
もしあなたが「動画やポッドキャストのBGMを、AIで自分で作れたら」と思ったことがあるなら、この記事がツール選びの道しるべになります。Suno・Udio・ElevenLabs Music・Mureka・SOUNDRAW・Google Flow Musicの2026年9月時点の状況と、私が実際に試したときの感想を「いつの話か」を添えてお伝えし、商用利用で失敗しない選び方まで整理します。
音楽生成AIは、この1年半で様変わりしました

こんにちは、ヒルトルです。
「作曲の知識がなくても、自分だけの音楽を作れたら…」と思ったことはありませんか?
この記事を最初に書いたのは2025年2月です。その少し前の2024年12月から2025年1月にかけて、私はSuno、Udio、Mureka、SOUNDRAW、Google MusicFXという5つの音楽生成AIを試し、それぞれの感想を個別の記事にまとめました。
ところが、それから1年半ほどの間に、状況はすっかり変わってしまいました。
GoogleのMusicFXは2026年7月31日に終了し、後継の「Google Flow Music」に置き換わりました。無料で使えると紹介したRiffusionは、Googleに買収されて、そのFlow Musicの土台になっています。SunoとUdioは大手レコード会社の一部と訴訟を和解し、ライセンスを受けた音楽で学習し直したモデルへの切り替えを進めています。その代わり、ダウンロードには上限や停止といった制限がつきました。さらに、音声読み上げで有名なElevenLabsも音楽生成に参入しています。
正直に言うと、私が実際に手を動かして試したのは2024年12月から2025年3月の間で、その後の新しいモデルはまだ検証できていません。ですのでこの記事では、「私が試したときの感想」と「2026年9月時点の公式情報」をはっきり分けてお伝えします。
BGM探しの悩みは、AIで軽くなった一方で「権利」の不安が増えました
YouTube動画やオンライン講座、ポッドキャストを作っていると、必ずぶつかるのがBGMの問題です。あなたも、こんな経験はありませんか?
- 著作権フリーの楽曲を何時間もかけて探し回る
- 有料の音源を買ったのに、他の人の動画でも同じ曲が流れている
- プロの作曲家に頼むほどの予算はない
音楽生成AIは、この「探す手間」と「他人とかぶる問題」をかなり軽くしてくれます。雰囲気やジャンルを文章で伝えるだけで、数分でオリジナルの曲が出てくるからです(私も2024年12月に、ChatGPTに書かせた歌詞をSunoに貼り付けただけで、ポップ・パンク・メタルの3種類の曲を作れました)。
ただし、2026年の今は、もう一つ別の悩みが加わっています。それが「その曲を仕事で使っていいのか」という権利の問題です。無料プランは商用利用できないのが基本ですし、ダウンロードの可否やルールがこの1年で何度も変わったサービスもあります。
音楽生成AIの基本と、2026年に起きた大きな変化

細かい仕組みを知らなくても使えますが、選ぶときの判断材料になるので最低限だけ押さえておきましょう。
文章で伝えると、曲ができる
音楽生成AIは、大量の楽曲を学習して「メロディの作り方」「楽器の組み合わせ方」といった音楽の型を覚えています。そこに「明るく爽やかなポップス、女性ボーカル」のような指示(プロンプト)を入れると、その型に沿った曲を作ってくれる仕組みです。歌詞を渡せば歌ってくれるツールもあれば、歌なしのBGM専用のツールもあります。
一方で、学習したデータの影響を受けるため「どこかで聴いたような曲」になりやすいこと、そして人間の作曲家が込めるような細かな感情表現はまだ苦手なこと、この2つは、2025年2月にこの記事を書いた時点でも挙げた限界です。
レコード会社との和解で「ライセンス済みモデル」の時代に
ここが2026年に入ってからの一番大きな変化です。
SunoとUdioは、どんな音楽を学習したのかをめぐって大手レコード会社から訴えられていました。ただし、和解の状況は2社で違います。Udioは2025年10月29日にUniversal Music Group、同年11月19日にWarner Music Groupと和解して提携しました。一方のSunoが和解したのはWarner Music Groupだけで(2025年11月)、その後2026年8月12日にBMG、2026年9月8日にBelieve/TuneCoreとも提携し、「許可を得た音楽で学習した新しいモデル」への切り替えを進めています。Sunoは2026年9月9日に、これらのパートナーと共同で開発した初のライセンス済み世代「v6」を公開しました。Udioは2026年9月時点でまだ新プラットフォームを公開していません。
