
Kit(キット/旧ConvertKit)のCreatorとProで迷ったら、まず追加料金を払って使いたい機能があるかを確認してください。この記事では、私が旧ConvertKitのProプランを1年以上使ったときの経験を残しながら、現在の料金と選び方を補足しています。メール配信だけが必要なのか、広告との連携や詳しい分析まで必要なのかを整理し、あなたの運用に合うプランを選ぶ参考にしてください。
更新(2026年9月12日):体験談・スクリーンショット・末尾の動画は2024年当時の内容です。旧名称のConvertKitが写っていますが、現在の名称はKitです。料金や申込判断は、以下の更新内容と公式ページを基準にしてください。現在も同じプランを使い続けているという意味ではありません。
なお、メールだけでなく講座販売・会員サイト・決済まで一緒に整えたい方には、現在、海外のオールインワンツールではKajabiを主におすすめしています。Kajabiの料金とプランの選び方も比較材料にしてください。メールだけのために、機能の多いサービスを契約する必要はありません。
はじめに:メール配信ソフトの選択で悩んでいませんか?

オンラインビジネスを展開する上で、効果的なメール配信は欠かせません。しかし、多くの起業家や個人事業主が直面するのが、適切なメール配信ソフトの選択という課題です。
あなたは以下のような悩みを抱えていませんか?
- メール配信ソフトの機能の違いがよくわからない
- コストと機能のバランスをどう取るべきか迷っている
- 自分のビジネスに本当に必要な機能が何かわからない
今回は、人気のメール配信ソフトKit(キット/旧ConvertKit)に焦点を当て、特にProプランとクリエイタープランの違いについて詳しく解説します。
私自身、2024年の記事執筆時点まで1年以上ConvertKitのProプランを使用した経験から、その実用的な価値と具体的なメリットをお伝えします。
この記事を読めば、あなたのビジネスにとって最適なConvertKitのプランが明確になり、より効果的なメールマーケティング戦略を立てられるようになるでしょう。
さあ、あなたのビジネスを成長させる最適なツールを一緒に見つけていきましょう。
注:ConvertKitは2024年10月よりKit(キット)に名称変更が行われました。詳細は以下の記事で紹介しております。
Kitのプラン比較
現在のKitにはFree・Creator・Proのプランがあります。以下は基本的な用途の違いです。掲載している旧ConvertKitの料金画面は2024年当時の資料として残しています。

無料プラン(ニュースレタープラン)
- 最大1万人の購読者まで無料で利用可能
- 基本的なメール配信機能を提供
- 自動配信が必要な場合は、無料枠で使える範囲を申込前に確認
- 主に個人クリエイターやアーティスト向け
このプランは、シンプルなニュースレター配信やイベント告知程度の利用に適しています。しかし、高度なマーケティング機能を必要とするビジネスにとっては機能が不十分かもしれません。

Creator(クリエイター)プラン
- 有料プランの基本オプション
- 複数のオートメーション作成が可能
- より高度なセグメント機能を提供
- 基本的なインテグレーション機能あり
このプランは、本格的にメールマーケティングを活用したい個人事業主や小規模ビジネスに適しています。
Pro(プロ)プラン
- クリエイタープランの約2倍の料金
- Facebookカスタムオーディエンス連携機能
- エンゲージメントスコア機能
- その他の高度な分析ツールやインテグレーション

Proプランは、より洗練されたマーケティング戦略を展開したい中小企業や、成長段階にあるオンラインビジネスに適しています。
料金は購読者数と支払い方法で変わります。2026年9月12日に確認した、購読者1,000人までの有料プランは次のとおりです。
- Creator:月払い39米ドル。年払い390米ドル(公式表示の月額換算33米ドル)
- Pro:月払い79米ドル。年払い790米ドル(公式表示の月額換算66米ドル)
重要なのは、これらのプランの機能の違いが、あなたのビジネスにどのような影響を与えるかを理解することです。次のセクションでは、Proプランの主要な2つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
年払いの月額表示は端数を丸めた換算値で、毎月その金額を払う契約ではありません。年額総額と、実際の購読者数を指定したKit公式料金をご確認ください。月払いの基準は公式のプラン比較でも確認できます。
Proプランの2大メリット
ConvertKitのProプランには、ビジネスの成長を加速させる2つの重要な機能があります。これらの機能が、あなたのメールマーケティング戦略をどのように強化するか、詳しく見ていきましょう。
Facebookカスタムオーディエンス連携機能
この機能は、ConvertKitとFacebook広告を直接連携させることができる強力なツールです。
主なメリット:
- メールリストとFacebook広告の自動同期
- ターゲティングの精度向上
- 広告費用の最適化
例えば、特定の商品を購入した顧客や、無料オファーに登録した見込み客を自動的にFacebookのカスタムオーディエンスに追加できます。これにより、適切な人に適切な広告を表示し、広告効果を最大化することが可能になります。
エンゲージメントスコア機能

