
ブログやSNSの画像作成、「もっと簡単にできたら…」と思っていませんか? 話題のChatGPTの新しい画像生成機能(GPT-4o)が凄いらしいけど、「本当に使えるの?」「日本語の文字はちゃんと入るの?」と気になりますよね。この記事では、私が実際にGPT-4oを徹底的に試し、そのリアルな実力を良い点も悪い点も包み隠さずレビュー! あなたがこの最新機能をビジネスでどう活用できるか、具体的な使い道から注意点まで、この記事を読めばきっと判断できるようになりますよ。
商品画像やSNS投稿、「自分で手軽に作れたら…」と思っていませんか?
「この商品の魅力を伝える、もっと”目を引く”画像が欲しいな…」
「ブログやSNSで使う画像、毎回探すのも作るのも正直ちょっと大変…」
「デザイナーさんに頼むのもいいけど、費用も時間もかかるし…」
インターネットで自分の商品やサービスを広めたい、と考えているあなた。
日々の情報発信や商品紹介で、画像の大切さを感じている場面は多いのではないでしょうか?
魅力的な画像は、確かにお客様の注意を引きつけ、メッセージを効果的に伝えてくれます。
でも、いざ自分で作ろうとすると、デザインソフトは難しそうだし、センスにも自信がない…。かといって、毎回プロに頼むとなると、費用がかさんでしまいますよね。私も、昔は画像の準備に本当に苦労しました。「もっと簡単に、自分でサッと作れたらどんなに楽か!」といつも思っていたんです。
そんなあなたの悩みを解決してくれるかもしれない、すごいニュースが飛び込んできました。
それが、ChatGPTの画像生成機能が新しくなった、という話題です。
「え、ChatGPTって文章を作るAIじゃないの?」
そう思ったかもしれません。実は以前からChatGPTにも画像を作る機能はあったのですが、正直なところ「うーん、ちょっと微妙かも…」と感じる部分もありました。
でも、今回登場した新しい「GPT-4o(ジーピーティーフォーオー)」というモデルを使った画像生成は、「かなり使えるレベルになっているらしいぞ!」と、あちこちで話題になっているんです。特に、これまでAIが苦手としていた日本語の文字を入れることなんかも、かなり得意になったとか…?
もしこれが本当なら、あなたがこれまで画像作成で抱えていた悩みや手間から解放されるかもしれません。
そこでこの記事では、私ヒルトルが実際に新しいChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能を徹底的に試してみました!
- 本当にキレイな画像が作れるの?
- 日本語の文字はちゃんと表示される?
- あなたのビジネス(商品画像、広告、SNS投稿など)に、どれくらい使える?
- 実際に使ってみて分かった良い点、そして「うーん…」と思った点
などなど、良いことも悪いことも包み隠さず、正直にレビューしていきます。
この記事を読めば、ChatGPTの新しい画像生成機能が「今のあなたにとって使える武器になるのかどうか」が、きっと判断できるようになるはずです。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
じゃあ、具体的に何がどう変わったの? 新しい画像生成をチェック!