ただし、訴訟がすべて終わったわけではありません。Sunoについては、Universal Music Groupとソニー・ミュージックとの訴訟が2026年9月時点も続いていると報じられています(出典:Music Business Worldwide、2026年9月8日)。すでに対象となっている録音560件に61,026件を追加するようレコード会社側が求めた件は、2026年8月18日に裁判所が認めなかったと報じられています。Udioもソニー・ミュージックとだけは和解しておらず、2026年7月20日に2件目の訴訟を起こされたと報じられています。どちらもまだ結論は出ていません。仕事で使う曲は、そのときどきの公式の利用規約を確認するのが確実です。
使う側にとっては、権利面が整理されるという安心材料がある一方で、ダウンロードに制限がついたという現実的な変化があります。Sunoは2026年9月3日から無料・有料ともに上限を設け、Udioに至っては2025年10月末から全プランで停止したままです(それぞれの数字は次の章で見ていきます)。
6つの音楽生成AIの現状と、私が試したときの感想
それでは、ツールを一つずつ見ていきましょう。使い方や実際に生成した曲は、埋め込んだ個別記事で聴けます(当時のモデルで作った曲です)。
Suno(スーノ):2025年に試した中では日本語の歌が一番自然でした
2025年2月にこの記事を書いた時点で、Sunoは「今回ご紹介する中で一番性能が高い楽曲生成AIツールだと感じました」と書いたツールです。特に日本語の歌入りの曲で、ちゃんと聴き込まない限りはAIが作ったものとはわからないレベルだと(個人的には)感じました。当時は無料プランでSuno v3.5を使い、Suno自身に日本語の歌詞を書いてもらうこともできました。
2026年9月時点の現行モデルは、9月9日に公開されたばかりのv6です(有料プラン向け。無料プランは軽量版のv6-mini)。旧モデルは順次終了していくと公式が案内しています。料金は、無料プランが1日50クレジット(約10曲)で商用利用不可、Proが月10ドル(年払いにすると月8ドル相当)で商用利用権つき、Premierが月30ドル(同じく月24ドル相当)でブラウザ上の音楽編集ソフト「Suno Studio」がつきます。公式の料金ページは年払いの金額が先に表示されるので、安く見える点にご注意ください(日本円の表示はありません)。そして先ほど触れたとおり、ダウンロードは無料が通算7回、Proが月20曲、Premierが月60曲までという上限があります(2026年9月時点)。無料プランのときに作った曲は、あとから有料プランに入ってもさかのぼって商用利用できません。私はv6をまだ試していないので、当時の感想が今も当てはまるかは改めて検証してお伝えします。
Udio(ユーディオ):英語の曲やBGMが得意でしたが、今はダウンロード停止中
2025年1月に試したとき、UdioはSunoに比べると日本語の歌入りの楽曲生成性能は劣ると個人的に感じました。ただ、英語の曲ならかなりクオリティが高く、歌なしのインストゥルメンタルでは映画のサウンドトラックのような雰囲気の曲が生成できました。Sunoのほうが一般受けしやすいポップな曲を作りやすいのに対して、Udioのほうが音楽マニアにウケやすい通好みの曲になりやすい、というのが当時の印象です(まあプロンプト次第かもしれませんが)。
2026年9月時点で一番大事なのは、音声ファイルのダウンロードが2025年10月末から全プランで止まっていることです。Universal Music Groupとの和解にともなう措置で、生成した曲はUdioの中で聴いたり共有したりする形になっています。料金はStandardが月10ドルで月2,400クレジット、Proが月30ドルで月6,000クレジット(どちらも年払いなら20%引き)です。モデルも2025年3月に公開されたv1.5 Allegroのままで、和解以降は更新されていません。なお、商用利用の条件も公式に明記されていません(書き出せないので、作った曲を外に持ち出すこと自体ができません)。ライセンス済みの新しいプラットフォームは「2026年に開始」と発表されていますが、9月時点でまだ公開されておらず、ダウンロードがいつ戻るかも未定です。
ElevenLabs Music:音声読み上げの会社が出した、ライセンス済みの音楽生成
2025年2月の記事にはなかった新顔です。音声読み上げAIで知られるElevenLabsが、2025年8月5日に「Eleven Music」を公開しました。公式の説明を見る限り、公開時点から独立系レーベルのMerlinや音楽出版社のKobaltとライセンス契約を結んでいて、ボーカルあり・なしの両方、日本語を含む多言語に対応しているとのことです。2026年5月には「Music v2」に更新され、サビだけ作り直すといったセクション単位の修正ができるようになったと案内されています。2026年9月時点の公式ドキュメントでは、さらに新しい「Music v2.5」が最新モデルと案内されています。
