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高品質なビデオコンテンツを作るための照明とカメラとマイクの選び方

高品質なビデオコンテンツを作りたいと思っても、機材選びに悩んでしまい、なかなか一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。しかし、本記事で解説するように、実は身近な機材でも十分にプロ顔負けの動画を作ることができるのです。照明は明るさと柔らかさを重視し、カメラはスマートフォンか一眼カメラを目的に合わせて選びましょう。音声は外部マイクを使うことがポイントです。
編集ソフトは無料でも有料でも、目的に応じて選ぶのがおすすめ。機材選びに完璧はありません。大切なのは、まずは手持ちの機材で始めてみること。そうすれば、自然と必要な機材が見えてくるはずです。この記事を読めば、あなたも高品質な動画コンテンツを作れるようになります。ぜひ、あなたのオリジナルの動画を作って、世界に発信してください!

注意:このブログ記事内で紹介している機材のリンクにはAmazonのアフィリエイトリンクを使用しておりますので予めご了承ください。

はじめに:動画コンテンツの重要性

昨今、インターネットを使った情報発信やマーケティングにおいて、動画コンテンツの重要性が高まっています。テキストや音声だけでは伝えきれない情報を、視覚と聴覚を通して効果的に伝えることができるからです。特に、オンラインでの教育コンテンツや商品紹介などでは、動画を使うことで理解度や購買意欲を大きく高めることができます。

しかし、多くの人は「動画制作は難しそう」「高価な機材が必要では?」と二の足を踏んでしまいます。確かに、テレビCMのような高品質な動画を作るには、専門的な知識と高額な機材が必要でしょう。でも、今や誰もがスマートフォンを持つ時代。私たちが情報発信に使う動画なら、もっと手軽に作ることができるのです。

本記事では、私が実際に使っている方法をもとに、どんな機材を使えば安く簡単にプロ顔負けの動画コンテンツが作れるのか、その選び方とポイントを詳しくお伝えします。知識やスキルがなくても大丈夫。この記事を読み終えるころには、あなたも自信を持って動画制作に取り組めるようになっているはずです。

それでは、早速見ていきましょう。高品質な動画を作るために欠かせない要素の一つが「照明」です。照明の重要性と選び方について、次の章で詳しく解説します。

照明の重要性と選び方

動画を撮影する際、多くの人がカメラや音声ばかりに気を取られがちですが、実は照明こそ最も重要な要素の一つなのです。

プロのカメラマンたちは口をそろえて言います。

いくら高価なカメラを使っても、照明なしでは絵にならない」と。

逆に言えば、照明さえ工夫すれば、スマートフォンでも十分に魅力的な映像を撮ることができるのです。

適切な照明は、被写体を立体的に見せ、表情を明瞭に映し出します。

逆に照明が不十分だと、被写体が平面的で暗く見え、映像全体が魅力を失ってしまいます。

それだけ照明は映像の質に大きな影響を与えるのです。

照明の効果を実演

動画で解説してみました↓

以下、画像でも解説します。

照明なしの場合↓ (部屋に備え付けの照明のみオンにしています)

日中に撮影したので、そこまで暗くはないですが顔の右半分が明らかに暗いのがわかるでしょう。

また、動画再生すると分かりますが、部屋の照明をオンにすると、フリッカーが入っているのがわかると思います。(映像がチカチカ点滅している)

(フリッカーについては、カメラのシャッタースピードを変えることで消すことができますが、照明の種類によっては完全に消すのが難しい場合もあります。)

なので、部屋で動画を収録する際は部屋の照明はオフにして、まず机の上にあるデスクライトの光量を上げて、顔にしっかり光が当たるようにしています。

部屋の照明を消してデスクライトをオンにした場合

これだけでも先ほどとだいぶ印象が変わったはずです。(部屋の照明を消すことでチカチカしていたフリッカーも消えました。)

部屋の照明は黄色っぽかったのに対して、デスクライトは青系の色なので、異なる色の照明が混ざるよりも、1つの色に統一した方がいいです。(撮影用の照明機材は色温度を変えることで色味を調整できますが、通常の照明はそのような調整はできませんので、色温度が同じものだけ使うようにするのが理想です。)