「ChatGPTの画像生成が新しくなったって言っても、前のと何が違うの?」
「具体的に、どんなところがパワーアップしたの?」
きっとあなたはそう思っているはずです。
実は、以前のChatGPTにも「DALL-E(ダリ)」という名前の画像を作る機能がありました。覚えている方もいるかもしれませんね。
ただ、このDALL-Eくん、ちょっとクセがあったんです。
作ってくれる画像が、なんというか…いかにも「AIが作りました!」という感じがして、少し不自然に見えることもありました。それに、画像の中に日本語の文字を入れるのは、もう本当に苦手で…。お願いしても、なんだか不思議な記号や、読めない言葉になってしまうことが多かったんです。
私も最初は面白がって使ってみたのですが、正直、「うーん、仕事で使うのはまだ難しいかな…」と感じて、あまり使わなくなってしまいました。
ところが!今回、ChatGPTは大きなアップデートを行いました。
これまで文章を考えたり、質問に答えたりしていたChatGPTの”メインの頭脳”とも言える「GPT-4o」が、なんと画像生成も直接担当するようになったんです!
例えるなら、以前は画像担当の別のスタッフ(DALL-Eくん)に指示を出していたのが、今回は一番賢いメインのスタッフ(GPT-4oくん)が、自ら腕まくりして画像も作ってくれるようになった、という感じでしょうか。
その結果、何が変わったのか?
私が実際に使ってみて感じた、大きな進化ポイントは主にこの3つです。
- 画像の「質」がぐんと良くなった!
まず、作られる画像の自然さ、リアルさが格段にアップしました。以前の「AIっぽさ」がかなり薄れて、より写真に近い、あるいはプロが描いたようなイラストに近い雰囲気の画像を作れるようになった、という印象です。これは大きな進歩ですよね。 - ついに来た!「日本語の文字入れ」がかなり得意に!
これが一番の注目ポイントかもしれません。あれほど苦手だった日本語の文字を、かなり正確に画像の中に入れられるようになったんです! これには私も本当に驚きました。「最新AIツール大全」みたいな、ちょっと長めの日本語タイトルも、かなりそれっぽく表示してくれるんです。(もちろん、まだ少し苦手な部分もあるんですが、それは後ほど詳しくお話ししますね) - こちらの”お願い”を、より賢く理解してくれるようになった(気がする!)
「こんな感じで、ああして、こうして…」といった、少し複雑なお願い(プロンプトと言います)に対しても、以前よりずっと意図を汲み取って、画像に反映してくれるようになったと感じます。ただ画像を出すだけでなく、こちらの要望に合わせて微調整してくれる賢さが増したイメージですね。
つまり、今回のアップデートで、ChatGPTの画像生成は、ただ「面白いオモチャ」という段階から、「もしかしたら、本当に仕事の助けになるかも?」と思えるレベルへと、大きく進化した可能性があるんです。
「ふーん、なるほどね。でも、実際にどんな画像が作れるの?」
そう思いますよね。
次のパートでは、私が実際にこの新しいChatGPT(GPT-4o)を使って、色々なパターンの画像を作ってみた具体的な実例をたくさんお見せします! あなたのビジネスで使えそうなアイデアが見つかるかもしれませんよ。
【実例で見る】ChatGPT(GPT-4o)で、私が実際にこんな画像を作ってみました!
「理屈はわかったけど、じゃあ実際にどんな画像が作れるの?」
そうですよね、やっぱり自分の目で見てみるのが一番です。
ここからは、私が新しいChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能を使って、色々なパターンの画像を実際に作ってみた結果を、包み隠さずお見せしていきます!
あなたのビジネスで「こんな風に使えるかも!」というヒントが見つかるかもしれませんよ。
《パターン1》すでに持っている商品画像を、いい感じにアレンジしてみた

まずは、すでに手元にある画像を元にして、AIにアレンジをお願いしてみました。
例えば、うちのデザイナーに作ってもらった商品画像があったとします。これをChatGPTにアップロードして、「これと似た雰囲気で、新しいバージョンを作ってみて!」とお願いする感じです。
すると…
元の画像と全く同じではないんですが、AIがその画像のデザインや雰囲気を読み取って、かなり近いイメージの新しい画像を作ってくれました! これはちょっと驚きでしたね。
さらに、「この画像のタイトル文字を『Meta Ads Masterclass』に変えてみて」とお願いしたら、ちゃんと文字だけを差し替えたバージョンも作ってくれたんです。

これは、例えば…
- 「今の商品の写真、悪くないけどもう少しだけ変えたいな…」
- 「この画像のタイトルだけ変えたバージョンが欲しいんだけど、デザイナーさんに頼むほどでもない…」

なんていう時に、すごく便利かもしれません。元画像があれば、それを元にAIが新しいアイデアを出してくれる、そんな使い方ができそうです。
《パターン2》広告やSNS投稿に!「文字入り」画像を作ってみた

次に試したのが、今回の目玉機能ともいえる「文字入れ」です。
ただ、正直に言うと、完璧!とまではいかない場合もありました。
例えば、ブログ記事のサムネイル画像を作ってもらおうと、少し長めの日本語タイトル「最新AI『DeepSeek V2』を徹底解説!使い方と料金、ChatGPTとの違いは?」を入れてお願いしたところ…
残念ながら、文字が左に寄りすぎて見切れてしまったり、全部入りきらなかったり…。