ElevenLabs本体の無料プランは月10,000クレジット(音楽は1分あたり900クレジットを使います)で個人利用のみ、月6ドルのStarterプランから商用利用可となっています(年払いなら月5ドル相当。2026年9月時点・米ドル・税別)。ただしSpotifyやApple Musicなどへの配信ができるのは月22ドルのCreatorプランからで、Starterは「商用利用は可、配信は不可」という位置づけです。ダウンロードにも月あたりの上限があり、無料プランはそもそもダウンロードできません。映画・テレビ・ラジオへの利用も対象外とされています。
なお、スマホやWebで使える消費者向けアプリ「ElevenMusic」は本体とは別のサービスで、アカウントも別に作る必要があります(本体の有料プランは使えません)。無料プランは1日5曲まで、Proプランは月400曲で、料金は日本のApp Storeで月1,500円(年払い15,000円)です。私はまだ音楽機能を試していないので、日本語の歌の自然さは検証してから別の記事でお伝えする予定です。
Mureka(ムレカ):当時は日本語で歌えなかったツール
2025年1月に試したときのMurekaは、日本語の歌詞を入力しても英語(か、私が知らない謎の言語)の歌として生成されてしまい、正直お勧めはできませんでした。メロディやアレンジ自体は完成度が高いと感じたのですが、無料クレジットが2曲分しかなく、すぐに試せなくなったのも覚えています。
その後、Murekaはかなりの頻度でモデルを更新していて、2026年8月31日には新しいモデル「V9.5」を発表しました(2026年9月時点の最新版です)。有料プランではV9.5・V9・V8・O2・V7.6が選べ、無料プランは基本モデル(7.5-all)だけです。プランは無料・Pro・Premierの3段階で、Proが月10ドル(年払いなら年96ドルで月あたり約8ドル)、Premierが月30ドル(年払いなら年288ドルで月あたり約24ドル)です。無料プランは今、毎日50 Gold(基本モデルで最大4曲程度)が配られる形になりましたが、ダウンロードは有料会員限定で、商用利用も有料プランからです(2026年9月時点)。また、その後Murekaは日本語を含む10言語以上のAI歌声に正式対応し、2026年1月には歌声の多言語対応を強化したと公式に案内しています。ただし日本語の発音がどこまで自然になったかは私自身がまだ確かめていないので、検証結果は別の記事でお伝えする予定です。
SOUNDRAW(サウンドロー):日本製の、歌なしBGM専用ツール
SOUNDRAWは日本で開発されたツールで、歌は作れず、動画用のBGMに特化しています(1曲の長さは最長5分です)。他のツールが「完成した曲」を出してくるのに対して、SOUNDRAWは曲の長さ・テンポ・ジャンルを選んで出てきたサンプルを、メロディやドラムなどパートごとに4段階で強弱を調整していけるのが特徴です。2025年1月に使ったときは、その意味で「AI作曲ツール」と呼んだ方が適していると感じました。「時間をかけずにすぐ完成した曲が欲しい」人より、「こんなBGMにしたい」というこだわりがある人向けだと思いました。
料金は2026年9月時点で、無料でも生成と試聴は無制限、ダウンロードと商用利用は有料プランからです。動画やポッドキャストのBGM用ならCreatorプランが年払いで月1,650円、月払いで月1,990円です。MP3のダウンロードが無制限で、しかも契約中にダウンロードした曲は、解約したあとも使い続けられます(新しいダウンロードができなくなるだけです)。自分の曲として音楽配信サービスで収益化したい場合はArtistプラン(Artist Starterが年払いで月2,900円、月払いで月3,900円)になりますが、配信するにはボーカルや楽器を足すなどして60%以上編曲することが条件で、出てきた曲をそのまま配信することはできません。年払いは支払いこそ毎月ですが12か月契約になる点と、時期により割引価格が出る点もご注意ください。画面もサポートも日本語で、権利の範囲は公式サイトのライセンスページで確認できます。
Google Flow Music:MusicFXの後継で、土台は旧Riffusion
2025年2月の記事で紹介したGoogleの「MusicFX」は、2026年7月31日に終了しました。当時のMusicFXは英語でしかプロンプトを入力できず、歌なしのBGMしか作れませんでしたが、楽器やジャンルをスライダーで混ぜながらノンストップで曲が流れ続ける「MusicFX DJ」は非常に面白いと思いました。ただ、商用利用の規約がはっきりせず、あくまでお遊び用のツールだというのが2025年1月時点の感想です。
