
オンラインコースを運営する際の悩みの種となるKajabiのコメント機能。適切な設定方法を知らないために、サポート対応に追われたり、受講生の質問を見逃したりしていませんか? この記事では、Kajabiのコメント機能における「Visible」「Hidden」「Locked」の3つの設定オプションについて、実際の画面を見ながら分かりやすく解説します。それぞれの設定の使い分け方や、陥りやすい失敗についても具体例を交えて紹介しているので、コース運営の効率化に悩む方必見です。コメント機能を効果的に活用して、受講生の学習効果を最大化する方法を一緒に見ていきましょう。
前回の記事はこちら
はじめに

オンラインコースやメンバーサイトを運営していると、コメント機能の管理に頭を悩ませることがありませんか?
特にKajabiを使い始めたばかりの方は、以下のような悩みを抱えているかもしれません:
- コースの一部のレッスンだけコメントを受け付けたい
- 過去のコメントは残しつつ、新規コメントは制限したい
- サポート期間が終了したのでコメントをオフにしたい
実は私も以前、あるコースのサポート期間が終了した後もコメントが続き、対応に追われた経験があります。この時に、Kajabiのコメント機能の設定方法をしっかりと理解していれば、もっとスムーズな運営ができたはずでした。
この記事では、Kajabiのコメント機能を効果的に管理する3つの設定方法を、実際の画面を見ながら具体的に解説していきます。この記事を読むことで、あなたは:
- コメント機能の3つの設定オプションを理解できる
- 各設定の具体的な使い分け方がわかる
- 運営状況に応じた最適な設定を選べるようになる
コメント機能の設定は、一度理解してしまえば簡単です。一緒に、あなたのコースに最適な設定方法を見つけていきましょう。
Kajabiのコメント機能とは

Kajabiでは、各レッスンごとに独立したコメント機能を設定することができます。この機能は、以下のような目的で活用されています:
- 受講生からの質問受付
- 課題の提出
- 受講生同士のディスカッション
- フィードバックの収集
なぜコメント設定が重要なのか
コメント機能の適切な設定は、以下の理由からコース運営の成否を分ける重要な要素となります:
- 運営効率の向上:必要な場所だけにコメントを制限することで、管理の手間を減らせます
- 学習効果の最適化:ディスカッションが必要なレッスンと、個人学習に集中すべきレッスンを区別できます
- サポート品質の維持:サポート期間に応じて適切にコメントを制限することで、質の高いサポートを継続できます
私の経験では、コメント機能を放置したままコースを運営していると、予期せぬトラブルの原因になることがありました。例えば:
- サポート期間が終了したはずの古い講座に新規のコメントが届き続ける
- 受講生が間違ったレッスンにコメントを投稿してしまい、混乱が生じる
- 管理が追いつかなくなり、返信が遅れてしまう
これらの問題を防ぐためにも、コメント機能の設定方法をしっかりと理解しておく必要があります。
では次に、具体的な設定方法と3つの選択肢について詳しく見ていきましょう。
コメント機能の3つの設定方法

では実際に、Kajabiのコメント機能で選択できる3つの設定オプションについて詳しく解説していきます。
Visible設定:コメントを完全に有効化
Visible(ビジブル)設定は、コメント機能を完全に開放するオプションです。この設定では:
- 受講生は自由にコメントを投稿できる
- 過去のコメントもすべて表示される
- コメントに対する返信も可能
この設定は以下のような場合に最適です:
- 受講生の質問を積極的に受け付けたいレッスン
- グループディスカッションを促進したい場合
- 課題の提出やフィードバックを募る場合
私のコースでは、実践的なワークがあるレッスンではVisibleを選択し、受講生同士が活発に意見交換できる環境を作っています。
Hidden設定:コメントを完全に非表示
Hidden(ヒドゥン)設定は、コメント機能を完全に無効化するオプションです。
- 新規コメントの投稿を受け付けない
- 過去のコメントもすべて非表示になる
- コメント欄自体が表示されない
この設定が効果的なのは:
- 純粋な学習コンテンツとして提供したいレッスン
- 解説動画や教材のみを提供する場合
- メンテナンス中の講座
Locked設定:新規コメントのみを制限
Locked(ロックト)設定は、最も柔軟な選択肢です。
- 新規コメントは受け付けない
- 過去のコメントは引き続き表示される
- 重要な質問や議論の記録を残せる
私が特に重宝しているのは、以下のようなケースです:
- サポート期間が終了する講座
- 有益な質疑応答を資料として残しておきたい場合
- 特定のディスカッションを締め切る時
例えば、私は講座のサポート終了時にLockedを活用し、「今後は新規コメントは受け付けませんが、これまでの質疑応答は参考資料としてご覧いただけます」という形で運用しています。
これら3つの設定を状況に応じて使い分けることで、効率的なコース運営が可能になります。次は、具体的な設定手順を見ていきましょう。
コメント機能の設定手順
ではここからは、実際のコメント機能の設定方法をステップバイステップで解説していきます。
各コースごとの一括設定の方法