でも、諦めずに「テキストを中央揃えにして!」「背景にこの画像を使って!」と追加で指示を出していくと、AIも頑張って修正してくれて、だんだんイメージに近いものになっていく、という感じでした。
これがもっとスムーズになれば、
- キャッチコピーを入れた広告用の画像
- SNSでパッと目を引く文字入りの投稿画像
などを、デザイナーさんに頼まなくても、自分でサッと作れるようになるかもしれませんね。まだまだ試行錯誤は必要そうですが、可能性はすごく感じました!
《パターン3》ブログ・YouTubeのサムネイルはどこまで作れる?試行錯誤の結果は…

ブログやYouTubeをやっている方なら、サムネイル画像作りも結構な手間ですよね。これもAIに任せられたら最高!と思い、試してみました。
先ほどの文字入れの試行錯誤もそうですが、さらに「この私の写真を背景に使って、こんなタイトルを入れてYouTubeサムネイルっぽくして!」とお願いしてみたんです。
結果は… うーん、正直、「惜しい!」という感じでした。
- 文字は入るものの、やっぱり見切れたり、変なところで改行されたり…。
- 一番の問題は、私の顔写真が、なんだか別人みたいになってしまったこと(笑)。AIが元写真を参考にしつつも、新しく”生成”してしまうので、完全に同じにはならないんですね。

- 細かいところを見ると、文字に誤字があったり(「モデル」が「モテる」になってたり…笑)
もちろん、「文字を全部入れて!」「もっと大きく!」と指示すれば、ある程度は修正してくれます。
でも、今の段階では、ブログやYouTubeのサムネイルを完全にAI任せで作るのは、まだちょっと難しいかもしれません。
ただ、デザインのアイデア出しに使ったり、ラフ案を作ってもらったりするのには役立つかもしれませんね。
《パターン4》【おまけ】あなたの写真がアニメ風に!? ちょっと面白い使い方

これはちょっとしたオマケですが、自分の写真をアップロードして「日本のアニメ風にして!」とお願いしたら、本当にアニメのキャラクターみたいになった画像が出てきました!
今、SNSなんかでも、有名な写真や風景を「ジブリ風」みたいなアニメ調に変換した画像が流行っていますよね。あれと同じようなことが、ChatGPTでも簡単にできるんです。

私の写真も、まあ、本人とはちょっと違う感じにはなりましたが(笑)、ガラッと雰囲気を変えた面白い画像が作れました。

あなたのビジネスに直接役立つかは分かりませんが、
- SNSでのちょっとした話題作り
- プロフィール画像の雰囲気を変えてみる
なんていう使い方なら、面白いかもしれませんね。
《パターン5》【番外編】アイデアを形に!AIに漫画を描かせてみた

さらに番外編として、「漫画も作れるらしい」と聞いたので試してみました!
例えば、「高校生の男女が角でぶつかって、転校先で再会する、みたいなありがちな少女漫画のプロットを考えて、それを漫画にして!」と無茶ぶりしてみたんです。
すると、ChatGPTはまず数ページ分のプロット(あらすじとセリフ)を考えてくれました。
そして、そのプロットをもとに「漫画のページを作って!」とお願いすると…






なんと、コマ割りされた、それっぽい漫画の画像が出てきたんです! これには本当にビックリしました。絵が全く描けない私でも、AIにお願いすれば漫画が作れてしまう時代になったんですね…。
ただし! やっぱりここでも日本語の文字が怪しい…。セリフが変なフォントだったり、読めない文字になっていたりして、そのまま仕事で使えるレベルではありませんでした。
でも、将来的にこの文字の問題が解決されたら…
- 商品の使い方を分かりやすく漫画で説明する
- お客様の悩みを漫画形式で紹介して共感を呼ぶ
- 広告でストーリー性のある漫画を使う
といったことが、漫画家さんに頼まなくても、もっと手軽にできるようになるかもしれません。すごい可能性を感じますよね!
いかがでしたか?
実際に色々な画像を作ってみて、「お、これは使えるかも!」と思った部分と、「うーん、まだここが課題だな…」と感じた部分の両方が見えてきたと思います。
次のパートでは、これらの実例を踏まえて、新しいChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能の「良い点(メリット)」と、「注意点・弱点(デメリット)」を、さらに詳しく整理してお伝えしますね。
実際に使ってわかった!ChatGPT画像生成の「これは良い!」3つのポイント
色々な画像を作ってみた結果を踏まえて、「じゃあ、結局のところ、新しいChatGPTの画像生成の良い点は何なの?」と感じているかもしれませんね。
私が今回、実際に使ってみて「これは良いな!」と特に感じた、3つの大きなメリットをお伝えします。
ポイント1:嬉しい!「日本語で指示できる」手軽さ