その後継が「Google Flow Music」です。2025年3月に私が「無料で回数制限なく使える」と紹介したRiffusionは、同年7月に「ProducerAI」へ改名し、2026年2月24日にGoogleが買収。2026年4月18日に「Google Flow Music」という名前になりました。つまり、私がRiffusionで「ハウスやトランスはBGMとして十分使えるクオリティだと感じた」「日本語の歌はちょっと惜しい」と書いた2025年3月の体験は、Googleに引き継がれる前の、別のモデルの話だと考えてください。
2026年9月時点の公式情報では、Flow Musicは最新モデル「Lyria 3.5」を使い、主要機能を無料で利用できます(毎日クレジットが補充される仕組みで、18歳以上・Googleアカウントが必要)。MP3やWAVでのダウンロードも、楽器やボーカルをパートごとに分ける機能(ステム分離)も、無料プランに含まれています。もっとたくさん作りたいときは、Flow Music単体の有料プラン(Starterが月8ドル、Plusが月24ドル、Memberが月64ドル。年払いなら25%引きで、それぞれ月あたり6ドル・18ドル・48ドル相当です。料金ページは年払いの金額から表示されるのでご注意ください)か、Googleのプラン会員の特典として使う形になります。すでにGoogle AI Plus/Pro/Ultraに入っているなら、それぞれStarter/Plus/Member相当の特典が付きます。日本からも使えて、公式ヘルプも日本語化されていますが、Google自身は英語のプロンプトをすすめていますし、日本ではクレジットの追加購入ができません。そして「商用利用できます」とはっきり書かれた記述は、公式の料金ページにもヘルプにも見当たりませんでした。仕事で使うなら、利用規約をご自身で確認してから判断してください。私はFlow Music自体はまだ試していません。
あなたに合う音楽生成AIを選ぶ4つのステップ
ツールの数が増えたぶん、「結局どれ?」と迷いやすくなりました。私が2025年に試したときの経験と、その後のルール変更を踏まえて、選び方を4つのステップにまとめます。
ステップ1:「歌入り」か「BGM」か「配信用」かを決める
最初に決めるのは、ツールの名前ではなく用途です。歌が欲しいのか、動画の後ろで流れるBGMが欲しいのか、自分の曲として音楽配信サービスに出したいのか。この3つで候補が絞れます。歌入りならSuno・Udio・ElevenLabs Music・Mureka・Flow Music、歌なしのBGM専用はSOUNDRAW(他のツールでも歌なしは作れます)、配信して収益化したいなら、SOUNDRAWのArtistプランやElevenLabs MusicのCreatorプランのように「配信可」と明記されたプランが必要です。
ステップ2:商用利用とダウンロードの条件を公式ページで確認する
ここが2026年の選び方で一番大事な部分です。2026年9月時点の各ツールの条件を表にまとめました。条件はこの1年で何度も変わっているので、契約前に必ず公式ページで確かめてください。
| ツール | 無料プランでできること | 商用利用できる最安プラン | ダウンロード |
|---|---|---|---|
| Suno | 1日50クレジット(約10曲)。商用不可 | Pro 月10ドル(年払いで月8ドル相当) | 無料は通算7回、Pro 月20曲、Premier 月60曲 |
| Udio | 1日10クレジット(別枠で月100クレジットまで)。再生・共有のみ | 公式に明記なし | 全プランで停止中(復活時期未定) |
| ElevenLabs Music | 本体は月10,000クレジット(音楽は1分900クレジット)。商用不可 | Starter 月6ドル(配信はCreator 月22ドルから) | 無料は不可。Starter 月30分、Creator 月250分、Pro 月500分 |
| Mureka | 1日50 Gold(最大4曲程度)。商用不可 | Pro 月10ドル(年払いで月約8ドル) | 有料会員のみ |
| SOUNDRAW | 生成・試聴は無制限。商用不可 | Creator 年払いで月1,650円(月払い1,990円) | 有料プランのみ(MP3無制限、解約後も使える) |
| Google Flow Music | 主要機能を無料で利用可(ダウンロードとステム分離も無料) | 商用利用の可否は公式に明記なし | 無料プランからMP3/WAV/ステム |
※2026年9月時点。Udioはライセンス済みの新プラットフォーム公開後に条件が変わる見込みです。
ステップ3:無料枠で「日本語」と「自分の用途」を試す
候補が2〜3個に絞れたら、無料枠で実際に作ってみましょう。このとき、私が2025年に試して一番差が出たのが日本語の歌の自然さでした。当時はSunoが頭一つ抜けていて、UdioやMureka、Riffusionは英語ならよくても日本語は苦手だったのです。ただ、どのツールもその後モデルを更新しているので、あなたが今試したら結果は違うかもしれません。
ステップ4:有料プランは「毎月使う1つ」に絞る
