
追記(2026年9月):この記事を書いたのは2024年11月です。HeyGenは2026年9月時点でも提供が続いていて、公式サイトには日本語のページも用意されています。ただしアバターを作る仕組みは新しくなりました。2026年9月時点の最上位モデルは、2026年4月に公開された「Avatar V」です。15秒ほどの動画から、本人の動きやしぐさまで学習してくれます(前の世代の「Avatar IV」も引き続き使えます)。掲載している画面写真は、私が試した2024年11月時点のものなので、今の画面とは違うところがあります。
料金と無料枠も変わりました。2026年9月時点の無料プランは、動画が月3本まで(地域によっては1〜3本)、1本1分まで、720pの共有リンクで、透かしは外せません。自分の顔のカスタムアバターは無料プランでも1体だけ作れます(ただし公式の料金ページの記載では、無料プランで使えるのは前の世代のAvatar IVです)。また、無料プランで作った動画は、規約上「商用ではない、お試し目的」に限られますので、仕事で使うなら有料プラン(Creatorは月29ドル、年払いなら月あたり24ドル)が必要です。くわしくは本文の「料金プラン」でまとめ直しました。
「人材不足で動画コンテンツが作れない…」
「動画に出るのは恥ずかしい…」
「英語のナレーションができない…」
こんな悩みを抱えている事業者は多いのではないでしょうか?
実は、AIアバター動画作成ツール「HeyGen」を使えば、自分の姿を録画することなく、プロフェッショナルな見た目の動画コンテンツを作ることができます。
私自身、このツールを実際に使ってみて、その可能性と、2024年11月に試した時点での課題を深く理解することができました。
なぜ今、AIアバター動画が注目されているのか

ビジネスにおける動画コンテンツの重要性は年々高まっています。特に:
- カスタマーサポートでの製品説明
- 社内教育での研修動画
- マーケティングでの商品PR
- 多言語対応の案内動画
これらのコンテンツ制作には、通常多大な時間とコストがかかります。
しかし、AIアバター動画を活用することで、以下のような課題を解決できる可能性が出てきました:
- 撮影スタジオの確保が不要
- 出演者のスケジュール調整が不要
- 何度でも修正が可能
- 多言語展開が容易
ただし、全てのビジネスシーンでAIアバター動画が適しているわけではありません。
この記事では、私が実際にHeyGenを使って自分のアバターを作成した経験をもとに、具体的な使い方から、メリット・デメリット、効果的な活用方法まで、詳しく解説していきます。
動画コンテンツの制作効率を上げたい、新しいコミュニケーション手法を模索している個人事業主や企業の方は、ぜひ最後までお読みください。
HeyGen(ヘイジェン)とは?

HeyGenは、アメリカで開発されたAIアバター動画作成ツールです。自分の写真や動画をアップロードするだけで、まるで本物の人間が話しているかのような高品質なアバター動画を作成することができます。
従来の動画制作では、以下のような手間やコストがかかっていました:
- カメラやマイクなどの機材の準備
- 撮影場所の確保
- 照明や音響の調整
- 出演者のヘアメイク
- リテイクによる時間のロス
HeyGenを使えば、これらの作業をすべてオンライン上で完結させることができます。
主な機能と特徴

HeyGenには以下のような特徴があります:
1. カスタムアバターの作成
- 自分の写真や動画からアバターを生成
- 表情や動きの自然な再現
- プロフェッショナルな見た目の維持
- ↓以前作成した私のカスタムアバターの動画です。日本語が不自然なので気になりますよね。。
※この動画は2024年11月に、当時のモデルで作ったものです。2026年9月時点の最上位モデルは「Avatar V」(2026年4月公開)で、15秒ほどの動画があればアバターを作れるようになりました。前の世代の「Avatar IV」も引き続き使えます。
2. 多言語対応
対応している言語の数は、2026年9月時点で有料プランが175以上の言語と方言、無料プランが30以上の言語です。もちろん日本語も含まれています。
- 英語はもちろん、日本語にも対応
- 音声のトーンや速度の調整が可能
- 複数の声質から選択可能
- 以下は英語バージョンです。私はこんなに英語はネイティブ並みには話せないですが、「え?ヒルトルはこのぐらい話せるでしょ?本当にアバターなの?」と信じてもらえないこともありました(笑)
3. 簡単な編集機能
- テキストの追加
- 背景の変更
- 動画の長さ調整
- テロップの挿入
料金プラン
HeyGenは無料プランから始められるものの、本格的な活用には有料プランへの登録が必要です。

