
追記(2026年9月):この記事で紹介している「Whisk」は、2026年4月30日に提供を終了しました。機能はGoogleの新しい制作ツール「Google Flow」(flow.google.com)に統合され、旧URLの labs.google/fx/tools/whisk にアクセスすると、そのままFlowに転送されます。同じくGoogle Labsの画像生成ツールだったImageFXも、同じ時期にFlowへ移りました。なお、Whiskのライブラリに残っていた画像は削除されていて、元に戻すことはできません(Flowへの移行は自動ではなく、自分で申し込む形でした)。
そのため、この記事の本文と掲載している画面写真は、すべて私がWhiskを試した2025年2月時点のものとして読んでください。今から同じように画像を作りたい場合の道順は、記事の後半にある「今からGoogleで画像を作るなら「Google Flow」」にまとめました。先にお伝えしておくと、Flowは日本からも使えて、無料のアカウントでも画像生成を試せます(2026年9月時点)。
Googleが2025年2月に日本で公開したAI画像生成ツール「Whisk」は、専門知識がなくても誰でも簡単に画像を作れるサービスとして注目を集めました。ただしWhiskは2026年4月30日に提供を終了し、Google Flowに統合されています。従来のAI画像生成ツールでは難しかったプロンプトの作成や細かな設定が不要で、「モデル」「背景」「スタイル」という3つの要素を組み合わせるだけで、オリジナリティのある画像を生成できます。本記事では、テンプレートを使った基本的な使い方から、ビジネスでの具体的な活用方法、さらにはより良い結果を得るためのプロンプト設定のコツまで、実例を交えながら徹底的に解説します。特に、個人での使用からビジネス活用まで、幅広い用途に対応できるWhiskの可能性について、実践的な視点からご紹介していきます。AI画像生成に興味はあるものの、難しそうで手を出せずにいた方も、Whiskの考え方を知っておくと、後継のGoogle Flowで新しいクリエイティブの可能性を見つけやすくなるはずです。
はじめに

あなたは、AIツールに興味がありながら、難しそうで手を出せずにいませんか?あるいは、画像生成AIを使ってみたいけれど、複雑な操作や専門的な知識が必要なのではないかと不安を感じていませんか?
そんなあなたに、朗報があります。Googleが2025年2月、日本でも利用可能になった新しい画像生成ツール「Whisk」を公開しました。このツールは、誰でも直感的に楽しく画像を作れるというコンセプトで開発されていました。
ImageFXのような本格的なAI画像生成ツールとは一線を画し、Whiskはシンプルな操作で面白い画像を作ることに特化しています。具体的には、モデル・背景・スタイルという3つの要素を組み合わせるだけで、オリジナルの画像を生成することができます。
私自身、このツールを使ってみて驚いたのは、その手軽さとクリエイティブな可能性です。例えば、自分の写真をカプセルトイ風のイラストに変換したり、ファンタジックな背景と組み合わせたりすることが、わずか数クリックで実現できます。
特に注目すべきは、プログラミングの知識や専門的なスキルが不要という点です。Googleのlabs.google/fxというページにアクセスするだけで、すぐに画像生成を始めることができました。しかも、基本的な機能はすべて無料で利用可能でした(この「無料で、すぐ始められる」という点は、後継のGoogle Flowにも引き継がれています)。
このブログ記事では、Whiskの基本的な使い方から応用テクニックまで、実例を交えながら詳しく解説していきます。AIツールを使ってクリエイティブな作品を作ってみたい、でも難しそうで躊躇している…そんなあなたに、きっと新しい可能性を見つけていただけると確信しています。
続く章では、Whiskが注目されている理由や具体的な活用方法について、さらに詳しく見ていきましょう。
なぜWhiskが注目されているのか?

