YouTubeとFacebook動画の違いと使い分け|ショート・リールも解説

YouTubeとFacebook動画の違いと使い分け|ショート・リールも解説

YouTubeとFacebookの動画の違いは、見る人がどんな場面で見ているかにあります。検索して探し、じっくり見てもらう横長の長い動画はYouTubeに、フィードやおすすめでたまたま目に入る縦長の短い動画は、Facebook・Instagramのリールと、YouTubeのショートに向いています。

今はFacebookの動画がすべて「リール」として共有されるようになり(2025年6月の発表)、YouTubeにも縦長の短い「ショート」があります。そのため、媒体の名前よりも「横長の長い動画か、縦長の短い動画か」で使い分けると分かりやすくなります。

【2026年9月の更新】この記事は2018年7月に書いたものです。その後、Facebookは動画を縦の全画面で表示するのを標準にし(2024年4月の発表)、2025年6月には、動画をすべて「リール」として共有し、長さや形の制限もなくす、と発表しました(数か月かけて順次切り替え)。YouTubeにも縦長の短い「ショート」ができています。そこで、「Facebookはスマホの横向きに対応していない」という古い説明と、出典のない「(投稿が届く)期限は短い(24時間程度)」「現代人の集中力は6秒ほど」を訂正し、今の仕組みに合わせて書き直しました。2018年当時の私の使い分けと体験は、当時の話として残しています。

YouTubeとFacebook動画の違い(早見表)

先に、3種類の動画の違いを一覧で見ておきましょう。

動画の種類形と長さ見られ方と、
向いている内容
YouTubeの
長い動画
横長(16:9)。10分を超えてもよい検索や関連動画から、あとからも見つかる。じっくり説明するハウツーに
YouTube
ショート
縦長か正方形。最長3分(2024年10月から)ショートのフィードで次々に見られる。短いヒントや、長い動画への入り口に
Facebook・
Instagramの
リール
縦長(9:16)がおすすめ。Facebookは長さの制限なしおすすめで、たまたま目に入る。フォローしていない人にも届くことがある。軽い、共感しやすい内容に
長さの上限・制限と、リールの縦長(9:16)は、2026年9月25日に各社の公式の発表・案内で確認したものです。「向いている内容」は筆者の考えです。

今は誰でも動画を使える時代

この記事を書いた2018年までの10年ほどで、「動画」のハードルはとてつもなく下がりました。

昔は、「動画」と言えば、業者に高いお金を支払い、長い手間と時間をかけて、制作するのが当たり前でした。

なので、中小企業や個人レベルでは、動画をマーケティングに使ったり、動画でオンライン講座を提供することなど、ほぼ不可能に近かったと言ってもよいでしょう。

それが今や、誰もが、スマホを使い、いつでも気軽に動画を撮ってアップしたり、生放送をする時代に変わりました。

こんな時代になるとは、その10年前には予想がつかなかったはずです。

今はiPhoneがあれば、高いカメラを買わずとも動画の撮影はできてしまいますし、回線速度が上がったおかげで、パソコンはもちろん、スマホやタブレットで動画を見るのも容易になりました。

動画を続けると、会う前から知ってもらえる

なので、自分や会社、商品の紹介を動画で行なったり、定期的に動画を配信していけば、会ったことがなくても、自分の存在を知ってくれる人が増えていきます。

そうすると、あなたが芸能人・著名人でなくても、見る人にとっては「ネットで見たことがある人」になり、会う前から、あなたの考え方を知ったうえで話を聞いてもらいやすくなります。

そして、あなたの考え方に共感してくれる「ファン」が生まれると、こちらから営業をしなくても、お客様のほうから問い合わせをいただけることがあります。

私の場合も、この記事を書いた2018年当時、こちらから営業をしなくても、お客様のほうから問い合わせをいただける状況になっていました。それは、ネット上に定期的に動画をアップし続けてきたからだと考えています。

そして、2018年当時、私が実際に動画をアップしていたのが、YouTubeとFacebookでした。

(Instagramにもアップしていました。InstagramはFacebookの一部ではなく別のアプリですが、同じMeta社(2021年10月にFacebook社から社名を変更)のサービスで、縦長の短い動画「リール」の考え方も共通です。)

YouTubeとFacebookに、それぞれどのような動画をアップすればいいのか、2018年当時の私の使い分けと、今の仕組みの両方から解説していきます。

Facebookは最初の数秒が勝負

2018年当時のヒルトルのFacebook動画(正方形の画面に、題名と字幕を入れた例)

(↑2018年当時のヒルトルのFacebook動画)