無料プランでできること:
- アバターの作成
- 短い動画の生成
- 基本的な編集機能の利用
- 2026年9月時点では、自分の顔のカスタムアバターを1体、写真から作るアバターを3体まで(動画は月3本・1本1分まで)
有料プランで追加される機能:
- ウォーターマークの削除
- より高品質な音声オプション
- 長時間の動画作成
- 高度な編集機能
- バックグラウンド合成機能
ただし、注意点として、私が試した2024年11月の時点では、日本語の音声品質にまだ改善の余地があると感じました。英語での利用に比べると、自然な発話の再現度は少し劣っていました。その後アバターのモデルは新しくなっているので、いまどこまで良くなっているかは私自身まだ試せていません。
ここからは2026年9月時点の料金です。上の画面写真は私が試した2024年11月のものなので、金額もプラン名も今とは違います。
- Free(無料):0ドル。動画は月3本まで(地域によっては1〜3本)、1本あたり1分まで。720pの共有リンクで見てもらう形で、動画ファイルとしての書き出しはできません。透かし(HeyGenのロゴ)は外せません
- Creator:月29ドル(年払いなら月あたり24ドル、年288ドル)。月600クレジット。1080pまで書き出せます
- Pro:月49ドルから(年払いなら月あたり41ドル、年488ドルから)。月1,000クレジット。クレジットを増やすと金額も段階的に上がり、いちばん上は月4,300ドルです。4Kまで書き出せます
- Business:月149ドルに加えて1席につき月20ドル(年払いなら月あたり119ドル、年1,428ドル)。月1,500クレジットをチームで分け合います
- Enterprise:個別の見積もりになります
クレジットというのは、動画を作るときに減っていく点数のことです。2026年9月時点では、Avatar Vで作ると1分あたり48クレジット、前の世代のAvatar IVなら写真から作ったアバターで1分16クレジット、動画から作ったアバターで1分31クレジット減ります。
なお料金はドル建てです。公式サイトの日本語の料金ページを見てもドル表示で、円建ての価格は載っていません。iPhoneやiPadのアプリから申し込むときだけApp Storeの円建て価格になりますが、Webから申し込む金額とは一致しないので気をつけてください。
もうひとつ、無料で試す前に知っておいてほしいことがあります。2026年9月時点の利用規約では、無料プランで作った動画は「個人で使う・商用ではない・お試し目的」に限られています。販売したり、広告に使ったり、お客様の仕事に使ったりすることは認められていません。仕事で使う動画は、有料プランに入ってから作ってください。
次のセクションでは、実際に私が行ったアバター作成の手順を、具体的にご紹介していきます。
HeyGenで自分のアバターを作る方法
ここでは、実際に私が試したHeyGenでのアバター作成手順をご紹介します。
必要な準備物
アバター作成に必要なものは以下の通りです:
先に一言だけ。ここから先の手順と画面写真は、私が試した2024年11月のものです。2026年9月時点の最上位モデルであるAvatar Vは、15秒ほどの動画からでもアバターを作れる作りになっているので、今の画面では求められる素材の条件も違うはずです。流れをつかむ参考として読んでみてください。
1. 動画素材
- 2分程度の動画
- できるだけ高画質なもの
- 明るい場所で撮影されたもの

2. 録画環境
- 静かな場所
- 適切な照明
- できれば高品質なウェブカメラ
具体的な操作手順
ステップ1:アカウントの作成

- HeyGenのウェブサイトにアクセス
- “Create Account”をクリック
- Googleアカウントなどで簡単に登録可能
ステップ2:アバター作成の開始

- ダッシュボードから”Avatar”ボタンを選択
- 指示に従って画面を進めていく

ステップ3:動画のアップロード

- 2種類のオプションから選択可能:
- 固定モード(Still):座って話すような固定のアングルの動画
- モーションモード(Motion):歩きながら話すような動的な動画
💡 ポイント:日本のオフィスや自宅では空間が限られていることが多いため、静止画モードがおすすめです。

