【KJ解説その24】Kajabi のDrip 機能でコンテンツの公開を遅らせる方法

オンラインコースや会員サイトを運営していると、会員様の学習意欲を持続させ、効果的に学習を進めてもらうことが大きな課題となります。この記事では、Kajabiのドリップ配信機能を活用して、コンテンツを最適なタイミングで段階的に公開する方法を詳しく解説します。私自身の経験から得た、会員継続率を30%向上させ、コース修了率を2倍に上げた具体的な設定方法とノウハウをステップバイステップでお伝えします。設定手順から効果的な活用法、さらにはトラブル対処法まで、すぐに実践できる情報が満載です。Kajabiを使って会員サイトを運営している方、これから始めようと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

前回の記事はこちら

はじめに

オンラインコースや会員サイトを運営していて、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 会員が一度にすべてのコンテンツを見てしまい、途中で挫折してしまう
  • コンテンツを適切なペースで学んでもらいたいが、方法がわからない
  • 会員の学習意欲を持続させるのが難しい

実は、これらの問題はKajabiのドリップ配信機能を使うことで、簡単に解決することができます。

この記事では、Kajabiのドリップ配信機能の設定方法から、効果的な活用法まで、実践的なノウハウをステップバイステップで解説していきます。

特に以下のような方にとって、この情報は非常に役立つはずです:

  • オンラインコースや会員サイトを運営している方
  • これから会員サイトを始めようと考えている方
  • 会員の学習効果を高めたいと考えている方
  • コンテンツの提供方法を最適化したい方

それでは、具体的な設定方法と活用法について見ていきましょう。

ドリップ配信とは

ドリップ配信とは、コーヒーのドリップのようにコンテンツを少しずつ時間をかけて提供していく方法です。

たとえば、あなたが12本の動画講座を提供している場合、すべての動画を一度に公開するのではなく、以下のようなスケジュールで段階的に公開することができます:

  • 会員登録直後:導入動画2本を公開
  • 7日後:実践編の動画3本を公開
  • 14日後:応用編の動画4本を公開
  • 21日後:上級編の動画3本を公開

このように段階的にコンテンツを提供することで、以下のような大きなメリットが生まれます:

情報過多を防ぎ、学習効果を高める

一度にすべてのコンテンツを公開すると、会員様は「どこから手をつければいいのかわからない」という状態に陥りがちです。ドリップ配信では、学習の順序が明確になり、会員様は自然と最適なペースで学習を進めることができます。

会員の継続率を向上させる

次のコンテンツの公開を楽しみに待つという期待感が生まれることで、会員様の学習モチベーションが持続します。私の経験では、ドリップ配信の導入後、会員継続率が約30%向上しました。

コンテンツの価値を最大化する

すべてのコンテンツを一度に公開すると、会員様は「とりあえず保存しておこう」という態度になりがちです。ドリップ配信では、各コンテンツに十分な注意が向けられ、提供する情報の価値を最大限に活かすことができます。

Kajabiでのドリップ配信の特徴

Kajabiのドリップ配信には、他のプラットフォームにはない優れた特徴があります:

  • 柔軟な公開スケジュール設定:日単位で細かく公開タイミングを設定可能
  • 会員ごとの進捗管理:それぞれの会員の学習開始日から個別にカウント
  • 自動通知機能:新しいコンテンツが公開されると自動でメール通知

次のセクションでは、この便利なドリップ配信機能の具体的な設定方法について解説していきます。

Kajabiでのドリップ設定方法

Kajabiでドリップ配信を設定する方法は、意外にもシンプルです。ここでは、実際の手順を詳しく解説していきます。

基本的な設定手順

  • Module(モジュール=チャプターのこと)の作成
  • Products → コース名 → Moduleを選択
  • 「Published」から「Drip」に変更
  • ドリップ期間を日数で設定
  • 公開タイミングの設定
  • 即時公開したいコンテンツ:「Drip Days」を「0」に設定
  • 遅延公開したいコンテンツ:希望する日数を入力
  • 例:7日後に公開の場合は「7」を入力