※ 上の画面は2018年当時のものです。今のFacebookでは、動画はすべて「リール」として共有され、スマホでは縦の全画面で表示されるのが標準です(くわしくは、このあと説明します)。

2018年当時、私の生徒さんから、「YouTubeとFacebookに、同じ動画をアップしてもいいのですか?」と質問されることがたまにありました。そのときの私の答えは、「ダメ」でした。

それぞれの媒体の特徴を考え、見る人のことを考えた動画をつくらないと、効果は見込みにくいと考えていたからです。

今は少し事情が変わりました。Facebook(とInstagram)のリールも、YouTubeのショートも、縦長の短い動画です。そのため、同じ縦長の短い動画を、リールとショートの両方に出すこともしやすくなっています。ただし、他のアプリで保存した、ロゴや透かしが入ったままの動画ではなく、編集した元の動画ファイルから、それぞれにアップしましょう。Metaは、他のアプリから使い回したと分かるリールは投稿しないように、と案内しています(Metaのクリエイター向けのリールのコツ)。

それでも、見る人がどんな場面で見ているのかを考えて作ることは、今も大切です。まずは、Facebookがどんな場面で見られているのかから考えてみましょう。

そもそもですが、あなたがFacebookを見るときに、「動画でも見ようかなー!」と思って、Facebookのアプリを開きますか?

おそらく、そうではないはずです。

Facebookは暇な時間に、「みんな何しているかなー?」という暇つぶしをするためのツールです。

歩きながらだったり、コンビニでレジを待っている間だったりと、ほんの数十秒から数分の「すき間時間」にFacebookを見るのです。

なので、イヤホンをしていなかったり、音を出せなかったりする場面でFacebookを見ている人も多い、ということを想像してください。

そんな場所に、「字幕もついてない、長い、ダラダラしゃべっている動画」をアップしても、最初の数秒で見るのをやめられてしまいます。

また、2018年当時の私は、Facebookにアップした動画の寿命は短いと感じていました。

Facebookの良いところは、投稿後すぐにフォロワーに表示されることですが、日にちが経つと、たくさんシェアでもされない限り、ほとんど見られなくなっていたからです。

ただ、今のFacebookのリールは少し違います。Metaの説明では、リールには、フォローしていない作り手の動画も、おすすめとして表示されます(Meta透明性センター、2026年6月19日更新)。それでも、見たい人が自分で検索して探し、あとから何度も見つけてもらう、という点では、次に説明するYouTubeの長い動画のほうが得意だと私は考えています。

では、反対に、YouTubeには、どのような特徴があるのでしょうか?

YouTubeは「検索」されるのが最大のメリット

あなたはどのようなときにYouTubeを見ますか?

2018年当時の私は、コンビニのレジに並んでいるようなすき間時間に、YouTubeを見る人は多くないと考えていました。

今は違います。YouTubeには、縦長の短い動画「ショート」があります。日本では2021年7月13日にベータ版として始まり、2024年10月15日からは、正方形か縦長の動画なら最長3分までアップできるようになりました。YouTubeのニール・モーハンCEOは、2026年1月21日の年次書簡で、ショートは1日平均2,000億回見られていると書いています。すき間時間にスマホでショートを見る人も多いので、今のYouTubeには「すき間時間に見る短い動画」と「じっくり見る長い動画」の2つがある、と考えてください。

ここからしばらくは、長い動画(横長の、ふつうの動画)の話です。

YouTubeを見るときは、仕事中であれば、昼休みなどの長い休憩中であったり、勤務中に何かの問題を解決する動画を探して、見るはずです。

もしくは、自宅であれば、仕事が終わってからの夜の時間などに、息抜きを兼ねて、音声も聞こえる環境で、リラックスしながら見る場合が多いでしょう。

(最近はテレビ画面でもYouTubeを見られるようになりましたしね)

なので、YouTubeの長い動画は、パソコンやテレビなどの横長の画面で見られることも多く、スマホで見るときも、画面を横に倒して、集中して見る人が多いはずです。

2018年当時のヒルトルのYouTube動画(ホワイトボードを使って説明している横長の動画)

(↑2018年当時のヒルトルのYouTube動画)

そう考えると、Facebookとは全く違う環境で、動画を見てもらえることが理解できますか?

もちろん、つまらない動画であれば、すぐに止められてしまいます。それでもFacebookに比べたら、長い時間、動画を視聴してもらいやすいはずです。

なので、YouTubeの長い動画は、横長で作るのが合っていますし、一言一句字幕をつける必要も少ないです。

また、アップしてからも、検索されたり、関連動画に表示されたりと、コンテンツの寿命も長いのが特徴です。

(2018年当時の私も、数年前にアップした動画にコメントをいただくことがよくありました。)

ではどう使い分ければいいのか?

