
オンライン講座を売りたいけれど、教材を置く場所、販売ページ、決済、メールをどうつなげればよいか迷っていませんか。Kajabi(カジャビ)は、講座を作って販売し、受講者へ届ける流れをまとめて管理できるサービスです。この記事では、私の講座や会員サイトの画面を交えながら、最初に使う機能と、日本から導入するときの料金・決済の確認点をお伝えします。
初めて講座を売る方は、この4ステップから
- 誰に何を教える講座かを決め、最初の章とレッスンを用意します。
- 教材のProductと、価格・購入後の案内を含むOfferを作ります。
- 販売ページからOfferへつなぎ、利用できる決済サービスと案内メールを設定します。
- 管理者のプレビューだけで終えず、受講者の立場で申込・メール・ログイン・視聴を確認します。
公式資料の確認日:2026年9月12日。初回記事は2024年10月の公開です。本文の画像には2024年と2026年1月の画面が混在するため、それぞれの時点を添えました。解説動画も当時の内容として残し、現在の仕様や料金は本文と公式案内を優先してお読みください。
現在、私が海外のオールインワンツールとして主におすすめしているのはKajabiです。弊社はClickFunnelsから自作ファネルツールへ移行中で、メールも今後、自作ツールへ移行する予定ですが、これから導入する方には、まずKajabiの標準機能で必要な販売の流れを組めるか確認することをおすすめします。
Kajabiは、教材・販売・受講者の管理をまとめるサービスです
動画をアップロードできる場所を用意するだけでは、講座販売の仕組みは完成しません。内容を説明し、代金を受け取り、購入した方が迷わず受講できるところまで必要です。

Kajabiでは、講座などの商品、会員向けの受講ページ、販売ページ、メール、顧客情報を同じサービス内で扱えます。複数サービス間で情報を渡す設定を減らせることが、オールインワンの利点です。ただし、決済サービスとの契約・接続や、販売する文章・教材の準備まで自動的に済むわけではありません。
私自身、以前はWordPressなどで手間やコストをかけて講座サイトを作っていました。Kajabiを使うようになり、Eラーニングサイトを構築する負担が減り、コンテンツ作成や受講者とのやり取りに集中しやすくなったと感じています。これは私の使用経験です。設定の手間や必要な費用は、作りたい講座と運用方法によって変わります。

商品形式には、録画講座のほか、コーチング、コミュニティ、ダウンロード商品などがあります。公式の商品形式の一覧を見ながら、あなたが提供するサービスに近いものを選びましょう。最初の録画講座を売る段階なら、すべての商品形式を使う必要はありません。
管理画面では、商品・販売・ウェブサイト・メール・顧客情報などを切り替えて操作します。下は私の過去の管理画面です。個別の設定場所を探したいときは、Kajabiの使い方まとめから必要な操作へ進めます。

最初の講座販売で使う、Kajabiの主な機能
ここからは、お客様へ講座を届ける順番に沿って機能を見ていきます。どの機能があるかに加えて、何を用意すると使えるのかも押さえておきましょう。
動画・文章・資料を、章とレッスンに整理する

Course(講座)では、Module(章)やLesson(レッスン)に分けて教材を整理できます。レッスンには動画・音声、文章、ダウンロード資料などを組み合わせられます。公式のCourse概要とレッスン作成ガイドが基本の入口です。
例えば「最初の販売ページを作る講座」なら、準備、文章作成、ページ設定という章を作り、それぞれを短いレッスンに分けます。動画を長く一本にまとめるより、受講者が必要な箇所へ戻りやすい構成を考えてみてください。
理解を確認したい内容には、クイズ機能も使えます。選択式だけでなく、短い記述やファイル提出にも対応しています。現在の講座用機能はQuizを確認し、古い画面にあるAssessmentと混同しないようにしましょう。最初から全レッスンに課題を付ける必要はなく、学んだことを実践してほしい箇所から追加すれば十分です。
購入者がログインして受講できるサイトを用意する

