以前から「ヒルトルさんが動画撮影をするために使っている機材を教えてください!」というご要望がありましたので、私が実際に使っている機材リストをご紹介します。
実際にYouTubeでその内容を公開していますので、ぜひYouTubeでもご覧ください。
注意:初心者の方はスマホでの撮影をお勧めします!
上記の動画の中でも言っていますが、別に今回ご紹介するような機材がないと、動画が作れないわけではありません。
上記のYouTube動画自体も、iPhone11proで撮影していますが、画質的には一般的なビデオカメラと何の遜色もありません。
私もこれまでも何度もiPhoneだけでYouTube動画を撮ったこともありますし、テストも兼ねて、オンライン講座を丸々iPhoneだけで撮影したこともあります。
ですから、高価な機材を買う前に、まずは今あなたが持っている機材をフル活用して、動画を撮ってみましょう!
(iPadなどのタブレットについているカメラや、パソコンのウェブカメラでももちろん大丈夫です!)
一応、iPhoneなどのスマートフォンで撮るデメリットを挙げるとすれば、
・動画を撮っているとバッテリーの減りが速い(電源に繋ぎながら撮れればいいですが、そのためには長いケーブルなどが必要です。またはモバイルバッテリーを繋ぎながら撮影するのもありですね。)
・データ容量がどんどん圧迫される(動画を撮影をすると、どんどんスマホの空き容量がなくなります。なので、随時パソコンに移す必要があります。ただ、撮影したデータ容量が多いと、パソコンに移すのにも時間がかかるので、私の場合はそれがストレスでした。)
・画質が一眼カメラには負ける(どうしてもスマートフォンは本体のサイズに限界があるためいわゆる一眼カメラに比べると、センサーサイズが小さく、シネマティックなかっこいい動画は作りにくいです。ただ、それも自己満足の世界ですけどね。。w)
という形で、いくつかのデメリットがあるので、私の場合は、iPhoneでオンライン講座を撮ることは今はないですが、高いカメラを最初から買うことを考えれば、スマートフォンで動画を撮影するのは全然ありですね。
もっと綺麗な動画を撮りたい場合は?
「iPhoneなどのスマホで撮影するだけで十分です。画質よりも動画の内容のほうが重要です!」
という前提を踏まえた上で、「いや、私もヒルトルさんや海外のYouTuberみたいにかっこいい動画を撮りたい!」という人は、「それなりにお金はかかるよ」ということを覚悟してください。
最低でも数十万円の予算があるなら、私と同じような機材の購入を検討してみてください。
ちなみに、私が以前撮影した動画を貼っておきます。
海外旅行をしながら動画撮影をするための機材を公開!
この動画の15秒以降の動画は、一眼カメラで撮影しています。
やはりこのクオリティの画質は、スマホやGoproなどの小さいセンサーサイズのカメラでは出せません。
外に持ち歩く際に一眼カメラを持って歩くのは大変ですが、室内で撮る場合や野外でも三脚で固定する場合に、画質のクオリティを上げたい!という方は一眼カメラの購入を検討されるのもよいでしょう。
ヒルトルが使っている機材リストを紹介します!
それでは最初にお見せしたYouTube動画の中で紹介している機材のリストとリンクを貼っておきます。
(Amazonのリンクはアフィリエイトリンクです。別にAmazonで買うよりも、中古などでも探せば安く変えますので、いろいろご自身で最安値で買えるお店を探されてみてください。)
YouTube&オンライン講座撮影用の機材
私が主にホワイトボードの前で動画を撮影する場合の機材についてです。
Panasonic Lumix GH5
この数年、メインで使っているカメラです。
センサーサイズが「マイクロフォーサーズ」という比較的小さいサイズなので、レンズやボディも比較的に小さく、一眼カメラの中では小さいのも特徴です。
にも関わらず、4K60pなどの高画質で撮影ができ、長時間撮影可能、バリアングル液晶など、YouTuber御用達の人気カメラです。
中古でもたくさん販売されているので、買うなら中古での購入がお勧めです。
レンズはこれを使っています。
VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S. H-HS12035
ZOOM F1 フィールドレコーダー
マイクはこのピンマイクで別撮りをしています。
基本的は、音声はカメラのマイクで撮るよりも、胸元のピンマイクで収録するのが理想です。
動画と音声データを別撮りをすると、編集をする際の手間が一手間増えますが、最近の編集ソフトは優秀なので、自動的に動画と音声を同期させられるので、問題ありません。
なお、音声を別撮りしておくと、仮にカメラの録画ボタンを押し忘れたりと、カメラ側にトラブルがあって収録できなかった場合も、音声データだけは残るので、音声コンテンツとして使ったり、スライド画像を作って無理矢理動画コンテンツにするなどの使い方も可能です。
なお、カメラ内に直接音声を入力できるようなワイヤレスピンマイクを使うのもありですが、1人で撮影をする場合だと、音声をモニタリングすることができないので、有線で直接収録できるようなこのようなレコーダーを使うようにしています。(ワイヤレスだとノイズが乗ってしまうこともあるので。)