(上記の指示文章を日本語に翻訳しました。以下の内容はStillモードでの指示内容です。Motionモードの場合はそのモードの指示に従ってください。)
【推奨事項】✅
- 2-5分の長さの映像を提出(必須)
- 高解像度のカメラを使用
- 明るく、静かな環境で撮影
- カメラを直接見る
- 各文章の間で口を閉じて一時停止
- 一般的なジェスチャーを使用し、手は胸より下に保つ
【避けるべき事項】❌
- つなぎ合わせたり、編集した映像
- 間を取らない話し方
- 撮影中の姿勢の変更
- 大きな背景音
- 顔に影が入る、または露出オーバー
- 視線を逸らしたり、周りを見回すこと
- 胸より上での手のジェスチャー
- 指さしジェスチャーの使用
💡 アドバイス:アバターを生き生きと表現力豊かにするために、話す時は感情表現を誇張してください。お好きな言語で、好きなトピックについて話してください。自然体でカメラを見つめてください。残りは私たちが対応いたします 😊
(翻訳ここまで)

アップロードする動画の推奨内容を確認したら、実際に撮影しましょう!
撮影したら動画をアップロードするか、または右側の選択肢からその場でウェブカメラを立ち上げて録画して直接アップロードすることも可能です。(その場合はアバター動画もウェブカメラで撮影した動画と同じ画質になりますのでご注意ください。)

ステップ4:法的確認

- アップロードする動画が自分自身のものであることを確認
- 利用規約への同意
- セキュリティコードの入力
ここは面倒でも飛ばさないでください。この確認画面があることからも分かるように、アバターにしてよいのは基本的に自分の顔だけです。自分以外の人の顔や声を使いたいときは、必ず本人から同意をもらってください。他人になりすます目的で使ってはいけません。
ステップ5:アバターの生成

- アップロードした動画の解析
- AIによるアバターの自動生成
- 生成完了まで数分待機
⚠️ 注意点:最初の生成に失敗しても、何度でも再トライ可能です。ステップ6:音声の設定
- 日本語音声の選択
- スピードの調整
- トーンの選択(通常/エキサイティング/落ち着いた、など)
ステップ7:動画の編集

- テキストの追加
- 背景の調整
- 動画の長さ調整
- 必要に応じてウォーターマークの削除(有料プランのみ)
私の経験では、最初は少し戸惑う部分もありましたが、2-3回ほど試すと慣れてくる印象でした。特に日本語の音声設定には試行錯誤が必要かもしれません。
次のセクションでは、実際にアバター動画を活用する際のメリットについて詳しく解説していきます。
AIアバター動画のメリット
私がHeyGenを実際に使用して感じた、AIアバター動画の最大のメリットをご紹介します。
コスト削減のメリット
従来の動画制作と比較すると、以下のコストを大幅に削減できます:
- 撮影機材の購入・レンタル費用
- スタジオ利用料
- 編集者への外注費
- 出演者の人件費
- 移動や場所代などの付随費用
💡 例:製品説明動画(2分)を制作する場合従来:15-30万円程度HeyGen:数千円程度で作成可能時間効率化のメリット
以下の作業時間を大幅に短縮できます:
- 撮影準備にかかる時間
- 出演者のスケジュール調整
- 複数のテイク撮影
- 編集作業
- 修正対応
特に修正が発生した場合、通常の動画制作では再撮影が必要になりますが、AIアバター動画では台本を修正するだけで対応できます。
活用が効果的なシーン
1. カスタマーサポート動画
- 製品の使い方説明
- よくある質問への回答
- トラブルシューティングガイド
2. 社内教育コンテンツ
- 新人研修材料
- 業務マニュアル
- コンプライアンス教育
3. 多言語対応が必要なケース
- 海外向け製品説明
- 外国人観光客向け案内
- グローバルマーケティング
⚠️ 重要:全てのビジネスシーンでAIアバターが適しているわけではありません。特に効果を発揮するケース
以下のような状況では、特にAIアバター動画の活用が効果的です:
- リソースが限られている小規模企業や個人事業主
- 動画制作の予算が限られている
- 社内に動画制作の専門家がいない
- 定期的なコンテンツ更新が必要
- 繰り返し使用する定型的な動画コンテンツ
- オンボーディング動画
- 製品マニュアル
- 定期的な告知
- 複数言語への展開が必要なケース
- グローバル展開を目指す企業
- インバウンド対応が必要な事業者
- 多言語対応のサポート体制
次のセクションでは、私が試した時点でのHeyGenの課題と注意点について詳しく解説していきます。
2024年11月に試した時点での課題と注意点