まず、なんといってもコレが大きい! 普通に日本語で「こんな画像を作って!」とお願いできることです。
海外で開発されたAIツールって、どうしても英語で指示を出さないといけなかったり、日本語でお願いしても全然言うことを聞いてくれなかったり…なんてことが結構ありますよね。英語が苦手だと、それだけで使うのが億劫になってしまいます。
でも、今回のChatGPT(GPT-4o)は、私たちが普段使っている言葉で、かなり自然にお願いを聞いてくれるんです。これは本当に助かります。特別なAIの知識やプログラミングスキルがなくても、「ちょっと試してみようかな」と思える、心理的なハードルがぐっと下がるのを感じました。
同じ会社(OpenAI)が作っている動画生成AI「Sora」なんかも日本語の指示に対応していますし、この「日本語で使いやすい」というのは、私たちにとって大きなメリットですよね。
ポイント2:苦手だった「文字入れ」が進化!可能性が広がった!
そして、やっぱり「文字入れ」機能の進化は外せません!
これまで、AIで画像を作る上で大きな壁の一つだったのが、この「文字」でした。特に日本語は本当に苦手で、まともに表示されることは稀だったんです。
それが今回、実例でもお見せしたように、商品名やキャッチコピーなどを、かなりまともな形で画像に入れられるようになりました。これは、画像活用の可能性を大きく広げてくれる進化だと感じます。
もちろん、正直に言うと、まだ「完璧!」とは言えません。
よく見るとフォント(文字のデザイン)が少し変だったり、小さい文字が潰れて読みにくかったりすることもあります。このあたりは、次の「注意点」のパートで詳しくお話ししますね。
それでも、「画像に文字を入れたい」と考えていた
- 広告バナー
- 商品の説明画像
- SNSでの告知画像
などを、AIを使って自分で作れる可能性がグッと高まったのは、間違いなく大きなメリットです。
ポイント3:元の画像を元に、色々なバリエーションを作れる!
ゼロから画像を作るだけでなく、すでに持っている画像や写真をChatGPTにアップロードして、それを元に新しい画像を作ったり、修正したりできるのも、すごく便利な点です。
実例パートで紹介したように、
- 既存の商品画像の雰囲気を少し変えたい
- 持っている写真を使って、アニメ風のイラストを作りたい
- この画像を参考にして、タイトルだけ変えたバージョンが欲しい
といったことが、AIに「これを使って、こんな感じにして!」とお願いするだけでできてしまうんです。
これは、手持ちの素材を有効活用できますし、「ちょっとだけ変えたいんだけどな…」という細かな要望にも応えやすいですよね。ゼロから考えるのが苦手な場合でも、元になるものがあれば、そこからアイデアを広げていく助けにもなります。
このように、新しいChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能は、
「日本語で指示できる手軽さ」
「進化した文字入れ能力」
「既存画像を元にアレンジできる柔軟性」
という、私たちにとって嬉しいメリットを備えていることがわかりました。
これなら、今まで画像作成に悩んでいたあなたも、「自分でもできるかも!」と思えるのではないでしょうか?
…と、良いことばかりをお伝えしてきましたが、もちろん万能ではありません。
実際に使ってみると、「うーん、ここはまだイマイチだな…」と感じる注意点や弱点も見えてきました。
次のパートでは、そうした「使う前に知っておきたいこと」を、正直にお話ししていきますね。良い点だけでなく、弱点もしっかり理解しておくことが、上手にAIを活用するコツですよ。
でも、ちょっと待って!使う前に知っておきたい「注意点・弱点」も正直に…
さて、ここまでChatGPTの新しい画像生成機能の良い点を見てきて、「おぉ、すごい!今すぐ使ってみたい!」とワクワクしているかもしれませんね。
その気持ち、すごくよく分かります! 私も最初に試した時は、その進化に本当に驚きましたから。
でも、どんなツールにも良い面があれば、必ず「うーん…」と思う面もあります。期待しすぎると、後でがっかりしてしまうかもしれません。
そこで、ここでは正直に、私が実際に使ってみて感じた「注意点」や「弱点」についてもお話ししておきます。ここをしっかり押さえておくことが、AIと上手に付き合っていくための大切なポイントですよ。
注意点1:画像ができるまで、ちょっと時間がかかるかも?
まず、これは使ってみて少し気になった点なのですが、画像が出来上がるまでに、思ったより時間がかかることがあります。
普通の画像生成AIって、指示を出してから数秒、長くても十数秒くらいでパッと画像が出てくることが多いんです。でも、今回のChatGPT(GPT-4o)は、場合によっては1分以上待つこともありました。
もちろん、これはたまたま私が使ったタイミングで混み合っていただけかもしれませんし、サービスが始まったばかりで一時的に遅くなっている可能性もあります。今後、改善されていくかもしれません。
ただ、現状では「今すぐ画像が欲しい!」という時に、少し待たされる感覚があるかもしれない、ということは頭に入れておくと良いでしょう。
注意点2:日本語の文字、よく見ると変? 細かい部分の精度は要チェック!

