オンラインビジネスで結果を出すためには「お客様のリスト(連絡先)を集める」という行動が非常に重要なのですが、その際にどうやってリストを集めればいいのか?無料オファーか有料のオファー、どちらで集客を行えばよいか?という点について解説します。
リスト集めが一番大切な理由は?
これはオンラインでのビジネスに限った話ではありませんが、どんなビジネスをしていても、最も大事な仕事の1つは「集客」です。
集客=マーケティングですね。
こういう話をすると
「いやいや、一番大切なのは素晴らしい商品を作ることですよ。せっかくお客様がきても、商品が悪かったらお客様が離れていってしまうじゃないですか。。」
という感じで反論をされる方もいらっしゃるかもしれません。
それはごもっともです。
もちろん最高の商品を作ることは当たり前ですし、それがなければそもそもビジネスをしている意味がないですからね。
ただ、「せっかくお客様がきても、、」といっても、ただ最高の商品を作るだけではお客様は集まりません。
あなたが1人で小さなお店をやっていて、完全紹介制の口コミだけで細々とやっていければいい。。というのであれば話は別ですが。
また、いくら最高の商品があり、今ある程度お客様がいても、そのお客様がずっと必ずお金を支払い続けてくれるとは限りません。
常に新しいお客様を集め続けなければ、売上の現状維持すらできないからです。
私がサラリーマン時代に修行させていただいた会社では、「午前中は集客に直接関係がある仕事しかするな」という教えがありました。
その会社では電話対応やカスタマーサポートや会議など、集客活動に直接関係しない仕事は午後に行う、という方針だったのですが、その考え方は今でも私も大事にしています。
しかし、多くの方は「素晴らしい商品を作る」ことには時間を使いたがるのですが、「集客」というと嫌な顔をして、やりたがらないのです。
「自分でやらずに誰かに集客活動を代行してほしい」と考える経営者の方は多くいらっしゃいますが、それは危険です。
「集客」はビジネスの生命線ですので、その手綱を他社に握らせるは非常に危険な行為ですので、ぜひ経営者であるあなたが集客の仕組みを作る必要があります。
「メールアドレスリスト」こそが最高の資産である
私のビジネスの一番の資産は何かといえば、「お客様のリスト(連絡先)」です。
お客様のお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスなど、お客様からお預かりした大切な個人情報があるので、それが最高の財産だと考えています。
仮に私の今の仕組みやサイトや商品が全て消えてしまって、売上がゼロになったとしても、今のリストがあれば、またビジネスを再度立ち上げることも可能です。
なので、ある意味何が起こったとしても怖くはないわけです。
もしこれがSNSのフォロワーリストしかなければ、どうでしょう?
仮にSNSやYouTubeやLINEなどのフォロワーしかいなければ、急にアカウントが凍結されてしまえば、もうその人たちに連絡をすることはできません。
でも、メールアドレスリストであれば、他の会社が運営するプラットフォームに依存しない情報ですので、仮に今の顧客管理システムが使えなくなったとしもリストデータをダウンロードして、別のシステムにアップロードすれば再利用が可能です。
(もちろん配信解除をされた方にはメールはお送りできません。)
「もうメールなんて誰も読まないよ、これからはLINEでしょ?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方にお伝えしたいことがあります。
それは、「人は自分が好きな人(会社)からのメールは読む」という事実です。
または「人は商品を買ったことがある人(会社)からのメールは読む」と言い換えることも可能です。
私自身も今でも普通にいろんな会社から届くメールを読み、そのメール経由で何か商品を買うことも非常に多いです。
SNSやLINEなどのリストを持っておくことも重要ではありますが、「メールアドレスは他の会社の都合に左右されない最強の連絡先である」ということは知っておいてください。
もちろん、お客様のご住所にダイレクトメールを送ったり、電話営業することも可能ですが、かなりのコストがかかりますので、少ないコストで瞬時にたくさんのお客様に連絡を送ることができる、という意味でもメールは非常に有効です。
どうやってメールアドレスを集めればよいのか?
さて、ここから本題に入るわけですが、どうやってメールアドレスを集めればよいのでしょうか?
少なくとも、あなたのビジネスに興味がある方があなたのサイトに来た際に、何かしらのメリットを提示した上で、メールアドレスを入力できるフォームを持っておくことが重要です。
その際に、「無料オファー」か「有料オファー」か?という選択肢がありますので、それぞれについて解説していきます。
無料オファーとは?
