AIでアニメ風画像を作れる「morphic」が一般公開されたので使ってみた

「魅力的な画像や動画を作りたいけど、難しくて時間もお金もない…」そんな悩みを抱えるあなたへ。この記事では、テキストを入力するだけで驚くほど簡単にアニメ風のコンテンツが作れるAIツール「morphic」を、無料プランでの始め方から、SNS投稿やアイデア出しに役立つ具体的な使い方、そして動画作成時の注意点まで、私が実際に試した感想を交えて分かりやすく解説します。専門知識ゼロでも、あなただけのオリジナル画像や動画を作る第一歩を踏み出すためのヒントが満載ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

魅力的なコンテンツ作り、AIに手伝ってもらいませんか?

「自分の商品やサービスを紹介するのに、もっと目を引く画像や動画を使いたいな…」

「でも、デザイナーさんに頼むと高いし、自分で作るのは難しくて時間もかかる…」

オンラインでビジネスをしていると、こんな風に感じることがありますよね。ブログやSNS、広告などで、魅力的なビジュアルコンテンツはますます重要になっています。でも、その作成に多くの時間やコスト、専門スキルが必要なのも事実です。

もし、あなたが「もっと手軽に、コストをかけずに、自分だけのオリジナル画像や動画を作れたら…」と思っているなら、AI(人工知能)の力を借りるという選択肢があります。

最近は、すごいスピードで色々なAIツールが登場していますが、今回はその中でも特に「アニメ風」の画像や動画を作るのが得意な「morphic(モーフィック)」というツールをピックアップ。この記事では、morphicの基本的な使い方から、ちょっとした応用、そしてどんな風にビジネスに活かせそうかまで、私が実際に試した経験を交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、あなたもmorphicを使って、オリジナルのアニメ風コンテンツを作る第一歩を踏み出せるはずです。

アニメ風コンテンツが作れる新しいAIツール「morphic」、気になりませんか?

さて、今回ご紹介する「morphic」ですが、一体どんなツールなのでしょうか?

アニメ風の画像や動画を作れるAI

morphicは、テキスト(プロンプトと呼ばれる指示文)を入力するだけで、AIが自動的に「アニメ風」の画像や動画を生成してくれるサービスです。

ちょっと前までは一般公開されていなかったのですが、最近(2025年になって)ようやく誰でも使えるようになりました。比較的新しいツールということもあって、これからどんどん進化していく可能性も秘めています。

嬉しいことに、操作画面(ユーザーインターフェース)は日本語にも対応しているので、英語が苦手な方でも比較的使いやすいんじゃないかなと思います。(ただし、指示文は英語の方が精度が高いようです。これについては後ほど詳しくお伝えしますね。)

特に、日本のアニメのようなテイストの画像を生成するのが得意なようなので、「ちょっと変わった、目を引くコンテンツを作りたい」と考えているあなたには、面白いツールになるかもしれません。

無料プランでもここまでできる!料金体系について

「AIツールって、使うのにお金がかかるんでしょ?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。morphicには気軽に試せる無料プランが用意されています。

なんと、無料プランでも1日に50回まで画像や動画を生成できるみたいなんです。(画像生成の場合は1回で4枚生成されることも!)これだけあれば、かなり色々なパターンを試せそうですよね。

もちろん、もっと本格的に使いたい方向けに有料プラン(スタンダードプラン:月額29ドル、プロプラン:月額49ドル ※2025年3月時点)もあります。有料プランにすると、

  • 生成した画像や動画にロゴ(ウォーターマーク)が入らなくなる
  • 生成できる回数が増える
  • より高画質な動画が作れる

といったメリットがあります。

でも、まずは無料プランで十分どんなことができるのか試せるので、「自分に合うツールかな?」「本当に使えるのかな?」と、気軽に触ってみるのがおすすめです。私もまずは無料プランで色々試してみましたよ!

