
追記(2026年9月):この記事は、私が2025年3月にD-IDを実際に試したときの記録です。まず気になるところからお伝えすると、D-IDは2026年9月時点も提供が続いています。サービス名が変わったわけでも、他社に吸収されたわけでもありません。むしろ逆で、2025年9月に説明動画のサービス「simpleshow」を買収した側です。ただし掲載している画面写真は、私が試した2025年3月のものなので、今の画面とは見た目が違う点はご了承ください。
変わったのは、力を入れている方向です。2026年9月時点の公式サイトは「写真をしゃべらせるアプリ」ではなく、企業向けの会話できるデジタルヒューマンのプラットフォームという説明に変わっています。主力は3つで、リアルタイムで会話するVisual Agents、台本から動画を作るCreative Reality Studio、動画を別の言語に吹き替えるVideo Translateです。アバターの土台になるモデルも、2026年3月公開のV4 Expressive Avatarsに切り替わりました。私が試したのはそれより前の世代なので、この記事の評価は2025年3月時点のものです。無料枠と料金も変わっているので、本文の該当箇所に2026年9月時点の内容を書き足しました。
AIアバターの活用でオンラインマーケティングを劇的に変えられる時代がやってきました。この記事では、手頃な価格で注目を集めるD-ID AIアバターツールを徹底検証。写真から動画生成、カスタムアバター作成、多言語翻訳、AIエージェント機能など、私が2025年3月に実際に試した体験をもとにメリットとデメリットを包み隠さず解説しています。特に日本語対応の課題や競合ツールとの品質差など、導入前に知っておくべき重要ポイントをすべて網羅。低コストでAIアバターを活用したいあなたの判断材料として、ぜひ最後までお読みください。
はじめに
オンラインビジネスで差をつけたいなら、AIアバターの活用が今や必須スキルになっています。
「動画コンテンツを作りたいけど、自分が映るのは恥ずかしい…」
「外国語の市場に進出したいけど、言語の壁が高すぎる…」
「カスタマーサポートを自動化して24時間対応させたい…」
こんな悩みを持っていませんか?
AIテクノロジーの進化により、今やスマホ一台でプロ並みの映像制作ができる時代になりました。特に注目を集めているのが、静止画から動く人物を生成したり、実際の映像を別の言語に翻訳したりできる「AIアバターツール」です。
今回は、AIアバター作成ツールの一つである「D-ID」に実際に触れて、その機能や品質、使い勝手について詳しく検証してみました。このレビューを通して、あなたのビジネスやコンテンツ制作にD-IDが適しているかどうかの判断材料にしていただければ幸いです。
D-IDとは?基本情報と主な機能の概要

D-IDは比較的安価な月額料金で利用できる、AIを活用したアバター生成・動画翻訳ツールです。
※2026年9月時点の補足:D-IDは2017年に設立された、イスラエルのテルアビブに本社を置く会社です。2026年9月時点では、公式サイトの説明が企業向けの「会話できるデジタルヒューマン」のプラットフォームという色合いに変わりました。公式は「アバター生成アプリ」「写真をしゃべらせるアプリ」という呼び方はいまのD-IDには正確ではない、とまで書いています。とはいえ、個人でも無料トライアルから自分で申し込めます。
D-IDの主な機能は以下の4つに分けられます:

- アバタービデオ作成:静止画の写真をアップロードして、話す動画に変換
- カスタムアバター生成:自分の動画をベースにしたAIアバターの作成
- ビデオトランスレーション:既存の動画を別の言語に自動翻訳
- AIエージェント機能:特定の知識や指示を与えたカスタマイズ可能なAIアバター
※2026年9月時点の補足:この4つは、いまは名前が整理されています。台本から動画を作る部分がCreative Reality Studio、会話するアバターがVisual Agents、動画の吹き替えがVideo Translateという3本柱です。さらに2026年4月には、完成した動画の再生中に視聴者が質問できるAgentic Videosが加わりました。できることの中身は、この記事で紹介する4つとおおむね対応しています。
それぞれの機能について、実際に使用した体験と評価を詳しく見ていきましょう。
実際に使ってみた:写真から動画の生成機能
たった1枚の写真から動く映像を作れる技術は、まさに魔法のよう。でも実際の出来栄えはどうなのでしょうか?
D-IDの最も基本的な機能である「写真から動画を生成する」機能を試してみました。この機能を使えば、静止画の人物が話しているように見える動画を簡単に作成できます。
写真アップロードの手順

