ActiveCampaign（アクティブキャンペーン）を使う上で欠かせない顧客管理機能の1つである「Lists（リスト）」の使い方を新規リストの作成方法をこの記事で解説いたします。
前回の記事はこちら
Contacts→Listメニューからリストの管理を行う
今回はActiveCampaign（アクティブキャンペーン）で新規のList（リスト）を作成する方法を解説します。
ActiveCampaignにおけるList（リスト）とは、データベースの中にある顧客を分類するためカテゴリ分けの機能の1つです。
ActiveCampaignのダッシュボード画面左側にあるメニューの「Contacts」→「Lists」からリストの管理画面を表示させることができます。
弊社の画面では、上記のようにすでに作成済みの2つのリストが表示されています。
弊社のアカウントでは、メールマガジンのご購読者様リストと、商品ご購入者様の2つのリストだけ作成しています。
それより細かい分類（どの無料オファーに登録したか？どの商品をご購入いただいたか？）などは「TAG（タグ）」を付与することで分類しています。
最初からあるリストを活用する方法
ActiveCampaignを使い始めた状態ですと、「Master list（マスターリスト）」というような名前のリストが最初は1つだけデフォルトで用意されています。
まずはそのリストを編集し、使用することをお勧めいたします。
画面右側にある「Import Contacts（インポートコンタクト）」と表示されている箇所の右にある三角のプルダウン項目をクリックし、「Edit（編集）」を押して、リストの設定を編集します。
リストの名前と詳細を記入しよう！
各リストのEdit（編集）ボタンを押すと、以下の画像のような「リストの詳細を編集する」ことができるポップアップ画面が表示されます。
この編集画面でできることをお伝えします。
「List Name」→リストの名前を変えることができる（日本語で入力してOKです）
「List URL」→このURLをどのように使うのかは私もわかりませんが、このリストを運用している会社の公式サイトのURLを入力しておくのが無難でしょう。（弊社の場合はこのヒルトル・フィリップ太郎公式サイトのURLを入力しています。）
「List Description」→リストの詳細を記入します。お客様に見られる可能性もありますので、リストマーケティングの透明性を高めるためにも、どのようなリストなのか書いておくことを推奨いたします。（記入例：株式会社〇〇の商品をご購入いただいた方向けのメール配信リストです）など。
リスト設定でURLと詳細を記入すべき理由は？
必ずしもリストURLとリスト詳細の文章を記入しないとダメ、というわけではないと予想しますが、もし仮に私たちが配信するメールがあまりにも到達率が低かったり、迷惑メールに入りすぎているようだと、一般的にメール配信ソフトの運営側から「あなたの会社はスパムメールを配信しているのでもう弊社のソフトを使わせない」と言われてしまう可能性があります。
そうならないためにも、念の為、このリストはどのサイトと紐づいているのか、どのようなリストなのか？という詳細を記入しておくことを推奨いたします。
記入ができたら、ポップアップ画面の「Add」を押下すると設定が反映されます。
その他、リストの管理メニューでできること
その他、リスト管理メニューでできることをいくつか簡単にお伝えします。
まず、最初から表示されている「Import Contacts」（インポートコンタクト＝連絡先をアップロードする）のボタンをクリックすることで、リストに新しい顧客の連絡先をアップロードすることができる画面に飛びます。（リストへのメールアドレスの追加方法についてはまた別の記事で解説いたします。）
その他、「Import Contacts」の横の▼を押して、プルダウンで表示されるメニューから、
・「View Contacts」をクリックすると、そのリストに登録されているメールアドレスの一覧を見ることができます。（画面左のList Name＝リスト名をクリックすることでも見れます。）
・「Engagement Management（エンゲージメント管理）」からは、各リストのアクティブ率（どのくらいの割合の人がメールを開封かクリックしているか？）を確認することができます。同じ画面から「アクティブではない購読者（＝一度もメールを開封もクリックもしていない人）」を一斉に配信停止するなど、無駄なContactsを減らして使用料金を下げるための便利な機能もあります。
「Segments（セグメント）」では、リスト内の特定の条件を満たす人を抽出しておくことができる機能です。弊社ではメルマガを送る際（Campaign機能を使う際）にこの機能をよく使っています。
