ人プログラマーのクリスチャンによって開発されました。彼は自身がClickFunnels 1.0ユーザーとして感じた「こんな機能があればいいのに」という思いから、このツールを作り出しました。

CFpowerscript(CFパワースクリプト)の主な特徴は以下の通りです:

  1. 追加のカスタマイズ機能: ClickFunnels 1.0の標準機能を超えたカスタマイズが可能です。
  2. 高度なトラッキング: より詳細なユーザー行動の追跡ができます。
  3. 外部ツールとの連携強化: Facebook広告をはじめとする外部ツールとの連携が容易になります。
  4. ノーコードでの実装: プログラミングの知識がなくても、高度な機能を実装できます。

Conversion API実装におけるCFpowerscript(CFパワースクリプト)の利点

Facebook Conversion APIの実装において、CFpowerscript(CFパワースクリプト)は以下のような大きな利点をもたらします:

  • 簡単な設定:

通常、Conversion APIの実装には技術的な知識が必要ですが、CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使えば、ポイントアンドクリックの操作で設定できます。

  • 詳細なイベントトラッキング:

ページビュー、リード獲得、購入など、様々なイベントを細かく追跡し、Facebookに送信することができます。

  • リアルタイムデータ送信:

ユーザーの行動をほぼリアルタイムでFacebookに送信するため、広告の最適化がより効果的に行えます。

  • 柔軟なカスタマイズ:

商品の価格情報や、カスタムイベントなど、あなたのビジネスに特化した情報を送信することができます。

  • アップセルの追跡:

ファネル内のアップセルやクロスセルの効果も正確に測定できるため、より詳細なROI分析が可能になります。

  • プライバシー規制への対応:

ブラウザの制限を受けにくいため、iOS 14.5以降の変更にも強い耐性を持ちます。

例えば、私の場合、CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使ってConversion APIを実装した結果、広告管理画面上の数字と実際の成果の乖離が大幅に減少しました。1週間で44件のリード獲得があり、広告管理画面上でも正確に44件と表示されたのです。これは、広告予算の最適化や成果の正確な把握において、非常に大きな意味を持ちます。

CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使えば、あなたもこのような正確なデータ取得と広告最適化を実現できます。次のセクションでは、実際にConversion APIを実装するための基本ステップについて、詳しく解説していきます。技術的な知識がなくても大丈夫です。一緒に、あなたの広告効果を最大化する準備を始めましょう。

Conversion API実装の基本ステップ

Facebook Conversion APIの実装は、一見複雑に思えるかもしれません。しかし、CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使えば、比較的簡単に設定することができます。ここでは、実装の基本ステップを詳しく解説していきます。

アカウント作成とClickFunnelsとの連携

まず最初に、CFpowerscript(CFパワースクリプト)のアカウントを作成し、ClickFunnelsと連携する必要があります。

  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)のアカウント作成:
  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)の公式サイトにアクセスします。
  • 「Get Started」ボタンをクリックし、必要情報を入力してアカウントを作成します。
  • 無料プランか有料プランかを選択します(初めは無料プランでも十分な機能があります)。
  • ClickFunnelsとの連携:
  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)のダッシュボードにログインします。
  • 左上のアカウントメニューから「Integrations」を選択します。
  • 画面の指示に従って、あなたのClickFunnelsアカウントと連携させます。
  • ファネル情報の更新:
  • 連携後、「Refresh List of Funnels」ボタンをクリックして、最新のファネル情報をCFpowerscript(CFパワースクリプト)に反映させます。
  • 注意: 新しいファネルやページを作成した際は、この操作を忘れずに行ってください。

必要なスクリプトの概要

Conversion APIを正しく機能させるためには、以下の7つのスクリプトを設定する必要があります。各スクリプトの役割を簡単に説明します:

  • Facebookピクセル:
  • アカウント全体に適用するグローバルスクリプトです。
  • 基本的なページビューやイベントを追跡します。
  • Facebook Conversion API:
  • ファネルごとに設定します。
  • サーバーサイドのイベント送信を可能にします。
  • コンバージョントラッキングアドオン:
  • ファネルごとに設定します。
  • 購入イベントの詳細情報を送信するための基本設定です。
  • Facebookコンバージョントラッキング:
  • ファネルごとに設定します。
  • コンバージョンイベントの発生タイミングを制御します。
  • Facebookリードトラッキング:
  • オプトインページに設定します。
  • リード獲得イベントを正確に追跡します。
  • コンバージョントラッキングアドオン(決済ページ用):
  • 決済ページに設定します。
  • 購入イベントの詳細情報を送信します。
  • コンバージョントラッキングアドオン(アップセルページ用):
  • アップセルページに設定します。
  • アップセル商品の購入情報を正確に追跡します。

