便利な自動化ツールZapier (ザピアー)とは?

本日はオンラインビジネスを行う上で欠かせない便利なソフトウェアであるZapier(ザピアー)について解説します。 

もしあなたが毎回手動で同じタスクを定期的に行っているとしたら、もしかしたらZapierを導入することで人を雇うことなく作業を自動化できる可能性があります。

オンラインビジネスの自動化には欠かせないソフトウェアですのでぜひこの記事の内容を最後までご覧くださいね。

Zapier(ザピアー)公式サイトはこちら
https://zapier.com/

解説動画はこちら

Zapier(ザピアー)とは一体どんなソフトウェアなのか?

Zapier(ザピアー、ザッピアー、ゼイピアーなどと発音します。私はザッピアーと発音することが多いですが日本ではザピアーが主流のようです)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社がある会社で創立は2011年だそうです。

Zapierとは何なのか?というと、以下の説明が個人的には分かりやすかったです。

“Zapier は、ウェブアプリケーションを統合して自動化するワークフローを提供する。ウェブ API 間のトランスレーターと表現されることが多い”wikipediaより引用)

もちろんこの解説だけだと意味がわからない人も多いかもしれませんので実例を交えて解説します。

上記は弊社が利用しているソフトウェア同士の連携を図で表したものです。

実際、ほとんどのツール同士はZapierを使うことなく、2つのソフトウェア同士が直接連携してデータをやり取りできる機能を有しています。

しかし、世の中にあるすべてのソフトウェア同士が直接の連携機能を有しているわけではありません。

ですので、上記の図であれば、Stripe決済で商品が売れたら、StripeとSlackやGoogleスプレッドシートをZapierを介して連携させて、Stripe上にある売上データをSlackやGoogleスプレッドシートに送ることができるのです。

Zapier とは、直接連携ができない他社のツール同士を連携させることができる仲介ツールと言えばお分かりいただけるでしょうか?

Zapierページに行くと、連携の例が表示されています。

↑上記の画像には、

・GmailとGoogleドライブを連携=Gmailの添付ファイルを自動的にGoogleドライブに保存

・GmailとGoogleスプレッドシートを連携=指定した特徴に当てはまるメールはスプレッドシートに自動的に内容を記載する

・RSSとFacebookページ=RSS(ブログなどの更新情報)を自動的にFacebookページに投稿

・TrelloとGoogleカレンダー=Trello(進捗管理ソフトウェア)でイベントが作成されたらそれをGoogleカレンダーに記載

などなど、別にやろうと思えば手作業でもできますが、あらかじめ「こういうときは自動的にこの作業をしてね〜」とZapierの連携(ZAPと呼びます)を設定しておけば、その作業が勝手に行われるわけです。

Zapierを使ってブログやYouTubeの投稿を自動的に各SNSでシェア

上記の図は弊社が実際に利用しているZapierを使った自動化の例です。

このようなワードプレスのブログを投稿したら自動的に、Facebook、Linkedin、Pinterest、Twitterにこのブログ記事のリンクがシェアされます。

YouTubeに動画をアップして一般公開した場合は、Facebook、Instagram、LinkedIn、TwitterにそれぞれYouTubeのリンクがシェアされます。

これらの作業も手動でもできることですし、私たちが自分でやらなくてもアルバイトなどにやらせても良い作業でしょう。

しかし、人を雇うよりもZapierを使うほうがはるかに安く、ミスもしないので人間よりも安心できます。

(一応、SNSによってはZapierとの接続認証を一定期間ごとに行う必要があるケースもありますので、もしその接続認証を忘れていると自動連携がされないケースもあるのでお気をつけください。通常、SNSとZapierの接続認証が切れた場合は、Zapierからアラートのメールが来ます。)

プログラマーが社内にいない場合は必須のソフトウェアです

弊社も最近は社内にプログラマーがいるので、別に必ずしもZapierを使わなくても、様々な作業を自動化できるプログラムを組めるようになりました。

しかし、中にはZapierを使わないと自動化ができないソフトウェアがあったり、Zapierを使ったほうが簡単に自動化が達成できるケースもあるので、Zapierを解約することはないでしょう。

もちろん、プログラマーがいない会社であれば、非プログラマーでもノーコードで自動化のプログラムを設定できるZapierのようなツールは欠かせない存在になるでしょう。

Zapierのプランと値段は?