この機能は、あなたのメールリストの健全性を把握し、最適化するためのツールです。
主な特徴:
- 購読者を5段階でランク付け(5つ星〜1つ星)
- 最近のメール開封状況に基づく自動分類
- 効果的なセグメント化が可能
公式の星の目安は以下のとおりです(2026年9月確認)。ただし、購入や登録直後の扱いもあるため、未開封期間だけで全員を判定するものではありません。
- 5つ星:過去30日以内に反応した人、または商品購入者
- 4つ星:過去90日以内に反応した人など。登録後29日以内で未反応の人も含む
- 3つ星:過去6か月以内に反応した人
- 2つ星:過去9か月以内に反応した人など。登録後30〜59日で未反応の人も含む
- 1つ星:9か月以上反応がない人、または登録から60日以上未反応の人
星の最終判定には内部指標も使われます。詳しくはKit公式のスコア定義をご覧ください。購入履歴やクリックも確認し、星だけで読者の価値を決めないようにしましょう。
この機能を活用することで、エンゲージメントの高い購読者に焦点を当てたキャンペーンの実施や、再エンゲージメント戦略の立案が可能になります。
これらの機能は、データドリブンなマーケティング戦略を展開したい事業者にとって、非常に価値のあるツールとなります。次のセクションでは、これらの機能をどのように具体的に活用できるか、詳しく解説していきます。
Facebookカスタムオーディエンス連携機能の活用法

Proプランの目玉機能であるFacebookカスタムオーディエンス連携を効果的に活用する方法を見ていきましょう。
セグメント作成とFacebook広告との連携
ConvertKit上で作成したセグメントを、Facebookの広告管理画面と直接連携させることができます。以下の手順で簡単に設定できます:
- ConvertKitで特定の条件に基づくセグメントを作成
- 現在の画面では「Automate」→「Apps」でFacebookアプリを探し、権限を確認して連携
- Facebook側でカスタムオーディエンスを作成しておき、Kitのセグメント編集画面で同期先を選んで保存
セグメントへの追加・除外に応じて、同期先のカスタムオーディエンスが更新されます。詳しい設定はKit公式のFacebook連携手順を確認してください。広告の配信対象や成果はMeta側の設定・照合状況にも左右されます。
効果的な広告配信と除外設定

この機能を使うことで、以下のような戦略的な広告配信が可能になります:
- 新規顧客獲得:無料オファーに登録していない人だけに広告を表示
- クロスセル:特定の商品を購入した顧客に、関連商品の広告を表示
- 再エンゲージメント:長期間反応のない顧客にリマインダー広告を配信
同時に、効果的な除外設定も可能です:
- すでに購入した顧客を除外し、広告費用の無駄を削減
- 特定のオファーに登録済みの人を除外し、ユーザー体験を向上
具体例:
あなたが電子書籍を販売しているとします。ConvertKitで「電子書籍購入者」というタグを付けたセグメントを作成し、Facebookと連携させます。これにより:
- 未購入者には電子書籍の広告を表示
- 購入者には関連するオンラインコースの広告を表示
- どちらにも、不要な広告表示を避けることが可能
この機能を活用することで、より精緻なターゲティングが可能になり、広告の配信対象の整理に役立てられます。あなたのビジネスの規模や目標に応じて、この機能を柔軟に活用してください。
エンゲージメントスコア機能の活用法
Proプランのもう一つの強力な機能、エンゲージメントスコアを効果的に活用する方法を詳しく見ていきましょう。
5段階の購読者ランク付け
エンゲージメントスコアは、購読者を5つ星から1つ星まで自動的にランク付けします。この情報を基に、以下のような戦略を立てることができます:
- 5つ星:最も熱心な読者。新商品や特別オファーの優先案内に最適。
- 4つ星:まだ関心の高い層。再エンゲージメントのチャンス。
- 3つ星:興味が薄れつつある層。コンテンツの見直しや再アプローチが必要。
- 2つ星:ほぼ離脱しかけている層。大胆な再エンゲージメント戦略を検討。
- 1つ星:反応が弱い層。購入履歴なども確認してから、配信継続の希望を確かめます。
メーリングリストの最適化

