Microsoft CopilotとChatGPTの違いをMacで検証

Microsoft CopilotとChatGPTの違いをMacで検証

追記(2026年9月):この記事は2025年1月に、私のMacでMicrosoft Copilotを実際に使って書いたものです。本文と画面写真は当時のまま残し、古くなった部分にはその場で注記を入れてあります。とくに大事なのは次の3点です。①Copilot本体は今も無料で使えます。②この記事に出てくる単体の「Proプラン」(Copilot Pro)は販売が終了しました。本文の「月3,200円」は今のMicrosoft 365 Premiumの金額で、名前の似たMicrosoft 365 Proは名前が似ているだけの別物で、こちらはずっと高いプランです。③Mac版のWord・Excel・PowerPointなどでもCopilotが使えるようになりました(Microsoft 365の契約が必要です)。くわしくは「現在の料金プラン」と「Office 365との連携」でお伝えします。

Microsoft Copilotは、Office製品との連携が魅力のAIチャットボットです。この記事では、Macを使っている私が実際にCopilotを触ってみて感じたことを、ChatGPTやClaudeとの比較も交えながら正直にお伝えします。プロンプトの文字数、Office連携、画像生成の品質など、実務で気になる点を1つずつ検証しました。上の追記のとおり、料金プランとMac版Officeの状況は当時から変わっています。Mac環境で仕事をしている方、AIツールの導入を考えている方の判断材料になれば幸いです。

はじめに

最近、私の周りでも「Copilotって実際どうなの?」「Office 365と連携できるって聞いたけど本当?」という質問をよく受けます。確かに、Microsoft製品との連携は魅力的に聞こえますよね。

ただし、私自身は長年Macユーザーとして過ごしてきました。普段はiPhoneやiPad、MacBookを使用していて、Windows PCはほとんど使用していません。そんな環境でCopilotを使用した経験を、できるだけ正直にお伝えしていきたいと思います。

Copilotとは?

Microsoft Copilotは、Microsoftが提供する人工知能チャットボットです。ChatGPTの開発元であるOpenAIと提携して開発されており、基本的な機能は無料で利用することができます。(追記:今はOpenAIのモデルだけでなく、マイクロソフト自社の「MAI」モデルも使われています。無料で使える点は変わっていません。)

使いはじめる場所も変わりました。ブラウザで使うときは copilot.com を開きます。サインインはMicrosoftアカウントのほか、Apple IDやGoogleアカウントでもできます。サインインすると、チャット履歴が残る、画像を多く作れる、会話を長く続けられる、といった違いが出ます。

主な特徴として:

  • ブラウザ上で動作するチャットインターフェース
  • Microsoft Office製品との連携機能
  • 画像生成機能の搭載
  • テキスト生成や要約機能

が挙げられます。

Mac環境でのレビューにあたって

この記事では、以下の環境でCopilotを使用した経験をお伝えします:

  • MacBook Pro(MacOS Sequoia 15.2)
  • Microsoft Office 365(有料プランを契約済み)
  • Microsoft Edge(Mac版で最新バージョンにアップデート済み)
  • Copilot無料プラン

重要な注意点として、私の使用環境ではWindows PCでの最新機能は試せていません。そのため、Windows環境でしか使えない機能や、最新のベータ機能については触れていない可能性があります。

もし「こんな機能もあるよ!」という情報をお持ちの方は、ぜひコメント欄でお知らせください。皆様の経験も共有していただけると幸いです。

では、具体的な機能や使用感について、順を追って見ていきましょう。

基本機能と特徴

基本的な機能を見ていく前に、まずMicrosoft Copilotのプランについて理解しておく必要があります。私が試した当時は「無料プラン」と「Proプラン」の2つでした。今は構成が変わっているので、まず当時の様子をそのまま残して、そのあとに現在のプランをお伝えします。

無料プランでできること(当時)

↑Microsoft CopilotはChatGPTと同じような操作感で気軽に使うことができます。

ここからは、私が試した2025年1月時点の内容です。無料プランでは、ブラウザ上でCopilotのチャット機能を利用することができました。基本的なテキスト生成や、簡単な画像生成機能も利用できました。(今の無料プランについては、あとの「現在の料金プラン」でお伝えします。)

例えば、以下のような使い方ができました:

  • シンプルな質問への回答
  • 短めの文章の作成や編集
  • 基本的な画像生成(当時は1日15回までは「ブースト」で速く作れて、それを超えると生成の時間が長くなりました)
  • Office製品との限定的な連携