YouTubeの長い動画の場合(横長)

YouTubeのロゴ

最初にYouTubeから説明しますが、YouTubeというのは、「濃い視聴者」が集まりやすい媒体です。

なぜなら、そもそも動画を見るためにYouTubeを訪問しているわけですし、何かの問題を解決するために検索している人も多いはずです。

なので、私の経験では、10分程度の動画でも、最後まで見てくれる人も多いので、特定の問題を解説する濃いコンテンツを動画で提供するのが合っています。

スライドを画面に映したり、ホワイトボードで説明をしたり、「ハウツー」を説明する動画をアップすることが大事です。

動画は横長で撮影し、字幕も入れる必要はありません。(入れるとしても、重要なポイントだけテロップにするぐらいで十分です。)

2018年当時の私は、YouTubeに動画をアップしたら、まずはメルマガで告知をしていました。自分の濃いファンに動画を見てもらえるので、長いときは10分以上の動画をアップしていました。

YouTubeショートの場合(縦長の短い動画)

YouTubeで縦長の短い動画を出すなら、ショートです。2024年10月15日から、正方形か縦長の動画なら、最長3分までショートとしてアップできます(YouTube公式ブログ、2024年10月3日)。ショートは、ショートのフィードで次々に流れてくるので、Facebookのリールと同じように、最初の数秒で「何の動画か」が分かるようにしましょう。

長い動画をすでにアップしているなら、その一部を切り出してショートにする方法もあります。スマホのYouTubeアプリで、自分の動画の再生ページを開き、[リミックス]→[ショート動画として編集]をタップすると、動画の一部からショートを作れます。作ったショートは元の動画にリンクされるので、ショートで知ってくれた人を、長い動画へ案内できます(YouTubeヘルプ。非公開・限定公開の動画や、第三者が著作権の申し立てをしている動画では使えません)。

※ YouTubeの広告収益を受け取るための「YouTubeパートナープログラム」に入る条件は、2026年9月時点で、登録者1,000人と、12か月の総再生時間4,000時間(または90日のショートの視聴回数1,000万回)です。2027年2月1日からは、新しく入るチャンネルの条件が、直近365日で8,000時間(または直近90日でショート2,000万回)に上がります。登録者1,000人は変わらず、すでに参加しているチャンネルには影響しないと説明されています(YouTube公式ブログ、2026年8月10日)。

Facebook・Instagramのリールの場合(縦長の短い動画)

Facebookのロゴ(2018年当時の四角いマーク)

※ 上のロゴは2018年当時のものです。今のFacebookのロゴは、青い丸に白い「f」のマークです。

YouTubeは濃い視聴者が集まるのに対して、Facebookは、「薄い視聴者」が集まる場所です。

一瞬で注意を惹けなければ、すぐにスクロールされてしまいます。

また、いくら良いコンテンツでも、あまり長い時間は見てもらいづらい媒体です。

ですので、2018年当時の私は、Facebookの動画を次のように作っていました。

・動画の長さは1〜2分まで。

・動画の内容がわかるキャッチコピーを動画の中に入れる。

・話している内容を文字起こしして、字幕にする。

・専門的な内容よりも、「誰でも共感しやすい軽い内容」にする

この当時の作り方に、今のFacebookの仕組みをあわせると、次のようになります。

  • 縦長(9:16)で作る:Facebookのアプリで動画をタップすると、縦の全画面で表示されるのが標準になりました(Metaの2024年4月の発表)。縦長で作ると、その画面に合います。2018年当時は正方形の動画でしたが、今なら縦長をおすすめします。Metaもクリエイター向けのリールのコツで、縦長(9:16)をすすめています。
  • 横長の動画も出せる:多くの横長の動画には、横向きの全画面で見るボタンが付きます(同じ発表)。
  • 長さの決まりはない:2025年6月17日の発表で、Facebookの動画はすべて「リール」として共有され、長さや形の制限もなくなりました(「動画」タブも「リール」タブに改名)。「1〜2分まで」は、2018年当時の私の目安です。
  • フォローしていない人にも届くことがある:Metaの説明では、リールには、フォローしていない作り手の動画も、おすすめとして表示されます(Meta透明性センター、2026年6月19日更新)。
  • 字幕とキャッチコピーは今も役立つ:音を出せない場所で見る人もいるからです。一方でMetaは、音楽とナレーションの両方が入ったリール広告のほうが、音のないものより、見た人の好意的な反応が多かったという結果も紹介しています(Meta for Business、2023年10月)。字幕を入れたうえで、音もあると楽しめる動画にするとよいでしょう。