月10ドル前後のプランが多いですが、動画のBGMを月に数本作る程度なら1つで足ります。動画のBGMだけならSOUNDRAWのCreatorのように解約後もダウンロード済みの曲を使えるプラン、歌入りの曲を作りたいならSunoのProのように商用利用権とダウンロード枠がセットになったプラン、というように用途で決めます。私自身は、2025年3月の時点では「仕事で使う音楽はEpidemic Soundという有料の音楽ライブラリをよく利用している」と書いていました。
使う前に知っておきたい注意点
2025年に試したときの経験と、その後のルール変更から、先に伝えておきたいことが4つあります。
ルールは1年で何度も変わる。Udioは2025年10月末にダウンロードを止め、利用者の反発を受けて48時間だけ再開し、また止めました。Sunoは2026年9月にそれまで作った曲にもさかのぼってダウンロード上限を適用しています。
無料プランで作った曲を仕事で使わない。この記事に出てくるツールは、無料プランでは商用利用不可か、明記されていないかのどちらかです。YouTubeで収益化している動画、有料講座、集客用のライブ配信は商用利用にあたる可能性が高いので、そこで使う曲は有料プランで作ってください。
歌詞と歌声は公開前に聴き直す。AIに作詞まで任せると、誤字や不自然なフレーズが混じることがあります。歌声も、部分的にロボットっぽく聴こえることがあります。2024年12月のSunoの記事でも書いたことですが、ここは自分の耳で確かめるしかありません。
作った曲は手元に保存しておく。MusicFXの終了や、Riffusionが別会社に引き継がれて名前ごと変わった例のように、サービス側の都合で過去の曲が使えなくなることがあります。気に入った曲は、ダウンロードできるうちにパソコンに保存しておきましょう。
よくある質問
ここでは、音楽生成AIを選ぶときに迷いやすい点を、質問の形で整理しておきます。
日本語の歌を作れるのはどのツールですか?
私が2024年12月から2025年3月に試した範囲では、日本語の歌をまともに歌えたのはSunoだけでした。UdioとRiffusionは外国人が日本語をまねて歌っているような印象で、Murekaは日本語の歌詞を渡しても英語で歌ってしまいました。ElevenLabs Musicは公式の説明では日本語対応とされていますが、私はまだ試していません。
無料プランだけで仕事に使えますか?
2026年9月時点では、どのツールも無料プランは商用利用不可(Google Flow Musicは可否が明記なし)なので、おすすめしません。月6〜10ドル、またはSOUNDRAWなら年払いで月1,650円のプランから商用利用が可能になります。Sunoのように、無料のときに作った曲はあとから有料に切り替えても商用利用できないツールもあるので、仕事で使う曲は最初から有料プランで作ってください。
作った曲の権利は自分のものになりますか?
ツールとプランによって違います。たとえばSunoは有料プランに「商用利用権」がつく形、SOUNDRAWは契約中にダウンロードした曲を解約後も使える形で、Artistプランなら配信の収益は100%自分のものだと案内されています(ただし60%以上の編曲が条件です)。Google Flow Musicのように、商用利用できるとは公式に書かれていないサービスもあります。「自分のもの」と一言では言えないので、使いたい用途(動画・配信・販売)が規約のどこに当てはまるかを確認してください。
まとめ:用途と権利で選び、無料枠で耳を使って確かめましょう

最後に、この記事の要点を整理します。
音楽生成AIは、2025年に私が試したときの「どれが上手に作れるか」という比較から、2026年は「どれなら安心して仕事で使えるか」という比較に軸が移りました。SunoとUdioはライセンス済みモデルへの切り替えでダウンロードに制限がつき、MusicFXは終了してGoogle Flow Musicに引き継がれ、ElevenLabs Musicという新顔も増えました。
選び方は、歌入りかBGMか配信用かを決め、商用利用とダウンロードの条件を公式ページで確認し、無料枠で日本語と自分の用途を試し、有料プランは1つに絞る。この4ステップです。
2025年2月にこの記事を書いたときは、「プロが作ったような流行りの曲」を作りたければSunoが一番オススメ、と締めくくりました。v6をはじめ各社の新しいモデルは私自身がまだ試せていないので、改めて検証した結果は別の記事でお伝えする予定です。まずはあなたの用途に合いそうなツールを無料枠で1曲作ってみて、ご自身の耳で確かめてみてください。
Suno公式サイトはこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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