購入した方には、その方が利用できる講座へアクセスしてもらいます。私の講座でも、日本語の章立てや説明を使って受講ページを作っています。

ここで覚えておきたいのが、教材のProductと、販売条件をまとめるOfferの違いです。講座を作るだけでは、価格や購入後の案内まで決まるわけではありません。Offerの公式説明では、商品・価格・決済ページ・購入後の体験をまとめて設定します。最初は「一つの講座を一つのOfferで売る」と考えると分かりやすいです。
受講者はウェブサイトだけでなく、Kajabiの標準モバイルアプリからも対応コンテンツへアクセスできます。標準アプリと独自ブランドアプリの違いを確認してください。独自の名前・アイコンで配信するBranded Appは別の選択肢で、現在の公式FAQではProに含まれ、Basic・Growthでは追加契約として案内されています。アプリストアのアカウントや審査などの準備もあるため、最初の講座販売に必須ではありません。
コメントやコミュニティで、受講後の質問に対応する

教材を渡した後に、どこで質問を受けるかも決めておきましょう。レッスンのコメント欄を使う方法と、コミュニティに投稿ややり取りの場を用意する方法があります。上の画像は、弊社で運営していたコミュニティの画面です。
Kajabiのコミュニティでは、参加者のグループや投稿の場を設定できます。公式のコミュニティ作成ガイドでも、参加するためのOfferとアクセスの設定が案内されています。「講座の購入者全員が、何もしなくてもすべてのコミュニティへ参加できる」とは考えず、販売時に約束した範囲へアクセスできるように設定します。
質問が少ないうちは、講座内のコメントで対応する方法もあります。投稿を集めたい、受講者同士でもやり取りしてほしい、といった目的ができた段階でコミュニティを整えると、管理する場所を増やしすぎずに進められます。
講座の案内ページから、購入するページへつなぐ

Kajabiのページ作成機能では、テンプレートを使い、文章や画像を編集して案内ページを作れます。最初に必要なのは、複雑なデザインよりも誰向けの講座か、何を学べるか、価格と受講条件、申込先が分かることです。
ページのボタンは、購入してほしいOfferへつなぎます。会員サイトのログインURLを置くだけでは、初めての方が申し込めません。案内ページと決済ページの講座名・価格・受講期間が一致しているかも確認しましょう。
すでにWordPressでブログを運営している場合は、ブログを残しながらKajabiの販売ページや受講サイトへつなぐ方法もあります。サイト全体を一度に移す必要はありません。ツールをまとめるか、既存の仕組みを残すかで迷う方は、コンテンツビジネスのSaaS選びも参考にしてください。
一斉配信とステップメールで、必要な案内を届ける

Email Broadcastは指定日時に送る一斉配信、Email Sequenceは登録後の順番に沿って送るステップメールです。例えば、全員に同じ募集日を知らせるメールと、登録した方へ順に説明を届けるメールを使い分けます。詳しくは公式のメール機能の概要をご覧ください。
一斉配信では、件名や本文などの違いを比べるA/Bテストも用意されています。ただし、公式のA/Bテスト手順はEmail Broadcastが対象で、Classic Editorで作ったメールは対象外です。画像の機能がどのメールでも同じように使えるとは考えず、対象の配信と契約条件を確認しましょう。
現在、私はActiveCampaignの新規導入をおすすめしていません。まずKajabiで必要な案内が組めるか確かめる方針です。以前の併用理由と現在の違いは、KajabiとActiveCampaignの使い分けの記事にまとめています。
購入後のログイン案内と、宣伝・お役立ち情報を送るメールは役割が違います。購読に同意した方へ必要な内容が届くように設定し、購入済みの方へ同じ商品の案内を重ねないかも確認しましょう。
決済方法と、購入後の受講権限を設定する

Offerでは、一括払い・回数を決めた支払い・定期課金などの販売条件を設定します。対応する決済サービスを接続し、Offer側でも利用する決済方法を選ぶ必要があります。設定できる条件は、現在のOffer作成手順と対応する決済サービスの案内で確認できます。
日本で事業登録している方は、Kajabi Paymentsが利用できる前提で準備しないでください。2026年9月12日時点の公式の対応地域に日本は含まれていません。StripeやPayPalなど、日本の事業者が利用できる決済サービスとの接続を確認します。
また、KajabiのPayment planは回数・間隔を設定して継続的に請求する仕組みです。カード会社が代金を一括で立て替える分割払いと同じだと思わず、支払いが失敗した際の案内や受講権限も決めておきましょう。決済の基本はStripe決済のよくある質問も参考にしてください。
売上と受講状況を見て、説明や教材を直す

