あなたは、お客様に商品を買っていただくために、いかに見込み客に「マイクロコミットメント」をしてもらうか?ということを考えていますか?今日のブログでは、特にオンライン集客において絶対に押さえておくべき「マイクロコミットメント」の考え方についてお話しします。
お金を払うまでにはステップがある
ウェブから集客をされたい経営者や個人事業主の方によくあるのが、「Facebookで告知をしているんですが、人が集まりません。。」「ブログで宣伝をしているのですが、商品は売れません。。」というケースです。
今の時代は、facebookやTwitterやInstagram、、などなどSNSがあるので、そこに何か告知をすれば、簡単に物が売れる、人が集まる、と幻想を抱いてしまう人が世の中に、大勢います。
もちろん、そういったSNSの活用はビジネスには欠かせません。
ただ、SNSは、自分(自社)のことを「知ってもらう」のには有効ですが、「商品を買ってもらう」ためには必ずしも有効ではありません。
SNSは、「認知」のための「入り口」には適していますが、そこから実際にお金を払っていただく「顧客」をつくるには、適切なステップを踏んでもらう必要があります。
まずはマイクロコミットメントを課しなさい
ここで大切なキーワードが、今回のテーマである「マイクロコミットメント」です。
「マイクロコミットメント」とは、その名の通り、「小さな関わり」や「小さな行動」を意味します。
(コミットという言葉には、「関与、確約、公約」というような意味があります。)
何かの会社にお金を払うというのは、値段に限らず、「大きな関わり」を意味します。
まだよく知らない会社にお金を払う、ということは、普通しませんよね?
お客様にいきなり大きな関わりを求めるのではなく、まずは「小さな関わり」を何度も積み重ねてもらうことで、「この会社にお金を払ってみてもいいかな?」という決断ができるようになるのです。
ウェブの世界は「クリック」こそが最重要
では具体的には、どうすれば、マイクロコミットメントを積み重ねて、見ず知らずの方に最終的に顧客になってもらうのか?ということをお伝えします。
ここでのキーワードは、「クリック」です。
ウェブ上では、「いかにクリックしてもらうか?」が全てです。
例えば、SNSに記事やブログのリンクを投稿したり、動画をアップすると、他のユーザーは、あなたのコンテンツを見るためには、「クリック」をする必要がありますよね?
そうやって一度でも、あなたのコンテンツを自分の意思で「見たい!」と思って、指を動かすことが「最初のマイクロコミットメント」なのです。
そうやって、クリックをさせて、自分のウェブサイトに訪問者を誘導したり、自分のコンテンツを見てもらえたら、そこから次のステップのコミットに誘導することがとても重要です。
次のステップのコミットをさせる
次のステップは、「メールアドレスを入力してもらう」というコミットです。
(業種やターゲットの年齢層によっては、LINE@に登録させるのもありだと思います。)
ここでも、メールアドレスを入力してもらい、「資料を請求する」「〇〇を無料でダウンロードする」「メールマガジンを購読する」などのボタンを「クリック」させる必要があります。
ここで知っておいて欲しいのは、「メールアドレスを登録しない人は、お客様ではない」ということです。
私の経験から言っても、ブログやランディングページを訪問しても、「メールアドレスを登録しない」ということは、「あなたのビジネスに興味がない」を意味するので、メールアドレスを登録すらしない人がお金を払ってくれる確率はゼロに等しいと思ってください。
そして、メールアドレスを登録した人に対して、メールを送り、まずメールを開封してもらうためにクリックし、さらにメール内のリンクをクリックした人だけが、商品を買う可能性があるのです。
「クリック」という「小さな行動」積み重ね、こちらが意図したステップに従って階段を登って来てくれている人だけが、優良な顧客になる可能性がある、ということを知っておいてください。
いろんな場所に仕掛けを用意しよう!
ですので、あなたがオンライン上で集客をしたければ、「小さな行動」をこちらが意図した流れで積み重ねてもらうための、導線が必要になります。
そのためには、今の時代は、SNSが非常に大事です。
・YouTube
などなどのSNSで情報を発信したり、広告を出したりして、まずは自分のことを知ってもらう、という最初のステップを踏んでもらいます。
そこで、自分のブログに誘導をして、私が今こうやっているように、記事を読んでもらうことで、自分を好きになってもらい、メールアドレスを入力して頂くことで、「メール」というプライベートな空間でコミュニケーションができる「見込み客」になってもらうのです。
さきほどもお伝えしたように、メールでコミュニケーションができるようになった人しかお金は払ってくれませんので、メールを登録してくれた人にのみ、セールスをする導線が作れれば、オンライン上でお金を稼ぐのは容易になります。
ここまでの流れを細分化しておさらいすると、
「SNSで投稿を見る」
→「一度のみならず何度も投稿を見る」
→「自分のウェブサイトにアクセスする」
→「そこでコンテンツを見る」
→「メールアドレスを入力する」
→「メールを開封する」
→「メール内にあるリンクをクリックする」
→「その先にあるコンテンツを受け取る」
→「それを何度も繰り返す」
というような「マイクロコミットメント」を積み重ねていけばいくほど、その人はあなたの商品を買う可能性が高くなるのです。
そうやって、日々、自分が出すコンテンツやサイトに「コミット」をさせることで、「この人(この会社)のことが好きでたまらない!できるだけたくさん商品を買いたい!」と思って頂けるようなコアなお客様をたくさん作り出すことが、長期的に継続できるビジネスを生み出す秘訣です。
ぜひあなたも、ウェブ上で情報発信をして、まだ自分のことを知らない人に自分のことを知ってもらい、その人たちと少しずつ距離を縮めていくことで、オンライン上から売上を手に入れられるビジネスをつくりましょうね!
追記:
小ネタですが、以下のような私のランディングページにおいて、最初からメールのフォームが表示されているよりも、「ボタンを押すとフォームが現れる」、という2段階のステップがある登録ページのほうが登録率が高くなる、というウェブマーケティングの常識があるのですが、ご存知でしたか?
(↓下記画像をクリックすると、実際の私のランディングページに飛びます。)
なぜかというと、最初からフォームが表示されていると、その次のステップは、「メールアドレスを入力する」という行動になってしまうわけですが、それだとハードルが高いわけです。
なので、最初にまず、押せるボタンがあることによって、「まずボタンを押す」という「小さな行動(マイクロコミットメント)」をさせることができるので、その次の行動(メールアドレスを入力するという行動)のハードルを下げることができるのです。
つまり、ゼロかイチではなかく、その間に小さなステップを挟み、小さなコミットをさせることが、ウェブ集客における大切なポイントですので、この考え方をぜひ覚えておいてくださいね。
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