オンラインで商品を販売していると、領収書の発行作業に追われて貴重な時間を無駄にしていませんか?この記事では、Kajabiで領収書を完全自動化する具体的な設定方法をご紹介します。日本語化されていない領収書や二重送付の問題を解決し、たった3ステップの設定で24時間365日、完全日本語対応の領収書を自動送付できるようになります。設定後は、深夜や休日の注文にも対応でき、お客様の満足度を高めながら、あなたの作業時間を大幅に削減することができます。Stripe、PayPalそれぞれの特徴を活かした最適な設定方法と、起こりがちなトラブルの防止方法まで、実践的な内容を画面写真とともに詳しく解説しています。
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はじめに
オンラインで商品を販売している時に、最も手間がかかる作業の1つが領収書の発行です。
特に、深夜や休日に決済が行われた場合、すぐに領収書を送付できないことで、お客様から問い合わせが来てしまうことも。
私自身、以前は1件1件手動で領収書を発行していた時期がありました。その時は…
- 領収書の発行作業に毎日30分以上かかっていた
- 休日中の注文に関して、お客様をお待たせしてしまっていた
- 発行した領収書の管理が煩雑になってしまっていた
という問題を抱えていました。
しかし、Kajabiの自動送付機能を正しく設定することで、これらの問題をすべて解決することができます。
ただし、Kajabiのデフォルト設定のままでは日本語対応が不完全なため、お客様とのトラブルの原因になってしまう可能性があります。
この記事では、Kajabiで領収書を完全自動化するための正しい設定方法を、実際の画面を見ながら具体的に解説していきます。
設定はたった3ステップで完了し、これによって:
- 24時間365日、注文直後に領収書が自動送付
- 完全日本語化された領収書でトラブル防止
- 返金時の領収書も自動対応
が実現できます。
デジタル商品を販売している方、オンラインコースを提供している方向けに、具体的な設定手順を説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。
Kajabiのデフォルト設定の課題
Kajabiをインストールした直後の状態では、領収書の自動送付機能はすでに有効になっています。しかし、このデフォルトの設定にはいくつかの重要な問題点があります。
日本語化されていない領収書の問題
Kajabiのデフォルト設定では、以下のような問題が発生します:
- 領収書の表記が英語のままになっている部分が多い
- 金額の表示が「¥」ではなく「USD」や「$」で表示される
- 消費税の表記が不適切で、日本の税法に準拠していない
特に深刻なのは、商品名や金額の表記が不適切なため、経理処理の際にトラブルになるリスクです。
お客様の不安やストレスの原因に
実際に、以下のような問い合わせが多く寄せられています:
- 「この領収書で経費処理できますか?」
- 「正しい領収書を再発行してもらえますか?」
- 「日本語の領収書は発行できないのでしょうか?」
このような問い合わせへの対応に追われると、自動化のメリットが大きく損なわれてしまいます。
二重送付のリスク
さらに、Kajabiのデフォルト設定のままStripeやPayPalも使用していると、同じ取引に対して複数の領収書が送付されることがあります。
これは以下のような問題を引き起こす可能性があります:
- お客様の混乱を招く
- 経理処理が複雑になる
- 御社の信頼性に関わる
次のセクションでは、これらの問題を解決するための具体的な設定手順をご説明していきます。たった3つのステップで、完全な日本語対応の領収書自動送付システムを構築することができます。
Stripeを使った領収書自動送付の設定手順
ここからは、Stripeを活用して日本語化された領収書を自動送付する具体的な手順をご説明します。
Step1:Stripeの設定画面へのアクセス
Stripeの設定画面にアクセスする手順は以下の通りです:
- Stripeの管理画面にログイン
- 左側メニューの「設定」をクリック
- 「ビジネス」を選択
- 「顧客のメールアドレス」のタブをクリック
この画面が表示されていれば、Step1は完了です。
Step2:メール設定の変更
メール設定画面では、以下の2つの項目を必ず有効にします:
- 「成功した支払い」のスイッチをオン
- 「返金」のスイッチをオン
この設定により:
- 決済完了時に自動で領収書が送付される
- 返金処理時に自動で返金通知が送付される
- すべての通知が完全な日本語で送付される
Step3:Kajabiの設定変更
最後に、Kajabiの設定を変更します:
- Kajabiの管理画面で「Settings」をクリック
- 「Member Payments」を選択
