オンラインビジネスを効率的に行うためにはサイト作成、決済システム、メール配信、会員サイトなどなど様々な機能が必要になります。それらの要素を1つのツールだけでまかなおうとするよりも「適材適所で複数のツールを使うのがベストである」という理由についてお話をします。
オンラインビジネスに必要な4つのツールとは?
あなたがどんな業種であろうともオンラインで商品を販売するためには以下の4つの機能が必須になります。
細かいことを言えばさらに様々な機能が必要となるケースもありますが、どの業種にも共通する4つの機能についてお伝えします。
1、サイト作成ツール
まずはサイトです。SNSだけで商品を売ることは難しいですので、SNSやYouTubeなどで認知を高めてファンを増やしたら、その人たちに自社のサイトに来てもらい、商品を買っていただく必要があります。
今ではサイト制作会社に高いお金を支払わなくても、自社でランディングページやセールスページなど、集客・販売に欠かせないサイトを作ることが可能になります。
外注してしまうと、納期や費用がかかるのはもちろん、急な修正や手直しに時間がかかり、反応を見ながら迅速にサイトを修正する、ということが難しくなってしまうので、今の時代は自社内でサイト制作の専門知識がなくてもノーコードでサイトを作れるシステムを導入するのがお勧めです。
2、決済ツール
オンラインビジネスといえば、「クレジットカード決済」が基本です。(またはペイパル、コンビニ払いなどのその他の支払い方法も業種によっては需要があるでしょう。)
高額な商品であれば、銀行振込もありでしょうが、もし私がネット上で商品を購入する際に銀行振込しか支払い方法がなければ、基本的にそのサイトでは商品は購入しません。(怪しいサイトであればなおさらです。)
ですのでネット上で商品を売るのであれば、お客様からクレジットカード決済を受け付けられるシステムを導入するのは何よりも大事と言えるでしょう。
3、顧客管理ツール(メール配信ツール)
商品を購入されたお客様や、資料請求された見込み客様のデータベースを保存しておくシステムも欠かせません。
特に今の時代の顧客管理ツールは、購入した商品や請求いただいた資料などの行動に合わせて、異なるメールを配信できる機能を持っているのが当たり前です。
お客様にメールで適切なフォローアップを行い、顧客満足度を高めたり、さらに別に商品をメールでご案内するなどして、売上を上げるために顧客管理ツール(メール配信ツール)は欠かせません。
4、動画ホスティングツール(会員サイトツール)
最後に「動画ホスティングツール」です。
ホスティングとは「ネット上にアップロードして誰でもアクセスできるようにする」という意味があります。
今の時代、どんな業種でも動画を活用することは欠かせません。
商品販売ページに動画を埋め込んで商品のプレゼンテーションを行うのも有効ですし、私のように「オンライン講座」を販売するビジネスであれば、商品をご購入いただいた方のみがアクセスできる「会員サイト」ツールも必要です。
以上の4つのツールが、今の時代にオンライン上で商売を行うためには欠かせないと言っても過言ではないでしょう。
それぞれのツールを連携できていますか?
この記事を読まれている方の中には「そのぐらい知っているよ!」という方も多いかもしれません。
では、もう1つ質問をします。
「あなたはそれらの4種類のツールを連携できていますか?」という質問です。
例えば、クレジットカード決済で商品が売れたら、自動的に顧客管理ツールにその情報を渡して、適切なフォローアップメールを送ったり、自動的にセールスのメールを停止したり、オンライン講座の閲覧権限を渡したり、、
という形で、それぞれの機能同士が連携しているのが理想ですよね?
私の場合は、他の記事でもご紹介した上記の図のように、各ツールを自動的に連携させているので、商品をご購入いただいたお客様に自動的に商品を納品したり、領収書を送信したり、フォローアップメールを送ったり、経理書類を作成したり、、ということを自動的に行なっています。
もしあなたの会社でそれらのシステムが自動的に連携されず、手動でコツコツ作業をしているとしたら、それは時間の無駄ですし、非常にもったいないです。
そのような場合は、それぞれの機能が連携し、可能な限り業務の自動化ができるツールを導入することをお勧めします。
手動の作業を行なっていた頃は地獄でした。。。
かく言う私自身も、オンライン上で商品を販売し始めた頃は、手作業の作業が多くて大変でした。
オンライン講座が売れたら、手動でお客様の講座権限をワードプレスで発行して、1人1人にメールを送ったり、領収書を手動でお送りしたりと、手作業での作業に多くの時間を費やしていました。
そうなってくると、集客やセールスに使う時間が少なくなり、売上も減少し、悪循環な状態でした。
だからこそ、もっと効率的に業務を行いたいと様々なツールを導入してきたのですが、日本製のツールよりも海外のツールの方が世の中に存在する様々なウェブサービスと連携を行うことができ、業務の自動化を行うことができました。
今ではかつての数十倍の売上がありながらも、ほとんどの業務をシステムが自動的に行なってくれるので、非常に少ない労働時間で商品を販売することができ、時間をより有効活用することができています。
それぞれの分野で最高のツールを組み合わせるのがベスト
(↑上記のスクリーンショットはサイト作成ソフトのClickfunnels(クリックファネル)と顧客管理&メール配信ツールであるActiveCampaign(アクティヴキャンペーン)を連携させる自動化設定の実際の画面です。)
弊社ではそれぞれの専門に特化したソフトウェア同士を組み合わせて使っていますが、人によっては「複数のツールを契約するよりも、1つで全部がまかなえるソフトウェアはないのか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、日本でも海外でも、「弊社のソフトウェアと契約すると、サイトも作れて、決済もできて、メールも送れて、会員サイトも作れますよ!」といういわゆる「オールインワンツール」を開発している会社も多いです。
それを聞くと、「それならオールインワンツールでよくね?」と思う気持ちもよくわかります。
弊社でも、その甘い謳い文句につられて、様々なオールインワンツールを導入してきました。
しかし、その結果、「オールインワンツールを使うよりも、それぞれの得意分野に特化したツール同士を組み合わせるのがベストだ」という結論に達しました。
なぜなら1つの会社で様々な機能を提供するオールインワンツールを開発する場合、その会社の開発リソースが複数の分野に分散してしまい、どの機能も中途半端になってしまいがちである、という結果となり、不満を感じることが多かったです。
今の時代は、API連携と呼ばれる仕組みを使って、様々な会社のソフトウェアを連携して使うことが一般的です。
正直、日本製のシステムは、市場が狭いからなのか、他社のツールとの連携機能が充実しておらず、閉じられたシステムであることが多いです。
それに比べると、海外製のツールは市場が大きく、英語圏のより優秀な技術者を雇用できるため、外部ツールとの連携機も充実しており、より柔軟な自動化を実現しやすいです。
もしあなたも今お使いのツールに不満を感じているのであれば、ぜひ弊社で導入しているツールや仕組みを参考にしてください。
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