LPL VLP9000X
http://www.lpl-web.co.jp/products/led_vlp9000xd.html
こちらは照明機材です。(これを二灯使っています。スタンドは別売です。)
最近は他にもいろんな照明機材があるので、ぜひいろいろ探して欲しいのですが、このようなLED照明だと、軽くて発熱も抑えられるのでお勧めです。
「いくら最高のカメラで撮影をしても光が悪ければ、良い絵は撮れない。
逆に、性能の悪いカメラで撮影しても光が良ければ、素晴らしい絵が撮れる。」
という言葉もよく言われるのですが、照明は非常に大事です。
天気の良い日に野外で撮影したり、日当たりの良い窓際で撮影するなら特別な照明は必要ないかもしれませんが、自然光はコントロールできませんので、自分でコントロールできる光を用意しましょう。
Facebookライブなどのライブ配信で、照明を使わずに暗い状態で配信をしている人がよくいますが、それだと見栄えが非常に悪いので、安いものや家にある間接照明でもいいので、光源で自分の顔を照らすことを意識しましょう。
Atomos Shinobi
Atomosという会社はオーストラリアの会社なのですが、創業者である社長が長年日本の会社で働いた経験があり、日本のカメラメーカーとも関係が深い、日本語ペラペラのおじさんです。
カメラに直接収録をするのではなく、映像をHDMIなどで出力し、映像をモニターしながら外部収録もできてしまう小型モニター兼レコーダー製品を数多く販売している会社の製品です。
(製品名は、NinjaとかShogunとかいかにも日本大好きな外人が付けたなまえばっかりです笑)
このShinobiというモデルは録画機能はなく、あくまで映像を写せるだけの外部モニターですが、その分価格も比較的安いので使っています。
GH5のバリアングル液晶もあるとはいえ、カメラと自分との距離が遠いとなんとなくしか動画を確認できないので、手元で確認できる外部モニターがあるので便利で重宝しています。
Manfrotto Befree カーボン三脚
一眼カメラのような比較的小型のカメラであれば、このようなタイプの軽量カメラ向け三脚で十分です。
特にこのモデルはカーボンなので軽く、旅行に持ち歩くのも便利なので気に入っています。
以上が、私がホワイトボードを使ってYouTubeやオンライン講座を撮影する際に使っている機材です。
ライブ配信&Podcast用の機材
ライブ配信に関しても、特に高価な機材を使う必要はありません。
それこそスマホやタブレットやパソコン1台あれば簡単にできてしまいますし、それこそ画質が悪い方が、リアリティを感じやすいので、高画質化は必須ではありません。
(気軽にどこからでもスマホだけで配信ができるのがライブ配信の良いところですからね。)
音声ポッドキャストも、スマホやICレコーダーなどで気軽に収録してももちろんOKです。(海外のめちゃくちゃ稼いでいる有名なマーケッターもスマホだけで気軽に音声コンテンツを収録していますので。)
ただ、それを踏まえて、「テレビ局の放送っぽくしたい」「本格的なラジオ番組っぽい配信をしたい」という方は、以下の機材を参考にしてください。
Blackmagic Desgin Pocket Cinema Camera 4k
こちらは「映画のようなシネマティックな動画を撮りたい!」という意識の高い動画クリエイターは必ず持っていると言っても過言ではないぐらいの人気のカメラです。
しかし、その分だけ扱いが難しく、画質がめちゃくちゃ良い故に収録する動画データのサイズがGH5などのカメラの数倍はあるので、YouTubeやオンライン講座用にこのカメラを買うのは絶対にお勧めしません(笑)
映画を撮りたいとか、CMやミュージシャンのMVを撮るとか、気合を入れてプロモーション動画を撮る際に使うカメラですので、ある意味プロ向けのカメラです。
ただ、カメラ内に収録するのではなく、私のようにライブ配信用のカメラとして使うのであれば、良い画質で撮りつつ、カメラ内部でデータを収録しなくて済むので、このような使い方もありなカメラです。
ちなみに私の場合は、トレンドに乗って買っては見たものの、使いこなせなかったので、ライブ配信用のカメラとして使うことにしましたw
Blackmagic Design Atem Mini
こちらは上記のカメラと同じメーカーが出しているライブ配信用のキャプチャー機材です。
キャプチャー機材とは何かというと、カメラの映像をパソコンに取り込んで、ライブ配信を行うための機材です。
コロナ以降、「zoomの画質を上げたい!」という需要が爆発的に高まり、長らく入手困難になっていた大人気商品です。
今まではこのような機材は10万円以上したり、安いものだと、繋いでもなかなか認識されなかったりと使いにくかったのですが、この機材は4万円以内で買え、繋ぐだけでパソコン側で認識され、簡単に使えるので非常にお勧めの機材です。
一眼カメラを使ってライブ配信を行いたい人は、持っておいて絶対に損はない機材です。
(PROとかISOとか上位版もありますが、一番安いminiだけでほとんどの人は事足りるはずです。)
SHURE SM7B
こちらはプロ御用達の有名なマイクです。