これらのスクリプトを正しく設定することで、あなたのファネル内で発生するほぼすべてのイベントを、正確にFacebookに送信することができるようになります。

重要なポイント: これらのスクリプトは、単に設定するだけでなく、あなたのビジネスモデルに合わせて適切にカスタマイズすることが重要です。例えば、商品の価格設定や、アップセルの構造に応じて、スクリプトの内容を調整する必要があります。

次のセクションでは、これらのスクリプトの詳細な設定方法について、ステップバイステップで解説していきます。プログラミングの知識がなくても心配ありません。画面の指示に従って操作するだけで、高度なConversion APIの実装が可能になります。あなたのビジネスの成長に直結する重要な作業ですので、じっくりと取り組んでいきましょう。

詳細設定ガイド

ここからは、CFpowerscript(CFパワースクリプト)を使ってFacebook Conversion APIを実装するための詳細な設定手順を解説していきます。各スクリプトの設定方法を順を追って説明しますので、落ち着いて一つずつ進めていきましょう。

グローバルスクリプトの設定

まず、アカウント全体に適用するFacebookピクセルの設定から始めます。

  1. CFpowerscript(CFパワースクリプト)のダッシュボードで「Global PowerScripts」セクションに移動します。
  2. 「Add New」をクリックし、「Facebook Pixel」を選択します。
  3. 以下の項目を設定します:
  4. Facebook Pixel ID: Facebookのイベントマネージャーから取得したPixel IDを入力します。
  5. Track View Content: 「Yes」に設定します。
  6. Track View Content Value Based: 「Yes」に設定し、通貨を「JPY」に設定します。
  7. Advanced Matching: 可能な限り多くの項目(email, first_name, last_name, phone等)を設定します。

重要: この設定により、すべてのページでの基本的なイベントトラッキングが可能になります。

ファネル単位のスクリプト設定

次に、各ファネルに適用するスクリプトを設定します。

  • Facebook Conversion API:
  • ファネル一覧から対象のファネルを選択し、「Add New」をクリックします。
  • 「Facebook Conversion API」を選択し、以下を設定します:
    • Facebook Pixel ID
    • Facebookアクセストークン(イベントマネージャーで生成)
    • 通貨を「JPY」に設定
    • テストイベントコード(テスト時のみ)
  • コンバージョントラッキングアドオン:
  • 同じファネルで「Conversion Tracking Addon」を追加します。
  • 通貨を「JPY」に設定します。
  • Facebookコンバージョントラッキング:
  • 「Facebook Conversion Tracking」を追加します。
  • 「Track Location」を「Next Step」に設定します。

ページ単位のスクリプト設定

各ページに特有のスクリプトを設定します。

  • Facebookリードトラッキング(オプトインページ用):
  • オプトインページを選択し、「Facebook Lead Tracking」を追加します。
  • 「Value Based」を「Yes」に、通貨を「JPY」に設定します。
  • コンバージョントラッキングアドオン(決済ページ用):
  • 決済ページを選択し、「Conversion Tracking Addon」を追加します。
  • 以下の項目を設定します:
    • 通貨: JPY
    • Product ID: ClickFunnelsの商品IDをコピーして貼り付け
    • Name: 商品名(英語推奨)
    • Price: 商品価格
    • LTV: 買い切り商品の場合は1
  • コンバージョントラッキングアドオン(アップセルページ用):
  • アップセルページでも同様の設定を行います。
  • 追加で、アップセルボタンのCSS情報にproduct-id-[数字]の形式でProduct IDを設定します。

アップセルページの特別な設定

アップセル商品の購入を正確に追跡するためには、以下の追加設定が必要です:

  1. アップセルページのエディターを開きます。
  2. アップセルボタン(「YES」ボタン)をクリックします。
  3. 「Get CSS Info」セクションで、先ほど設定したProduct IDをproduct-id-[数字]の形式で入力します。
  4. すべてのアップセルボタン(デスクトップ版、モバイル版含む)に同様の設定を行います。

