Kajabi(カジャビ)のCommunity機能を導入するメリットは?

オンラインでビジネスを展開する上で、顧客とのエンゲージメントを高めるためにコミュニティの活用は欠かせません。その際に、Kajabiのコミュニティ機能は非常に強力なツールとなります。決済機能との連携、オンライン講座との一体化、多彩な機能など、他のプラットフォームにはない優れたメリットがあります。一方で、プロダクト枠の消費や英語のUIなどのデメリットも理解しておく必要があります。本記事では、Kajabiコミュニティの活用シーンや導入時の注意点、具体的な使い方について詳しく解説します。あなたのビジネスをより効果的に運営するために、ぜひKajabiコミュニティの導入を検討してみてください。

はじめに

あなたは自分の知識やスキルを活かして、オンラインで商品を販売したいとお考えではないでしょうか。しかし、商品を販売するだけでは、顧客との関係性が希薄になってしまう可能性があります。

そこで重要になってくるのが、オンラインコミュニティの活用です。オンラインコミュニティを通じて、顧客とのエンゲージメントを高め、信頼関係を構築することができます。さらに、コミュニティ内で顧客同士が交流することで、商品の価値がより深く理解され、リピート購入や口コミ効果も期待できます。

オンラインコミュニティを運営する際に、プラットフォームの選択は重要な要素の一つです。その中でも、Kajabiのコミュニティ機能は非常に優れた特徴を持っています。

まず、Kajabiでは決済機能とコミュニティ機能が連携しているため、商品を購入した顧客だけがコミュニティにアクセスできるようにすることができます。これにより、顧客の限定感や特別感を高めることができるでしょう。

(↑こちらが実際にKajabiで作成したオンラインコミュニティのスクリーンショットです。画面のUIは英語しか選択できません。)

また、Kajabiではオンライン講座とコミュニティを一体化して提供できるため、学びと交流の場を同時に提供することができます。これにより、顧客がより能動的に学習に取り組み、コミュニティ内で活発な議論が行われることが期待できます。

さらに、Kajabiのコミュニティ機能には、ライブ配信やチャレンジ機能など、エンゲージメントを高めるための多彩な機能が用意されています。

本記事では、Kajabiのコミュニティ機能のメリットとデメリット、そして具体的な使い方について詳しく解説していきます。オンラインコミュニティの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Kajabiコミュニティのメリット

Kajabiのコミュニティ機能には、他のプラットフォームにはない優れたメリットがいくつかあります。ここでは、その中でも特に重要な3つのメリットについて詳しく解説します。

1. 決済とコミュニティ機能の連携

Kajabiでは、決済機能とコミュニティ機能が連携しているため、商品を購入した顧客だけがコミュニティにアクセスできるようになっています。つまり、商品の購入が完了すると自動的にコミュニティへのアクセス権が付与されるため、運営者側の手間が大幅に削減されます。

また、顧客にとっても、購入した商品に関連するコミュニティにスムーズに参加できるため、利便性が高まります。これにより、顧客の満足度やエンゲージメントの向上が期待できるでしょう。

2. オンライン講座とコミュニティの一体化

Kajabiでは、オンライン講座とコミュニティを一つのプラットフォーム上で提供できます。つまり、顧客は講座を受講しながら、同じプラットフォーム内でコミュニティに参加し、他の受講生と交流することができるのです。

これにより、顧客は学びと交流を同時に体験することができ、より能動的に学習に取り組むことができます。また、コミュニティ内で生まれた議論や気づきを講座内容に反映させることで、講座の質の向上にもつながります。

3. 多彩な機能(ライブ配信、チャレンジ機能など)

Kajabiのコミュニティ機能には、エンゲージメントを高めるための多彩な機能が用意されています。

例えば、ライブ配信機能を使えば、リアルタイムで顧客とコミュニケーションを取ることができます。顧客からの質問にその場で答えたり、新しい情報を共有したりすることで、顧客との信頼関係を深めることができるでしょう。

また、チャレンジ機能を使えば、顧客に特定のタスクやミッションを与えることができます。これにより、顧客がより能動的にコミュニティに参加するようになり、エンゲージメントの向上が期待できます。

以上のように、Kajabiのコミュニティ機能には、他のプラットフォームにはない優れたメリットがあります。これらのメリットを最大限に活用することで、オンラインコミュニティをより効果的に運営することができるでしょう。

