今回は、Clickfunnels1.0(クリックファネル1.0)で作成したファネル上でクレジットカード決済の機能を使って商品を販売するためのProduct(プロダクト)の設定方法について解説します。
前回の記事はこちら
そもそもClickfunnelsって何?という方は以下の記事もご覧ください。
- 1 解説動画はこちら
- 2 クリックファネル1.0のプロダクト(Product=商品)機能とは?
- 3 STEP1:PAYMENT OPTION(決済機能のオプション設定)
- 4 STEP2:PRODUCT DETAILS(商品名と価格の詳細設定)
- 5 ※通貨は絶対に間違いないように!(日本円ならJPY)
- 6 販売価格を設定する方法
- 7 カード明細用の商品名は英数字で入力すること
- 8 販売数を制限する機能
- 9 STEP3 : PRODUCT VARIATION(商品のバリエーション設定)
- 10 STEP4 : MEMBERSHIP(会員サイトの設定)
- 11 STEP5 : FULLFILMENT EMAIL(Eメールの自動送信設定)
- 12 STEP6 : FOLLOW UP ACTION(外部ツールのアクション設定)
- 13 ActiveCampaignのアカウントでリストとタグを付与する方法
- 14 STEP7 : SHIPPING(配送の設定)
- 15 STEP8 : SUMMARY(内容確認)
- 16 次の記事はこちら
- 17 ClickFunnels1.0のアカウントを作成して14日間お試しに申し込む方法
- 18 Clickfunnelsの使い方まとめ記事はこちら
解説動画はこちら
クリックファネル1.0のプロダクト(Product=商品)機能とは?
ClickfunnelsのProductとは、販売する商品の登録やオプションの設定ができる機能です。
ファネルを設定する上で非常に重要な機能になるので、しっかり理解していただきたいと思います。
ただし、このProduct が表示されるのは、決済ページ(またはOTO(ワンタイムオファー)の商品を購入するページ)のみです。
そのため、Optin(オプトイン)やセールスレターなど他のページにではProductsの設定はできないので注意してください。
なお、カード決済のページを新しく作成する場合は、
「SALES(セールス)」の中の
●Order Form(オーダーフォーム)
●One Click Upsell(OTO:ワンクリックアップセル)
●One Click Downsell(ワンクリックダウンセル)
のいずれかのテンプレートを選んでください。
これら3つのテンプレートにはカード情報フォームを設置できるため、決済やワンタイムオファーなどを設定し、ページ上で商品を販売・決済することができます。
STEP1:PAYMENT OPTION(決済機能のオプション設定)
それでは、いよいよProductを設定してみましょう。
まず、「Products」→「Add Products(アッドプロダクト)」をクリックすると、PAYMENT OPTIONS(ペイメントオプション)という決済機能のオプション設定画面が出てきます。
そして、「Integrations(インテグレーション)」に連携しているPayment Gateway(ペイメントゲートウェイ:決済機能)が出てきます。
ここでは、Stripe(ストライプ)とPAYPAL(ペイパル)が表示されていますね。
今回はStripeを選びましょう。
なお、すぐ下にある「Add Payment Integrations(アッドペイメントインテグレーション)」をクリックすれば、後から別のアカウントを追加することも可能です。
次に決済方法を選びます。
決済方法には、
●Subscription(サブスクリプション)…Stripeが作成した定期契約プランによる継続課金
●Payment Plan(ペイメントプラン)…Stripeが作成した定期契約プランによる継続課金の分割払い(3万円のサブスクリプションを「1万円の3回払い」のように分割払いできる)
●One Time(ワンタイム) …最も基本的な単発決済
の3種類があります。
ここでは一番下のOne Timeを選択します。
その下のProvide Commission(プロバイドコミッション)とは、上位プランのBackPacks(バックパック:実質日本では使用できない)用の機能です。
商品が売れた際、アフェリエイト経由で購入した人や、アフィリエイトで紹介してくれた人にコミッションを設定できます(ちなみに私は使ったことがありません)。
以上で、StripeによるOne Time決済の設定ができました。
STEP2:PRODUCT DETAILS(商品名と価格の詳細設定)
次にPRODUCT DETAILS(プロダクトディテイルズ)の設定です。
このPRODUCT DETAILSは商品名と価格の詳細を決める項目であり、非常に重要な箇所です。
まず、Product Name(プロダクトネーム:商品名)を入力します。
ここでは「Facebookライブマスタークラス」と入力してみましょう。
後ろに「限定価格」などと記載してもOKです。
このProduct Nameが実際の決済ページに表示される商品名になります。
次に「Product Price(プロダクトプライス:商品価格)です。
※通貨は絶対に間違いないように!(日本円ならJPY)
ここで注意してほしいのが、Currency(カレンシー:通貨)を間違えないことです。