- 「Receipts」セクションまでスクロール
- 「Never send receipts」にチェックを入れる
この設定により、Kajabiからの不完全な領収書の送付を停止し、Stripeからの完全な日本語領収書のみが送付されるようになります。
重要な確認ポイント
設定完了後、以下の点を必ず確認しましょう:
- テスト決済を行い、領収書が正しく送付されるか
- 領収書の日本語表記が適切か
- 金額が円表示になっているか
- 消費税の表記が正しいか
これらの設定により、24時間365日、人手を介することなく適切な領収書が自動送付されるようになります。
PayPalでの領収書自動送付について
PayPalを決済手段として利用している場合も、適切な設定で領収書の自動送付が可能です。
PayPalの自動送付機能の特徴
PayPalには、標準で日本語の領収書自動送付機能が搭載されています。以下の特徴があります:
- 決済完了と同時に自動送付
- 日本語表記が完全対応
- 消費税の表示も適切
- 返金時の通知も自動化
つまり、特別な設定をしなくても、自動的に適切な領収書が送付される仕組みになっています。
PayPal利用時の推奨設定
ただし、PayPalを利用する場合も、Kajabiの設定は以下のように変更することをお勧めします:
- Kajabiの「Settings」から「Member Payments」へ
- 「Receipts」セクションで「Never send receipts」を選択
この設定により:
- PayPalからの適切な領収書のみが送付される
- 二重送付を防止できる
- お客様の混乱を防ぐことができる
注意点
PayPalを利用する場合の注意点として:
- PayPalアカウントが日本語設定になっていることを確認
- ビジネスアカウントを使用していることを確認
- 商品名が日本語で正しく表示されているかの確認
これらの点に気を付けることで、スムーズな領収書の自動送付が実現できます。
トラブル防止のためのポイント
せっかく領収書の自動送付を設定しても、思わぬトラブルが発生する可能性があります。ここでは、よくある問題とその対策についてご説明します。
二重送付を防ぐための設定確認
以下の点を必ず確認しましょう:
- Kajabiの設定が「Never send receipts」になっているか
- Stripeの設定で不要な通知がオンになっていないか
- PayPalの設定で重複した通知が発生していないか
特に多いのが、Kajabiの設定を変更し忘れて二重送付が発生するケースです。
領収書の内容確認方法
領収書の内容は、以下の項目を定期的にチェックすることをお勧めします:
- 商品名の表示
- 日本語が文字化けしていないか
- 適切な商品名になっているか
- 金額の表示
- 円表示になっているか
- 消費税が正しく表示されているか
- 会社情報の表示
- 正しい会社名が表示されているか
- 住所や連絡先が最新か
特に商品名は、Kajabiの設定画面で入力した内容がそのまま領収書に反映されるため、入力時に注意が必要です。
トラブル発生時の対応準備
それでも問題が発生した場合に備えて、以下の準備をしておきましょう:
- 手動での領収書発行方法の確認
- お客様への説明文の用意
- サポートチームとの連携体制の構築
私の場合、以下のような対応マニュアルを用意しています:
- 領収書の再発行手順
- お客様への説明テンプレート
- トラブル報告の仕組み
これにより、問題が発生しても迅速な対応が可能になります。
まとめ
ここまで、Kajabiでの領収書自動送付の設定方法について詳しく解説してきました。ポイントを整理しましょう。
重要な設定のおさらい
正しい設定手順:
- Stripeの設定で自動送付をオン
- PayPalは標準の自動送付を活用
- Kajabiからの送付は必ずオフに
この設定により、お客様へのスムーズな領収書送付とあなたの作業時間の大幅な削減が実現できます。
設定後の効果
正しく設定することで、以下のような効果が期待できます:
- 時間の節約:1日30分以上かかっていた作業が完全自動化
- お客様満足度の向上:決済後すぐに適切な領収書が届く
- トラブルの減少:問い合わせや再発行依頼が激減
あなたのオンラインビジネスが、この設定によってより効率的になることを願っています。
以上、Kajabi(カジャビ)で領収書を自動送信する方法を解説しました。
この記事は以下のKajabiの公式チュートリアル記事を参考に執筆しました。
https://help.kajabi.com/hc/en-us/articles/4502034437403-How-to-Send-Email-Receipts-With-Kajabi
この記事の解説動画はこちら
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