Hailuo AIの実力は?商用利用できるのは有料プラン

Hailuo AIの実力は?商用利用できるのは有料プラン

追記(2026年9月):この記事は2024年11月に私がHailuo AIを試したときの記録です。そのあと、ツールは大きく変わりました。2026年9月時点の現行モデルはMiniMax H3で、動画の長さは4〜15秒、解像度は768pまたは2K、24fps、しかも音声(ステレオ)も映像と一緒に作られます。私が試した当時は6秒・音声なしでした。有料プランでは、Googleの「Veo 3.1」のような他社のモデルも同じ画面から選べます。この記事に載せている画面写真と生成動画は、記事の後半の追記部分(2025年1月)をのぞいて、私が試した2024年11月のものです。

もうひとつ、仕事で使う人に関わる大事な話です。Hailuo AIが規約で商用利用を認めているのは有料プランだけです。無料プランについてはそうした記述がなく、ダウンロードした動画には透かしが入ります。つまり、お試しは無料でできますが、広告や商品ページなど仕事で使う動画を作るなら有料プランが前提です。料金は2026年9月時点で、Standardが定価 月14.99ドル(年払いなら月あたり8.40ドル)から。無料クレジットも、いまは登録したときに一度もらえるのが基本で、この記事に書いた「毎日のログインボーナスで使い続けられる」形ではなくなりました。

中国発の動画生成AI「Hailuo AI」を、2024年11月に実際に使ってみた記録です。テキストを入力するだけで動画を自動生成でき、無料版でも機能を試すことができます。欧米人物の表現に優れ、動物や風景も自然な動きで表現可能。ただし、アジア人の表現にはまだ改善の余地があり、中国製AIツールならではの注意点もあります。そして規約で商用利用を認めているのは有料プランだけで、無料プランでダウンロードした動画には透かしが入ります。仕事で使う動画を作るなら、有料プラン(Standardが定価 月14.99ドルから/2026年9月時点)が前提だとお考えください。実際の使用例や具体的な設定方法、活用のコツまでお伝えします。

はじめに

「動画を作りたいけど、編集スキルがない…」

「動画制作にかける時間がない…」

そんなあなたに朗報です。最近、テキストを入力するだけで自動的に動画を生成してくれるAIツールが次々と登場していますが、その中でも特に注目を集めているのが「Hailuo AI(ハイルオAI)」です。

Hailuo AIは、中国・上海のMiniMax社が開発した動画生成AIで、テキストや画像から動画を生成することができます。私が試した2024年11月当時は1本およそ6秒でしたが、2026年9月時点の現行モデル「MiniMax H3」では4〜15秒・最大2K・音声つきまで作れるようになりました。SNSでの口コミが広がり、特に無料でも試せるという点で、個人クリエイターやマーケター、起業家の間で人気を集めました。

なぜ今、話題になっているのか

Hailuo AIが注目を集める理由は主に3つあります:

  1. 手軽な利用開始:メールアドレス(Gmail)だけで登録でき、すぐに無料のお試しクレジットがもらえます。
  2. シンプルな操作性:プロンプトを入力するだけで、AIが自動的に動画を生成。複雑な設定は不要です。
  3. コスト面での優位性:無料でも試せます(2024年11月当時はデイリーログインボーナスでクレジットが貯まりました。2026年9月時点の公式の料金表では、無料クレジットは登録時の一度きりが基本です)。

ただし、中国製のAIツールということで、個人情報の取り扱いに不安を感じる方もいるかもしれません。この記事では、実際に使用した経験をもとに、Hailuo AIの実力と注意点を詳しく解説していきます。

基本機能と特徴

Hailuo AIには2つの主要な動画生成機能が搭載されています。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

テキストから動画生成

(↑プロンプト「パソコンの前で悩んでいる男性」動画は以下に貼りました↓)

プロンプトを入力するだけで、AIが自動的に動画を生成する機能です。例えば:

  • 「パソコンの前で仕事をする女性」
  • 「公園を走る犬」
  • 「オフィスでミーティングをする人々」

といった指示を入力するだけで、それに合わせた動画を作成してくれます。英語でプロンプトを入力すると、より精度の高い結果が得られる傾向にありますが、日本語でも動画は生成してくれます。

(このように非現実的な動画も文章を入力するだけで生成可能です:プロンプト「柴犬とゴリラが仲良くベッドで寝ている様子」動画は以下に貼りました↓)

画像から動画生成

(Midjourneyで生成した画像をHailuao.aiで動画にしました。無料プランの状態でも静止画を動画にした際のクオリティは高いと感じます。動画は以下に貼りました↓)