ただし、重要な制限として、プロンプト(AIへの指示文)の文字数に上限がありました。具体的には、約10,000文字を超えるプロンプトは送信することができませんでした。これは、ChatGPTやClaudeが数万字のプロンプトを受け付けることと比較すると、大きな制約でした。(この上限が今どうなっているかは、あとの「チャット機能の使い方」でお伝えします。)

Proプランの機能(当時)

↑当時のCopilot Proの申し込み画面です。月額3,200円(税込)でした。このプランは現在は販売されていません(下の「現在の料金プラン」をご覧ください)。

当時のProプラン(Copilot Pro)では、無料プランの制限が一部緩和され、以下のような追加機能が利用できました:

  • AIモデルへの優先アクセス
  • 新機能の先行利用
  • 画像生成の高速化(1日100ブースト:100回までなら画像を高速生成でき、100回を超えると遅くなりました)
  • より高度なOffice連携機能

しかし当時のMac環境では、これらの機能の一部が利用できない、もしくは制限付きでの利用となる状態でした。

現在の料金プラン

ここからは2026年9月時点の話です。まず、Copilot本体は今も無料で使えます。チャットも、画像を作ることも、ファイルを読み込ませることも、無料でひととおりできます。有料との差は「できること」ではなく「どれだけたくさん使えるか」で、公式の料金ページも有料の特典を「無料版よりも多く利用可能」という書き方で説明しています。答え方を選ぶ「会話モード」(スマート・学習・検索)も、公式ヘルプではすべての利用者が使えるとされています。ただし無料で何回まで使えるかという数字は公開されていません。残りの枠はご自分の画面でご確認ください。

そして、上で紹介した単体の「Proプラン」(Copilot Pro)は販売が終了しました。すでに契約している人も、2026年8月1日でサポートが終わっています。今の個人向けは、Microsoft 365のなかの次の4つです。

  • Microsoft 365 Personal … 月2,130円(1人用)
  • Microsoft 365 Family … 月2,740円(1〜6人。AI機能は契約者本人のみ)
  • Microsoft 365 Premium … 月3,200円(1〜6人。AI機能は契約者本人のみ)
  • Microsoft 365 Pro … Premiumより上の、もっと高いプラン(1〜6人。AI機能は契約者本人のみ)。この記事を書いた時点では、個人向けの料金ページにこのプランの金額が載っていませんでした。金額は公式ページでご確認ください

ここで気をつけていただきたいのが金額です。この記事で「Proプランは月3,200円」と書いた金額は、今のMicrosoft 365 Premiumにあたります。名前の似ているMicrosoft 365 Proはまったく別の、ずっと高いプランです。なおAI機能はMicrosoft 365 Basicには付きません。年払いにすると最大17%安くなります。いずれも2026年9月時点の金額なので、最新の金額は公式の料金ページでご確認ください。

なお、ここまでに出てきた「ブースト」という仕組みは、今はありません。公式ヘルプは「Designerでは、すべての画像が自動的にブーストされるようになりました」と説明していて、作る回数によって速度が変わることはなくなりました。

Office 365との連携

↑当時の私の使用環境では、Microsoft Officeのツールを開いてもCopilotとの連携機能は表示されませんでした。(この状況は今は変わっています。下の追記をご覧ください。)

最も注目すべき機能は、Microsoft Office製品との連携です。理論的には以下のような機能が利用可能とされています:

  • Wordでの文章作成・編集支援
  • Excelでのデータ分析サポート
  • PowerPointでのプレゼン作成補助

しかし当時のMac環境では残念ながら、これらの機能の多くが「近日公開予定」となっているか、利用できない状態でした。実際に私のMac環境でOffice 365を使用していても、Copilotとの連携機能を十分に活用することはできませんでした。

Windows環境では、より多くの連携機能が利用できるようでしたが、Mac環境でのOffice連携は 「期待ほど使えない」 というのが、当時の正直な感想です。

追記(2026年9月):ここは変わりました。2026年7月に更新された公式のサポート記事は、Mac版のWord・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteを正式に対象として扱っていて、Mac向けの設定手順まで書かれています。つまり、MacでもOfficeアプリの中でCopilotが使えます。ただし条件があります。Microsoft 365のPersonal・Family・Premium・Proのいずれかを契約していることです。無料のCopilotだけでは、Officeアプリの中のCopilotは使えません。