さあ、morphicの世界へ!まずは簡単な準備から始めましょう

「面白そうだけど、始めるのって難しいんじゃない?」と思うかもしれませんが、心配いりません。morphicを使い始めるのは、驚くほど簡単ですよ。

簡単ステップ!アカウント登録方法

morphicを使うためのアカウント登録は、ほんの数分で終わってしまいます。特に、あなたが普段からGoogleアカウント(Gmailなど)を使っているなら、本当にあっという間です。

まずはmorphicの公式サイトに行って、「Getting Started」や「Sign Up」のようなボタンを探してみてください。(たぶん、すぐに見つかると思います。)

そこをクリックすると、Googleアカウントでログインする選択肢が出てくるはずです。それをポチッと押せば、面倒なパスワード設定などもなく、すぐにアカウント作成が完了します。もちろん、費用は一切かかりませんので、安心してくださいね。

まずは日本語表示に切り替えよう

アカウントを作成してログインすると、最初は画面の表示が英語になっているかもしれません。でも大丈夫、ちゃんと日本語表示に切り替えられますよ。

画面の右上あたりに、あなたの登録したメールアドレスやアカウントのアイコンが表示されている部分があると思います。そこをクリックしてみてください。

すると、メニューが開いて、言語(Language)を選べる項目が見つかるはずです。そこで「日本語」を選択しましょう。これで、ボタンやメニューなどが日本語で表示されるようになり、ぐっと使いやすくなります。

(ただ、後で説明しますが、AIへの指示(プロンプト)自体は、日本語よりも英語の方がうまくいくことが多いようです。これはちょっと覚えておくと良いかもしれません。)

これで、morphicを使うための基本的な準備は完了です!とっても簡単でしたよね?

さあ、次はいよいよ、実際にアニメ風画像を生成してみましょう!

【基本編】morphicでアニメ風画像を生成してみよう

さあ、いよいよmorphicのメイン機能、アニメ風画像の生成に挑戦してみましょう!あなたの頭の中にあるイメージを、AIの力で形にするのはワクワクしますよ。

作業スペース「プロジェクト」と「キャンバス」とは?

morphicで画像を生成するには、まず作業場所を準備します。morphicでは、「プロジェクト」という大きなフォルダのようなものの中に、「キャンバス」という実際に絵を描く画用紙のようなスペースを作って作業を進めるイメージです。

例えば、「SNS投稿用」「ブログ記事用」みたいに、テーマごとにプロジェクトを分けておくと、後で管理しやすくなるかもしれませんね。

最初は、特に何も設定しなくても「デフォルトプロジェクト」みたいなものが用意されているはずなので、まずはその中のキャンバスで気軽に試してみるのが良いと思います。

思い通りの絵を出すには?プロンプト入力のコツと注意点

キャンバスを開いたら、いよいよAIに「こんな絵を描いて!」とお願いする指示文、これを「プロンプト」と言います、を入力します。画面にあるテキストボックスに、作りたい画像のイメージを言葉で打ち込みましょう。

ここで、とっても大事なポイントが2つあります!

  1. プロンプトは「英語」で入力するのがおすすめ!
    私も試してみたんですが、正直なところ、日本語でプロンプトを入力すると、ちょっと意図が伝わりにくかったり、不思議な日本語が画像に紛れ込んだりすることがありました…。海外製のツールにはよくあることかもしれませんね。
    ですので、少し手間ですが、作りたいイメージを一度日本語で考えて、それをGoogle翻訳やDeepL、ChatGPTのような翻訳ツールを使って英語にしてから入力するのがおすすめです。その方が、あなたがイメージした通りの画像が出やすくなるはずです。
  2. 入力中の「Enterキー」にご用心!
    これも海外ツールあるあるなんですが、プロンプトを入力している途中でうっかりEnterキーを押してしまうと、入力が終わっていなくても画像生成が始まってしまうことがあるんです!
    特に日本語入力で漢字変換をする時など、無意識にEnterキーを押しがちなので、ここはちょっと気をつけてくださいね。Shift + Enterで改行するなど、工夫すると良いかもしれません。

例えば、「ゲームセンターで楽しそうに遊んでいる3人の女子高生」という画像を作りたかったら、

Three high school girls playing at an arcade.