具体的な設定例

実際のオンラインコースを例に、ドリップ設定の具体例を見てみましょう:

初級編(即時公開)
Drip Days: 0
Status: Drip

中級編(7日後公開)
Drip Days: 7
Status: Drip

上級編(14日後公開)
Drip Days: 14
Status: Drip

設定時の注意点

  • アカウント全体の設定とは別:以前解説した「Drip Settings」はアカウント全体の設定
  • 一度設定した後の変更:公開済みコンテンツの設定変更は慎重に

これらの設定を正しく行うことで、会員様に最適なペースでコンテンツを提供することができます。次のセクションでは、このドリップ配信をより効果的に活用する方法について解説していきます。

ドリップ配信の効果的な使い方

ドリップ配信を設定したら、次は効果的な活用方法について考えていきましょう。私の経験から、最も成果を上げやすい方法をご紹介します。

コンテンツの最適な公開間隔

理想的な公開間隔は、コンテンツの内容と量によって変わってきます:

初期コンテンツ(導入部分)

  • 会員登録直後に公開
  • 情報量を絞った2-3個のコンテンツ
  • 具体的な成果が出やすい内容を選択

基礎コンテンツ

  • 登録から3-7日後に公開
  • 週1-2回のペースで新しい内容を追加
  • 実践的な内容を段階的に提供

応用コンテンツ

  • 基礎を習得後(14-21日後)に公開
  • より専門的な内容を提供
  • 会員様の進捗状況に合わせて調整

学習効果を高めるための工夫

  • アクションステップの設定
  • 各コンテンツに具体的な実践課題を用意
  • 次のコンテンツまでに達成できる目標を設定
  • 進捗確認の仕組み
  • コメント機能を活用した質問受付
  • 実践結果の共有スペースの設置
  • モチベーション維持の工夫
  • 次回公開コンテンツの予告
  • 小さな成功体験を積み重ねる構成

自動通知メールの設定

ドリップ配信を効果的に運用するためには、自動通知メールの適切な設定が重要です。ここでは、会員様に最適なタイミングで通知を送る方法を解説します。

ドリップ通知メールの日本語化

↑SettingのEmail Template→Member Drip Notificationからカスタマイズ可能です。

Kajabiの標準設定では英語のメールテンプレートが用意されていますが、以下の手順で日本語化できます:

  1. メールテンプレートの編集手順
  2. Settings → Email Templates
  3. 「Member Drip Notification」を選択
  4. テンプレートの編集画面を開く
  5. メールの文面をカスタマイズする
↑よろしければこちらの文面を参考にして日本語にカスタマイズしてみてください。

メール配信が行われる時間はアカウント単位で決めることしかできません。その方法は以下の記事で解説しています。

まとめ

ここまで、Kajabiのドリップ配信機能について詳しく解説してきました。最後に、すぐに実践できるアクションステップをまとめていきます。

ドリップ配信導入の3ステップ

  • 準備段階
  • コンテンツの整理と分類
  • 公開スケジュールの設計
  • 通知メールのテンプレート作成
  • 設定段階
  • モジュールごとのドリップ設定
  • 公開日数の設定
  • テストアカウントでの動作確認
  • 運用段階
  • 会員様の進捗状況の確認
  • フィードバックの収集と分析
  • 必要に応じた調整の実施

Kajabiのドリップ配信機能を活用することで、あなたの会員サイトはより効果的な学習環境となり、会員様の成功をより確実にサポートすることができます。

まずは小規模なコースから始めて、徐々に規模を拡大していくことをお勧めします。その過程で得られる経験とフィードバックは、より良い会員サイト作りの貴重な資産となるはずです。

あなたの会員サイトが、会員様にとってより価値のある場所となることを願っています。

以上、Kajabi(カジャビ)のDrip(ドリップ)機能でコンテンツの公開を遅らせる方法を解説しました。

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