Kajabiには売上や講座の進み具合を確認するレポートがあります。受講者ごとの進捗確認では、講座の進行、クイズ、動画視聴などを確認できます。途中で止まっている箇所があれば、そのレッスンの説明や分量、質問の有無を見直す材料にします。
数字を見る際は、項目の意味も確認してください。例えばGross Revenueの公式説明では、返金を差し引かない総売上として扱います。管理画面の売上表示を、そのまま入金額や利益と考えることはできません。また、視聴や完了の記録だけで理解度・満足度まで分かるわけではないため、受講者の質問や感想もあわせて確認しましょう。
料金は、必要な商品数・登録者数・サイト数で選ぶ
機能が多くても、使わない部分に費用をかける必要はありません。ここでは導入時の目安に絞り、詳しい比較は料金の記事へまとめます。
現在の新規向けプランの比較は、Kajabiの料金とプランの選び方をご覧ください。2025年からの改定経緯と既存契約の扱いは、次の記事で確認できます。

2026年9月12日に確認した公式料金表では、毎月払いはBasic 179米ドル、Growth 249米ドル、Pro 499米ドルです。年払いの月額換算は、それぞれ143・199・399米ドルです。年払いの表示は毎月その金額が請求されるという意味ではなく、実際の支払総額・税・為替等は申込画面で確認してください。
少数の講座から始める場合は、まずBasicの5プロダクト・2,500コンタクト・1ウェブサイトの範囲で足りるか確認します。コンタクトは保存する顧客・見込み客などの情報であり、メルマガを受け取る人だけを指す数ではありません。
Growthは50プロダクト・25,000コンタクト、Proはプロダクト無制限・100,000コンタクトです。ウェブサイト数はBasicとGrowthが1、Proが3です。ランディングページやファネルの数と、ウェブサイトの数は別で、Proを契約すると独立したアカウントが三つ発行される、という意味でもありません。
旧Kickstarterなどを契約している方は、新規向けの表だけで判断せず、ご自身の請求・契約画面を確認してください。公式の改定案内では、旧プランを維持する場合と新プランへ移る場合で、機能や上限が異なります。以前の「視聴していない人は人数制限から外れるはず」という推測を、現在の契約判断には使わないでください。
月額利用料と決済手数料は分けて確認する
Kajabiの利用料に加えて、StripeやPayPalなど決済サービス側の手数料が必要です。さらに公式料金表の「第三者決済サービスの追加手数料」は、決済サービス自身の手数料とは別の項目です。
Kajabi公式の説明では、この追加手数料はKajabi Paymentsを利用できる地域に適用され、提供されていない地域では対象外です。確認日時点の日本の事業者は地域条件による対象外ですが、StripeやPayPal自身の決済手数料まで無料になるわけではありません。海外で事業登録している場合は、その登録国と契約プランで確認します。
固定費と決済費用を合わせ、自分が使う機能に見合うかを見ましょう。Kajabiへまとめれば常に最安になる、という比較はできません。別ツールの設定・保守を減らせる価値も含めて判断することをおすすめします。
最初の講座を公開するまでの進め方
全機能を覚えるより、まず一つの講座を受講できるところまで作ってみると、必要な設定が見えてきます。私がおすすめするのは、次の順番です。
教える内容を絞り、受講者が取り組む順番を作る
最初に「受講後に何ができるようになる講座か」を一文にします。その結果へ必要な章を並べ、動画や資料を用意しましょう。使う画像や音声は、講座販売の用途で利用できる素材を選びます。元の動画・原稿・資料も手元に保存しておくと、更新や移行の際に扱いやすくなります。
商品と販売条件をそろえ、案内を一本につなぐ
教材をProductとして作り、価格・支払い方法・受講期間をOfferへ設定します。そのOfferへ販売ページのボタンをつなぎ、購入後に何をすればよいかが分かるメールを用意してください。講座名や受講条件が場所によって食い違わないよう、一つの商品を通して確認します。
お客様が通る申込と受講の流れを確認する
公開前には、公式の購入テスト手順を参考にします。Enhanced Checkoutを使うOfferでは、PreviewからTest Checkoutを開き、申込の流れを模擬確認できます。この確認では課金・顧客の作成・メール送信・自動処理は発生せず、外部サービスとの連携も確認の対象外です。
メール受信やログインまで実際に確かめる場合は、Offerの共有用リンクを使います。管理者としてログインしていない別ブラウザやプライベートウィンドウで、管理者とは別のメールアドレスを使って申込み、お客様が通る流れを確認しましょう。
- 案内ページと決済画面の講座名・価格・受講条件が一致している。
- 申込後のメールから、想定する講座へログインできる。
- スマートフォンでも動画や資料、問い合わせ先を確認できる。
- 無料登録後のメールは、購読・配信停止の設定も含めて意図した相手へ届く。
無料Offerで確認する方法と、実際にカードへ請求して確認する方法では、確認できる範囲が異なります。無料の確認だけで有料決済まで動くと判断しないでください。実際に請求する場合は、決済サービス側の手数料・返金条件も確認します。公開中の商品を不用意に無料へ変更せず、確認用の設定で進めましょう。
ここまで用意できたら、実際の受講者からの質問や、途中で止まっているレッスンを見て、説明を一つずつ直していきます。最初からすべてを完璧にするより、受講者が迷わず学べる状態を作ることを優先してください。
日本から導入するときによくある疑問
日本語の見せ方や、今ある講座を移す手間も、導入前に確認しておきたいところです。ここでは、機能の有無だけでは判断しにくい点を整理します。