- まずKajabiの管理画面にログインし、「Products」メニューから「All Products」を選択します。
- 設定を変更したい講座(Course)をクリックして開きます。
- 該当するレッスンを選択すると、画面右側にSetting(設定)メニューが表示されます。
- 設定パネルを下にスクロールすると、「Comment Setting(コメント設定)」という項目が見つかります。
- Enable Commentsをオンにするとその講座内の全てのポストでコメントが可能になります。
- その下にある「Lock all comments」をオンにするとそれまで投稿されたコメントを受講生も見ることは可能ですが、新規のコメントはできなくなります。(サポート期間が終了した講座に適用するとよいでしょう。)
設定時の重要な注意点
設定を変更した後は必ず「Save」ボタンをクリックしてください。この作業を忘れると、せっかくの設定変更が反映されません。
私も最初は「Save」を押し忘れることが何度かありました。設定したはずなのにコメントが制限されていない、という経験をした方もいるかもしれません。
する原因となってしまう可能性があります。
それぞれの設定の使い分け方

コメント機能の設定は、講座の性質や運営フェーズによって最適な選択が変わってきます。ここからは、私の実際の運用経験をもとに、それぞれの設定の効果的な使い分け方を解説します。
Visible設定が効果的なケース
Visible設定は、双方向のコミュニケーションが重要な場面で活用します:
- 実践的な課題があるレッスン
例:「課題の成果物を投稿してください」というワークがある場合 - 質疑応答を積極的に受け付けたい重要なレッスン
例:プログラミングの実践レッスンなど、つまづきやすいコンテンツ - 受講生同士の交流を促進したいレッスン
例:事例共有や意見交換が学習を深めるような内容
私の場合、技術的な解説を含むレッスンではVisibleを選択し、受講生からの質問にタイムリーに回答できる体制を整えています。
Hidden設定が最適な場面
Hidden設定は、シンプルな学習環境を提供したい場合に使います:
- 基礎知識を解説する導入レッスン
例:用語の説明や概念の解説など、質問が出にくい内容 - 補足資料として提供するレッスン
例:参考文献リストや追加教材など - アーカイブ化した古い講座
例:内容が古くなり、新規の質問を受け付けたくない場合
Locked設定の戦略的な活用法
Locked設定は、過去の有益な情報を残しながら新規のやり取りを制限したい場合に使用します:
- サポート期間が終了する講座
例:「今後は新規コメントは受け付けませんが、これまでの質疑応答は参考資料としてご覧いただけます」 - 有益なディスカッションを資料として残したいレッスン
例:受講生から出た良質な質問と回答をナレッジベースとして活用 - 期間限定のディスカッションを締め切る時
例:特定のトピックについて意見を募集した後、議論を収束させる場合
私は特に、講座の更新や改定を行う際にLocked設定を活用しています。過去の受講生の質問や気づきは、新しい受講生にとっても貴重な学習リソースとなるからです。
まとめ
ここまでKajabiのコメント機能の設定方法について詳しく解説してきました。最後に、効果的な運用のためのポイントをまとめておきましょう。
設定時の重要ポイント
- レッスンの目的に応じた設定選択
- 双方向のコミュニケーションが必要な場合 → Visible
- シンプルな学習環境を提供したい場合 → Hidden
- 過去の有益な情報を残したい場合 → Locked
- 設定変更後の確認を忘れずに
- 必ず「Save」ボタンをクリック
- プレビューモードでの表示確認
- 実際の受講生画面での動作確認
- 計画的な設定管理
- レッスンごとの設定表を準備
- 定期的な設定の見直し
- サポート期間終了時の計画的な設定変更
おすすめの運用方法
私が実践している効果的な運用方法をご紹介します:
- コース開始時は基本的にVisible設定とし、受講生の様子を見ながら必要に応じて調整
- 技術的な解説レッスンはVisibleのまま維持し、質問対応を充実
- サポート期間終了時はLockedに切り替え、有益な質疑応答を資料として残す
このように、状況に応じて柔軟に設定を変更することで、より効果的なコース運営が可能になります。
最後に
Kajabiのコメント機能は、適切に設定することで受講生の学習効果を高める強力なツールとなります。
この記事で解説した設定方法を参考に、あなたのコースに最適な設定を見つけていただければ幸いです。
コース運営でお悩みの方は、まずは1つのレッスンから設定を見直してみることをお勧めします。小さな改善の積み重ねが、より良いオンラインコース作りにつながっていきます。
以上、Kajabi(カジャビ)でコメント機能をオフにする方法を解説しました。
この記事はKajabiの以下の公式チュートリアル記事も参考に執筆いたしました。
https://help.kajabi.com/hc/en-us/articles/360037134214-How-to-Manage-Course-Comments
この記事の解説動画はこちら
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