
追記(2026年9月):この記事は、GPT 5.6が出たばかりの2026年7月に書いたものです。その後、2026年9月3日に次の世代のモデル「GPT-6 Astra」が発表され、「いちばん賢いモデル」はGPT 5.6 Solではなくなりました。ただし「チャットは相談、Workは完成、Codexは実装」という使い分けの考え方は、今もそのまま使えます。公式の案内によると、私と同じPlusプラン(月額3,000円)でも、WorkとCodexの中でならGPT-6 Astraを使えるとされています(チャットの中の「GPT-6 Pro」は上位プラン向けです)。私はまだAstraを試していないので、この記事では使い心地について触れません。
もうひとつ、先にお伝えしておきます。この記事の主役である「Work」は、無料プランとGoプランでは使えません。有料プランでも、アカウントによってはまだ表示されないことがあります。無料プランとGoプランの標準モデルはGPT-5.6 Lunaで、ふつうのチャットなら無料でも使えます。また、ここから下の画面写真と日本語のボタン名は2026年7月時点のものです。画面の表記は更新でよく変わりますので、実際の画面でご確認ください。
もしあなたが「ChatGPTのGPT 5.6って結局何が変わったの?」「チャットとWorkとCodex、どれを使えばいいの?」と迷っているなら、この記事がその疑問をスッキリ解消します。この記事では、GPT 5.6を発表直後から1週間使い込んだ私が、同じプロンプトをチャットとWorkの両方に投げて比較した実験結果をもとに、SolモデルとTerra・Lunaの違いから、実務での正しい使い分けまでを本音でお伝えします。読み終える頃には、あなたの作業内容に応じて「今回はこれを使えばいい」と迷わず判断できるようになっているはずです。
ChatGPTがまた大きく変わりました

こんにちは、ヒルトルです。
先日、ChatGPTの新しいモデル「GPT 5.6」が公開されました。それと同時に、ChatGPTのデスクトップアプリも大きく生まれ変わっています。
正直に言うと、私は今回、すぐには解説記事を書きませんでした。というのも、こういった大きなアップデートの直後は、数日単位でどんどん仕様が変わっていくからです。実際、発表から1週間の間にもユーザーインターフェイスが結構変わりまして、「すぐに解説しなくてよかったな」というのが本音です(過去に、公開直後に張り切って解説動画を撮ったら、翌週には画面がガラッと変わっていた…という苦い経験もあります)。
そこでこの記事では、発表から1週間、実際に仕事でGPT 5.6を使い倒した上での「実務レビュー」をお届けします。
公式発表の受け売りではありません。ブログ記事、スライド、電子書籍の原稿といった、私が普段の仕事で実際にAIへお願いしている作業を、新しいChatGPTに同じ条件でやらせてみて、何が良くて何がイマイチだったのかを包み隠さずお話しします。
「モデルが多すぎて、どれを使えばいいか分からない」問題

新しいChatGPTを開いて、あなたはこう思いませんでしたか?
「Sol?Terra?Luna?…何それ?」
そうなんです。GPT 5.6では、モデルが3つに分かれました。さらにアプリの画面には「チャット」「Work」「Codex」という3つの入り口が並んでいます。つまり、3つのモデル×3つの使い方という組み合わせが生まれてしまったわけです。
しかも、思考レベル(AIがどれだけじっくり考えてから答えるかの設定)まで5段階から選べるようになりました。
選択肢が増えるのはありがたい反面、「で、私は結局どれを使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。
特にあなたが私と同じように、AIを趣味ではなく仕事の道具として使っているなら、この迷いは死活問題です。間違った組み合わせを選べば、時間もお金(利用枠)も無駄になりますし、成果物のクオリティも落ちてしまいます。
実は私自身、最初はこの違いがよく分からず、今まで通り普通のチャットにブログ記事を書かせて「あれ、なんかイマイチだな…」という失敗をしています。この記事では、その失敗も含めてお話ししていきます。
GPT 5.6で何が変わったのか?3つのポイント
まずは前提として、GPT 5.6というモデル自体の変更点を、必要なところだけギュッとまとめてお伝えします。細かいベンチマークの数字は読み飛ばしていただいて構いません。私たち一般ユーザーに関係あるのは、次の3つです。
Sol・Terra・Lunaという3つの新モデル