注意点: この設定を忘れると、アップセル商品の購入情報が正確にFacebookに送信されない可能性があります。

以上の設定を完了することで、あなたのClickFunnelsファネル内のほぼすべてのイベントを、Facebook Conversion APIを通じて正確に追跡できるようになります。これにより、広告効果の測定精度が大幅に向上し、より効果的な広告運用が可能になります。

次のセクションでは、これらの設定が正しく機能しているかを確認するためのテスト方法について解説します。実際の広告運用を始める前に、必ずこのテストを行うことをお勧めします。

実装後の確認とテスト

Conversion APIの設定が完了したら、次は実際に機能しているかを確認するステップに移ります。正しく設定されているか確認することで、広告運用の効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、イベントマネージャーでの確認方法とテストイベントの活用方法について詳しく解説します。

イベントマネージャーでの確認方法

  • Facebookのイベントマネージャーにアクセス:
  • Facebookビジネスマネージャーから、該当するピクセルのイベントマネージャーに移動します。
  • イベントの確認:
  • 「イベント」タブを選択し、設定したイベント(例:PageView、Lead、Purchase)が表示されているか確認します。
  • 各イベントの詳細を確認し、「受信元」列に「ブラウザ」と「サーバー」の両方が表示されていることを確認します。
  • データの品質チェック:
  • 「データソース」タブで、ピクセルの状態を確認します。
  • 「イベントのマッチング品質」、「イベントの重複」、「データの鮮度」などの指標を確認し、緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。

重要ポイント: サーバーイベント(Conversion API経由)が正しく受信されていることを特に注意深く確認してください。これにより、ブラウザの制限を受けにくい、より正確なデータ収集が可能になります。

テストイベントの活用

テストイベントを使用することで、実際の広告運用を開始する前に、設定が正しく機能しているかを確認できます。

  • テストイベントの設定:
  • イベントマネージャーの「テスト」タブに移動します。
  • 「テストイベント」セクションで表示されているテストコードをコピーします。
  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)のFacebook Conversion API設定ページに戻り、「Test Event Code」フィールドにこのコードを貼り付けます。
  • テストの実行:
  • 自分のIPアドレスを「Test IP」フィールドに入力します。
  • 「Enable Test Mode」を「Yes」に設定します。
  • ファネルのテスト:
  • 設定したIPアドレスからファネルにアクセスし、各ステップ(ページビュー、リード獲得、購入など)を実行します。
  • 結果の確認:
  • イベントマネージャーの「テスト」タブに戻り、「受信したテストイベント」セクションを確認します。
  • 各アクションに対応するイベントが正しく記録されているか確認します。

チェックポイント:

  • ページビューイベントが記録されているか
  • リードイベントがオプトインページで発生しているか
  • 購入イベントが正しい金額と商品情報で記録されているか
  • サーバーイベント(Conversion API経由)とブラウザイベント(ピクセル経由)の両方が記録されているか

テスト中に問題が発見された場合は、該当するスクリプトの設定を見直し、必要に応じて修正を行ってください。

注意: テストモードを有効にしている間は、実際の広告データには影響を与えません。テストが完了したら、必ずテストモードを無効にしてください。

このテストプロセスを丁寧に行うことで、Conversion APIの実装が正しく機能していることを確認でき、より信頼性の高いデータに基づいた広告運用が可能になります。次のセクションでは、実際にConversion APIを活用した際の効果と成果事例について紹介します。あなたのビジネスでどのような改善が期待できるのか、具体的なイメージを掴んでいただけるはずです。

実際の効果と成果事例

Conversion APIを正しく実装することで、広告効果の測定精度が大幅に向上し、それに伴って広告パフォーマンスも改善されます。ここでは、実際の効果と成果事例を紹介し、Conversion API実装がもたらす具体的なメリットについて解説します。

広告管理画面での数値改善

  • コンバージョン数の正確な把握:

私の実際の経験では、Conversion API実装後、広告管理画面上のコンバージョン数と実際の成果の乖離が大幅に減少しました。具体的には、過去1週間で44件のリード獲得があり、広告管理画面上でも正確に44件と表示されました。これは、広告効果の正確な測定と予算配分の最適化において非常に重要です。