AIアバター動画には大きな可能性がある一方で、2024年11月に私が試した時点では、いくつかの課題や制限がありました。ここでは私の実体験をもとに、率直に解説していきます。
日本語音声の品質
最も大きな課題は日本語音声の品質です:
- 漢字の読み間違い
- 不自然なアクセント
- イントネーションの違和感
- 感情表現の限界
💡 対策:重要な単語は、ひらがなで入力するなどの工夫が必要です。コストと時間の関係
動画の長さによって発生する制約:
- 短い動画(1-2分)
- 比較的手頃な費用
- 素早い生成が可能
- 長い動画(10分以上)
- コストが大幅に上昇
- 生成時間が長くなる
- エラーのリスクが増加
⚠️ 注意:長時間の動画は、複数の短い動画に分割することをおすすめします。向いている用途と向いていない用途
向いている用途:
- 製品の基本的な使い方説明
- 定型的なFAQ対応
- 簡単な会社案内
- 多言語での情報提供
向いていない用途:
- 感情的なつながりが重要な場面
- セールスの核心部分
- 重要な商談
- クレーム対応
- 専門性の高い説明
- 技術的な詳細説明
- 医療や法律関連の解説
- 複雑な概念の説明
改善が期待される点
今後、以下の点での進化が期待されます:
- 日本語音声の品質向上
- より自然な動きや表情の実現
- 編集機能の強化
- 多様なカスタマイズオプション
- コストパフォーマンスの改善
まとめ:AIアバター動画は導入すべき?
ここまでHeyGenの機能や活用方法について詳しく解説してきました。では、実際に導入すべきかどうかの判断基準をご紹介します。
導入を検討すべき企業・事業者
以下の条件に当てはまる場合、特に導入効果が期待できます:
- 動画コンテンツの需要がある
- 製品説明が必要
- マニュアルの動画化を検討中
- 定期的な情報発信をしている
- リソースに制約がある
- 動画制作の予算が限られている
- 社内の人材が不足している
- 時間的な余裕がない
- 多言語対応が必要
- グローバル展開を目指している
- 外国人顧客が多い
- インバウンド需要がある
💡 チェックポイント:上記の項目が2つ以上当てはまる場合、導入を前向きに検討しましょう2024年11月時点での結論
導入をおすすめするケース:
- カスタマーサポートの効率化が必要
- 定型的な説明動画を多数作成したい
- 予算を抑えながら動画マーケティングを始めたい
導入を見送るべきケース:
- 感情的なつながりが重要な場面が多い
- 日本語の自然な発音が必須
- 長時間の動画を多数制作する必要がある
⚠️ 重要:まずは無料プランで、自社のニーズに合うか検証することをおすすめします今後の展望
AIアバター動画の技術は急速に進化しています:
- 日本語音声の品質向上
- より自然な動きの実現
- カスタマイズ性の向上
- コストパフォーマンスの改善
そのため、いま導入を見送る場合でも、定期的に見直すことをおすすめします。
追記(2026年9月):その後、相手の話に合わせてリアルタイムで会話するアバターは「LiveAvatar」という別のサービスに切り出され、liveavatar.com で提供されています。自社のアプリやサイトにAPIで組み込む開発者向けの作りなので、動画を作りたいだけの人が触るものではありません。
あなたへのアドバイス
まずは以下のステップで検討を進めることをおすすめします:
- 無料プランで実際に操作を体験
- 小規模なプロジェクトで試験的に導入
- 効果測定と課題の洗い出し
- 本格導入の判断
個人的にはHeyGenのカスタムアバターは動画自体のクオリティは高いものの、特に日本語環境における音声読み上げの不自然さから、なかなか日本では使いずらいと感じました。(これは2024年11月に試したときの感想です。その後に出たAvatar Vは私もまだ試せていないので、良くなっているかどうかは公式の情報しか見ていません。)今後の進化に期待しましょう!
HeyGen公式サイトはこちら
https://www.heygen.com/
料金も無料枠もわりと頻繁に変わります。申し込む前に、日本語の料金ページで今の条件をご確認ください。
https://www.heygen.com/ja-jp/pricing
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