AIツールの普及が進む中で、Whiskが特に注目を集めている理由は、従来のAI画像生成ツールが抱えていた課題を解決しているからです。
これまでのAI画像生成ツールには、大きく2つの課題がありました。1つは、適切なプロンプト(指示文)を英語で書く必要があり、多くのユーザーにとって高いハードルとなっていたこと。もう1つは、生成される画像の品質にばらつきが大きく、意図した通りの画像を得るまでに何度も試行錯誤が必要だったことです。
Whiskは、これらの課題に対して画期的なアプローチを取っています。テンプレートベースの画像生成という新しい手法を採用することで、プロンプトの記述に悩む必要がなくなりました。さらに、モデル・背景・スタイルという3つの要素を視覚的に選択して組み合わせるという直感的な操作方法により、誰でも簡単に望みの画像を作れるようになったのです。
2025年2月からの日本での利用開始は、日本のクリエイターやビジネスユーザーにとって大きな意味を持ちます。なぜなら、ビジネスでの活用がより身近になったからです。例えば、商品紹介用の画像作成や、SNSでの投稿用コンテンツの制作など、これまで専門家に依頼していた作業の一部を、社内で手軽に行えるようになりました。
また、Whiskの登場によって、AI画像生成の裾野が大きく広がることが期待されています。特に、これまでAIツールに触れる機会のなかった層にとって、Whiskは理想的な入門ツールとなっています。テンプレートを使った基本的な画像生成から始めて、徐々に自分でカスタマイズしていくという段階的な学習が可能だからです。
実際、GoogleのImageFXと比較すると、Whiskの特徴がより明確になります。ImageFXがプロフェッショナルなニーズに応える高機能なツールであるのに対し、Whiskは気軽に創造性を発揮できる遊び心のあるツールとして位置づけられています。この違いは、両者が補完的な関係にあることを示しており、用途に応じて使い分けることで、より効果的な画像生成が可能になります。
追記(2026年9月):ここで比べているImageFXも、その後Whiskと同じくGoogle Flowに統合されました。「遊べるWhisk」と「本格的なImageFX」という使い分けは、今はFlowというひとつの画面の中でモデルを選ぶ形に変わっています。
このように、Whiskは従来のAI画像生成ツールの課題を解決しながら、新しい可能性を切り開いています。次のセクションでは、実際にWhiskをどのように使用するのか、その基本機能と特徴について詳しく見ていきましょう。
Whiskの基本機能と特徴
※ここから下の説明と画面写真は、私がWhiskを試した2025年2月時点のものです。Whisk自体は今は使えませんが、「要素を組み合わせて画像を作る」という考え方は後継のGoogle Flowにも残っているので、記録としてそのまま載せておきます。

Whiskの最大の特徴は、「モデル」「背景」「スタイル」という3つの要素を組み合わせることで、独創的な画像を生成できる点です。これは、まるでレゴブロックのように、異なるパーツを組み合わせて新しい作品を作り出すような感覚で画像生成を楽しめる仕組みです。