Instagramのリールも、同じMeta社のサービスで、縦長の画面いっぱいに動画を見る形は同じです。

このように、2018年当時の私は、FacebookとYouTubeで動画を作り分けていました。

今も、横長の長い動画と、縦長の短い動画は、見られる場面がまったく違います。同じ話題でも、それぞれの見られ方に合わせて作り分けるのがおすすめです。

まとめ

まとめると、YouTubeとFacebookでは、以下の点を考慮して、動画を作るのがおすすめです。

YouTubeの場合(長い動画とショート)

・後から検索される場合も多いので、人の具体的な悩みを解決する専門的なハウツーコンテンツを動画で提供する

・長い動画は、画面を横長(16:9)で編集する。字幕は無くても問題ない

・内容にもよるが、コンテンツが面白ければ10分を超える動画でも最後まで見てもらいやすい(私の経験では)

・YouTubeからの新規集客も見込めるが、自分の既存リスト(メルマガの読者)にメルマガでYouTubeへ案内し、動画で理解を深めてもらうのも有効だった(2018年当時の私の場合)

・縦長の短い動画は、ショートに(正方形か縦長で最長3分。2024年10月15日から)。長い動画の一部を切り出してショートにし、元の動画へ案内する使い方もできる

2018年当時のヒルトルのYouTube動画(スライドを画面に映して説明している例)

(↑2018年当時のヒルトルのYouTube動画。スライドやパソコンの画面録画でハウツーを伝えるのも効果的)

Facebook・Instagramのリールの場合(縦長の短い動画)

・投稿してすぐに、フォロワーや友人に届きやすい。今のリールは、フォローしていない人にも、おすすめで届くことがある

・検索して探してもらうより、フィードやおすすめで、たまたま目に入って見られることが多い(と私は考えています)。あとから検索で見つけてもらいたい内容は、YouTubeの長い動画にもする

・最初の一瞬で目を引く内容にする。すぐにスクロールされてしまう媒体なので、最初の数秒で注意を引く必要がある

・そのために動画内にキャッチコピーを入れる

・音声を出せない場所で見る人もいるので、可能な限り、字幕(キャプション)を入れ、音声なしでも楽しめるようにする

・動画の長さの決まりは、今はない(2025年6月の発表)。2018年当時の私は、1〜2分以内を目安にしていた

・縦長(9:16)で作ると、スマホの縦の全画面に合う。多くの横長の動画は、横向きの全画面でも見られるようになった(2024年4月の発表)

・専門的すぎる内容より、軽いコンテンツが良い。

「感動できる内容」

「がんばろうと思えるモチベーションアップの内容」

「実は常識は間違っていた!というショッキングな内容」

などが、シェアされやすいと、2018年当時の私は感じていました。

2018年当時のヒルトルのFacebook動画(「失敗が人を魅力的にする」という題名と字幕を入れた例)

(↑2018年当時のヒルトルのFacebook動画。当時は、このようなモチベーションが上がる内容が受けやすいと感じていました)

YouTubeとFacebookには、それぞれ、メリットとデメリットがあります。

YouTubeは、瞬発力には欠けるかもしれませんが、長期に渡り、濃いファンを集められる傾向があります。

Facebookは、あとから長く見つけてもらうことは得意ではありませんが、投稿してすぐに多くの人に届けやすく、広告(今の名前はMeta広告)も使えば、新しい見込み客に動画を見てもらいやすい媒体です。

(ホットな見込み客ではない人が多いので、そこから、しっかり教育する必要があります。)

今の言葉で言いかえると、検索で探して、じっくり見てもらう横長の長い動画はYouTube、たまたま目に入る縦長の短い動画は、Facebook・Instagramのリールと、YouTubeのショートです。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、どちらも使い分けながら、自分のファンを増やしていきましょう!

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※ 動画は2021年5月当時のものです。広告の名前(今は「Meta広告」)や画面、仕組みは、当時から変わっている点があります。

この記事のFacebookとYouTubeの仕様は、2026年9月25日に、Metaの公式ニュース(about.fb.com)、Meta透明性センター、Meta for Business、Metaのクリエイター向けページ、Meta広告ガイド、YouTube公式ブログ、YouTube Japan公式ブログ、YouTubeヘルプで確認したものです。画面や条件はたびたび変わりますので、実際の画面と公式の案内を見比べながら進めてください。

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