三点照明について

さらに照明を凝りたい方は、「三点照明」という考え方に従って照明を増やすのがオススメです。

三点照明とは、写真や動画を撮るときに使われる、とても大切な照明の方法です。この方法では、3つのライトを使って、被写体をきれいに、そしてはっきりと見せることができます。具体的には、「キーライト」「フィルライト」「バックライト」という3つのライトを使います。それでは、それぞれについて、もっと詳しく見ていきましょう。

  1. キーライト
    • これは一番大事なライトで、被写体のメインの明かりです。通常、カメラから見て少し横(約45度)に置きます。このライトで、被写体の形や特徴をはっきりと見せることができます。
  2. フィルライト
    • キーライトだけだと、被写体の反対側に影ができてしまいます。そこで、その影を少し明るくするためにフィルライトを使います。キーライトよりも弱い光で、キーライトの反対側に置きます。これで、影が柔らかくなり、顔や物の形がより自然に見えるようになります。
  3. バックライト
    • 最後に、被写体の背後にバックライトを置きます。このライトは、被写体を背景から分離して、立体感を出すためにあります。バックライトによって、被写体の周りに輝きのようなものができ、より引き立てることができます。

私の場合は、前や横からの光だけではなく、後ろからの光(バックライト)を追加することで、部屋全体の光量を明るくしたり、人物に立体感が出るように工夫しています。

最初からこのように複数の照明を用意する必要はありませんが、部屋の照明だけだと顔が暗くなり、フリッカーも入ってしまうので、映像のクオリティが素人くさく見えてしまいます。

せめて顔だけでも明るく照らすことができるデスクライトなどを購入して、顔が明るく見えるようにしてください。

おすすめの照明機材

プロの現場では様々な照明機材が使われていますが、機材選びのポイントは「十分な明るさ」と「柔らかな光」の2点です。

以下、私が使っている照明機材を紹介します。

デスクライト
山田照明(Yamada Shomei) Zライト ブラック Z-209PROB

スタンド式ライト
Neewer 調光可能な二色480 LEDビデオライトとライトスタンド照明キット

予算が許すなら、複数の照明を用意して、立体感のある映像を目指すのも良いでしょう。

いかがでしょうか。選び方のポイントさえ押さえれば、機材はそれほど高価である必要はありません。

照明をしっかり当てるだけで、映像の質は大きく向上するのですから。

次の章では、もう一つの重要アイテム「カメラ」の選び方について詳しく解説します。

カメラの選び方

動画を撮影するためのカメラ選び。予算が限られている中で、どんなカメラを選べばいいのでしょうか。

私が使っている機材について動画で解説しました↓

スマートフォンで十分な理由

実は、最新のスマートフォンであれば、動画撮影に十分な性能を備えています。

特に最近のハイエンドモデルは、画質や手ぶれ補正などの機能が格段に向上しており、ビデオカメラに劣らない映像を撮影できます。

何より、多くの人が既にスマートフォンを持っているというのが大きなメリットです。

新たに機材を購入する必要がないので、コストを大幅に抑えることができます。

さらに、スマートフォンならいつでもどこでも気軽に撮影できるので、アイデアを思いついたその場で撮影を始められる点も魅力的です。

ただし、スマートフォンで撮影する際は、画面が小さいので構図が決めづらいという難点があります。

三脚やスマートフォン用のジンバルを使って安定させると、より綺麗な映像を撮影できますよ。

一眼カメラのメリットと選び方

スマートフォンで十分とは言え、やはり一眼カメラには及ばない部分もあります。

特に、大きなセンサーによる高画質や、レンズ交換による表現の幅の広さは、一眼カメラならではの魅力です。

動画撮影に適した一眼カメラを選ぶなら、動画に特化した機能を搭載したモデルがおすすめです。

例えば、動画撮影時の自動露出や手ぶれ補正、外部マイク端子などです。

パナソニックのLUMIX GHシリーズやSシリーズのカメラなどが、動画撮影に強いので私もメインで使っています。

Lumix GH6が現在の動画撮影のメインカメラです。絶対に熱で止まらずに撮影が終わるまで撮り切ってくれる、という安心感があるのでメインで使っています。

Panasonic Lumix GH6

パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼カメラ ルミックス GH6 ボディ ブラック DC-GH6