モデルは画像の主役となる要素です。例えば、人物、動物、建物など、画像の中心となるオブジェクトを指定します。興味深いのは、複数のモデルを同時に選択できる点です。サボテンと恐竜と猫を組み合わせるといった、現実世界では実現できないような組み合わせも自由自在に作り出すことができます。
背景は、モデルを引き立てる舞台装置のような役割を果たします。ファンタジックな空や、未来的な都市景観、あるいは抽象的なパターンなど、多様な選択肢が用意されています。背景は1つしか選べませんが、この制限があることで、かえって画像の一貫性が保たれ、よりまとまりのある作品を生み出せます。
スタイルは、画像全体の雰囲気を決定づける重要な要素です。アニメ調やリアル調、水彩画風など、様々なアートスタイルから選択できます。これは、同じモデルと背景の組み合わせでも、スタイルを変えることで全く異なる印象の画像を生み出せることを意味します。
Whiskの使い方は、大きく分けて2つのアプローチがあります:
- テンプレートを活用した簡単な画像生成
テンプレートは、初心者でも迷うことなく画像を作れるように用意された、いわば「お手本」のようなものです。例えば、「カプセルトイ風キャラクター」や「アニメ風ポートレート」といったテンプレートが用意されています。自分の写真をアップロードするだけで、選択したテンプレートのスタイルに変換された画像が生成されます。
- オリジナル画像の作成
より創造的なアプローチを取りたい場合は、3つの要素をすべて自分で選択して組み合わせることができます。さらに、自分で用意した画像をアップロードしてモデルや背景として使用することも可能です。これにより、完全にオリジナルな作品を作り出すことができます。
画像のサイズ設定も柔軟で、正方形だけでなく横長や縦長のフォーマットも選択できます。これは、SNSの投稿用やウェブサイトのヘッダー画像など、用途に応じて最適なサイズの画像を生成できることを意味します。
生成された画像は自動的にマイライブラリに保存され、後から簡単に参照したり、再利用したりすることができます。また、生成時に使用したプロンプトも保存されるため、気に入った画像の設定を後から確認して、似たような画像を再度生成することも可能です。
このように、Whiskは直感的な操作性と柔軟な画像生成機能を兼ね備えています。次のセクションでは、これらの機能を実際にどのように活用するのか、具体的な手順とともに見ていきましょう。
実践的な使い方ガイド
※以下の手順と画面写真も2025年2月時点のWhiskのものです。今から同じことをしたい場合の道順は、この記事の後半にある「今からGoogleで画像を作るなら「Google Flow」」でまとめています。
Whiskでの画像生成はシンプルですが、より良い結果を得るためにはいくつかのコツがあります。ここでは、実際の手順に沿って、効果的な使い方を詳しく説明していきます。
テンプレートを使った基本的な画像生成

まず、Whiskを初めて使う場合は、テンプレートから始めることをお勧めします。labs.google/fxにアクセスすると、すぐにテンプレート一覧が表示されます。例えば、「カプセルトイ」というテンプレートを選んでみましょう。
画像のアップロード画面が表示されたら、変換したい写真をアップロードします。このとき、顔がはっきりと写っている写真を選ぶのがポイントです。Whiskは顔の特徴を認識して、それを基に新しい画像を生成するため、表情がはっきりと分かる写真の方が、より魅力的な結果が得られます。

アップロードが完了すると、自動的に画像生成が始まります。生成された画像は通常、複数のバリエーションが提示されます。この段階で気に入った画像があれば、「お気に入り」に追加したり、ダウンロードしたりすることができます。
カスタマイズオプションの活用
テンプレートに慣れてきたら、次は自分でカスタマイズを試してみましょう。画面左側には「モデル」「背景」「スタイル」の3つのセクションがあります。
モデルの選択では、複数の要素を組み合わせることができます。例えば、「サボテン」「恐竜」「火の妖精」という一見関係のない要素を選択することで、想像もしなかったような斬新な画像が生成されることがあります。自分の写真をアップロードしてモデルとして使用することもできますが、その場合は画像の解像度が十分に高いものを選ぶことが重要です。

背景の選択は画像の雰囲気を大きく左右します。ファンタジックな空や未来的な都市景観など、様々な選択肢がありますが、モデルとの調和を考えて選ぶことがポイントです。背景は1つしか選べませんので、全体的なバランスを見ながら慎重に選択しましょう。
スタイルの適用は最後の仕上げとなります。アニメ調やリアル調など、様々なスタイルが用意されていますが、これはモデルと背景の組み合わせによって効果が大きく変わります。同じ組み合わせでも、スタイルを変えることで全く異なる印象の画像が生成されることがあります。
プロンプトの効果的な書き方

Whiskでは、テキストプロンプトを使用して画像を生成することもできました。ただし、私が試した2025年2月の時点では日本語の入力に完全には対応していなかったため、以下のような工夫が必要でした。
- まず日本語で作りたい画像のイメージを書き出します
- ChatGPTなどのAIツールを使って、それを英語に翻訳します
- 翻訳された英語のプロンプトをWhiskに入力します
例えば、「夕暮れの海辺で佇む少女」という指示を英語に翻訳して入力すると、より精度の高い画像生成が可能になります