GPT 5.6には、Sol(ソル)・Terra(テラ)・Luna(ルナ)という3つのモデルが用意されています。
名前の由来はシンプルで、Solは太陽、Terraは地球、Lunaは月。つまり大きさの順番です。
- Sol:一番大きくて、最も頭が良いフラッグシップモデル。難しいプログラム作成や専門的なデータ分析が得意
- Terra:普段の仕事にちょうど良い、性能とコストのバランス型
- Luna:最も速くて安い、お財布に優しい軽量モデル
「じゃあ毎回どれを選べばいいの?」と思うかもしれませんが、安心してください。私は普段、基本的にSolしか使っていません。毎回モデルを選び分けるのは正直面倒くさいですし、月額課金のプランを使っているなら、一番賢いモデルを使わない理由がないからです。
性能アップと大幅なコストダウン
公式サイトで強調されているのは、「より高い性能を、より安いコストで」という点です。同じ成果を出すために必要な費用が大幅に下がり、作業時間も短縮されたとのこと。
ただ、これはAPI(開発者向けの従量課金)の話が中心なので、私たちのような月額サブスクのユーザーからすると、月々の支払いが安くなるわけではありません。私も引き続きPlusプラン(月額3,000円)を使っていますが、料金は変わっていません。
とはいえ、コストが下がったおかげか、利用制限にはかなり余裕があると感じます。この点は後ほど、Claudeとの比較のところで詳しくお話しします。
自分で考えて動くエージェント機能と資料作成力
GPT 5.6は、1回ずつ指示をしなくても、AIが自分でプログラムを作って実行し、次の行動を決めて作業を進めてくれる「エージェント機能」が強化されました。
さらに、SlackやNotion、Googleドライブなどのデータを読み込んで、専門家が作ったようなレポートやスライドを自動で仕上げる能力も高くなっています。デザイン面の進化は、実際に使ってみて私もハッキリ感じました。1つ前のGPT 5.5と比べると、明らかに「見せられる資料」を作れるようになっています。
ちなみに、複数のAIを同時に協力させて答えを出す「Ultra」というモードもあるのですが、これはコストが非常に高く、利用枠が一瞬で溶けます。私はアプリ開発でセキュリティチェックをしてもらうような特別な場面以外では使わない、と決めています。
結論:チャットは相談、Workは完成、Codexは実装

ここからが本題です。新しいChatGPTアプリには「チャット」「Work」「Codex」という3つの入り口がありますが、この違いを一言でまとめると、こうなります。
チャットは相談、Workは完成、Codexは実装。
順番に説明していきます。
気軽な質問・相談は「チャット」で十分
ちょっと気になることを調べたい、何かを質問したい、アイデアの壁打ちをしたい。そういった文章のやり取りで完結する作業は、普通のチャットで十分です。
例えば私は最近、「メール配信ツールを自分で開発するなら、どこの会社のサービスを組み込めばいいか」という相談をチャットでしました。外出先ならスマホの音声入力で話しかけるだけです。
このとき覚えておいてほしいのが、チャットには「応答性能」という設定があることです。この記事を書いた当時は、「最速」を選ぶと1つ前の世代のGPT 5.5が使われていました。ただしここは2026年8月6日の更新で変わり、いまはPlusなど対象の有料プランでは、「最速(Instant)」でもGPT-5.6 Solが使われます。なお、無料プランとGoプランは、「最速」のままだとGPT-5.6 Lunaです。考える量の選択肢も「Instant(最速)・Medium・High・Extra High・Pro」の5段階になりました。ボタンの日本語表記は更新で変わることがあるので、実際の画面でご確認ください。
当時は「え、最速だと古いモデルなの?」と思った方もいるかもしれませんが、単純な質問や相談なら、正直最速でまったく問題ありません。私のメール配信ツールの相談も最速で行いましたが、十分すぎる回答が返ってきました。いまは対象の有料プランなら最速のままでもGPT-5.6 Solが使われるので、この「最速で十分」という話は、さらに当てはまりやすくなっています。
仕事の成果物を作るなら「Work」一択
一方、ブログ記事を書いてもらう、スライドを作ってもらう、広告の文章を考えてもらう、電子書籍の原稿を書いてもらう、ウェブサイトを作ってもらう。こういった「成果物」を仕上げてもらう作業は、Workを使うべきです。
——と、ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
「いや、そういう作業、普通のチャットでもできるよね?」
その通りです。実際、チャットでもブログ記事は書けますし、スライドもサイトも作れます。私も最初は「じゃあチャットでいいじゃん」と思っていました。
それでもWorkを使うべき理由は、次のセクションで実験結果と一緒にお見せします。
エンジニア向けの「Codex」はコードレビューに便利

Codexは、開発者向けの機能です。画面のつくりもエンジニア向けになっていて、パソコンの中のフォルダを読み込んでコードを書いたり、チェックしたりできます。
プログラミングをしない方は「自分には関係ないな」でOKです。ただ、私のように「AIにアプリを作ってもらっている」という方には、後ほど紹介する便利な使い方がありますので、そこだけ楽しみにしていてください。
なぜWorkを使うべきなのか?実際に比較して分かったこと