エンゲージメントスコアを活用して、メーリングリストの健全性を維持し、配信効率を向上させましょう:
- 高エンゲージメント層(5つ星、4つ星)向け:
- VIP待遇を提供(早期アクセス、特別割引など)
- テストメールの送信対象に選定
- 新商品やサービスのベータテスターとして招待
- 中エンゲージメント層(3つ星)向け:
- 興味を引き戻すための特別コンテンツを提供
- アンケートを実施し、ニーズや関心を再確認
- 低エンゲージメント層(2つ星、1つ星)向け:
- 再エンゲージメントキャンペーンを実施
- 「まだメールが必要ですか?」という確認メールを送信
- 反応がない場合は、リストから削除を検討
具体的な活用例
あなたがオンラインコースを提供しているとします:
- 5つ星の購読者には、新コースの先行予約案内を送信
- 3つ星の購読者には、過去の人気コンテンツのダイジェスト版を送信して興味を喚起
- 1つ星の購読者には、役立つ情報と配信継続の希望を確認するメールを送信
このように、エンゲージメントスコアに基づいたセグメント化とターゲティングを行うことで、より効果的なメールマーケティングが可能になります。各層に適したアプローチを取ることで、全体的な開封率やクリック率の向上、そして最終的にはコンバージョン率の改善につながるでしょう。
Proプランとクリエイタープランのコスト比較
ConvertKitのプラン選択で重要なポイントとなるのがコストです。Proプランの機能は魅力的ですが、その分価格も高くなります。ここでは、両プランのコストを比較し、投資対効果を考えてみましょう。
基本料金は上のプラン比較をご参照ください。購読者が増えたときは、現在の人数と半年後に想定する人数の両方で公式見積もりを確認しておくと安心です。人数が増えただけでProが必須になるわけではありません。使わない機能に追加料金を払う必要はありません。
投資対効果の考え方
Proプランの追加コストを検討する際は、以下の点を考慮しましょう:
- Facebook広告との連携による広告費の削減効果
- エンゲージメントスコアによるリスト最適化での長期的な費用対効果
- 高度な機能による時間節約と業務効率化
例えば、月に100ドルの追加コストがかかるとしても、仮にFacebook広告の運用費を200ドル抑えられるなら、実質的な利益となります。
ビジネスステージによる選択
- スタートアップ期:予算が限られている場合は、クリエイタープランから始めるのも一案です。
- 成長期:売上が安定し、より高度なマーケティングを行いたい場合は、Proプランへのアップグレードを検討しましょう。
- 成熟期:大きなリストでも、まずCreatorで必要な配信ができるかを確認し、Pro固有の分析や連携が必要なときに比較します。
無料トライアルの活用
ConvertKitは14日間の無料トライアルを提供しています。この期間を利用して、Proプランの機能が自分のビジネスに本当に必要かどうかを見極めることをおすすめします。
コストは重要な要素ですが、それ以上にあなたのビジネスニーズに合っているかが最も大切です。次のセクションでは、どのプランを選ぶべきか、より具体的に検討していきましょう。
どのプランを選ぶべきか?