プロンプトを入力する際は、できるだけ具体的な表現を使うことをお勧めします。色や光の様子、画風などの詳細な情報を含めることで、より意図に近い画像を生成することができます。(ChatGPTなどチャットボットAIに「以下のキーワードを画像生成AIツールで印象的な画像を作れるようなプロンプトとして、英文で書き直してください」などを入力すると良いでしょう。)


このように、Whiskは直感的な操作で始められる一方で、使い込むことで更なる可能性が広がるツールとなっています。次のセクションでは、使用する際の注意点やより上級者向けのTipsについて解説していきます。
注意点と使い方のヒント
※この節の注意点も、2025年2月にWhiskを使っていたときのものです。Whisk自体は今は使えないので、商用利用の条件を確かめるときは、これから使うサービス(Google FlowやGeminiアプリ)の利用規約を見てください。
AI画像生成ツールとしてのWhiskは非常に使いやすいものですが、より効果的に活用するためにいくつかの重要な注意点があります。また、より良い結果を得るためのTipsもご紹介していきます。
日本語入力における制限事項
Whiskにおける最も重要な注意点は、日本語でのプロンプト入力に関する制限でした。2025年2月に私が試した時点では、日本語のプロンプトを直接入力すると、期待通りの結果が得られないことが多いという課題がありました。
この問題に対する効果的な解決策として、二段階のプロンプト作成プロセスを提案します。まず日本語で作りたい画像のイメージを詳細に記述し、それをChatGPTなどのAIツールを使って英語に翻訳します。このとき、単純な直訳ではなく、画像生成に適した表現に変換することが重要です。
例えば、「和風の庭園で満開の桜が咲いている」という日本語のプロンプトは、単に “Japanese garden with blooming cherry blossoms” と訳すだけでなく、”Traditional Japanese zen garden with fully bloomed pink cherry blossoms, soft natural lighting, peaceful atmosphere” のように、より詳細な描写を含める方が良い結果が得られます。
追記(2026年9月):この「日本語で考えて英語に直す」という工夫は、後継のGoogle Flowでも無駄になりません。Flowは日本語の表示に対応していますが、公式ヘルプには「ツールを最大限に活用するには、英語のプロンプトを使用することをおすすめします」という注記が今も添えられています。
より良い結果を得るためのプロンプト設定
プロンプトの設定では、以下の3つの要素を意識することで、より意図に近い画像を生成できます:
- 具体的な視覚的描写
色彩、光の様子、テクスチャーなど、視覚的な要素を具体的に指定します。例えば、”warm sunset lighting” や “soft pastel colors” のような表現を加えることで、画像の雰囲気をより細かくコントロールできます。
- スタイルの明確な指定
生成される画像のスタイルを具体的に指定することで、より意図した結果に近づけることができます。”watercolor illustration style” や “photorealistic rendering” など、望む表現方法を明確に指定します。
- 構図の指定
画像の構図に関する指示を含めることで、より洗練された結果を得ることができます。”close-up shot” や “wide landscape view” などの表現を使用します。
著作権や利用規約に関する注意点
Whiskで生成した画像を使用する際は、著作権や利用規約に関する理解が重要です。以下の点に特に注意が必要です:
- 商用利用に関する制限
生成された画像の商用利用については、Googleの利用規約を必ず確認してください。特に、広告やマーケティング目的での使用には制限がある場合があります。
- 他者の権利への配慮
自分の写真をアップロードして画像を生成する場合、その写真に写っている人物や建造物の権利にも配慮が必要です。特に、他人の写真を無断でアップロードすることは避けるべきです。
- 生成された画像の責任
生成された画像に含まれる要素について、適切性や倫理的な配慮が必要です。特にビジネスでの使用を検討する場合は、生成された画像の内容を慎重に確認することをお勧めします。
これらの注意点を踏まえた上で、次のセクションでは具体的な活用シーンと今後の展望について見ていきましょう。特に、ビジネスでの効果的な活用方法について、詳しく解説していきます。
まとめと活用のヒント