まず、D-IDにアクセスしてアカウント作成から始めます。アカウント作成時には簡単なアンケートに答える必要がありますが、特に難しいものではありません。
アカウント作成後は「アバタービデオ」を選択し、「クリエイトアバター」から写真をアップロードします。私は自分のプロフィール写真を使ってみました。
アップロード後は以下の設定が可能です:
- スクリプト(喋らせたいテキスト)の入力
- 背景の選択
- テロップの挿入
- 図形や吹き出しの追加
操作感としては、HeyGenやSynthesiaといった他のAIアバターツールと似ていて、特に迷うことはありませんでした。
生成された動画の品質と評価
さて、肝心の生成結果はというと…正直に言って期待はずれでした。
生成された動画では:
- 顔の動きが不自然
- 口の動きと音声が合っていない
- 全体的に「不気味の谷」的な違和感がある
特に日本語での利用においては、音声生成のオプションが限られており、日本語を選択するには有料プランへのアップグレードが必要でした。無料版では中国語っぽい発音になってしまい、実用には厳しい状況でした。
※2026年9月時点の補足:いまの無料トライアルで日本語の音声が選べるかどうかは、公式の料金ページには書かれていません(無料とLiteは「標準音声」、Pro以上は「プレミアム音声」とあるだけです)。なお、D-IDの読み上げ音声の標準の提供元はMicrosoft Azureで、日本語の音声そのものは用意されています。試す前に公式ページでご確認ください。
※この動画は2025年3月に私が作ったものです。アバターの土台になるモデルは、その後V4 Expressive Avatars(2026年3月公開)に切り替わっています。
同様の機能を持つ「Akool(アクール)」というツールと比較すると、Akoolの方が自然な動きを実現していました。Akoolでは顔だけでなく体全体が動いたり、背景の人物も動いたりと、より生命感のある結果が得られます。
私が試した2025年3月の無料プランでは5分の動画生成ができましたが、品質を考えると実用的には厳しいと言わざるを得ませんでした。日本語環境での使用を考えている方には、2025年3月の時点ではあまりおすすめできない結果となりました。
※2026年9月時点の補足:無料の枠はここから変わりました。いまは14日間のトライアルで、動画・エージェント・動画翻訳・APIを合わせて3分ぶんです。作った動画には画面全体に透かしが入り、ライセンスは個人利用のみになります。モデルも前述のV4 Expressive Avatarsに変わり、公式の説明では感情に合わせて表情を変えられ、最大4Kまで出力でき、会話の応答は0.5秒未満とされています。私はまだこの世代を試していないので、ここから下の評価は2025年3月時点のものとしてお読みください。
カスタムアバター作成機能の検証

自分自身のアバターを作れるという機能は魅力的ですが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか?
D-IDには自分の動画をアップロードして、それをベースにカスタムアバターを作成する機能があります。これができれば、自分の分身を作り出し、様々なコンテンツ制作に活用できるはずです。
設定方法と手順
カスタムアバターの作成は「クリエイトアバター」の「アップロードフッテージ」から行います。自分の動画をアップロードした後、いくつかの確認事項があります:
- アップロードする動画が前方を向いているか
- 静かな環境で録画されているか
- アバター生成に使用することへの同意
これらの確認後、同意書の朗読を録画する必要があります。英語で表示される文章を読み上げることで、本人確認と同意の証明を行います。
少し面倒に感じるかもしれませんが、この手順には意味があります。他人の顔や声でアバターを作るときは、必ず本人の同意が必要です。有名人や知り合いの写真を勝手に使って「本人が話しているように見える動画」を作るのは、なりすましにあたります。ツール側が同意の録画を求めるのは、それを防ぐためです。自分以外の顔を使うときは、必ず先に本人の許可を取ってください。
ここで最初の大きな壁に直面しました。
日本語対応の課題