「文字入れが進化した!」と先ほどお伝えしましたが、実はまだ完璧ではありません。ここが、一番注意が必要なポイントかもしれません。
確かに、以前に比べれば格段に日本語が表示されるようになりました。でも、よーく見てみると…
- なんとなくフォント(文字のデザイン)が不自然に見えることがある
- 特に小さい文字は、潰れてしまったり、形が崩れて読みにくかったりする
- 実例でもお話ししたように、思わぬ誤字が入っていることがある(「モデル」が「モテる」とか…笑)
- 本の表紙を作ってもらったら、背表紙の著者名のスペルが間違っていたことも…
といった感じで、細かい部分の精度には、まだ課題が残っている印象です。
ですから、ChatGPTが作ってくれた画像をそのまま使う前に、必ず自分の目で、特に文字の部分はよーく確認するようにしてくださいね。「AIが作ったから大丈夫だろう」と油断していると、思わぬ間違いがあるかもしれません。
注意点3:自分の写真を使ったら別人になった… 再現性の限界

「元の画像を元にアレンジできるのが良い!」というメリットがありましたが、これも注意が必要です。特に、人物の顔写真などを使う場合です。
実例でお話ししたように、私の写真を元にYouTubeサムネイルを作ってもらおうとしたら、なんだか私じゃない、別人みたいな画像になってしまいました(笑)。
AIは、アップロードされた画像を「参考」にはしますが、それを完全にコピーして再現するわけではないんですね。あくまで「似たような雰囲気の新しい画像」を作り出す、と考えた方が良さそうです。
ですから、
- あなた自身の顔写真を、そのまま正確に使いたい
- 特定の商品の写真を、細部まで忠実に再現してほしい
といった場合には、今のChatGPTの画像生成機能は、あまり向いていないかもしれません。
注意点4:あのキャラ風画像、作っても大丈夫? 気になる著作権のこと