静止画をアップロードすると、その画像に動きを加えた動画を生成できます。特に:

  • 商品写真のアニメーション化
  • ロゴの動的表現
  • ポートレート写真の動画化

などに活用できます。

(↑こちらもMidjourneyで作成した画像をHailuao.aiで動画化しました。動画化しても元の静止画の顔が劣化せずに自然な形で笑っています。動画は以下に貼りました↓)
(↑こちらもMidjourneyで作成した画像をHailuao.aiで動画化しました。自然な笑顔が生成されています。動画は以下に貼りました↓)

生成時間とクレジット

動画の生成には以下のリソースが必要です:

  • 所要時間:5分〜数時間(サーバーの混雑状況による)
  • 必要クレジット:1動画につき30クレジット(2024年11月時点。選ぶモデルと長さで変わるので、いまの消費量は公式の料金ページでご確認ください)
  • 同時生成数:無料プランでは最大3つまで(2024年11月時点。2026年9月時点の公式の料金表では、無料プランは同時に動く生成が1本、待ち行列が4本までです)

私が試した2024年11月の時点では、一度に3つまでの動画を同時に生成できる点が便利でした。ただし、生成時間は混雑状況によって大きく変動するため、締め切りの厳しい案件での利用には注意が必要です。

生成される動画の仕様

(↑プロンプト「パソコンの前で喜んでいる女性」で作成した動画。キーボードを手に多少違和感を感じます。動画は以下に貼りました↓)

生成される動画は以下の特徴を持ちます:

  • 長さ:約6秒(2024年11月時点。現行のMiniMax H3は4〜15秒)
  • 画質:HD品質(720p以上)(2024年11月時点。現行のMiniMax H3は768pまたは2K)
  • 形式:MP4
  • アスペクト比:16:9(標準)

無料プランでは動画にウォーターマーク(透かし)が付きますが、有料プランに移行することで除去することができます。ここは2026年9月時点でも同じで、公式の規約にも「無料ユーザーがダウンロードした動画には透かしが入る」と書かれています。

実際の生成結果を検証

Hailuo AIで実際に動画を生成してみると、いくつかの興味深い特徴が見えてきました。

人物動画の生成結果

(↑子どもが凧揚げをしている動画。画質も含めてディテールはイマイチですが、自分の造形や動きには違和感はないです。動画は以下に貼りました↓)

欧米人物の表現が特に優れています。パソコンの前で働く女性や、オフィスでのビジネスシーンなどは、手の動きに若干の不自然さは残るものの、全体的に高いクオリティを実現しています。

一方で、日本人キャラクターの生成については、まだ改善の余地があります。着物風の衣装が自動的に選択されたり、顔の造形や髪型に不自然さが残るなど、アジア人の特徴を完全には捉えきれていない様子が見られます。

(↑プロンプト「スマートフォンを見ながら笑っている日本人女性」で生成した動画。指定したわけでもないのに着物を着ていたり、「ステレオタイプな日本人像」という感じがします。動画は以下に貼りました↓)

動物や風景の表現

動物の動きは比較的自然で、リアルな表現が可能です。特に:

  • 走る犬の動き
  • 動物のダンス動作
  • 自然な表情の変化

などが高いクオリティで生成されます2

技術的な特徴

生成される動画の基本スペックは以下の通りです:

  • 解像度: 720p(2024年11月時点)
  • フレームレート: 25fps(2024年11月時点)
  • 動画の長さ: 6秒(2024年11月時点)
  • 対応アスペクト比: 2:5から5:2まで

ここに挙げたスペックは、私が試した2024年11月時点のものです。2026年9月時点の現行モデル「MiniMax H3」は、4〜15秒・768pまたは2K・24fpsで、映像とステレオ音声を同時に作れます。高速版の「MiniMax H3 Max」は5〜15秒・480pまたは768pです。私はまだ現行モデルでは試していませんが、公式の情報を見る限り、作れる動画の幅はかなり広がっています。

生成時の注意点

プロンプトの入力方法によって生成結果が大きく変わることがわかりました:

  • 英語でのプロンプト入力がより良い結果を生む傾向にあります
  • 具体的な動作の指定(例:「素早く歩く」)で、より自然な動きを実現できます
  • 複数の動作を組み合わせると、不自然になりやすい傾向があります

料金プランと使い方

Hailuo AIの料金体系は、無料プランと有料プランで構成されています。まずは私が試した2024年11月時点の内容をそのまま残し、そのあとに2026年9月時点の料金をまとめました。ここで先にお伝えしておくと、規約で商用利用を認めているのは有料プランだけです(2026年9月時点)。仕事で使う動画を作るつもりなら、この前提で読み進めてください。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