「チャットでもできるのに、なぜWorkなのか」。その答えを一言で言うと、選べるものの数がまったく違うからです。
モデルと思考レベルを細かく選べるのがWorkの強み
チャットは、モデル名なんてよく分からない一般ユーザーでも気軽に使えるよう、あえてシンプルに作られています。チャットで選ぶのはモデルそのものではなく「どれくらい考えさせるか」で、TerraとLunaは、ふつうのチャットでは選べません(公式ヘルプにもそう書かれています)。しかも2026年9月時点の公式の表によると、チャット側で選べる思考レベルはプランによって差があり、Plusプランでは「Medium(中程度)」と「High(高い)」までです(その上の「Extra High」と「Pro」は上位プラン向けです)。
ところがWorkでは、Sol・Terra・Lunaの3モデルを自由に選べる上に、思考レベルを「軽い・中程度・高い・非常に高い・最大」の5段階から選択できます。さらに速度も「標準」と「高速」から選べます。
つまり、同じ「GPT 5.6に仕事をお願いする」でも、Workの方がAIの本気度を細かくコントロールできるわけです。
私のおすすめ設定は次の通りです。
- モデル:Sol(迷ったらこれ)
- 思考レベル:「非常に高い」か「最大」(月額3,000円払っているなら、遠慮せず上を選びましょう)
- 速度:標準(高速は速さが1.5倍になる代わりに、公式ドキュメントによると利用量(クレジット)の消費が2.5倍になります。賢くなるわけではないので不要です)
スライド作成で比較:クオリティの差は歴然でした

理屈はこのくらいにして、実験結果をお見せします。
私はまず、自分のオンライン講座用のスライドを、まったく同じプロンプトで「普通のチャット」と「Work(思考レベル:非常に高い)」の両方に作らせてみました。
チャットで作ったスライドは…うーん、という感じでした。一応キレイなんですが、画像がゴチャゴチャ入っていて読みづらい。以前のモデルで作ったスライドとあまり変わらない印象で、正直「あれ、GPT 5.6って大したことないんじゃない?」と最初は思ってしまったほどです。
ところがWorkで作り直したところ、結果は一変しました。変に画像で飾らない、シンプルで見やすい、普通に仕事で使えるレベルのスライドが出てきたのです。しっかりこちらのプロンプトの意図を汲んで、希望に沿った構成にしてくれました。
同じモデル、同じプロンプトでも、入り口と思考レベルが違うだけでここまで変わる。これが、私が「成果物を作るならWork」と言い切る理由です。
ブログ記事と電子書籍で比較:意外な結果も

次に、ブログ記事です。私は普段、AIに「1万文字ぐらいのブログ記事を書いて」とお願いしています。
チャットに書かせたところ、なんと1万7,000文字も書いてくれました。たくさん書いてくれるのはありがたいのですが、長すぎです。「そんなに要らないんだよ…」という、指示を守ってくれない残念な結果でした。
一方Workでは、1万文字と指示したらちょうど1万文字で仕上げてきました。指示への忠実さが明らかに違います。
ただし、面白いことに逆の結果が出たケースもあります。オンライン講座の文字起こし(約20万文字)を渡して電子書籍の原稿を書かせたところ、チャットは約5万5,000文字書いてくれたのに対し、Workの方はそれより短く、内容も少し薄い印象でした。

これはたまたまかもしれませんし、何度もテストしたわけではないので断言はできません。ですが「Workが常に勝つわけではない」という点は、正直にお伝えしておきます。
Claude Fableとの比較で見えた各AIの実力
ちなみに私は、AnthropicのClaudeも契約していて、両方を使い分けています。そこで同じ電子書籍の原稿執筆を、Claudeにもやらせてみました。
結果は、文字数だけ並べるとこうなりました。
- Claude Fable 5:約9万7,000文字
- GPT 5.6(チャット):約5万5,000文字
- Claude Opus 4.8:約4万4,000文字
- Claude Sonnet 5:約2万8,000文字
文字数がすべてではありませんが、内容をざっと読み比べても、長文の原稿執筆に関してはClaude Fableが頭ひとつ抜けているというのが私の率直な感想です。

とはいえ、GPT 5.6も健闘しています。特にウェブサイト作成では、「Claudeとそこまで遜色ないものをようやくChatGPTでも作れるようになったな」と感じました。一長一短があるからこそ、両方を使い分ける価値があるわけですね。
今日からできるGPT 5.6の使い分けステップ