日本語の講座や販売ページは作れますか?
はい。教材や説明文を日本語で作成でき、サイトの言語設定には日本語もあります。ただし、設定の変更で自動翻訳されるのは、決済フォームなどのシステムが用意する文言です。自分で入力した文章や、一部の表示・自動メールは別に調整する必要があります。
英語の管理画面やヘルプを読む場面もあるため、よく使う操作を試用中に確認しましょう。日本語のサイトを作れることと、管理画面・公式サポート・スマホアプリのすべてが日本語対応していることは別です。上の画像は、私が日本語で質問に対応していた過去の例です。弊社のサポートの参加条件は、後述の紹介案内で確認してください。
今ある講座や顧客情報を、そのまま移せますか?
移行元と移したい内容によって作業が変わります。公式の移行案内は手作業が必要なことを説明しており、他社の教材・ページ・決済契約・メール設定を丸ごと自動移行できるという意味ではありません。
教材を用意し直す作業と、顧客情報、受講権限、継続課金、配信停止情報を引き継ぐ作業は分けて考えます。移行先で既存のお客様が必要なものを使えることを確認してから、元サービスを見直しましょう。作成後も公式のバックアップ案内を参考に、教材や連絡先を外部にも保存しておくと安心です。
無料のお試しは何日間ですか?
Kajabiの公式サイトからの通常の申し込みは14日間、弊社の紹介リンクからお申し込みいただくと30日間です(2026年9月25日確認)。ただし、申込経路やキャンペーンによって条件が変わることがあります。実際の申込画面にある試用期間・初回課金日・課金額・解約条件を確認してください。
試用中は、教材を一つ登録し、販売ページと購入後の案内を作ってみるのがおすすめです。完成していない大きな講座を一度に入れるより、毎週使う操作を自分で進められるか確認しましょう。
Kajabiの導入条件と、弊社の紹介案内を確認する
Kajabiを検討する方には、次の記事で弊社の紹介リンクと導入サポートの案内をまとめています。試用期間、対象プラン、特典の内容・受け取り条件は、リンク先の記事と実際の申込画面で確認してください。
以前このページでは「Kajabiマスタークラス」や「海外ツールサポートコミュニティ」をご案内していました。過去にお申し込みいただいた方は、申込時の案内と条件もご確認ください。現在の特典をこのページの過去の金額や動画本数だけで判断しないようお願いします。
リンク先には弊社の紹介リンクが含まれます。紹介経由のご契約により、弊社が報酬を受け取る場合があります。
当時の解説動画と、次に読む操作記事
以下は2024年に公開した私の解説動画です。画面の見方や当時の使用経験の参考として残しています。料金・試用条件・機能上限などは、今回更新した本文と公式資料を優先してください。
2024年のイベントで紹介された機能や当時の展望については、次の記事もあります。予告されていた内容が、現在すべての契約で使えるとは限らないため、必要な機能は現在の公式案内で確認しましょう。
具体的な設定を始める方は、以下の使い方まとめから、講座・ページ・メール・決済の必要な手順へ進んでください。
講座をどう案内して販売するか、整理したい方へ
Kajabiは販売の仕組みを作る道具です。あなたの商品を知ってもらう入口と、登録後に伝える内容が決まると、使うべき機能も絞りやすくなります。
無料電子書籍「ザ・ファネル」では、オンラインで商品を販売するためのセールスファネルの考え方と実践例を紹介しています。講座を作るところから一歩進んで、どの順番でお客様へご案内するかを考える際にお役立てください。
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