また、レンズ選びも重要なポイントです。

明るい単焦点レンズや、手ぶれ補正機能付きの望遠ズームレンズなどを選ぶと、より高品質な映像を撮影できます。

ただし一眼カメラは、スマートフォンに比べて価格が高く、扱いにも専門知識が必要です。

予算と用途に合わせて、最適な機材を選ぶことが大切ですね。

カメラ選びのポイントをおさらいすると、

  • スマートフォンでコストを抑えつつ十分な画質を狙うなら、三脚などで安定させること
  • 一眼カメラで本格的な映像を目指すなら、動画機能とレンズ選びがポイント

となります。

次の章では、意外と見落とされがちな「音声」の重要性について解説します。

プロ並みの動画に仕上げるには、音声もしっかりとこだわる必要がありますよ。

音声の重要性と選び方

パソコンの内蔵マイクと専用のマイクの違いを収録して比べてみました

動画の印象を大きく左右するのが、意外に見落とされがちな「音声」です。

映像が多少粗くても、音声がクリアであれば見る人は不快に感じません。

しかし、映像が美しくても、音声が悪ければ見る人は不快になってしまいます。

それだけ音声は、動画の質に大きな影響を与えるのです。

内蔵マイクと外部マイクの違い

ほとんどのカメラやスマートフォンには、内蔵マイクが搭載されています。

しかし、内蔵マイクは本体から離れた場所の音を拾うのが苦手です。

内蔵マイクで録音すると、本体の近くの雑音まで拾ってしまい、音声が不明瞭になりがちです。

一方、外部マイクを使えば、音声を収録したい場所に向けてピンポイントで音を拾うことができます。

また、外部マイクは一般的に内蔵マイクよりも高性能なので、クリアで高品質な音声を録音できます。

プロの動画クリエイターが外部マイクにこだわるのは、そのためです。

おすすめの外部マイク

外部マイクにもいくつかの種類がありますが、動画撮影におすすめなのがショットガンマイクとピンマイクです。

ショットガンマイクは、カメラの上部に取り付けて使用します。

(Sennheiser MKE600 というショットガンマイクを使っています。)