無料オファーとは、オンラインビジネスの基本の集客方法です。
「これを無料で差し上げます」という形で、何かしらのデジタルコンテンツ(PDF、音声、ビデオなど)をダウンロード形式で提供する代わりに、メールアドレスを頂き、そこから何かしらの商品をセールスしていく手法です。
私のこのサイトにも「無料コンテンツ」という項目がありますし、ぜひそちらを参考にされてください。
メールの「数」よりも「質」と「関係性」が大事
一昔前までは、無料オファーを使ってひたすらメールアドレスを集めて、そこからメールをたくさん送って商品を売っていく、というのがオンラインビジネスの王道のやり方でした。
しかし近年は、Gmailなどの迷惑メール判定が厳しくなり、大量のメールを送ることで評価が下がやすくなり、メールが読まれづらくなる傾向があります。
なのでかつてのように「とにかく大量のメールアドレスを集める」という傾向よりも、「ちゃんと読んでくれる人だけにメールを送る」という手法が一般的になっています。
なぜなら「送っても読まれないメール」を大量に送ってしまうと、配信者の評価が下がってしまい、メールが届きづらくなるからです。
逆に言えば、「この人が送るメールはしっかり開封して読んでいる人が多い」ということになれば、メールが迷惑メールフォルダやプロモーションタブに届きづらくなり、より開封されやすくなるわけです。
つまり「メールアドレスの数(量)」よりも「メールアドレスの質」が以前よりも大切に扱われるような時代になったわけです。
昔は、
「メールアドレスの数(お客様の数)」=「売上」
という時代でしたが、今は、
「メールアドレスの質(お客様との関係性)」=「売上」
が大事だと言われる時代です。
なので、関係性が薄い人のメールアドレスをたくさん持っていても売上には繋がりづらいです。
逆に、メールアドレスの数は少なくても、「この会社から送られてくるメールは必ず読む!」というようなファンの方々が一定数いれば、商品は売れます。
関係性が薄い1万件のメールアドレスリストよりも、濃い関係性を維持できている100件のメールアドレスのほうが売り上げが多くなることもあります。
そのためには、「商品を買ったことがある購入者リストを持っておく」ということがこれまで以上に大切になります。
そこで近年は「無料オファー」は使わずに、「有料オファー」のみで集客をする会社も増えています。
有料オファーとは?
例えば私の書籍「SNS動画ブランディング」も様々な場所で宣伝をしていますが、これが私の有料オファーの1例です。
無料で商品をあげてしまうと、どうしても冷やかし客も集まってしまったり、いわゆる「捨てアド」というほとんど読まないメールアドレスを入力してくる人も一定数います。
しかし、何かしらの商品を購入する場合は、自分が日頃から読むメールアドレスを入力するのが一般的ではないでしょうか?
私の場合は書籍自体は無料ですが、「送料のみご負担ください」という形で数百円のみの金額をお支払い頂いています。
そうすることで、有効なクレジットカードをお持ちであり、なおかつ多少でもお金を支払ってくださる「購入者様」のリストを集めることが可能になるのです。
前述しましたが、「人は商品を買った会社からのメールは読む」という考え方があります。
なので、最初は安い金額でいいので、実際にお金をお支払い頂ける方のメールアドレス
を中心に集めて、その購入者様にまた別のオファーをお送りすることで、高い確率でメールを開いていただき、さらに売上をアップさせることが可能になるのです。
要は、「お金を支払ってくださる方の連絡先だけを集めよう」という手法であり、このほうが今の時代の流れには合っています。
なので私も有料オファーをメインに宣伝し、購入者様のリストを増やしていく、という戦略を中心にしています。
有料オファーを行うべき人の条件
ということをこの数年、私も発信をしてきたのですが、ここで気をつけてほしいことがあります。
それは「最初から低価格の商品を売ることは決して簡単ではない」という事実です。
無料であれば、「とりあえず登録してみようか」という形で人を集めやすいですが、仮に100円程度だったとしても、有料にしたとたん集客のハードルは大きく上がります。
それほど無料と有料の間には大きな差があるからです。
そして、実際に魅力的な有料オファーをネット上で販売するためには、それなりの実力やスキルが必要になります。
例えば、
・販売するコンテンツの質
・自分の実績やファンの有無
・魅力的なセールスページを作るスキル
などがある程度ないと、有料のオファーを最初から販売することは難しいです。
無料オファーですら人を集められない人が、有料のオファーを販売することは不可能だと言ってもよいでしょう。
なので初心者の方は、まずは無料でコンテンツを提供し、そこから何かしらの商品を販売して、実績を増やしていくことをお勧めします。
逆に言えば、上記の条件に当てはまる人は、有料オファーを作って、広告をかけて最初からお金を支払っていただける人のリストを増やすことをお勧めします。
そのように、あなたの実力や状況に合わせて、無料オファーか有料オファーか、どちらで集客をするかどうかを判断してください。
今の時代にあえて無料オファーを使うべき場合は?
必ずしも無料オファーがダメだ、という話ではありません。
海外の有名なマーケティング会社も、基本的には有料のオファーをメインに宣伝していることがほとんです。
ただ、有料のオファーはある程度、商品やセールスページの作成に時間がかかる場合もあります。
そこで、最速で高額な商品を販売したい場合は、あえて無料オファーを使って広告を流す場合もあります。
例えば、無料のウェブセミナー動画を作成し、そこで新しい講座やコンサルティング契約などを販売すれば、少ない準備で多くの売上を手に入れることも可能です。
また、自社リストに無料ウェブセミナーのページを告知し、「すでに自社の顧客になっている方にのみ別のオファーに誘導するための入り口として無料オファーを使う」というケースもあります。
という形で、最近はメインの入り口は有料オファーであることが多いですが、時と場合によっては、無料オファーを併用して使うケースもあります。
あなたもご自身の今の状況や目的に合わせて、どのタイプのオファーで集客を行うべきかを考えてみてください。
もちろん、オンラインビジネスの初心者の方は、無料オファーで集客をするところから始めてみてくださいね!
この内容を解説したYouTube動画もぜひ合わせてご覧ください!