ここまでの内容を、あなたが今日から実践できる手順に落とし込みます。難しく考える必要はありません。次の4ステップだけ覚えてください。
ステップ1:質問や相談は、チャットの「最速」で済ませる
調べもの、壁打ち、ちょっとした確認。これらはチャットで十分です。スマホの音声入力と組み合わせれば、移動中でも仕事が進みます。なお先ほどお伝えしたとおり、いまはPlusなど対象の有料プランでは「最速」でもGPT-5.6 Solが使われます。
ステップ2:成果物を作るときは、Workを開く
ブログ記事、スライド、広告文、原稿、ウェブサイト。「ファイルとして残るもの」を作るときは、ブラウザでもデスクトップアプリでもいいので、Workを選びます。
ステップ3:Workの設定は「Sol+思考レベル高め+速度は標準」
先ほどお伝えした私のおすすめ設定です。毎回考えるのが面倒なら、この組み合わせを固定で使ってください。それだけで、チャットに任せていたときよりも成果物のクオリティが目に見えて上がるはずです。
ステップ4:毎回同じ指示をするなら「プロジェクト」を活用する
Workでは「プロジェクト」を選択できます。プロジェクトとは、あらかじめ登録しておいたカスタム指示を、その中のすべてのチャットに自動で適用してくれる機能です。毎回同じプロンプトを貼り付けるのが面倒な方は、ぜひ設定してみてください。
さらに一歩進んだ使い方として、デスクトップアプリならパソコンの中のフォルダをプロジェクトとして選択できます。フォルダ内のファイルを読み込ませて整理してもらったり、作ったスライドやサイトのファイルを直接パソコンに保存してもらったりできるわけです。
私はこの仕組みを、AI同士のクロスチェックに使っています。具体的には、Claudeに書いてもらったアプリのコードをパソコンの中に保存しておき、それをChatGPTのCodexに読み込ませて「セキュリティ上の問題や改善点がないかチェックして」とお願いするのです。
作った本人(Claude)に自分の作品をチェックさせるより、別のAIに見せた方が忖度なしの厳しい指摘をしてくれます。実際、私も「こういった改善点がありますよ」と有益な指摘をいくつももらいました。コードをクラウド上ではなくパソコンの中に保存しておけば、どのAIからでも同じファイルを見てもらえるので、この開発スタイルはかなりおすすめです。
使う前に知っておきたい注意点
便利なGPT 5.6ですが、つまずきやすいポイントもいくつかあります。私が実際に「おっと」となった点を共有しておきます。