日本のYouTuberでも使っている人は多いですし、海外のインフルエンサーたちも必ずと言っていいほど使っている人気のマイクです。
実際に使ってみましたが、やはり音はめちゃくちゃいいですし、視聴者の方からも「音がいいですね!」と好評でした。
ただ、USBマイクではないので、後述するオーディオインターフェース(I/O)と呼ばれる機材を中継して、パソコンに接続する形となり、使うハードルが少し高いです。
その手間をかける分だけのメリットはあると思いますが、初心者の方は、パソコンの内蔵マイクか、気軽に使えるUSB接続のマイクを使いましょう。
Universal Audio Arrow
こちらは前述のShure SM7Bを接続するために使っているオーディオインターフェースです。
見た目がかっこいいので買いました(笑)
どちらかといえばミュージシャン向けの機材ですので、もっと安いオーディオインターフェースを買うことをお勧めします。
Belkin Thunderbolt3 HUB
厳密には撮影やライブ配信には関係ありませんが、様々な機材やモニターやストレージなどをパソコンに効率的に接続するためには、やはりハブがあったほうがいいです。
(最近のMacbook Airなど、入力端子の数が少ないパソコンを持っている人は特に。)
Thunderbolt接続のハブはUSB接続のハブよりも高いですが、その分、速度が速いので機能面では優れているはずです。
こちらも、もっと安いハブで基本的には問題ないです。
TerraMaster D5 Thunderbolt3
この中に入れるメーカー推奨のストレージ用HDDは以下です。
Seagate IronWolf
https://amzn.to/34aycA7
上記は私が最近買った大容量ストレージです。
動画を撮影していると、どうしても動画データが貯まっていくので、パソコンの内部ストレージだけでは限界があります。
なので、外付けのストレージは必須です。
そこまでたくさん動画を撮らない人は、
SanDisk社のPotableSSD
https://amzn.to/36onTv9
がお勧めです。(2TBでも3万円以下なので、普通はこれだけ持っておけば十分かもしれません。)
ただ、パソコンの内臓ストレージや外付けSSDにしても、複数のストレージにバックアップを取っておかないと、もし飛んでしまった際にはデータが失われてしまいます。
別にクライアント様からお金を頂いて動画制作をするのでなければ、特にバックアップは取っておく必要はありませんが、私も過去の動画データから総集編的なプロモーションビデオを定期的に作っているので、過去に撮影したデータを全て保管しておきたいと思い、バックアップができるストレージを探していました。
そこで悩みながら決めたのが、このTerraMasterというRAIDストレージです。
RAIDとは、Redundant Array of Independent Disks の略で、簡単にいえば、「データを複数のディスクに分散して保管しておくことでデータ紛失のリスクを減らせるデータ保管方法」みたいなことです。
私の場合は、RAID5という形式でRAIDの設定をし、8TBのHDDを5つ入れているので、合計40TBのデータ容量があり、そのうち1つ分のHDDをバックアップ用に使う形なので、実質は32TBのデータが保管できるようになっています。
(RAIDについて詳しく知りたい方はご自身で調べてください。RAID0,1,5,10などの他の形式もいろいろあります。)
これで1つのストレージに自分の全部のデータを保管できるので非常にスッキリしました。(しかもThunderbolt3接続なので、読み書き速度もかなり速いです。)
あなたの目的にあった機材を必要に応じて揃えましょう!
さて、かなりマニアックな内容もお伝えしてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
何度もお伝えしていますが、私の真似をするのではなく、あくまで参考程度にしてください。
人によって必要な機材は変わりますし、あなたの目的に応じて必要な機材は変わります。
知っておいて欲しいのは、「良い機材を買ったからと言って、反響のあるコンテンツができるわけではない」ということです。
確かに、動画や音声の質が上がれば、見栄えがよくなり、メリットがあるのも事実です。
しかし、「動画の画質は悪いけどコンテンツの内容が面白い、役に立つ人」と「動画や音声の質はいいけど内容が面白くない人」であれば、絶対に前者のほうが人気が出ますし、お金も稼げます。
ということで、機材を買うことは自己満足の部分も多いので、「良い機材を買ったからお金になるとは限らない」ということを肝に銘じておいて、スマホやタブレットなどの、あなたが既にお持ちの機材を使って、動画の撮影やライブ配信に挑戦をしてみてくださいね。
高い機材を買うのは、売上が増えて、余裕が出てからにしてくださいね。
それでは、この投稿の内容は1つの参考にするか、「もっと売上が増えたらこの機材を買おう!」というような目標にしていただき、まずは気軽に動画を撮ったり、ライブ配信をしてみてください!
それでは次回の投稿もお楽しみに!:)
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