残念ながら、同意書の朗読は英語でのみ対応しており、日本語での読み上げには対応していませんでした。何度か試してみましたが、私の英語発音が認識されず、カスタムアバターの作成は断念せざるを得ませんでした。
この点は日本人ユーザーにとって大きな障壁になるでしょう。英語に不慣れな方や、発音に自信がない方にとっては、最初のステップでつまずいてしまう可能性が高いです。
欧米向けに開発されたツールであることは理解できますが、グローバル展開を目指すなら日本語を含むアジア言語へのサポート強化が望まれます。
※2026年9月時点の補足:公式サイトによると、D-IDは120以上の言語とアクセントに対応しています。動画翻訳の対応言語の一覧にも日本語が入っていますし、読み上げ音声の標準の提供元はMicrosoft Azureです。ただし、ここでつまずいた同意書の朗読が日本語でもできるようになったかは、公式ページからは読み取れませんでした。私もまだ確かめられていないので、カスタムアバターを作りたい方は無料トライアルの間に試してみてください。
D-IDの動画翻訳機能を試す

あなたの動画を多言語化できれば、グローバル展開への大きな一歩になります。D-IDの翻訳機能はその夢を叶えてくれるのでしょうか?
D-IDには既存の動画を別の言語に翻訳する「ビデオトランスレーション」機能があります。自分の日本語動画を英語や他の言語に翻訳できれば、言語の壁を超えたコンテンツ展開が可能になります。
日本語から英語への翻訳精度
自分の日本語動画をアップロードし、英語に翻訳するテストを行いました。2025年3月の無料プランでは、最初の30秒のみ翻訳可能でした(2026年9月時点の無料トライアルは、動画翻訳も含めて全機能あわせて3分ぶんです)。
翻訳結果は言語変換としては悪くないものの、アバターの見た目に問題がありました。顔が歪んだり球体のように不自然に表示されるなど、視覚的な違和感が強く残りました。
内容は伝わるものの、プロフェッショナルな印象を与えるには厳しい品質と言えるでしょう。
欧米言語間の翻訳品質
一方で、D-IDの公式サンプル動画を見てみると、英語からドイツ語やフランス語への翻訳は非常に自然で違和感がありません。欧米言語間の翻訳に関しては、かなり高品質な結果が得られるようです。
実際にサンプル動画の翻訳を聞いてみると、まるでネイティブスピーカーが話しているかのような自然さがありました。これは欧米系言語に最適化されているためと考えられます。
このことから、D-IDは日本語から欧米言語への翻訳ツールとしては一定の価値があると言えるでしょう。日本語のコンテンツを海外展開したい場合には、検討の余地があります。
AIエージェント機能の可能性\

カスタマーサポートを自動化し、24時間365日応対できるバーチャルアシスタントがあれば、あなたのビジネス運営はどれだけ楽になるでしょうか?
D-IDには「エージェント」という機能があり、これは単なる動画生成を超えた可能性を秘めています。自社の商品情報やFAQ、カスタマーサポート情報などをAIに学習させ、顧客と対話できるバーチャルアシスタントを作ることができるのです。
※2026年9月時点の補足:この機能は現在D-ID Visual Agentsという名前で、D-IDの主力製品になっています。アバターの顔と大規模言語モデル、そして自社のデータを読み込ませたナレッジベースを組み合わせて、サイトやアプリ、店頭の端末に埋め込む形です。2026年4月23日にはAgentic Videosも加わりました。これは完成した動画の再生中に、視聴者がその場で質問できるという機能です。
カスタマーサポートへの活用例
エージェント機能を使えば、以下のようなことが可能になります:
- 自社サイトに設置したアバターが顧客からの質問に自動回答
- 商品説明や使い方の説明を24時間自動で行う
- よくある質問への回答を人間のオペレーターの代わりに実施
設定方法も比較的シンプルで、アバターを選択し、AIに学習させたい「ナレッジソース」(会社情報やFAQなど)を入力するだけです。日本語ナレーターの「DAICHI」も選択できるため、日本語対応も可能です。
これは実際のビジネスシーンでも活用できる機能と言えるでしょう。
実用化するための条件
ただし、この機能を実用的なレベルで活用するには、いくつかの条件があります:
- 十分な情報量の提供:AIが適切に回答するためには、質の高い情報を十分に与える必要があります
- 適切な設定と調整:初期設定だけでなく、実際の対話内容を分析して継続的に改善する必要があります
- 有料プランへのアップグレード:実用的な使用には無料プランの制限を超える必要があります
D-IDのエージェント機能は、アバターの視覚的な品質に課題はあるものの、テキストベースのチャットボットと比較して親近感のあるカスタマーサポートを実現できる点で魅力的です。
D-IDの料金プラン比較