  • データの反映速度の向上:

Conversion API実装前は、コンバージョンデータの反映に数時間から1日程度かかることもありましたが、実装後は約1時間程度で広告管理画面に反映されるようになりました。これにより、リアルタイムに近い形で広告パフォーマンスを把握し、迅速な最適化が可能になりました。

  • アトリビューション精度の向上:

iOS 14.5以降の変更により、従来のピクセルベースのトラッキングでは正確なアトリビューションが困難でしたが、Conversion API実装後はより多くのコンバージョンを適切に広告に紐付けられるようになりました。これにより、各広告キャンペーンの真の効果を把握しやすくなりました。

コンバージョンデータの正確性向上

  • クロスデバイストラッキングの改善:

ユーザーが複数のデバイスを使用する場合でも、Conversion APIを通じてサーバーサイドでデータを送信することで、より正確にユーザーの行動を追跡できるようになりました。これにより、コンバージョンパスの理解が深まり、より効果的な広告戦略の立案が可能になりました。

  • ブラウザの制限の回避:

ブラウザの広告ブロッカーや制限的なプライバシー設定の影響を受けにくくなったため、以前は取得できなかったコンバージョンデータも捕捉できるようになりました

  • 詳細なイベントデータの取得:

Conversion APIを通じて、商品ID、価格、数量などの詳細情報をより確実に送信できるようになりました。これにより、商品別のROIや顧客生涯価値(LTV)の算出精度が向上し、より戦略的な商品展開や顧客獲得が可能になりました。

これらの事例が示すように、Conversion APIの実装は単なる技術的な改善ではなく、ビジネスの成長に直結する重要な施策です。正確なデータに基づいた意思決定と広告最適化が可能になることで、広告予算の無駄を削減し、より効果的なマーケティング活動を展開できるようになります。

次のセクションでは、Conversion API実装時によくある問題と、その解決策について解説します。スムーズな導入と運用のために、これらの注意点を押さえておくことが重要です。

注意点とトラブルシューティング

Conversion APIの実装は大きな効果をもたらしますが、いくつかの注意点や起こりうる問題があります。ここでは、よくある問題とその解決策、そして長期的な運用における重要なポイントを解説します。

よくある問題と解決策

  • イベントが二重にカウントされる

問題: ブラウザイベントとサーバーイベントの両方が記録され、コンバージョン数が実際の2倍になってしまう。

解決策:

  • イベントの重複除外設定を確認します。
  • Facebookのイベントマネージャーで、イベントの重複が正しく処理されているか確認します。
  • 一部のイベントが記録されない

問題: 設定したはずのイベントの一部がFacebook広告マネージャーに反映されない。

解決策:

  • すべてのページで正しくスクリプトが設定されているか再確認します。
  • イベントの優先順位を確認し、重要なイベントが上位に設定されているか確認します。
  • テストモードを使用して、各イベントが正しく発火しているか確認します。
  • アップセル商品の購入が正確に追跡されない

問題: メイン商品の購入は記録されるが、アップセル商品の購入が正確に追跡されない。

解決策:

  • アップセルページのボタンに正しいProduct IDが設定されているか確認します。
  • アップセルページ用のコンバージョントラッキングアドオンが正しく設定されているか確認します。
  • テストモードで実際にアップセル購入のフローを試し、イベントが正しく発火するか確認します。
  • データの遅延が発生する

問題: リアルタイムのデータ反映がされず、広告管理画面の更新に時間がかかる。

解決策:

  • サーバーの負荷状況を確認し、必要に応じてサーバーリソースを増強します。
  • Facebookのサーバーとの接続状態を確認します。
  • 一時的な問題の可能性もあるため、しばらく様子を見て改善しない場合はFacebookサポートに問い合わせます。

定期的な更新の重要性

Conversion APIを効果的に運用し続けるためには、定期的な更新と確認が不可欠です。以下のポイントに注意してください:

