あなたは、初対面の女性に、いきなり「僕と結婚してください」と言うでしょうか?恐らく言わないと思います。しかし、ビジネスにおいて、私たちはそれと同じことをやってしまいがちです。
あなたの売りたい商品は何ですか?
私も自分でビジネスをしているのでよくわかりますが、ビジネスを実際に立ち上げている方なら、「自分が売りたい商品」というものがあるはずです。
そのために起業をして、自分でビジネスをしているわけですもんね?
ウェブ制作会社であれば、サイト制作の受注を取りたい、
動画制作であれば、プロモーションビデオの制作を請け負いたい、
コーチやコンサルの方であれば、定期セッションやコンサル契約を取りたい、
レストランであれば、ディナーで来店してもらい、コース料理を堪能してほしい、
などなど、あなたの業種や業態に応じて、いろんな商品があるはずです。
それを「コア商品」と呼びましょう。
しかし、その「コア商品」だけを売っていては、ビジネスがうまくいく可能性は低くなってしまう。。というのが現実です。
自分が売りたい商品しか持っていないと・・
私たちが売りたい商品というものは、多くの場合、「安くはない」はずです。
この場合、「安い」というのは、「あまり考えずに財布を開ける」という値段です。
スーパーのレジに並んでいたら、ガムがあったので、ついでにカゴに入れる、
書店で、週刊誌や文庫本を買うとか、そんなイメージです。
しかし、自分でビジネスをするからには、自分で経費を払い、なおかつ、サラリーマンで働くよりも、多い金額を自分の手元に残したいですよね?
だからこそ、自分でビジネスを行なっているはずです。
ただ、そのためには、お客様にとっては、「うーん、どうしようかな?」と、購入するかどうかを多少は悩むような価格帯の商品になるはずです。
なので、私も自分の経験として、よくわかるのですが、「自分が本当に売りたい商品」しか用意をしていないと、「ごく一部の人しか商品を買ってくれない」ので、ビジネスが上手くいかなくなる可能性が高いのです。
お試し商品を用意しなさい
そこで大事になるのが、「お試し商品」です。
先ほどお伝えした、「安い商品」、つまり、「値段を気にせずに、財布を開ける商品」です。
具体的な値段は、業界やターゲットによって異なりますが、通常は、数百円から数千円程度、企業向けであれば、数万円程度ぐらいでしょうか。
そうやって、あまり高くない値段の商品を用意し、お客様に「お試し」をしてもらうのです。
「お試し」をしてもらった結果、お客様の問題を少しでも解決することができれば、いいのです。
「お客様が望んでいるゴール」に、ほんの少しだけでも近づければ、お客様は満足します。
もちろん、「お客様が望んでいるゴール」はまだ遠いので、「お試し商品はいかがでしたか?もっとお手伝いできることはありますか?」という提案をすればいいのです。
そうやって、お試し商品を買ってくれた人だけに、本来、自分が売りたい商品をオファーすれば、お試し商品を買ってくれたお客様の一部は、次の商品を買ってくれるのです。
コア商品の一部をフロント商品にする
ここであなたが考えるのは、「お試し商品って、どんなものにすればよいんだろう??」ということです。
難しく考える必要はありません。
あなたが売っている主力商品の一部を、フロント商品として、提供すればよいのです。
例えば、
ウェブ制作会社であれば、「ワードプレスをインストールしてあげますよ」
動画制作会社であれば、「YouTubeチャンネルのオープニングロゴを安くつくりますよ(テンプレートにあてはめるだけ)」
レストランであれば、「ディナーで出している料理をランチで安く提供しますよ」
コーチ、コンサルであれば、「1回だけ安く相談に乗りますよ」
情報起業家であれば、動画教材で提供している動画の一部や、PDF資料を安く提供する
という感じで、すでにある商品やサービスの一部を安く提供すればよいのです。
そうすれば、手間をかけずに、フロント商品を提供できます。
フロント商品を考えましょう!
ぜひ、ここで学んだことを実践してください。
紙を用意して、そこにペンで「コア商品」「フロント商品」と書き込んでください。
まず、自分がすでに提供しいる、もしくはこれから提供したい、「コア商品」の名前を書いてください。
そのあとに、「コア商品」の一部で、フロント商品にできるものは何かを考え、「フロント商品」にするものを決めて、紙に書き込んでください。
そうやって、「フロント商品」(フロントエンド商品とも言います)をつくれば、必ずあなたのビジネスは拡大し、売上が上がりますよ!
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