クリックファネルは世界中の主要な通貨に対応しており、日本円の場合は「JYP」と設定します。
ここを誤って違う通貨にしてしまうと大変なことになります。
たとえば、間違えて日本円をUSドルにしてしまうと、1万円の商品価格が約100万円になってしまうのです。
実は私も昔、「1万9,700円」を「1万9,700USドル」と設定してしまい、お客様に約200万円を請求してしまったことがあります。
もちろん、自分ではしっかり設定したつもりでしたが間違っていたのです。
実際に決済はされなかったので事なきを得ましたが、お客様に電話で平謝りをしたという少し苦い思い出があります。
それ以来、通貨の設定には細心の注意を払っています。
販売価格を設定する方法
なお、一つの決済ページで複数の通貨(例:日本円とUSドル)を使用できません。
複数の通貨を使用する場合は、別のパネルを作る必要があるので注意しましょう。
また、商品価格には、コンマやピリオド、円など入れずに数字だけを入力してください。
たとえば、1万円であれば数字で「10000」と入れましょう。
以上でStripe側で決済されてカードから代金が引き落とされます。
次にPrice Display Override(プライスディスプレイオーバーライド)です。
ここには、「特別価格1万円(税込)」など商品価格を好きな言葉で入力できます。
なお、税抜で入力する場合は、商品価格に消費税10%分を加算するようにしてください(1万円の場合は11,000円)。
商品価格は実際に引き落とされる金額です。
そのため、商品価格とPrice Display Overrideの金額が矛盾すると大きなクレームに発展するおそれがあるのでので十分注意しましょう(税込の方が誤解がないのでおすすめです)。
カード明細用の商品名は英数字で入力すること
ここに入力した内容は、会社名と共にクレジットカード明細に記載されます。
その他に入力する項目は「Billing Description(ビリングディスクリプション)」です。
たとえば、「Facebook ライブマスタークラス」という商品名を入れた場合、これが会社名と一緒に明細に記載されます。
このとき気を付けていただきたいのが、入力する内容には必ず英数字を入れることです。
たとえば「マーケティング心理講座」という商品名のように、すべて日本語の全角文字の場合、エラーが出ることがあります。
そのため、「マーケティング心理講座」を
「マーケティング心理学Masterclass」
「マーケティング心理学講座1」
など必ず半角英数字を入れるようしましょう。
サブスクリプションの場合は大丈夫なのですが、単発決済のときには絶対に英数字を入れることを忘れないようにしてください。
販売数を制限する機能
また、「Product Inventory Limit(プロダクトインベントリーリミット)」は、販売数を制限できる機能です。
たとえば、Max Inventory(マックスインベントリー:最大在庫数)を100に設定した場合、商品が100個売れたら売り切れになります。
また、すでに50個売れている場合であれば、Pre-sold Inventory(プリソールドインベントリー:販売済み在庫数)を50に設定すれば、残り50個の販売数を管理できます。
以上がPRODUCT DETAILSの設定方法です。
STEP3 : PRODUCT VARIATION(商品のバリエーション設定)
PRODUCT VARIATION(プロダクトバリエーション)は、一つの商品に複数のバリエーションを設定できる機能です。
たとえば物販でTシャツを販売するような場合、サイズや長さ、色など様々なバリエーションを用意し、それぞれの価格を設定できます。
まず、Create Attributes(クリエイトアトリビュート)のVariation Type(バリエーションタイプ)とValues(バリュー)に設定したい項目を入力します。
たとえば、Variation Typeに「SIZE(サイズ)」、Valuesにサイズの種類「S・M・L・LL」を入力してみましょう。
これにより、お客様が商品のサイズを選ぶことができます。
なお、入力する際は大文字の英数字しか入らないので注意してください。
入力後、「Save &Add Another(セイブ&アッドアナザー)」をクリックすると、入力した内容を表で確認できます。
デフォルトやイメージ、価格など細かく設定できるので、物販などで商品を販売する際には役立ちます。
ただし、オンラインコンテンツビジネスではあまり使うことはないでしょう。
STEP4 : MEMBERSHIP(会員サイトの設定)
MEMBERSHIP(メンバーシップ)は、Kajabi(カジャビ)と連携している場合に利用できる機能で、Clickfunnels上でKajabiの会員サイトの権限を提供できます。
Clickfunnels上で一から会員サイトを作る手間がなく非常に便利なため、ぜひ、ClickfunnelsとKajabiと合わせて使うことをおすすめします。
まず、「Membership Integration(メンバーシップインテグレーション)」をオンにすると、連携しているKajabiのアカウントが出てきます。
もし、複数のKajabiアカウントがあればその中から選択してください。
Kajabiのアイコンの下にあるバーをクリックすると、登録している商品名が表示されます。
ここでは、「Facebookライブマスタークラス」という商品を設定しましょう。
これにより、Facebookライブマスタークラスが売れるごとに、Kajabiを通して商品の権限がお客様に提供されます。