あなたのビジネスに最適なConvertKitのプランを選ぶには、いくつかの要因を考慮する必要があります。ここでは、具体的なシナリオに基づいて、プラン選択のガイドラインを提供します。
Facebook広告を活用している場合
Proプランがおすすめです。以下の理由が挙げられます:
- カスタムオーディエンス連携により、対象者の追加・除外を管理しやすい
- リストの同期により、ターゲティングの精度が向上
- 不要な広告表示を減らし、広告予算の無駄を削減
例:オンラインコース販売ビジネスを展開している場合、無料講座登録者と有料コース購入者を自動的に区別し、適切な広告を配信できます。
メーリングリストの最適化を重視する場合
Proプランが有利です。理由は以下の通りです:
- エンゲージメントスコア機能で購読者の反応を細かく分析
- 高エンゲージメント層へのアプローチを最適化し、収益向上につながる
- 低エンゲージメント層の特定と再活性化で、リストの質を維持
例:定期的にニュースレターを配信しているブロガーの場合、読者の興味度合いに応じたコンテンツ提供が可能になります。
コスト重視の場合
予算が限られている場合は、クリエイタープランから始めるのが賢明です:
- 基本的な自動化機能やセグメント機能は利用可能
- ビジネスの成長に合わせて、後からProプランにアップグレード可能
- 初期段階では、手動での管理でも十分な場合が多い
例:新規にオンラインショップを立ち上げたばかりの場合、まずは基本的な機能で運用を始め、売上が安定してきたらアップグレードを検討します。
リストサイズと成長段階による選択
- 1,000人未満のリスト:クリエイタープランで十分な場合が多い
- 1,000〜5,000人のリスト:ビジネスの成長速度とマーケティング戦略に応じて選択
- 5,000人以上のリスト:人数だけではProが必要とはいえず、使う機能と費用で判断
業種別の推奨
- Eコマース:必要な連携・分析機能で選択(セグメント管理だけでProが必須とは限りません)
- コンテンツクリエイター:クリエイタープラン(基本機能で十分な場合多い)
- B2Bサービス:メールの自動化はCreatorから検討し、Pro固有機能が必要なら比較
- 非営利団体:予算に応じて選択(寄付者管理にProプランが有効な場合も)
最終的な選択は、あなたのビジネスの現状と将来の目標に基づいて行うべきです。迷った場合は、クリエイタープランから始めて、必要に応じてアップグレードするのが安全な戦略と言えるでしょう。
次のセクションでは、これまでの内容をまとめ、最終的な判断のためのポイントを整理します。
まとめ:あなたのビジネスに最適なKitプランを選ぼう
ConvertKitのProプランとクリエイタープランの違いを詳しく見てきました。ここで、重要なポイントを整理し、最終的な判断の助けとなる情報をまとめます。
- 主要な違いの再確認
- Proプランの強み:
- Facebookカスタムオーディエンス連携
- エンゲージメントスコア機能
- より高度な分析ツール
- クリエイタープランの特徴:
- 基本的な自動化機能
- リーズナブルな価格設定
- 選択の基準
あなたのビジネスに最適なプランを選ぶ際の重要な判断基準:
- 現在のリストサイズと今後の成長予測
- Facebook広告の活用度合い
- メールマーケティングの重要性
- 利用可能な予算
- ビジネスの成長段階
- 推奨シナリオ
- Proプランがおすすめの場合:
- Facebook広告を積極的に活用している
- 大規模なメーリングリストを管理している
- 高度なセグメント管理が必要
- データ分析に基づいたマーケティングを重視している
- クリエイタープランが適している場合:
- ビジネスの初期段階にある
- 予算が限られている
- シンプルなメール配信で十分
- Facebook広告をあまり利用していない
- 柔軟な対応の重要性
ビジネスは常に変化します。今のニーズに合ったプランを選びつつ、将来の成長に応じて柔軟に変更できることを覚えておきましょう。
- ROI(投資対効果)の考慮
Proプランの追加コストが、機能による利益や時間節約でカバーできるかを検討しましょう。短期的なコストだけでなく、長期的な価値も考慮に入れることが大切です。
- 実際に試してみることの重要性
ConvertKitの無料トライアルを活用し、実際に機能を体験してみることをおすすめします。理論上の比較だけでなく、実際の使用感も重要な判断材料となります。
最後に、プラン選択はあなたのビジネスの成功に直結する重要な決定です。この記事の情報を参考にしつつ、あなたの直感とビジネスの実情に基づいて選択してください。正しいツールを選ぶことで、より効果的なメールマーケティングが実現し、ビジネスの成長を加速させることができるでしょう。
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