Kajabiコミュニティのデメリット

Kajabiのコミュニティ機能には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、その中でも特に注意すべき3つのデメリットについて解説します。

1. プロダクト枠の消費

(↑新しくコミュニティを作る際は「アクセスグループ」というコミュニティの単位を1つ作ることになるのですが、他のプロダクトを作る時と同じようにプロダクト枠を1つ商品します。)

Kajabiでは、コミュニティを作成する際に「アクセスグループ」という単位を使用します。問題は、このアクセスグループを1つ作成するごとに、Kajabiのプロダクト枠を1つ消費してしまうことです。

つまり、利用しているプランによっては、コミュニティを作成できる数に限りがあるということです。複数のコミュニティを運営したい場合や、プロダクト枠を他の用途で使用したい場合は、この点を考慮する必要があります。

2. 英語のみのUI

現在、Kajabiのコミュニティ機能のUIは英語のみに対応しています。つまり、コミュニティ内のボタンやメニュー、ガイドラインなどが全て英語で表示されるため、英語が苦手な顧客にとっては使いづらさを感じる可能性があります。

ただし、今後は他の言語にも対応していく可能性があるため、この点については継続的にチェックしていく必要があるでしょう。

3. APIの未公開

Kajabiでは、現在のところコミュニティ機能に関するAPIが公開されていません。つまり、他のシステムとの連携や、カスタマイズの範囲が限られているということです。

例えば、Facebook グループのようにZapierを使って外部ツールと連携することができません。この点は、よりカスタマイズ性の高いコミュニティを運営したい場合には不便に感じる可能性があります。

以上のように、Kajabiのコミュニティ機能にはいくつかのデメリットが存在します。これらのデメリットを理解した上で、自分のビジネスにとってKajabiが適しているかどうかを判断する必要があるでしょう。

ただし、これらのデメリットはKajabiの今後のアップデートによって改善される可能性もあります。引き続き、Kajabiの動向にも注目していきたいですね。

Kajabiコミュニティの具体的な使い方

ここからは、Kajabiのコミュニティ機能の具体的な使い方について解説していきます。

コミュニティとアクセスグループの違い

Kajabiでコミュニティを作成する際に理解しておきたいのが、「コミュニティ」と「アクセスグループ」の違いです。

Kajabiでは、1つのアカウントにつき1つのコミュニティしか作成できません。しかし、実際に顧客を招待してコミュニティ運営をする際には、「アクセスグループ」という単位を使用します。つまり、アクセスグループが実質的なコミュニティの役割を果たすのです。

アクセスグループの設定方法

アクセスグループを作成するには、まずコミュニティ画面から「New Access Group」をクリックします。次に、アクセスグループの名前と説明を入力し、「Paid(有料)」か「Free(無料)」かを選択します。

有料のアクセスグループを作成する場合は、Stripeなどの決済プラットフォームとの連携が必要です。連携することで、商品の購入と同時にアクセスグループへの参加が自動的に許可されるようになります。

サークル機能の活用法

アクセスグループ内では、「サークル」と呼ばれるトピックごとのスレッドを作成することができます。

例えば、「商品に関する質問」「参加者同士の交流」「課題の提出」など、目的に応じたサークルを作成することで、コミュニティ内の議論をより整理しやすくなります。また、サークルごとに投稿の承認を必要にするなどの設定も可能です。

チャレンジ・ミートアップ機能の使い方

エンゲージメントを高めるための機能として、「チャレンジ」と「ミートアップ」があります。

チャレンジ機能では、参加者に特定のタスクやミッションを与え、その結果を報告してもらうことができます。例えば、「今週は毎日商品を使ってみる」「新しい使い方を考えてみる」などのチャレンジを設定することで、参加者のモチベーションを高めることができるでしょう。

ミートアップ機能は、オンライン上でのイベント開催に使用します。例えば、「月に1回の質問会」「新商品の発表会」などを開催することで、コミュニティ内のエンゲージメントを高めることができます。