のように英語で入力してみる、といった具合です。

どんな絵柄にする?スタイルの選び方

プロンプトを入力する欄の近くに、「スタイル」を選ぶオプションがあるはずです。ここで、生成される画像の全体的な雰囲気、つまり絵柄を選ぶことができます。

morphicは、デフォルト(初期設定)の状態でも、かなりアニメ風の画像が出てくるのが特徴です。

文字起こしの動画で紹介されていたスタイルには、以下のようなものがありました。

  • Realism(リアリズム): 写実的、という意味ですが、試してみた感じだと、これを選んでも結構アニメっぽい雰囲気になりました(笑)。リアルな写真風を期待すると、ちょっと違うかもしれません。
  • Anime(アニメ): よりはっきりとアニメ調のスタイルになります。
  • Flat Anime(フラットアニメ): 通常のアニメよりも、色使いがシンプルで平坦な感じになるスタイルのようです。

他にもスタイルがあるかもしれませんし、今後増える可能性もあります。どんな絵柄になるか、色々なスタイルを試してみるのも面白いですよ!

実際に生成してみた!(作例と簡単な解説)

プロンプトとスタイルを決めたら、いよいよ生成ボタン(GenerateとかCreateとか書かれていると思います)をクリック!

morphicの画像生成スピードは、かなり速い印象です。ほんの数十秒も待てば、あなたの指示に基づいたアニメ風画像がいくつか(多くの場合4枚)表示されるはずです。

例えば、試しにプロンプトに「A cute white cat looking up at the blue sky.(青い空を見上げる可愛い白猫)」と入力し、スタイルを「Anime」にしてみたら、ふんわりとした優しいタッチのアニメ風の猫のイラストが4パターン生成されました。どれもなかなか可愛い感じです!

さあ、次はあなたの番です!まずは簡単な言葉で、あなたの頭の中にあるイメージをプロンプトにして、どんな画像が出てくるか試してみてください。きっと楽しいですよ!

【応用編】生成した画像をアニメ風動画にしてみよう

せっかく作ったお気に入りのアニメ風画像、もしそれが少しでも動いたら、もっと面白そうだと思いませんか? morphicには、生成した画像を短い動画にする機能も備わっているんです!

画像を選んで動画化!基本的な手順

やり方は意外とシンプルです。

まず、あなたが先ほど生成した画像の中から、「このイラストを動かしてみたいな」と思うものを選んでクリックします。

すると、選んだ画像が大きく表示され、右側あたりに色々な編集メニューが出てくるはずです。その中に「イメージ(Image)」と「ビデオ(Video)」を切り替えるようなタブやボタンが見つかると思いますので、「ビデオ」の方を選んでみましょう。これで動画作成モードに入ります。

動きやズームの設定方法

動画作成モードに入ると、いくつか設定項目が出てきます。

  • フォーマット(Format): 動画の縦横比を選べます。元画像と同じ比率(例えば16:9)を選ぶのが一般的でしょう。
  • モーション(Motion): 画像全体をどの方向に動かすかを選べます。「ムーブレフト(左へ)」「ムーブアップ(上へ)」などの選択肢がありますが、まずは動きなしの「None」にしておくのが分かりやすいかもしれません。
  • ズーム(Zoom): 画面を拡大(ズームイン)するか、縮小(ズームアウト)するか、あるいは何もしないかを選べます。試しに「Zoom Out」を選んでみると、少し引いていくような動きになります。
  • 動画の解像度(Resolution): 動画の画質を選べます。「480p」と「720p」が選べるようですが、「480p」の方が生成が速く、無料プランのクレジット消費も少ないかもしれません。まずは「480p」で試すのが良さそうです。
  • プロンプト(Prompt): ここでも、どんな動きをしてほしいか、簡単な指示を英語で追加することができます。例えば「Laughing(笑っている)」のように短い言葉を入れてみると、キャラクターが笑うような動きをしてくれるかもしれません。(ただ、複雑な指示は難しいようです。)

これらの設定を決めたら、画像生成の時と同じように、生成ボタンを押します。

動画生成のクオリティと注意点(作画崩壊も?)