例えば、メール配信をする際に、「この商品を一度購入したことがある人＝〇〇購入者のタグがある人には送信しない」などのルールを設定しておいて、そのルールに従ってメルマガを送信することができます。そのルールに従ってメール購読者を抽出する機能を「Segment（セグメント）」と呼びます。
リスト全体からタグを使ってセグメントを作成する方法
セグメントでよく使用するのは「Tag」（タグ）です。
プルダウンメニューから「Segment」をクリックすると、そのリスト内のセグメント一覧が表示されます。
そのセグメント一覧の一番下にある「New Segment（新規セグメント）」をクリックすることで、新規のセグメントを作成することが可能です。
またキャンペーン（＝メルマガ配信）を行う際にセグメントの作成方法についてはお話しいたします。
メールやSMS経由で購読を受け付ける設定方法
またプルダウンメニュー内の解説に戻ります。
Segmentの下にある、「Subscribe by Email（Eメールでリストに追加）」「Subscribe by SMS（SMSでリストに追加）」をクリックすると、それぞれ画面が切り替わります。
「Subscribe by Email（Eメールでリストに追加）」の場合は、「指定されたメールアドレスにメールを送ると送信したメールアドレスがリストに追加される」
「Subscribe by SMS（SMSでリストに追加）」の場合は、「指定された電話番号に特定のキーワードを入れてSMSを送り、購読したいメールアドレスを記入するとSMS経由でリストに追加される」
という仕組みです。
あまり使うことはないかと思いますが、「へー、そんなこともできるんだー」という感じの理解で結構です。（弊社もこの機能を使ったことはありません。）
Advanced setting（高度な設定）の解説
それではこの記事の最後に、プルダウンメニューの下のほうにある「Advanced setting」を解説いたします。
こちらは「General Setting（一般設定）」と「Public Pages（一般公開設定）」に分かれているのですが、この回では「General Setting（一般設定）」について解説します。
この設定も基本的には使用しませんが、一応「こんな設定がここからできるんだ」ということを知っていただくために解説いたします。
リストごとのユーザー設定
まず上から順に「List Owner」とは、リストを編集または管理をする運営側のユーザーを指定できます。
あなたが1人でActiveCampaignのアカウントを管理しており、複数のユーザーがいない場合は設定する必要はありません。
新規の購読者に最近のメルマガを自動送信する設定
「Resend last of campaign to new contacts（新規の購読者に最後に送信したメルマガを自動的に送る）」とは、その名の通り、「新しく登録した人に最近のメルマガを送る」設定です。
デフォルトだとオフになっており、私もオフにしていますが、この機能を利用したい場合はオンにしてみてください。
メルマガの確認用メールアドレスの設定
「Send copies of campaign」は、実際に送信されるメルマガを確認するためのメールアドレス（複数のメルアドを設定可能）を記入しておくと、メルマガが送信された際にそのメールアドレスにも実際のメルマガが送信される機能です。
新規リスト登録やメール解除があった際の通知機能
「Send subscription notification to（新規登録のメール通知）」は通知機能で、新規のリスト登録があれば、この空欄に入力したメールアドレスにお知らせが届きます。（弊社の場合はClickfunnelsとActiveCampaignを連動させており、Clickfunnelsからのメール通知機能で満足しており、この機能は使っていません。）
「Send unsubscribe notification to（リスト解除のメール通知）」は同様に、購読者がリストを解除した際の通知をメールで届ける設定です。
「Public Pages」については別の回で詳しく解説させて頂きます。
リストの複製と削除の方法
最後にプルダウンメニューの一番下には、「Copy」＝リストの複製、と「Delete」＝リストの削除、の機能があります。
めったに使う機能ではないと思いますが、リストの複製と削除もできる、ということを覚えておいてください。（リストを削除すると、そのリストに含まれるメールアドレス購読者のデータも消えてしまうはずなので、慎重に行なってください。）
以上がActiveCampaign（アクティブキャンペーン）で新規のList（リスト）を作成する方法です。
この記事の解説動画はこちら
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