※ここから紹介する活用シーンも、2025年2月にWhiskを前提に書いたものです。Whisk自体は終了していますが、「どんな場面で画像生成が役に立つか」という考え方は、後継のGoogle Flowでもそのまま使えます。
Whiskは、AIによる画像生成の新しい可能性を示すツールとして、個人からビジネスまで幅広い活用が期待されています。ここでは、具体的な活用シーンと、今後の展望についてまとめていきましょう。
ビジネスでの活用シーン
Whiskの特徴を活かした、具体的なビジネス活用の例をご紹介します。
ソーシャルメディアのコンテンツ制作では、Whiskの柔軟な画像生成機能が大きな強みとなります。例えば、商品写真を異なるスタイルで変換することで、同じ商品でも様々な雰囲気の投稿が可能になります。これにより、SNSでのエンゲージメント率を高めることができます。
商品プロモーションにおいても、Whiskは新しい可能性を提供します。実際の商品写真をモデルとして使用し、様々な背景やスタイルと組み合わせることで、商品の新しい魅力を引き出すビジュアルを作成できます。特に、ECサイトでの商品紹介や、オンラインカタログの制作において効果的です。
ブログやウェブサイトのビジュアル制作では、記事の内容に合わせた独自の画像を手軽に生成できます。これまでストックフォトに頼っていた部分を、オリジナリティのある画像で置き換えることで、サイトの差別化を図ることができます。
今後の展望
Whiskの登場は、AI画像生成ツールの民主化という大きな流れの一部です。今後予想される発展について、いくつかの重要なポイントを挙げてみましょう。
まず、日本語対応の強化です。この記事を書いた2025年2月の時点では英語でのプロンプト入力が推奨されていたので、将来的には日本語での直接入力も精度が上がるだろうと考えていました。これにより、より多くの日本人ユーザーが気軽に利用できるようになるだろう、と。
また、ビジネス向け機能の拡充も見込まれます。企業のブランドガイドラインに沿った画像生成や、商用利用に特化した機能など、ビジネスユーザーのニーズに応える機能の追加が予想されます。
特に注目すべきは、他のGoogleサービスとの連携の可能性です。例えば、Google Workspaceとの統合により、ドキュメントやプレゼンテーション作成時に直接Whiskの機能を利用できるようになるかもしれません。
追記(2026年9月):ここで書いた「他のGoogleサービスとの連携」は、少し違う形で現実になりました。Whiskは単体のツールとしては終わり、画像も動画もひとつの画面で作れるGoogle Flowの中に吸収されたのです。連携というより、引っ越しに近い形でした。
最後に
Whiskの良さは、専門的な知識がなくても直感的に操作できる点にありました。その考え方は、後継のGoogle Flowにも引き継がれています。あなたもぜひ、Flowで創造性を試してみてはいかがでしょうか。
初めての方は、まず用意されている見本から始めてみることをお勧めします。そして徐々に、細かい設定やプロンプトの活用にチャレンジしていくことで、より自分らしい表現が可能になっていくはずです。この進め方は、ツールがWhiskからGoogle Flowに変わっても同じです。
2025年2月に触った時点では、仕事で使えるツールかというよりも「遊べるAIツール」という意味合いが大きいと感じました。ただ「指定された要素を組み合わせていくと画像が作れる」というアイデアは実用的だと思ったので、これがGoogleの画像生成AIツールに活かされるといいですね、と当時は書いていました。実際、Whiskの機能はその後Google Flowに引き継がれています。
Whisk公式サイト(当時のURL)はこちら
https://labs.google/fx/tools/whisk
※このURLは現在、後継のGoogle Flowへ自動で転送されます。今から使うなら、こちらから入るのが早いです。
Google Flow公式サイトはこちら
https://flow.google.com/
今からGoogleで画像を作るなら「Google Flow」
Whiskが終わってしまった今、同じようなことをやりたいときはどうすればいいのでしょうか。答えはGoogle Flow(flow.google.com)です。GoogleはWhiskとImageFXの良いところをFlowにまとめ、画像を作る・直す・動かすまでをひとつの画面でできるようにしました。私はまだFlowを腰を据えて試せていないので評価は控えますが、公式情報を見る限り、Whiskでできたことの多くはFlowに引き継がれています。