以下、Morphicで生成した静止画を動画化した事例です

さて、ここで少し心構えをしておいてほしいことがあります。

まず、動画の生成には、画像生成よりもかなり時間がかかります。私が試した時は、短い動画でも5分くらい待つことがありました。気長に待ちましょう。

そして、肝心の動画のクオリティですが…正直なところ、今の段階では「完璧!」とは言えないことが多いかもしれません。

  • キャラクターが動く瞬間や、カメラが動く(ように見える)タイミングで、絵がぐにゃっと崩れてしまう、いわゆる「作画崩壊」が起きやすいようです。
  • プロンプトで指示した動き(例えば「ストレッチしている」)をさせようとしても、なんだか不自然な動きになったり、元のキャラクターの形が崩れてしまったりすることも…。

ただ、プロンプトによっては、比較的自然に見える動画ができることもありました。例えば、「ノートパソコンをタイピングしている」という指示では、少しカメラが横に動きながら、キャラクターがキーボードを打つような、それっぽい動画が生成されたりもしました。

どうやら、あまり複雑な動きよりも、キャラクターの表情を少し変えるとか、カメラが少し動く程度の方が、うまくいく可能性が高いのかもしれません。

これは無料プランの限界なのか、まだツール自体が発展途上だからなのか…はっきりとは分かりませんが、現状では、生成した画像に「ちょっとした動きや変化を加える」くらいの感覚で試してみるのが良さそうです。

完璧なアニメーションを作るのは難しいかもしれませんが、SNSでシェアする短い動画など、「おっ?」と思わせるコンテンツを作るのには役立つかもしれませんね。

もっと便利に!morphicの注目機能

morphicは、ただアニメ風の画像や動画を作るだけではありません。あなたのコンテンツ作りをもう少し楽にしてくれるかもしれない、便利な機能もいくつか搭載されているんです。

簡易動画編集ができる「Compose」機能

「さっき作った画像をいくつか繋げて、簡単なスライドショーみたいな動画にしたいな」と思った時、morphic内でそれが完結できるかもしれません。それが「Compose(コンポーズ)」という機能です。

これは、morphicの中に組み込まれている簡易的な動画編集ツールのようなものです。

  • これまでmorphicで生成した画像や動画(アセットと呼ばれます)を、画面下のタイムラインという場所にドラッグ&ドロップで並べていくことができます。
  • 静止画と、先ほど作った短い動画を組み合わせることも可能です。
  • 画像と画像の間に、「フェード」(ふわっと切り替わる効果)のような簡単な切り替え効果(トランジション)を入れることもできます。
  • さらに、あなたが自分で用意した画像や動画、音声ファイル(MP3など)もアップロードして、素材として使えるようです。(ただ、私が試した限りでは、アップロードした音声をタイムラインの好きな場所に置くのは少し難しそうでした…)

ただし、名前の通り「簡易的」な機能と考えた方が良さそうです。

文字(テロップ)を入れたり、複雑なカット編集をしたり、といった本格的な動画編集ソフトのようなことは、現時点では難しいようです。また、AIによる音声読み上げ機能なども見当たりませんでした。

ですので、「生成した画像を順番に並べて、簡単なBGMと一緒に見せる」くらいの、本当にシンプルなスライドショーや短い紹介動画を作るための機能、と捉えておくと良いかもしれませんね。