Ultraモードは基本封印でOK。複数のAIを同時に動かす強力なモードですが、その分コストが桁違いで、利用枠が一瞬でなくなります。コードの最終レビューのような、ここぞという場面だけにしましょう。公式ドキュメントも「ほとんどの作業にMax(この記事でいう『最大』)やUltraは必要ありません」としています。私は成果物をしっかり作ってもらいたいときは「最大」まで上げますが、Ultraはここぞという場面だけ、という使い方です。なお、デスクトップアプリの画面にUltraが出ていない場合は、[設定]→[Configuration]でオンにする必要があります。
「高速」は性能アップではない。速度設定の「高速」は、答えが1.5倍速で返ってくる代わりに、公式ドキュメントによると利用量(クレジット)の消費が2.5倍になります。賢くなるわけではないので、よっぽど急ぎでなければ標準のままで大丈夫です。
デスクトップアプリの最初の画面に戸惑うかも。私が使い始めた当時は、アプリを立ち上げて最初に出る画面に文字を打ち込めず、「どこに打つの?」と固まりました。「新しいチャット」を押すか、左のアイコンからホームに入ると、いつもの入力画面が出てくる、という作りでした。画面の作りはその後整理され、2026年9月時点の公式の説明では、左上のメニューで「ChatGPT」か「Codex」を選び、ChatGPTを選んだあと、画面の上のトグルで「Chat」か「Work」を切り替える、という2段構えになっています。
ところで、今回のアップデートを俯瞰して眺めると、面白い流れが見えてきます。ChatGPTはこれまで、Atlasというブラウザや、動画生成のSoraなど、いろいろな方向に手を広げてきました。ところが今回、それらを整理して、「1つのアプリで何でもできるスーパーアプリ」にChatGPTを集約する方向へ舵を切ったのです。この流れはその後さらに進み、動画生成のSoraはアプリとウェブ版が2026年4月26日に、Atlasというブラウザは2026年8月9日に終了しました。
チャット・Work・Codexの切り替え、画像生成、そして作ったウェブサイトをそのままインターネット上に公開できるホスティング機能(共有相手を「誰でも」にすると、URLを発行して世界中の人に見てもらえます)まで、すべてが1つのアプリの中に収まりました。外部のサーバーを契約してファイルをアップロードするのはハードルが高い、という方にとって、この公開機能はかなりありがたい進化だと思います。なおこの機能の名前は「ChatGPT Sites」で、Plus・Proとワークスペース向けです(無料プランとGoプランでは使えません)。
正直なところ、この「チャットと作業モードを分けて、開発用の画面を別に用意する」という構成は、Claudeがうまくいっているやり方にかなり寄せてきたなという印象です。ライバル同士が良いところを取り入れ合って進化してくれるのは、私たちユーザーからすれば大歓迎ですよね。
よくある質問
ここで、あなたが抱いているかもしれない疑問に、先回りしてお答えしておきます。
無料プランやGoプランでも新モデルは使えますか?
この点は、その後はっきりしました。無料プランとGoプランの標準モデルはGPT-5.6 Lunaで、GPT-5.6 Solは含まれません(「Think」ボタンでじっくり考えさせることはできますが、中身はLunaです)。テキストのチャット自体は、無料プランでも回数無制限になりました。ただし、この記事の主役である「Work」は、無料プランとGoプランでは使えません。成果物を作ってもらうなら、やはりPlusプラン以上が必要です。私が使っているのはPlusプラン(月額3,000円)で、月3,000円で優秀なアシスタントを雇えると考えれば、十分に元は取れます。なお上位プランは金額や申し込みの条件が変わることがあるので、最新の金額はChatGPTの公式ページでご確認ください。
ClaudeとChatGPT、結局どちらを使えばいいですか?
私の答えは「両方」です。長文の原稿執筆や、自分の仕事のやり方を保存できるSkill機能の使いやすさではClaudeに軍配が上がります(ChatGPT側にもスキルは用意されましたが、2026年9月時点ではBusiness・Enterprise・Edu向けで、個人のPlusプランでは使えません)。一方でChatGPTは、サーバーのリソースに余裕があるようで利用制限が緩く、Plusプランでも余裕を持って使えますし、利用枠を回復できるリセットの仕組みもあります(ただし、もらえる条件は時期によって変わります。今も同じ条件とは限らないので、実際の画面でご確認ください)。実はClaudeが人気になりすぎて使用制限が厳しくなった影響で、最近はChatGPTに移る開発者も増えている印象です。まずはどちらか1つでも構いませんが、余裕があれば両方契約して、作成とチェックで役割分担させるのが、私が実際に行っている一番おすすめの形です。
スマホアプリでもWorkは使えますか?
スマホアプリでできることは、基本的にブラウザ版とほとんど同じです。ただ、Workで行うような「がっつりした作業」はパソコンで行うことが多いと思いますので、スマホは音声入力での気軽なチャット、パソコンはWorkでの本格作業、と役割を分けるのが現実的です。
まとめ:迷ったら「Workで思考レベル高め」が基本です

最後に、この記事の要点を整理します。
GPT 5.6では、Sol・Terra・Lunaという3つのモデルが登場し、性能を上げながらコストを下げてきました。この3つの中でモデル選びに迷ったら、一番賢いSolを選んでおけば間違いありません(冒頭でお伝えしたとおり、その後さらに上の世代としてGPT-6 Astraが出ています)。
そして使い分けの合言葉は、「チャットは相談、Workは完成、Codexは実装」です。
質問や相談はチャットの最速で。ブログ記事・スライド・原稿・サイトといった成果物を作るときは、Workで思考レベルを高めに設定して。プログラミングをする方は、Codexで別AIによるコードレビューを。
最後にもうひとつだけ。この記事の主役である「Work」は、無料プランとGoプランでは使えません。まずはご自分のプランでWorkが表示されるかどうかを確かめてから、上の使い分けを試してみてください。また、冒頭でお伝えしたとおり、その後GPT-6 Astraという次の世代のモデルが登場し、公式の案内によると、PlusプランでもWorkとCodexの中でならAstraを使えるとされています(使える量は限られます)。私はまだ試していないので、ここでは使い心地の評価は控えます。
同じプロンプトでも、この使い分けひとつで成果物のクオリティは目に見えて変わります。これは公式サイトには書いていない、実際に1週間使い込んだからこそ分かったことです。
ChatGPTは今、うまくいっている他社のやり方をどんどん取り入れながら、猛烈なスピードで進化しています。ユーザーインターフェイスもこれからまだ変わっていくでしょう。私も引き続き両方のAIを使い倒して、大きな変化があればまたお伝えしていきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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