コストパフォーマンスは導入判断の重要な要素。D-IDの各プランは何が違うのでしょうか?
D-IDの料金プランは以下のように分かれています(金額はすべて2026年9月時点の月払いです):
- Trial(無料):14日間のお試し。動画・エージェント・動画翻訳・APIを合わせて3分ぶん
- Lite:月額5.9ドル。月10分ぶん。ライセンスは個人利用のみ
- Pro:月額29ドル。月15分ぶん。商用利用ができるのはここから
- Advanced:月額196ドル。月100分ぶん。透かしを自社ロゴに変更可
- Enterprise:個別見積もり
年払いにすると最大45%ほど安くなります(Liteは年56ドル、Proは年191ドル、Advancedは年1,293ドル。いずれも2026年9月時点)。ひとつ注意点があります。D-IDの料金ページは、開いた直後が年払い(Annual)の表示になっています。そのまま読むとProが月16ドルに見えてしまうので、月払いの金額を知りたいときは「Monthly」に切り替えてください。なお、Liteの金額は見る人によって月10ドルと表示されることがあるようです。料金は変わることがあるので、申し込む前に公式の料金ページでご確認ください。
無料プランでできること
私が試した2025年3月の無料プランでは、以下のことが可能でした:
- 5分の動画生成
- 1つのカスタムアバター作成(成功すれば)
- ビデオトランスレーションの30秒お試し
- 基本的なエージェント機能
実験や検証には十分ですが、実用的な利用には制限が大きいと言えます。
※2026年9月時点の補足:無料の中身は変わりました。いまは14日間のトライアルで、動画・エージェント・動画翻訳・APIを合わせて3分ぶん。ストックアバターは100体以上使えて、自分の動画から作るPersonal Avatarは1体、Agentic Videosは3本まで。ただし作った動画には画面全体に透かしが入り、ライセンスは個人利用のみです。仕事で使う動画をこの枠で作ることはできません。
有料プランの特徴と費用対効果
月額5.9ドルから始まる有料プランは、競合する他のAIアバターツールと比較するとかなりリーズナブルです。私が試した2025年3月は、他のツールが最低でも月額50ドル前後することが多く、価格面では大きなアドバンテージがありました。
※2026年9月時点の補足:この価格差は、いまはかなり縮まっています。HeyGenのCreatorが月29ドル、SynthesiaのStarterが月29ドル、Akoolの入門プランが月12ドル、Tavusの入門プランが月22ドルです(いずれも月払い)。D-IDで商用利用ができるのはPro(月29ドル)からなので、仕事で使う前提なら「D-IDだけが飛び抜けて安い」とは言いにくくなりました。ただ、個人で気軽に試す範囲なら、月5.9ドルのLiteは今も安い部類です。
ただし、ここは勘違いしやすいところです。一番安いLite(月5.9ドル)のライセンスは個人利用のみで、仕事の動画には使えません。商用利用ができるのはPro(月29ドル)からです(2026年9月時点)。透かしも、無料トライアルは画面全体、Liteは「D-ID」、Proは「AI」の表示が入り、Advanced(月196ドル)になると自社ロゴに差し替えられます。ビジネスで使うつもりなら、最低でもProを前提に考えておくのが安全です。
しかし、価格の安さと品質はトレードオフの関係にあるようです。前述したように、アバターの自然さや日本語対応には課題があります。
コストを重視するなら検討の余地はありますが、クオリティを重視するならHeyGen、Synthesia、Akoolなどの競合ツールを検討した方が良いでしょう。
品質を重視するなら他のツールというのが、2025年3月時点の結論でした
D-IDの活用シーン:こんな場面でおすすめ