ゼンハイザー(Sennheiser) Sennheiser ゼンハイザー MKE 600

マイクを被写体に向けることで、周囲の雑音を拾わずに被写体の音声だけを録音できます。

インタビューや屋外での撮影に適しています。

ピンマイクは、小型のマイクを被写体の服に取り付けて使用します。

マイクを口元の近くに配置できるので、最もクリアな音声を録音できます。

スピーチや講演、ナレーションなどの収録に最適です。

私がおすすめするのは、Sennheiser MKE600というショットガンマイクと、Zoom F2というピンマイクです。

どちらもコストパフォーマンスが高く、初心者にも扱いやすいマイクですよ。

また、パソコンに繋ぐ卓上マイクは、Shure SM7B や ShureMV7を使用しています。

Shure SM7B 音質は素晴らしいですが、パソコンと繋ぐための機材を経由する必要がありますので、初心者にはお勧めしません。

SHURE シュア ダイナミックマイク SM7B

同じShure社のMV7 なら直接パソコンやタブレットなどにUSBケーブルで繋ぐことができるのでオススメです。

SHURE シュア MV7X ポッドキャストマイクロホン

外部マイクを使うことで、音声の質は飛躍的に向上します。

予算が許すなら、ぜひ外部マイクを使って、プロ並みのクリアな音声を目指してみてください。

次の章では、撮影した動画をより魅力的に仕上げるための「編集ソフト」について解説します。

編集ソフトの選び方

↑私はApple社のFinal Cut Pro をメインの編集ソフトとして使っています。

撮影した動画をより魅力的に仕上げるには、編集作業が欠かせません。

適切な編集を施すことで、動画の完成度を大きく高めることができるのです。

ここでは、動画編集ソフトの選び方について解説します。

無料の編集ソフト

まず、予算を抑えたい人におすすめなのが、無料の編集ソフトです。

代表的なのが、Windows付属のフォト(ビデオエディター)やMac付属のiMovieです。

これらは基本的な編集機能を備えており、初心者でも直感的に操作できます。

カット編集や字幕の挿入、BGMの追加などが可能で、シンプルな動画なら十分に編集できます。

また、スマートフォンで撮影した動画なら、アプリで気軽に編集するのもおすすめです。

iPhoneなら「iMovie」、Androidなら「KineMaster」などの無料アプリがあります。

外出先でも、スキマ時間を使って手軽に編集できるのが魅力ですね。

また、シネマカメラや放送用機材を販売しているBlackmagicDesign社のDavinci Resolveも無料版が用意されており、動画クリエイターの間で人気の編集ソフトです。

ただ、使いこなすにはかなりの専門知識が必要ですので、「動画のプロとして食べていきたい!」という人以外はあえて使う必要なないと思います。

有料の高機能編集ソフト

より本格的な編集を目指すなら、有料の高機能編集ソフトを使うのがおすすめです。

代表的なのが、AppleのFinal Cut ProAdobeのPremiereProなどです。

これらは、プロも愛用する高機能な編集ソフトで、高度な編集テクニックを駆使できます。

複数の動画トラックを使った複雑な編集や、高度な色補正、モーショングラフィックスの挿入など、

こだわりの編集を行うことができます。

また、多数のプラグインに対応しているので、機能を拡張することも可能です。

ただし、これらの有料ソフトは価格が高く、学習コストもかかります。

本格的な動画制作を目指す人向けと言えるでしょう。

私のおすすめは、AppleのFinal Cut Proです。

Final Cut Pro Apple公式ページ
https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/

Adobeと違ってサブスクではなく買い切りなので金銭的な負担は少なく、初心者でも比較的習得しやすいと感じています。

ちなみに、前述したBlackmagicDesign社のDavinci Resolveも有料バージョンを持っているので、より自分の動画クリエイターとしてのスキルをレベルアップさせるために、勉強しながら使っています。(ただ、Final Cut Proの方が慣れていて使いやすいので、あくまで仕事のメインはFinal Cut Proを使っています。)

まずは無料ソフトで基本を学び、より高度な編集を目指す際に有料ソフトを検討してみてはいかがでしょうか。

次の章では、これまでの内容を踏まえて、動画制作に必要な機材選びのポイントをまとめます。

おわりに:機材選びのポイントまとめ

本記事では、高品質な動画コンテンツを作るための機材選びについて解説してきました。

ここで、それぞれの機材選びのポイントを振り返ってみましょう。

照明:十分な明るさと、柔らかな光が出せる機材を選ぶ

  • LEDライトがコストパフォーマンスに優れている
  • まずは顔に光を当てるようなライトを用意すべき

カメラ:目的に合わせて、スマートフォンか一眼カメラを選ぶ

  • 最新のスマートフォンでも十分な画質で撮影できる
  • 一眼カメラなら、動画機能とレンズ選びがポイント

音声:内蔵マイクではなく、外部マイクを使う

  • ショットガンマイクは、周囲の雑音を拾わずに収録できる
  • ピンマイクは、最もクリアな音声が録音できる

編集ソフト:目的に応じて、無料か有料のソフトを選ぶ

  • 無料ソフトでも、基本的な編集は可能
  • 本格的な編集を目指すなら、有料の高機能ソフトがおすすめ

これらのポイントを押さえて機材を選べば、プロ顔負けの高品質な動画コンテンツを作ることができます。

機材選びに完璧はありません。

大切なのは、自分の目的や予算に合った機材を選び、実際に使って経験を積むことです。

私も最初は機材選びに悩みましたが、実際に使ってみると意外とシンプルな機材でも十分だと気づきました。

あなたも、まずは手持ちの機材で撮影を始めてみてください。

そうすれば、自然と必要な機材が見えてくるはずです。

動画制作は奥が深く、日々進化し続けている分野です。

常にアンテナを張って、新しい技術や表現方法を取り入れていくことが大切ですね。

この記事が、あなたの動画制作の一助となれば幸いです。

ぜひ、あなたのオリジナルの動画コンテンツを作って、世界に発信してください!

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