  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)の更新:
  • CFpowerscript(CFパワースクリプト)の新バージョンがリリースされた際は、速やかに更新を行います。
  • 更新前に必ずテスト環境で動作確認を行い、問題がないことを確認してから本番環境に適用します。
  • Facebookの仕様変更への対応:
  • Facebookは頻繁に仕様を変更するため、常に最新の情報をチェックします。
  • 必要に応じて、イベントの設定や優先順位を見直します。
  • ファネルの変更時の再設定:
  • 新しいファネルを作成したり、既存のファネルを変更した場合は、必ずConversion APIの設定を確認し、必要に応じて再設定を行います。
  • 特に新しいアップセルページや決済ページを追加した際は、正しくイベントが設定されているか慎重に確認します。
  • 定期的なテストの実施:
  • 月に1回程度、テストモードを使用してすべてのイベントが正しく発火するか確認します。
  • 実際の広告データと照らし合わせ、大きな乖離がないか確認します。
  • パフォーマンスの定期チェック:
  • Conversion API実装後も継続的にパフォーマンスを監視し、効果が維持されているか確認します。
  • 効果が低下している場合は、設定の見直しや新たな最適化施策の検討を行います。

重要なポイント: Conversion APIの設定は一度行えば終わりではありません。継続的な管理と最適化が重要です。定期的なチェックと更新を怠ると、徐々に効果が低下したり、突然問題が発生したりする可能性があります。

これらの注意点を押さえ、定期的なメンテナンスを行うことで、Conversion APIの効果を最大限に引き出し続けることができます。問題が発生した際も、冷静に原因を分析し、適切な対処を行うことで、より安定した広告運用が可能になります。

次のセクションでは、これまでの内容をまとめ、Conversion API実装によって広告効果を最大化する方法について総括します。あなたのビジネスでどのように活用していくべきか、具体的な指針を提供します。

まとめ:Conversion API実装で広告効果を最大化

CFpowerscript(CFパワースクリプト)を活用したFacebook Conversion APIの実装は、あなたの広告効果を大きく向上させる可能性を秘めています。ここまでの内容を踏まえ、最後にConversion API実装の重要性と、それによってもたらされる利点を総括しましょう。

Conversion API実装の重要性

  • プライバシー規制時代への対応:

Conversion APIは、ブラウザの制限やプライバシー規制の強化に対応し、より正確なデータ収集を可能にします。これにより、iOS 14.5以降の変更などによる影響を最小限に抑えることができます。

  • データの正確性向上:

サーバーサイドからのデータ送信により、ブラウザベースのトラッキングでは捕捉できなかったイベントも記録できるようになります。これは、広告効果の測定精度を大幅に向上させる重要な要素です。

  • 広告最適化の基盤強化:

より正確で豊富なデータは、Facebookの広告アルゴリズムの精度向上につながります。結果として、ターゲティングの精度が上がり、広告費用対効果(ROAS)の改善が期待できます。

Conversion API実装がもたらす具体的な利点

  • コンバージョン数の正確な把握:

実際の成果と広告管理画面上の数字の乖離が大幅に減少します。これにより、広告投資の意思決定がより正確になります。

  • リアルタイムに近いデータ反映:

コンバージョンデータの反映が速くなり、約1時間程度で広告管理画面に反映されるようになります。迅速な広告調整と最適化が可能になります。

  • クロスデバイストラッキングの改善:

ユーザーが複数のデバイスを使用する場合でも、より正確に行動を追跡できるようになります。これにより、コンバージョンパスの理解が深まり、より効果的な広告戦略を立てられます。

  • 詳細なイベントデータの取得:

商品ID、価格、数量などの詳細情報をより確実に送信できるようになります。これは、商品別のROIや顧客生涯価値(LTV)の算出精度向上につながります。

最後に

CFpowerscript(CFパワースクリプト)を活用したConversion APIの実装は、技術的な知識がなくても比較的簡単に行えます。しかし、正しい設定と定期的なメンテナンスが重要です。問題が発生した際は、本記事で解説したトラブルシューティングの手順を参考に、冷静に対処してください。

Conversion APIの実装は、変化の激しいデジタル広告の世界で競争力を維持するための重要な施策です。この技術を効果的に活用することで、あなたのビジネスはより精度の高いマーケティング戦略を展開し、広告効果の最大化を実現できるでしょう。

次のステップとして、実際にConversion APIを実装し、あなたのビジネスでの効果を測定してみてください。そして、得られたデータを基に、さらなる最適化と成長戦略の立案に活用していってください。

解説動画もご覧ください

文章だけだとわかりにくい部分もあると思いますので以下の3本の動画もご覧いただき、CAPIを手軽に実装してみてください!

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