おまけで紹介した「アニメ風」の画像生成や、巷で話題になっている「ジブリ風」画像の生成。これは面白い機能ですが、ちょっと注意が必要な点があります。それが「著作権」の問題です。
AIは、インターネット上にあるたくさんの画像を見て学習しています。その中には、当然、有名なアニメや漫画のキャラクター、映画のワンシーンなども含まれています。だから、「〇〇風の画像を作って」とお願いすると、AIは学習したデータをもとに、それっぽい雰囲気の画像を作れてしまうわけです。
でも、それを勝手に作って、特にビジネスで使ってしまって本当に大丈夫なの? という問題があります。
もしかしたら、元の作品の権利を持っている会社から「著作権の侵害だ!」と訴えられてしまう可能性もゼロではありません。実際、この問題は世界中で議論になっている、非常にデリケートな問題なんです。
ですから、特にあなたがビジネス目的で画像を使う場合は、安易に「〇〇風」といった指示で画像を作るのは、リスクがあると考えた方が良いでしょう。著作権には十分注意してくださいね。
いかがでしたか?
今回は、ChatGPT(GPT-4o)の画像生成機能を使う上で、知っておきたい注意点や弱点を4つ、正直にお伝えしました。
- 生成に時間がかかるかも?
- 文字の精度はまだ完璧じゃない!
- 写真の再現性には限界がある!
- 著作権には要注意!
これらの点をしっかり理解しておけば、「思っていたのと違った…」とがっかりすることなく、AIと上手に向き合えるはずです。
では、これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、結局、私たちはこの新しい機能を、自分のビジネスでどう活用していけばいいのでしょうか?
次のパートでは、その具体的なヒントを一緒に考えていきましょう。
じゃあ、この新しい画像生成、あなたのビジネスでどう使う?
さて、ここまでChatGPT(GPT-4o)の画像生成の良い点、そして注意点・弱点を見てきました。
メリットも大きいけれど、まだまだ万能ではない…というのが正直なところですよね。
「じゃあ、結局、私たちはこの新しい機能をどう使っていけばいいの?」
「自分のビジネスに、本当に役立つの?」
そんな風に考えているかもしれません。
ここからは、これまでの話を踏まえて、あなたがこのChatGPT画像生成とどう向き合い、どう活用していくかの具体的なヒントを一緒に考えていきましょう。
デザインが苦手な個人事業主・中小企業経営者のあなたへ
まず、この記事を読んでくださっている、デザインは専門外だけど、自分の力で商品をネットで広めていきたいと考えているあなた。
まさに、かつての私と同じような立場の方ですね。
そんなあなたにとって、このChatGPTの画像生成機能は、使い方次第で、とても心強い味方になってくれる可能性を秘めていると思います。
これまで、
「画像を作るのにすごく時間がかかっていた…」
「デザイナーさんに頼む費用が結構な負担だった…」
と感じていた部分を、AIがサポートしてくれることで、時間やコストを節約できるかもしれません。
ただし、繰り返しになりますが、過度な期待は禁物です。「AIに任せれば全部OK!」というわけではありません。あくまで「あなたの仕事を助けてくれるアシスタント(お手伝いさん)」くらいに考えておくのが、ちょうど良い距離感かもしれませんね。
どんな場面で役立ちそう?具体的な活用アイデア
では、具体的にどんな場面で「使える」のでしょうか?
今のChatGPT(GPT-4o)の実力と、注意点を踏まえると、例えばこんな使い方が考えられます。
【アイデア出し・たたき台として使う】
- 商品画像の新しい見せ方のヒントが欲しい時
- 「この商品を、もっと魅力的に見せるための背景画像をいくつか提案して」
- 広告バナーのデザイン案をいくつか見てみたい時
- 「『春のセール開催中!』という文字を入れたバナー広告のデザイン案を3パターン作って」
- ブログ記事の内容に合うイメージ画像が欲しい時
- 「この記事(記事の要約を伝える)に合う、優しい雰囲気のイラストを作って」
- 「この記事(記事の要約を伝える)に合う、優しい雰囲気のイラストを作って」
【簡単な画像の作成・修正(ただし要確認!)】
- SNS投稿用の簡単なイラストや背景画像
- 「桜が舞っている、春らしい背景画像を作って」
- 既存画像のちょっとした修正(完璧さを求めない範囲で)
- 「この画像の明るさをもっと上げてみて」
- 文字入れ機能を使った簡単な告知画像(※ただし、文字の確認は必須!)
- 「『本日限定!』という文字を目立つように入れた画像を作って」
- 「『本日限定!』という文字を目立つように入れた画像を作って」
【逆に、今は避けた方が良さそうな場面】
- 会社のロゴなど、絶対に正確さが求められるデザイン
- あなた自身の顔写真など、本人だと正確に認識してもらう必要がある場合
- 著作権的に問題がありそうな指示(「〇〇(有名キャラクター)風」など)
このように、「完璧さ」を求めすぎない場面や、アイデアの「種」が欲しい時などに、特に力を発揮してくれそうです。
他のツール(Canvaなど)とどう使い分ける?