ここからはZapier の主な料金プランを紹介します。

上記のプランは記事執筆時点のものです。申し込まれる際は必ずご自身で最新の情報を公式サイトにてご確認の上、お申し込みください。)

無料プラン(Freeプラン)

Zapierは無料プランもあるのでお試ししやすいです。

Free(無料)プランでは5つまでの連携設定が可能で、毎15分ごとに情報を受け渡しが行われます。

アップデートタイム(情報を受け渡す頻度)について

つまり、トリガー側のソフトウェアで条件を満たす動画が発生したら、その情報がもう片方のソフトウェアに届けられるまで最大15分かかる、ということです。

もしこの時間を短縮したければ、上位プランであれば、2分ごと、1分ごとなど、ほぼ即座に間隔で情報を受け渡しが行われるでしょう。

最初は無料プランから初めて、もしお金を支払ってもいいと思ったら有料プランに課金するのがよいでしょう。

Starterプラン

次のStarterプランは月19.99ドル(12ヵ月分一括払いの場合)で20個までの連携が可能、同じく15分ごとに情報を受け渡すプランです。

無料プランでは5個までしかZAP(=連携のこと)を設定できないので、5個で足りない場合は、20個まで設定できるStarterプランでもほとんどの人は十分でしょう。

私は次のProfessionalプランを利用していますが、こちらは月49ドル(12ヵ月分一括払いの場合)で無制限のZAPが設定可能、2分ごとに情報を受け渡すことができるプランとなっています。

まずは無料プランがお勧めです

ここまでお勧めなのがFree(無料)プランです。

先ほど書き忘れましたが、無料プランの場合は、自動化できるタスクは月に100回までです。

1ヶ月の間に100回仕事をしてもらったらそれで終了です。(無料であることを考えれば妥当だと思います。)

(無料プランは100タスク、スターターは750タスク、プロプランは2000タスク、などプランによって月間のタスク数の制限が異なる)

どれだけ頻繁に自動化の作業が発生するかですが、もし仮に商品が売れるたびにその情報をSlackやチャットワークやスプレッドシートなどに送信するとします。

例えば、Stripeで商品が売れたら、その情報をGoogleスプレッドシートに渡して配送リストを自動で作成する、などのタスクを設定していた場合、月間に100個商品が売れたらそこで自動化は終了です。

アップグレードしない限りは、CSVデータをダウンロードしてコピペする、などの手動の作業を誰かが行わなければなりません。

ビジネスの規模にもよりますが、比較的低価格の商品であれば、月間100個ぐらいは売れてしまうケースもありますので、有料プランを検討すべきケースもあるでしょう。

有料プランで一番安いstarterプランは月額20ドルほどなので月額2〜3000円程度で決められた作業を行なってくれるロボット社員を雇えると思えば安いものです。

Premium App(プレミアムアプリ)と認定されているソフトウェアについての注意点

また、有料プランでは、「プレミアムアプリ」と認定されているソフトウェアを連携させることが可能です。(スタータープランはプレミアアプリを3つまで連携可能、プロプランは無制限)

どのような基準で特定のソフトウェアがプレミアムアプリとして設定されているのか分かりませんが、例えばFacebook、Paypal、Pinterestなどがプレミアムアプリです。(今後変わる可能性もありますので必ずご自身でもご確認ください。)

つまり、例えば「Paypalで商品が売れたらGoogleスプレッドシートに情報を記載するZAPを設定したい!」という場合は有料プランでないと設定できない、ということです。

その点はZapierの導入する際に気をつけるべきポイントです。

Zapierを使わずに直接連携できるならそれに越したことはない

ここまでZapierをお勧めする記事を書いておいてこう言うのも矛盾するようですが、「Zapierを使わなくてもツール同士が直接連携ができるのであれば、その方が良い」です。

例えば弊社では、サイト作成ソフトウェアのClickfunnels1.0(クリックファネル1.0)とメール配信ソフトウェアのActivecampaign(アクティヴキャンペーン)の連携においては、Zapierを介さず直接連携が可能ですので、Zapierを利用していません。

先ほどお伝えしたように、Zapierも1つのソフトウェアですので、完璧な存在ではありません。

Zapierを使う場合、連携させたい2つのソフトウェアと仲介するZapierの計3つのソフトウェアが関わる形となります。

もちろん、その中の1つのどれかソフトウェアが仕様変更したり、何かしらのエラーが起きたら、自動化が壊れる可能性もゼロではありません。

そのようなリスクを少しでも減らすためにも、もしZapierを仲介しなくても連携できるアプリは直接連携することをお勧めします。

もし自動化できる単純作業が多ければZapierを使いましょう!

とはいえ、Zapierがあるおかげで、弊社でも直接連携できないソフトウェア同士のデータのやり取りを自動化できるおかげで、本当に助かっています。

特に少人数でオフィスを持たないようなオンラインビジネスの場合は、オンライン上の雑務はできるだけZapierのようなプログラムに働いてもらうべきです。

世の中にはZapier以外にも同じような自動化ソフトはいくつか存在するようですが、Zapierが一番有名だと感じていますので、まずはZapierを試してみてはいかがでしょうか?

海外のソフトウェアですので、画面は英語で、最初は慣れる必要があるかもしれませんが、慣れれば誰でもノーコードで自動化の仕組みを設定できるので非常に重宝しますよ!

興味がある方はぜひ試してみてください。

Zapier(ザピアー)公式サイトはこちら
https://zapier.com/

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それでは次回の投稿もお楽しみに!:)

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