Kajabiは強力なオンラインビジネスプラットフォームですが、日本人ユーザー特有の名前の取り扱いに問題があります。姓名の順番や表記ゆれ、メールの差し込み文字の問題が存在します。しかし、ご安心ください。本記事では、私が実践しているKajabiでの名前設定の解決策を詳しく解説します。フォームやオファーページ、パスワード作成欄での姓名入力の最適化、メールテンプレートの注意点など、具体的な対策方法をステップバイステップでお伝えします。この記事を読めば、あなたのKajabiビジネスがより円滑に運営でき、ユーザーにも快適な体験を提供できるようになるでしょう。
はじめに
あなたはKajabiを使ってオンラインビジネスを展開していて、会員管理や商品販売を行っていると思います。しかし、Kajabiにおける名前の取り扱いに問題を感じたことはありませんか?
特に日本人ユーザーにとって、姓名の順番や表記ゆれ、メールでの差し込み文字の問題などが、スムーズな運用の妨げになっているかもしれません。
私自身も、Kajabiを使う中でこれらの問題に直面し、試行錯誤を重ねてきました。そして、日本人ユーザーに最適な名前の設定方法を見つけることができたのです。
本記事では、Kajabiにおける名前の取り扱いの問題点を詳しく解説し、その解決策を具体的に提示します。
これらの方法を実践することで、あなたのKajabiでの会員管理や商品販売がよりスムーズになり、ビジネスの効率が向上するでしょう。
それでは、一緒に問題点を確認し、解決策を見ていきましょう。
Kajabiでの名前入力の4つの方法
Kajabiでは、主に以下の4つの方法でユーザーの名前を入力することができます。
- 1.フォーム、LPからの入力
- ユーザーがフォームやランディングページから直接名前を入力する方法です。
- 2.オファーのチェックアウトページからの入力
- 商品購入時のチェックアウトページで、「Collect Name」オプションを有効にすることで、ユーザーに名前を入力してもらう方法です。
- 3.商品購入後のパスワード作成欄からの入力
- チェックアウトページで「Collect Name」オプションを無効にした場合、商品購入後のパスワード作成欄でユーザーに名前を入力してもらう方法です。
- 4.運営側からの手動でのデータインポート
- CSVファイルなどを使って、運営側が手動でユーザーのデータをインポートする方法です。
次のセクションでは、これらの入力方法における日本人ユーザー特有の問題点を詳しく見ていきます。
日本人ユーザーにとっての問題点
前述の4つの名前入力方法には、日本人ユーザー特有の問題点があります。
姓名の順番や表記ゆれの問題
日本では、姓が先で名が後ろという順番が一般的です。しかし、Kajabiのデフォルトの設定では、ファーストネーム(名)が先で、ラストネーム(姓)が後ろになっています。
また、フォームやチェックアウトページでは、「姓名」や「氏名」といった表記で名前を入力させる場合があります。すると、ユーザーは「姓名」の欄に、姓と名を続けて入力してしまうかもしれません。
これらの問題により、Kajabiのシステム上で姓と名が正しく認識されないことがあります。
メールでの差し込み文字の問題
Kajabiでは、自動送信メールの宛名などに、ユーザーの名前を差し込むことができます。しかし、姓と名が正しく認識されていない場合、メールの宛名が「太郎山田」のように、姓名の順番が逆になってしまうことがあります。
これでは、ユーザーに不自然な印象を与えてしまい、ビジネスの信頼性を損なう恐れがあります。
これらの問題を解決するには、どのようにすればよいのでしょうか?
次のセクションでは、私が実践している解決策をご紹介します。
解決策 – 姓と名を分けて入力する方法
日本人ユーザー向けに名前を正しく設定するには、姓と名を分けて入力してもらうことが重要です。
以下に、各入力方法における具体的な対策を説明します。
フォームでの対策
- フォームの名前入力欄のラベルを「姓」に変更する
- 必要に応じて、カスタムフィールドで「名」の入力欄を追加する
オファーページでの対策
- チェックアウトページの「Collect Name」オプションを無効にする
- 代わりに、商品購入後のパスワード作成欄で姓と名を分けて入力してもらう
パスワード作成欄の活用
- 商品購入後のパスワード作成欄では、デフォルトで姓と名を分けて入力できる
- この機会を活用して、正しい姓名の情報を収集する
手動インポート時の注意点
- CSVファイルなどを使って手動でデータをインポートする際は、姓と名を別々の列に分けて入力する
- インポート時に「Marketing Permission」オプションを有効にすることを忘れずに
以上の方法を実践することで、Kajabiシステム上で姓と名が正しく認識され、メールの宛名などが適切に表示されるようになります。
ただし、メールテンプレートについては、いくつか注意点があります。次のセクションで詳しく説明しますね。
メールテンプレートでの注意点
Kajabiには、ユーザーの行動に合わせて自動的にメールを送信する機能があります。これらのメールテンプレートには、ユーザーの名前を差し込むことができます。
しかし、現在のKajabiシステムでは、これらの自動送信メールにおいて「姓」のみを差し込むことができません。
デフォルトでは、「名」と「姓」が続けて表示されてしまうのです。そのため、メールの宛名が「太郎山田」のように、姓名の順番が逆になってしまう問題が生じます。
この問題を完全に解決するには、Kajabiシステムの改修が必要です。私からもKajabiに機能改善のリクエストを出しています。
しかし、現状では以下のような対処法しかないと思われます。
- 宛名部分から名前の差し込みを削除し、「お世話になります」などの一般的な挨拶を使用する
これらの方法を用いることで、自動送信メールの宛名の問題を回避することができます。
Kajabiの改善に期待しつつ、現状できる最善の対策を講じることが大切ですね。
まとめ
本記事では、Kajabiにおける名前の取り扱いの問題点と、その解決策について詳しく解説しました。
ポイントをまとめると以下のようになります。
- Kajabiでの名前入力は、主に4つの方法がある
- 日本人ユーザーには、姓名の順番や表記ゆれ、メールでの差し込み文字の問題がある
- 解決策は、フォームやオファーページ、パスワード作成欄で姓と名を分けて入力してもらうこと
- メールテンプレートでは、現状の制限を理解し、適切な対処法を講じる
これらの方法を実践することで、日本人ユーザーにとって最適な名前の設定が可能になります。
あなたのビジネスをより円滑に運営し、ユーザーに快適な体験を提供するために、ぜひこれらの解決策を取り入れてみてくださいね。
それでは、Kajabiを活用して、あなたのオンラインビジネスを更なる高みへと導いてくださいね。応援しています!