「ChatGPTだけで全部やろう!」と考えるのではなく、他の便利なツールと上手に組み合わせるのも、賢い使い方です。
例えば、多くの方が使っているであろう、無料でも使えるデザインツール「Canva(キャンバ)」。
- ChatGPTで大まかな画像やアイデアを出してもらう
- それをCanvaにアップロードして、文字を入れたり、細かい調整をしたりする
といった使い分けが考えられます。
特に、現状のChatGPTは文字入れにまだ少し不安が残りますよね。だったら、画像生成はChatGPTに任せて、文字入れはCanvaでしっかり行う、というのも一つの手です。文字起こしの中でも触れましたが、場合によっては最初からCanvaを使った方が早い、ということもあるでしょう。
それぞれのツールの「得意なこと」を理解して、うまく使い分けることで、より効率的に、そして質の高い画像を、あなた自身の手で作れるようになるはずです。
まずは「お試し」から始めてみよう!
「なんだか難しそう…」
「自分に使いこなせるかな…」
もしそう感じているなら、まずは難しく考えずに、実際に触ってみることをお勧めします!
ChatGPTは、有料プラン(月額20ドルのPlusプラン)に登録すれば、基本的には画像生成も回数を気にせず使えるようになっています。(※最新の料金体系は公式サイトでご確認くださいね)
月額料金はかかりますが、画像生成AIツールを色々試すことを考えれば、ChatGPT一つで文章も画像も(そして簡単な動画も)扱えるのは、試してみる価値があるかもしれません。
最初は、
「赤いリンゴの絵を描いて」
「海辺の夕焼けの写真を作って」
といった、簡単な指示からで全く問題ありません。
色々試しているうちに、「あ、こんなこともできるんだ!」「こういう指示の出し方をすると、いい感じになるな」といった発見が必ずあります。そして、その発見の中から、あなたのビジネスに役立つ、あなたなりの使い方がきっと見えてくるはずです。
ChatGPTの新しい画像生成機能は、決して「押すだけで何でも完璧に作ってくれる魔法の杖」ではありません。
でも、その能力と限界をちゃんと理解して、他のツールとも組み合わせながら賢く使えば、あなたのビジネスを助けてくれる、とても強力なサポーターになってくれる可能性を秘めています。
完璧を求めすぎず、まずは気軽に試してみて、あなたにとってのベストな付き合い方を見つけてみてくださいね。
まとめ:AI画像生成はもっと身近になる!まずはChatGPTで試してみよう
さて、今回はChatGPTの新しい画像生成機能(GPT-4o)について、私が実際に試してみた結果を元に、その実力や使い方、注意点などを詳しく見てきました。
振り返ってみると、今回のアップデートでChatGPTの画像生成は、
- 日本語で、普段の言葉で指示できるようになった!
- 苦手だった「文字入れ」が、かなり進化した!(ただし、まだ完璧ではない点も)
- 手持ちの画像を元に、アレンジや修正もできるようになった!
といった、私たちにとって嬉しい進化を遂げていることが分かりましたね。
一方で、
- 生成に少し時間がかかることがある
- 文字の精度や写真の再現性には、まだ限界がある
- 著作権には注意が必要
といった、知っておくべき注意点もありました。
つまり、今のChatGPT(GPT-4o)の画像生成は、「何でも完璧にこなす魔法の杖」というわけではありません。
でも、「あなたの仕事をサポートしてくれる、頼りになるアシスタント」には、十分なり得る可能性を秘めている、と言えるのではないでしょうか。
大切なのは、その得意なこと、苦手なことをちゃんと理解した上で、過度な期待をせず、うまく付き合っていくことです。
ChatGPTだけで完結しようとせず、Canvaのような他のツールと組み合わせるのも賢い方法です。そして、AIが作ったものは必ず自分の目でしっかり確認する、という一手間を忘れないでくださいね。
色々とお伝えしてきましたが、結局のところ、一番大切なのは「まず、あなた自身が試してみること」だと私は思います。
難しく考える必要はありません。
「青い空と白い雲の画像を作って」
「笑っている猫のイラストを描いて」
そんな簡単なことからで大丈夫です。
実際に触ってみることでしか、分からないこと、気づかないことがたくさんあります。
そして、その試行錯誤の中から、「あ、これなら自分のビジネスの、あの場面で使えるかも!」という新しいアイデアや可能性が、きっと見えてくるはずです。
AIの技術は、本当にものすごいスピードで進化しています。
今、「ちょっと難しそうだな…」と感じることでも、数ヶ月後にはもっと簡単になっているかもしれません。だからこそ、今のうちから少しでも触れて、慣れておくことが、これからの時代、きっとあなたの役に立つはずです。
この記事が、あなたがAI画像生成の世界に、そしてChatGPTの新しい可能性に、一歩踏み出すきっかけとなれたなら、とても嬉しく思います。
ぜひ、まずは気軽に、ChatGPTに話しかけるように、画像作成のお願いをしてみてくださいね!
ChatGPTの画像生成機能の公式解説ページはこちら
https://openai.com/index/introducing-4o-image-generation