自分好みのキャラや絵柄を作る「モデル作成」機能

「もっと自分のオリジナルのキャラクターで画像を作りたい!」

「この独特な絵柄で、色々なシーンを描いてみたい!」

そんな、よりこだわりを持った画像生成をしたいあなたに注目してほしいのが「モデル作成」機能です。これを使うと、AIにもっとあなたの好みを学習させることができます。

これには、大きく分けて2種類あります。

  1. キャラクターモデル:
    これは、あなたが持っている特定のキャラクターの画像(だいたい5枚から10枚くらいが良いようです)をmorphicにアップロードして、「この子の顔や姿を覚えてね」とAIに学習させる機能です。一度学習させれば、そのキャラクターに似た雰囲気の新しい画像を生成しやすくなります。あなたのオリジナルキャラクターを、色々なポーズや表情で描かせたい時に便利そうですね。
  2. スタイルモデル:
    こちらは、キャラクターではなく、絵柄や画風(スタイル)をAIに学習させる機能です。「油絵みたいなタッチ」「昔のゲーム画面みたいなドット絵風」「サイバーパンクな雰囲気」など、あなたがお手本にしたい画像のスタイルをアップロードします。そうすることで、morphicにもともと用意されているスタイル(AnimeとかRealismとか)以外に、あなた独自の絵柄で画像を生成できるようになるんです。

これらの「モデル作成」機能を使えば、他の人とは違う、より「あなたらしい」オリジナルの画像を生み出す可能性が広がります。

もちろん、思い通りのモデルを作るには、どんな画像をアップロードするかなど、少し試行錯誤が必要になるかもしれません。でも、より個性的なコンテンツを作りたいと考えているなら、挑戦してみる価値はありそうですね!

面白いだけじゃない!morphicをあなたのビジネスに役立てるヒント

ここまでmorphicの基本的な使い方や機能を見てきましたが、「で、これをどうやって自分の仕事に活かせるの?」と思っているかもしれませんね。morphicは、使い方次第であなたの情報発信やアイデア出しの助けになる可能性を秘めています。いくつか具体的な活用アイデアをご紹介しましょう。

SNS投稿用のキャッチーな画像・動画作成に

InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどで情報発信をしているなら、投稿に添える画像や動画が、人の目に留まるかどうかを大きく左右することは、あなたも実感しているのではないでしょうか?

morphicで作った、他とはちょっと違うアニメ風の画像は、タイムラインの中で埋もれにくく、投稿への注目度を高めるのに役立つかもしれません。例えば、

  • 新しいサービスやキャンペーンの告知画像に、キャラクターを使って親しみやすさを演出する。
  • ブログ更新のお知らせ投稿に、記事内容をイメージしたイラストを添える。
  • 日々のちょっとした情報発信に、クスッと笑えるような一コマ漫画風の画像を加える。

といった使い方が考えられます。

さらに、短いアニメーション動画を作って投稿すれば、静止画よりもさらに注目を集めやすくなるでしょう。数秒でループするような簡単な動きでも、効果は期待できそうです。他の人とは違う、個性的な発信をしたい時に試してみてはいかがでしょうか。

商品・サービスのアイデア出しやイメージ共有に

新しい商品やサービスを企画している時、「頭の中にはイメージがあるんだけど、うまく言葉で説明できない…」なんてことはありませんか?そんな時、morphicがアイデアを「見える化」する手助けをしてくれます。

  • 「こんな雰囲気のキャラクターをマスコットにしたいんだけど…」
  • 「商品のパッケージ、こんな感じのデザインはどうかな?」
  • 「ウェブサイトのトップページ、こんなイラストを入れたいな」

といったぼんやりとしたイメージを、プロンプトとしてmorphicに入力してみましょう。AIが生成した画像を見ることで、あなたのアイデアがより具体的になったり、新たな発想が生まれたりするかもしれません。

また、生成された画像を「たたき台」として、チームのメンバーやデザイナーさん、協力会社の方などに見せることで、「私が考えているのはこういうイメージです」と具体的に伝えられます。言葉だけでは起こりがちな認識のズレを防ぎ、スムーズな意思疎通にも繋がるでしょう。