無料プランの特徴

先に大事なところをお伝えします。無料プランについては、商用利用を認める記述が規約にありません。ダウンロードした動画にも透かしが入ります(2026年9月時点)。ここから書く内容は「まず試してみる」ための説明だと思って読んでください。

(↑動画を1つ作るのに30クレジットが必要なので、私のアカウントは残り10クレジットしかなくこれ以上は動画を作れません。デイリーログインボーナスが貯まるまで待つか、有料プランに課金する必要があります。)

2024年11月に私が使ったときは、無料プランでも十分に機能を試すことができました:

  • デイリーログインボーナスでクレジットが貯まる(2024年11月時点)
  • 最大3つまでの同時動画生成が可能(2024年11月時点)
  • 基本的な動画生成機能がすべて利用可能

ただし、生成された動画にはウォーターマークが付き、1日の生成数に制限があります。

ここは2026年9月時点で変わっています。公式の料金表では、無料プランのクレジットは「登録したときに一度だけもらえるお試し分」という扱いです(課金の画面には今も「Daily Bonus Credit」という言葉が残っていますが、料金表からは毎日もらえることを確認できませんでした)。使えるのは自社モデルだけで、他社モデルは無料プランでは選べません。同時に動かせる生成は1本、待ち行列は4本まで。そしてダウンロードした動画には透かしが入ります。「毎日ログインすればずっと無料で使える」とは、いまは考えないほうがいいです。

有料プランの詳細

仕事で使う動画を作るなら、ここから先が本題です。規約で商用利用の権利が利用者に残ると書かれているのは、有料プランに入っている間に作ってダウンロードした動画だけだからです(2026年9月時点)。

(↑毎月払いの金額一覧です。使用料金は本記事執筆時点でのものですので変わる可能性があることをご了承ください。)
(↑年間払いの金額一覧です。使用料金は本記事執筆時点でのものですので変わる可能性があることをご了承ください。)

スタンダードプラン(月額9.99ドル/2024年11月時点)

  • 月1000クレジット付与(約33本の動画生成が可能)
  • ウォーターマークの除去
  • 優先的な動画生成処理

アンリミテッドプラン(月額94.99ドル/2024年11月時点)

  • 無制限の動画生成
  • 最優先の処理速度
  • すべての機能が利用可能

ここからは2026年9月時点の料金です。プラン名も金額も、私が試した2024年11月当時とは変わりました。以下はすべて定価(ドル建て・税別)で、時期によって割引が出ます。

  • Free(0ドル):登録したときに一度きりの無料クレジット。自社モデルのみで、ダウンロードした動画には透かしが入る
  • Standard:月14.99ドル(年払いなら月あたり8.40ドル)/月1,000クレジット
  • Pro:月54.99ドル(年払いなら月あたり30.40ドル)/月4,500クレジット
  • Master:月119.99ドル(年払いなら月あたり71.20ドル)/月のクレジット数は、公式の料金画面が10,500、規約のページが10,000と食い違っている

このほかに上位のMaxプランもありますが、金額は規約のページが月199.99ドル、料金画面が月216.00ドルとなっていて、公式の中でも数字が一致していません。月払いと年払いで金額が変わるので、申し込む前に必ず公式の料金ページで今の金額をご確認ください。なお、2024年当時にあった「アンリミテッドプラン」は、2025年6月18日で新規の販売が終わっています。有料プランに入ると、Veo 3.1のような他社のモデルも使えるようになります。

クレジットの効率的な使い方

限られたクレジットを最大限活用するためのポイントは:

  • デイリーログインを欠かさず行う(2024年11月時点のやり方です。前に書いたとおり、2026年9月時点では登録時の一度きりが基本になっています)
  • 生成前にプロンプトを十分に練る
  • 複数の動画を同時生成して待ち時間を効率化(2024年11月時点のやり方です。2026年9月時点の公式の料金表では、無料プランで同時に動かせる生成は1本、待ち行列が4本までです)

動画生成の実践的なワークフロー

  • プロンプトの準備
  • 英語で具体的に記述
  • 動作や表情を詳細に指定
  • 生成設定の最適化
  • 適切なアスペクト比の選択
  • 画質設定の調整
  • クレジットの確認
  • 残りクレジット数の確認
  • 必要に応じてプランのアップグレード