STEP5 : FULLFILMENT EMAIL(Eメールの自動送信設定)
FULLFILMENT EMAIL(フルフィルメントEメール)は、お客様にEメールを自動送信できる機能です。
「Enable Fulfillment Email(イナブルフルフィルメントEメール)」をオンにすると、商品を購入した人だけに自動返信メールを送信できます。
ただし、あまり使わない機能なので設定しなくても大丈夫でしょう。
私も以前はこの自動返信メールを使用していましたが、宛名を日本語にできないというデメリットがあるので、今は使っていません。
STEP6 : FOLLOW UP ACTION(外部ツールのアクション設定)
FOLLOW UP ACTION(フォローアップアクション)は、非常に重要な機能です。
この機能により、商品を購入した方に対してClickfunnels上、もしくは連携してる外部ツール上で追加のアクションを行うことができます。
たとえば、Clickfunnelsで追加できるアクションの種類は以下の通りです。
●Add To List(アッドトゥリスト)…購入者リストの作成(中・上位プランのみ)
●Remove From List(リムーブフロームリスト)…購入者リストからの削除
●Email Notification(Eメールノーティフィケーション)…メール通知
●Add Tag(アッドタグ)…タグの追加
●Remove Tag(リムーブタグ)…タグの削除
●Unsubscribe Contact(アンサブスクライブコンタクト)…配信の解除
なお、一度に複数のアクションを選ぶことはできません。
そのため、メール通知などはオートメーションで行った方が良いですし、タグやコンタクト解除もあまり活用することはないので必要ないでしょう。
ActiveCampaignのアカウントでリストとタグを付与する方法
次に、私も良く利用しているActiveCampaign(アクティブキャンペーン)の場合です。
最も利用する機能は、「Add to List with Tag(アッドトゥリストウイズタグ)」という顧客リストに追加してタグを付与する機能です。
まず、ActiveCampaign内の顧客リストから「株式会社ヒルトル商品ご購入者様」を選びます。
そして、選んだ顧客リストに、「Facebookライブマスタークラブ購入者」「一斉配信メルマガ登録者」などの複数のタグを付けることで、メールを配信したり、外部のメール配信ツールと連携したりすることが可能です。
同様に、ConvertKit(コンバートキット)でもAdd to List with Tagを使って購入者リストにタグ付けできます。
ただし、MailChimp(メールチンプ)は顧客リストの追加はできますが、Clickfunnelsと連携してタグ付けができないので若干使い勝手が悪いです。
MailChimpでタグを付与するには、Zapier(ザッピア)という外部ツールを使用する必要があるため、ActiveCampaign やConvertKitに比べるとClickfunnelsとの連携が難しいでしょう。
なお、私はActiveCampaignをよく使用しているので、購入者リストに複数のタグ付けを行っています。
すると、ActiveCampaignから
「ご購入ありがとうございます」
「ログインURLはこちらです」
「あなたはこの商品を閲覧できるようになりました」
「このような点に気を付けてください」
などが記載された購入者向けのフォローアップメールが複数配信されます。
また、Membership機能でKajabiと連携しているので、Kajabiからも同様なメールが届きます。
以上のように、メールに関してはすべてActiveCampaignのような外部配信ツールを使うようにしています。
STEP7 : SHIPPING(配送の設定)
SHIPPING(シッピング)とは、物販で商品を配送するときに物販業者と連携できる機能です。
しかし、対応している業者が日本の会社ではないので使うのは難しいでしょう。
そのため、SHIPPING機能はオフでOKです。
STEP8 : SUMMARY(内容確認)
最後にSUMMARY(サマリー)で内容を確認しましょう。
最も大事なのは通貨です。
日本円(JPY)になっているのか、販売する前に必ず何度もチェックしてください。
また、Product Descriptionのカード明細の部分には必ず英数字を付けることをおすすめします。
なお、Edit(エディット)をクリックすれば値を変更できます。
確認後、ページの一番下にあるReturn to Product List(リターントゥプロダクトリスト)をクリックしましょう。
すると以下のような画面が表示されます。
もし、内容に変更があればEditで編集できるほか、Delete(デリート)で削除することも可能です。
以上がClickfunnelsにおけるProductの設定方法になります。
決済に関わる非常に重要な設定ですので必ず覚えておくようにしてください。
次の記事はこちら
ClickFunnels1.0のアカウントを作成して14日間お試しに申し込む方法
現在クリックファネルの公式サイトからはClickfunnels2.0しか申し込むことができませんので、「クリックファネル1.0」に申し込むには、弊社のようなクリックファネル社のアフィリエイトパートナー経由でしか申し込めません。
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