「自分のビジネスにD-IDは合うのか?」具体的なユースケースを考えてみましょう。
D-IDは万能ツールではありませんが、特定のシーンでは価値を発揮する可能性があります。以下は、D-IDが活躍できる場面です。
1. グローバルコンテンツの展開
日本語のコンテンツを海外向けに展開したい場合、D-IDの動画翻訳機能は検討に値します。特に欧米言語への翻訳品質は高く、低コストでコンテンツの多言語化が可能です。
例えば:
- YouTubeチャンネルの英語版作成
- オンライン講座の多言語展開
- 海外向け商品紹介動画の制作
2. 低予算でのAIカスタマーサポート実験
カスタマーサポートの自動化を低コストで試してみたい場合、D-IDのエージェント機能は良い入門ポイントになります。高額な投資をする前に、AIアバターの効果を検証できます。
例えば:
- よくある質問に答えるサイト上のバーチャルアシスタント
- 商品の使い方を説明する動画キャラクター
- 24時間対応の初期問い合わせ窓口
3. 素早いプロトタイピング
アイデアの検証段階や企画書用のサンプル作成には、D-IDの低コストと手軽さが役立ちます。本格的な制作前の概念実証に活用できます。
例えば:
- 企画提案用のコンセプト動画
- SNS広告のA/Bテスト用素材
- プレゼンテーション用のデモ映像
D-IDは完璧なツールではありませんが、特定の条件下では十分な価値を提供できると言えるでしょう。特に低予算での実験や、品質よりも量や多言語展開を重視する場合には選択肢になり得ます。
まとめ:D-IDの評価と今後の展望
最終的な質問は「D-IDは使う価値があるか?」。ここまでの検証結果をまとめます。
D-IDというAIアバーツールを実際に試してきた結果、いくつかの明確な長所と短所が見えてきました。
D-IDの長所
- 低価格:月額5.9ドルからという他の競合ツールと比較して非常に手頃な価格設定
- 動画翻訳機能:特に欧米言語間での翻訳品質が高く、多言語コンテンツ制作に有用
- AIエージェント機能:カスタマーサポート自動化などの可能性を秘めた独自機能
- 操作の簡便さ:直感的なインターフェースで初心者でも扱いやすい
D-IDの短所
- アバター品質の低さ:生成されるアバターの動きや表情が不自然で実用性に欠ける
- 日本語対応の弱さ:日本語音声生成や日本語での操作に課題がある
- カスタムアバター作成の難しさ:英語での同意書朗読が必要など、日本人ユーザーには障壁がある
- 競合ツールと比較して見劣り:HeyGenやAkoolなど他ツールと比べて品質面で劣る
総合評価
※この評価は、私が2025年3月に試したときのものです。その後に公開されたV4 Expressive Avatarsは、まだ私自身が確かめていません。改めて検証した結果は、別の記事でお伝えする予定です。
⭐⭐★★★(5段階中2)
2025年3月に試した時点でのD-IDは、日本人ユーザーにとっては特に推奨できるツールとは言えませんでした。価格の安さは魅力ですが、品質や日本語対応の弱さが大きなマイナスポイントになっていたのです。
特にアバターの自然さを重視する場合は、より高品質な他のツールを選択すべきでしょう。ただし、低予算での多言語展開や実験的な用途には検討の余地があります。
今後に期待すること
D-IDは比較的歴史のあるツールでありながら、日本語環境での使いやすさには改善の余地が大きいです。今後以下の点が改善されることを期待します:
- 日本語対応の強化:音声生成や操作インターフェースの日本語対応
- アバター品質の向上:より自然な表情や動きの実現
- カスタムアバター作成プロセスの簡素化:言語障壁の低減
※2026年9月時点の補足:この3つのうち、アバターの品質については動きがありました。2026年3月に公開されたV4 Expressive Avatarsで、表情を感情に合わせて変えられるようになっています。対応言語も120以上に増え、動画翻訳の一覧には日本語も入りました。一方で、同意書の朗読の言語については公式に説明が見当たりません。日本語で読み上げられるようになったかどうかは、確かめ次第お伝えします。
最後に
AIアバーツール選びでは、自分のニーズと予算に合ったツールを選ぶことが重要です。D-IDは完璧なツールではありませんが、特定の用途では価値を発揮する可能性があります。
もし高品質なAIアバターを求めるなら、2025年3月に試した時点ではHeyGenやAkoolなどの競合ツールを検討することをおすすめしていました。一方で低コストで実験的に始めたい場合は、D-IDの無料トライアルから試してみるのも良いでしょう。AIアバーツールは日々進化しています。今後のD-IDの発展にも注目していきたいと思います。
最後に、2026年9月時点でD-IDを検討する方へ、3つだけ整理しておきます。ひとつめ、無料で試せるのは14日間・合計3分で、動画には画面全体の透かしが入ります。ふたつめ、仕事の動画に使うならPro(月29ドル)以上が必要です。みっつめ、日本語の仕上がりについては、私はまだ現行のV4を試していません。公式情報を見る限り言語の対応は広がっていますが、実際の聞こえ方は自分の耳で確かめるのが一番です。まずは無料トライアルで、自分の原稿を読ませてみてください。
D-ID公式サイトはこちら
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