アナウンスメント・ナビゲーションの設定

コミュニティ内での告知や、画面上部に表示されるメニューの設定は、「アナウンスメント」と「ナビゲーション」から行います。

アナウンスメントでは、重要なお知らせをコミュニティ内に表示することができます。新商品の案内や、イベントの告知などに使用すると効果的です。

ナビゲーションでは、コミュニティ画面上部のメニュー項目を設定することができます。よく使う機能へのアクセスを簡単にすることで、ユーザビリティを高めることができるでしょう。

以上のように、Kajabiのコミュニティ機能には、多様な設定や活用方法があります。自分のビジネスの目的に合わせて、これらの機能を有効活用していきましょう。

他のプラットフォームとの比較

Kajabiのコミュニティ機能について理解を深めるために、ここでは他のプラットフォームとの比較を行います。

Facebookグループとの違い

オンラインコミュニティを運営する上で、Facebookグループを使用しているケースも多いでしょう。しかし、Kajabiのコミュニティ機能にはFacebookグループにはないメリットがいくつかあります。

まず、Facebookではグループへの参加が個人のアカウントと紐付いているため、参加者の本名がわかってしまうことがあります。一方、Kajabiではアカウントとコミュニティが分離しているため、参加者のプライバシーを保護しやすくなっています。

また、Facebookグループでは参加者の管理が煩雑になりがちです。特に有料コミュニティの場合、料金の支払いとグループへの参加を手動で管理する必要があります。一方、Kajabiでは決済とコミュニティへのアクセスが自動的に連携されるため、管理の手間を大幅に削減できます。

さらに、Facebookではグループ内の検索性があまり高くありません。過去の投稿を探すのが難しかったり、重要な情報が流れてしまったりすることがあります。一方、Kajabiではサークル機能によって情報を整理しやすく、必要な情報にアクセスしやすいというメリットがあります。

その他のメンバーシッププラットフォームとの比較

Kajabi以外にも、メンバーシップサイトを構築するためのプラットフォームは存在します。代表的なものとしては、Teachable、Thinkific、MightyNetworksなどが挙げられます。

これらのプラットフォームと比較した場合、Kajabiの最大の強みは「オール・イン・ワン」という点です。Kajabiでは、メンバーシップ機能だけでなく、オンライン講座の提供、決済の管理、メール配信など、ビジネスを運営する上で必要な機能を一つのプラットフォームで完結できます。

一方、他のプラットフォームではコミュニティ機能が弱かったり、決済システムが別々だったりと、機能が分散していることが多いです。そのため、複数のツールを組み合わせる必要があり、管理が煩雑になるというデメリットがあります。

以上のように、Kajabiのコミュニティ機能は他のプラットフォームと比較しても優れた特徴を持っています。特に、情報の整理がしやすい点や、オール・イン・ワンで管理できる点は大きなメリットだと言えるでしょう。

ただし、他のプラットフォームにも一長一短があるため、自分のビジネスに何が必要かをしっかりと見極めた上で、プラットフォームを選ぶことが重要です。

まとめ

本記事では、Kajabiのコミュニティ機能について、そのメリットとデメリット、具体的な使い方、他のプラットフォームとの比較などを詳しく解説してきました。

Kajabiコミュニティの活用シーン

Kajabiのコミュニティ機能は、特に以下のようなシーンでの活用に適しています。

  • オンライン講座やコーチングプログラムに付随するコミュニティの提供
  • 商品購入者向けのサポートコミュニティの運営
  • 会員制サイトでのコミュニティの提供
  • オンラインサロンや会員制コミュニティの運営

これらのシーンでは、Kajabiの持つ決済機能との連携や、オンライン講座との一体化などのメリットを最大限に活かすことができるでしょう。

導入する際の注意点

Kajabiのコミュニティ機能を導入する際は、以下の点に注意が必要です。

  • プロダクト枠の消費について理解しておく
  • 英語のUIに対応できるか確認する
  • カスタマイズ性に限界があることを理解しておく

特に、プロダクト枠の消費については、利用プランによって作成できるコミュニティの数が制限されるため、導入前によく確認しておきましょう。

いかがでしたか?Kajabiのコミュニティ機能は、あなたのビジネスを加速させるための強力なツールになり得ます。

オンラインでのコミュニティ運営に悩んでいる方、より効果的なコミュニティを提供したい方は、ぜひKajabiの導入を検討してみてください。

あなたのビジネスの成功に、Kajabiのコミュニティ機能が貢献できることを願っています。ぜひ、この機会に一歩を踏み出してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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