まず気になるのは「日本から使えるのか」「お金がかかるのか」の2点だと思います。結論から言うと、Flowは日本が対応国に入っていて、無料のアカウントでも画像生成を試せます。表示も日本語に対応しています。ただし公式ヘルプには「ツールを最大限に活用するには、英語のプロンプトを使用することをおすすめします」という注記があるので、この記事で紹介した「日本語で考えて英語に直す」やり方はそのまま役に立ちます。
モデルは「Nano Banana」で統一されました
Googleの画像生成AIは、今は「Nano Banana」という名前で統一されています。2026年9月時点では、いちばん軽くて速いNano Banana 2 Lite、標準のNano Banana 2、手の込んだ絵に向いた最上位のNano Banana Proの3本立てです。ふだんのGeminiアプリでは、無料のままでもNano Banana 2で画像を作ることができて、Nano Banana Proで作り直したい場合にだけ有料プランが必要になる、という形です。
「Flowの画面は動画寄りで難しそうだな」と感じる場合は、Geminiアプリから使う方法もあります。ツールメニューから「画像を作成」を選ぶと、同じNano Banana系のモデルで画像を作れます。ふだんGeminiを使っているなら、こちらの方が入りやすいかもしれません。
料金と無料枠(2026年9月時点)
有料プランは、画像生成だけの契約ではなく、Googleの生成AIをまとめて使えるプランに入る形です。月額はGoogle AI Plusが725円、Google AI Proが2,900円、Google AI Ultraが14,500円から(Ultraは使える量によって2段階あります)。いずれも2026年9月時点の月払いの金額です。なお、同じ「Google AI Plus」という名前で月1,450円(ストレージ2TB)のプランもあります。こちらは旧「Google One Premium」を改称したもので、公式の料金ページではこちらが先に出てくることがあります。AIの機能が目当てなら、月725円(400GB)のほうで足ります。また、これらのプランには年払い(年額)も用意されています。年払いのほうが1年分の合計は少し安くなりますが、金額は改定されることがあるので、契約の前に公式の料金ページでご確認ください。Geminiアプリで Nano Banana Proを使って画像を作り直す機能は、Google AI Plus以上で使えます。
- Geminiアプリで無料のまま:Nano Banana 2で画像を作れます。まずはここで十分です
- Geminiアプリで Google AI Plus(月725円)以上:Nano Banana Proでの作り直しが使えます
- Flowの無料クレジット(1日50):これは動画生成に使うもので、画像とは別枠です
※上の2つは Gemini アプリの仕様です。Flowについて公式に書かれているのは「Flowでは画像を無料で生成できる」「いちばん軽い画像モデル(Lite)は料金がかからない」というところまでで、Flowの無料枠の細かい条件までは見当たりませんでした。契約を決める前に、Googleの公式の料金ページでご確認ください。
ひとつ注意点があります。Flowのクレジットは、日本では追加購入ができません(2026年9月時点)。動画をたくさん作りたい場合は、この点を頭に入れておいてください。画像だけが目的なら、あまり気にしなくて大丈夫です。
Whiskに残していた画像はどうなったのか
ここは正直にお伝えしておきます。Whiskのライブラリに残っていた画像は、2026年4月30日を過ぎた時点で完全に削除され、元に戻せません。Flowへの引っ越しは自動ではなく、自分で申し込む形(オプトイン)でした。もし移行の案内を見逃していた場合、当時の画像は残念ながら戻ってきません。この記事に載せている画像も、そういう意味では当時の記録ということになります。
Whiskで作ってみた画像はこちら
私が適当に作ってみた画像のサンプルをアップしておきますので参考にしてください。いずれも2025年2月にWhiskで作ったものです。









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