簡単な絵コンテ代わりに

もしあなたが、商品説明の動画や、サービスの紹介動画など、何らかの動画コンテンツを作る機会があるなら、morphicを簡単な「絵コンテ」代わりに使うこともできます。

動画を作る時には、通常「どんな順番で、どんな映像を見せるか」という設計図(絵コンテ)を作りますが、絵を描くのが苦手だと、これがなかなか大変ですよね。

そんな時、morphicを使えば、各シーンのイメージに近い画像をAIに作ってもらうことができます。

  • 「最初のシーン:主人公が笑顔で登場する」
  • 「次のシーン:商品のアップ。キラキラした感じ」
  • 「最後のシーン:満足そうな顧客のイラスト」

といった具合に、必要なシーンの画像を生成して順番に並べるだけでも、動画全体の流れがぐっと分かりやすくなります。これを元に、動画制作者と打ち合わせをしたり、自分自身で構成を練ったりするのに役立ちます。本格的な映像を作る前の、ラフな設計図として活用できるのではないでしょうか。

もちろん、ここで紹介したのはほんの一例です。あなたのビジネスに合わせて、もっと色々な使い方ができるかもしれません。ぜひ、自由な発想で試してみてください。

まとめ:morphicは試す価値あり?メリット・デメリットと今後の期待

さて、ここまでAIツール「morphic」について、使い方から活用アイデアまで詳しく見てきました。結局のところ、morphicは試してみる価値があるのでしょうか? 私が実際に触ってみた正直な感想をまとめてみますね。

morphicの良い点(メリット)は?

  • 専門知識がなくても、手軽に「アニメ風」の画像や短い動画を作れる点。プロンプトを入力するだけ、というのは大きな魅力です。
  • 無料プランでも1日に十分な回数(50回)試せるので、コストをかけずにAI画像・動画生成を体験できる点。
  • 操作画面が日本語に対応しているので、英語が苦手なあなたでも始めやすい点。(ただし、AIへの指示=プロンプトは英語がおすすめです!)
  • SNS投稿、アイデアの視覚化、簡単な絵コンテ代わりなど、あなたのビジネスに役立つ具体的な使い道が見込める点。

一方で、ちょっと気になる点(デメリット・注意点)は?

  • 現状では、AIへの指示(プロンプト)は英語で書く方が、イメージに近い結果を得やすいようです。日本語だと、まだ少し精度が低いと感じました。
  • 画像から動画を作る機能は、まだクオリティが不安定なことがあります。特に複雑な動きをさせようとすると、「作画崩壊」が起こりやすいのは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
  • 日本語プロンプトの精度や、動画編集(Compose)機能の使いやすさなど、全体的に「まだこれから良くなっていくんだろうな」と感じる部分も正直ありました。
  • 比較的新しいツールなので、機能や使い勝手は今後どんどん変わっていく可能性があります。

では、どんな人にmorphicはおすすめ?

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、特に以下のようなあなたには試してみる価値があると思います。

  • とにかく手軽に、アニメ風の画像やコンテンツを作ってみたい!
  • コンテンツ制作にあまりコストや時間をかけられない…
  • 新しいAIツールには興味があるから、とりあえず触ってみたい!
  • SNSなどで、他の人とはちょっと違う、目を引く発信をしてみたい!

最後に

morphicは、たしかにまだ発展途上の部分もありますが、「AIでアニメ風コンテンツを作る」という点においては、非常に面白い可能性を秘めたツールだと感じました。特に、無料で気軽に試せるというのは大きなポイントです。

技術の進歩は本当に速いので、今日私が「イマイチかも」と感じた部分も、明日には改善されているかもしれません。

ですから、結論としては、「まずは無料プランで、あなた自身の目で試してみて、使えそうかどうか判断するのが一番!」ということになります。

この記事が、あなたがmorphicを試してみるきっかけになれば嬉しいです。ぜひ、あなたのアイデアをAIの力で形にする楽しさを体験してみてくださいね!

Morphic公式サイトはこちら

https://www.morphic.com

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