このような計画的な利用により、限られたクレジットでも効果的な動画制作が可能です。

使用時の注意点

Hailuo AIを活用する際は、以下の点に注意が必要です。

セキュリティ面での考慮

  • 中国企業による開発という点を考慮
  • 個人情報の取り扱いに関する理解
  • アップロードするコンテンツの選択に注意

技術的な制限事項

  • 生成時間にばらつきがある
  • サーバー混雑時は処理が遅くなる
  • 同時生成数に制限あり

画質とクオリティの限界

  • 人物表現に関する制限
  • 細かい動作の不自然さ
  • アジア人の表情や特徴の表現が不十分

商用利用時の注意点

  • ウォーターマークの取り扱い
  • 著作権に関する確認
  • 生成された動画の二次利用についての理解

この点は2026年9月時点でははっきりしています。Hailuo AIの支払いに関する規約には、有料プランに入っている間に作ってダウンロードした動画について、商用目的で使う権利を含めて権利は利用者に残ると書かれています。裏を返すと、無料プランについては商用利用を認める記述がありません。しかも無料プランでダウンロードした動画には透かしが入ります。広告・商品ページ・YouTubeなど、仕事で使う動画をHailuo AIで作るなら、先に有料プランに入ってから作ると考えてください。あわせて利用規約には、生成した動画を仕事で使うときに必要な権利の確認は利用者の責任だとも書かれています。

安定した運用のために

  • プロンプトの最適化を継続的に行う
  • 十分なクレジット残高の確保
  • 生成時間を考慮したスケジュール管理

これらの注意点を理解した上で、適切な用途で活用することが重要です。

まとめ

Hailuo AIは、動画生成の新しい可能性を切り開くツールとして注目を集めています。

主なメリット

  • 高品質な動画生成:720p解像度、25fpsの滑らかな映像を実現(2024年11月時点)
  • 多様な生成方法:テキストからの生成とImage-to-Video機能の両方に対応(特に静止画を動画に変えるImage-to-Videoの性能は他の動画生成AIと比べてもかなり高いと感じました。)
  • 使いやすさ:直感的なインターフェースで、専門知識がなくても簡単に操作可能

改善が期待される点

  • 生成時間:サーバーの混雑状況により、待ち時間が長くなることがある
  • アジア人の表現:欧米人に比べて、やや不自然さが残る場合がある
  • 動画の長さ:2024年11月に試した時点では6秒という制限がありました(2026年9月時点の現行モデルMiniMax H3は4〜15秒です)

おすすめの活用シーン

  • SNSでの短編動画コンテンツ制作
  • 商品PRや広告用の動画作成
  • 教育コンテンツの視覚的補助
  • アイデアの可視化やプレゼンテーション

このうち、商品PRや広告のように仕事で使う動画は、有料プランで作ってください。規約で商用利用を認めているのは有料プランだけだからです(2026年9月時点)。

次のステップ

(Googleアカウントを使用してアカウントを作成することが可能です。)

まずは無料で登録して、使い勝手を確かめるところから始めるのがおすすめです。そのうえで、仕事で使う動画を作るなら、有料プランに切り替えてから作ってください。規約で商用利用を認めているのは有料プランだけで、無料プランでダウンロードした動画には透かしが入るからです。2026年9月時点の有料プランは、Standardが定価 月14.99ドル(年払いなら月あたり8.40ドル)からです。プロンプトの書き方を何度も練り直すことで、より質の高い動画になっていきます。

個人的には、静止画から動画を作成するImage to Videoのクオリティは非常に高いと感じましたので、静止画から動画を生成したい場合はHailuo AIを積極的に使おうと思いました(2024年11月時点の感想です)。

Hailuo AI(ハイルオAI)公式サイトはこちら

https://hailuoai.video

追記:Hailuo.aiがチャットボットAI機能を公開しました!

↑Hailuo.aiのMiniMax-01という言語モデルを使用したチャットボット機能が追加されました!無料のアカウントでも十分に使えました。

なんと2025年1月にHailuo.aiは動画生成AI機能だけではなく、ChatGPTのようなチャットボットツールを公開しました。MiniMax-01という言語モデルを使用したチャットボットAIツールであり、実際に使ってみたところ、当時のChatGPT(GPT-4o)やClaude 3.5 Sonnetと十分に対抗できる性能だと感じました。ますます中国とアメリカのAI競争が激化しそうですね。詳細は以下の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

ここも2026年9月時点では変わっています。チャット(言語モデル)は「MiniMax Agent」(agent.minimax.io)という別のサイトに分かれ、現行モデルはMiniMax-M3(2026年6月1日公開)になりました。音声の生成も「MiniMax Audio」(www.minimax.io/audio)という別のサイトに移っています。つまり「Hailuo AIの中に動画もチャットも音声もある」という形ではなくなり、動画はHailuo AI、チャットはMiniMax Agent、音声はMiniMax Audioと、入り口が分かれました。以下の記事は2025年1月に書いたものですので、その前提でお読みください。

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