呼び出し方も変わりました。公式によると、Copilotを開く入り口は文書の右下に固定された「Copilot 動的アクション ボタン」にまとめられています。もし表示されない場合、Macでは〔Word〕→〔基本設定〕→〔プライバシー〕を開いて、「コンテンツを分析するエクスペリエンス」と「すべての接続エクスペリエンス」の両方をオンにしてください。

次のセクションでは、実際のMac環境での使用感について、より詳しく見ていきたいと思います。

Mac環境での使用感

↑Microsoft Copilotは、ChatGPTやClaudeに比べると長文のプロンプトを理解することが難しいのでは?と感じました。

Mac環境でCopilotを使用してみて、特に印象的だった点について詳しくお伝えしていきます。

Mac用のCopilotアプリができました

この記事の検証は、上に書いたとおりブラウザ(Mac版のMicrosoft Edge)で行いました。今はMac用のCopilotアプリがあり、日本のMac App Storeでも無料で配布されています(macOS 14以降が必要です)。Mac版ならではの機能は、ショートカットキーでの呼び出し、ライト/ダークの切り替え、「Macのこの操作はどうやるの?」という質問への回答です。逆に「Copilot ページ」と「Deep Research」はMac版では使えません。

ただし公式ヘルプの別のページには「macOS版は米国・英国・カナダでのみ利用可能」という記述が残っていて、公式のなかで説明が食い違っています。実際に入手できるかどうかは、ご自分のMacでApp Storeを開いてお確かめください。私はまだこのアプリを試していないので、使い心地はここでは書きません。

チャット機能の使い方

↑当時のMicrosoft Copilotでは、一度に10,240文字以上のプロンプトは読み込めませんでした。(ChatGPTやClaudeは数万文字のプロンプトも一度に読み込めます。)

基本的なチャット機能は、ブラウザ上で問題なく動作します。インターフェースはシンプルで、ChatGPTに似た使い心地です。しかし、実際に使用してみると、いくつかの制限に直面することになりました。

プロンプトの制限について、具体例を挙げて説明しましょう。私が普段ブログ記事を作成する際によく使用する文字起こしのプロンプトを試してみたところ、「メッセージが10,240文字を超えています」というエラーが表示され、送信することができませでした。これは、長文のプロンプトを必要とする作業、例えばブログ記事の構成案や詳細な指示を必要とするコンテンツ作成には、大きな制限となりました。

追記(2026年9月):この文字数の上限が今どうなっているかは、公式のページに書かれていません。私もまだ試せていないので、「なくなった」とも「残っている」とも言えません。ただ、長い資料の渡し方は変わりました。文章として貼り付けるのではなく、ファイルとして渡せます。公式ヘルプによると、1回の会話で最大20個・合計50MBまでです。

画像生成機能の品質

↑当時のMicrosoft Copilotの画像生成機能は、ChatGPTと同じくDALL-Eを使っていると予想していました。精度は当時のChatGPTと同じでイマイチでした。(画像や動画を専門とするモデルと比べると、品質はかなり劣るという印象でした。)

画像生成機能は、当時は基本的に正方形の画像を生成していました。しかし、生成される画像のクオリティは率直に言って期待外れでした。例として、「ロボットのニュースキャスターの画像を作成して」というプロンプトで画像を生成してみましたが、以下のような問題が見られました:

  • 画像の解像度が低め
  • デザインの一貫性が低い
  • ディテールの表現が粗い

この品質は、当時のChatGPTのDALL-Eと同程度でしたが(おそらく裏側でDALL-Eを使っていると予想していました)、X(旧Twitter)のGrok2と比較すると見劣りする結果となりました。特にGrok2は4つのバリエーションを同時に生成でき、品質も高かったため、当時のCopilotの画像生成機能は実用的とは言えませんでした。

↑当時、一般的なチャットボットツールの中では、XのGrok2の画像生成機能なら一度に4枚の画像を生成できて、ChatGPTやCopilotより優れていると感じました。

追記(2026年9月):画像を作る部分の中身は、この検証のあとで入れ替わりました。マイクロソフトは2026年3月から、自社モデルの「MAI-Image-2」をCopilotに展開しています。つまり「裏側はDALL-E」という私の予想は、もう当てはまりません。ただ、私はまだ現行版で画像を作っていないので、品質が良くなったかどうかは何とも言えません。上の評価は、当時のモデルで試した感想としてお読みください。

できることも増えました。今は文章から画像を作るだけでなく、手持ちの画像をアップロードして「背景の人を消して」のように編集を頼めるようになっています。

Officeアプリケーションとの連携制限(当時)

当時のMac版Office 365アプリケーションでは、Copilotの機能が十分に統合されていませんでした。具体的には:

  • Word:右上にCopilotのアイコンは表示されるものの、機能が制限的
  • Excel:高度なデータ分析機能が使用できない
  • PowerPoint:AI支援機能の多くが「近日公開予定」

特に もどかしかったのは、Wordでの使用感です。文章の作成や編集において、Copilotの支援が受けられそうで受けられない状態が続いていました。Windows環境ではすでに利用できる機能も多いと聞いていたので、Mac環境はまだまだ発展途上という印象でした。この点は先ほどお伝えしたとおり、今は解消されています(Microsoft 365の契約が必要です)。

使用時のヒント

当時、Mac環境でCopilotを使うために工夫していた点です:

  1. プロンプトは簡潔に: 長文のプロンプトは分割して送信することで、文字数制限を回避していました。(今は分割しなくても、長い資料はファイルにして渡せます。)
  2. チャット履歴の管理: 当時は、履歴機能は少し見づらいものの、左上のCopilotロゴから過去の会話にアクセスできました。(今の画面がどうなっているかは、公式に説明が見当たりません。)
  3. 代替手段の確保: 重要な作業の場合は、ChatGPTやClaudeなど、他のAIツールもバックアップとして用意しておくことをおすすめします。

これらの制限があったため、当時のMac環境での使用は、補助的なツールとして位置づけるのが現実的でした。

ChatGPTやClaudeとの比較

↑広告文章やセールス文章などのウェブ集客に関する文章はChatGPTやClaudeのほうが確実に優れていると感じました。

AIチャットボットを実際のビジネスで活用する場合、各ツールの特徴を理解し、適材適所で使い分けることが重要です。ここでは、CopilotとChatGPT、Claudeを実際に同じタスクで使用して比較した結果をお伝えします。

テキスト生成の品質

↑Microsoft Copilotに長文のプロンプトを伝えた結果、こちらの意図とは違う、的外れな広告文章になってしまいました。。

テキスト生成の品質を比較するため、同じプロンプトを使って3つのAIに広告文を作成してもらいました。その結果、興味深い違いが見えてきました。

Copilotの場合、短いプロンプトであれば問題なく処理できますが、文脈の理解や細かい指示の反映において課題が見られました。例えば、AIウェブライティングの電子書籍の宣伝文を作成するよう依頼したところ、自己紹介文に引っ張られて一般的なオンラインビジネスの内容になってしまい、AI活用という本来のテーマから外れてしまいました。

↑その点、Claudeは下手するとChatGPT4oよりも優れている文章を生成してくれやすいと感じます。

一方、ChatGPTとClaudeは、より正確にプロンプトの意図を理解し、目的に沿った文章を生成できました。特にClaudeは、より詳細な文章を生成し、文脈を維持しながら説得力のある内容を提供してくれました。

プロンプトの制限

プロンプトの扱いにおいて、3つのAIツールには大きな差がありました(2025年1月に試したときの比較です):

Copilot:

  • 約10,000文字の制限(当時。今の上限は公式に書かれていません)
  • 長文プロンプトでの理解度低下
  • 文脈の保持が不安定

ChatGPT:

  • より大きな文字数制限
  • 文脈の理解力が高い
  • 複雑な指示にも対応可能

Claude:

  • さらに大きな文字数制限
  • 非常に正確な文脈理解
  • 詳細な指示への対応力が高い

画像生成機能の違い

画像生成においても、各ツールには明確な差が見られました。Copilotの画像生成は基本的な機能は提供していましたが、品質面では他のツールに劣りました。なお先ほどお伝えしたとおり、Copilotの画像生成モデルはその後入れ替わっています。

特筆すべきは、Grok2(X社提供)との比較です。同じ「ロボットのニュースキャスター」という題材で画像を生成した場合:

Copilot:

↑当時のMicrosoft Copilotで生成した画像です。クオリティは当時のChatGPTと同じでイマイチでした。。(画像生成のモデルはその後入れ替わっています。)
  • 基本的な構図のみ
  • ディテールが粗い
  • 表現力に制限

Grok2:

↑当時はX Grok2のほうがおすすめでした。
  • 4つの多様なバリエーション
  • 高いディテールの表現
  • クリエイティブな解釈

使用環境による制限

当時、特にMac環境での使用において、Copilotは大きなハンディキャップを負っていました。ChatGPTやClaudeがプラットフォームに依存せず一貫した機能を提供できるのに対し、CopilotはWindows環境との機能差が目立ちました。この差は、その後かなり縮まりました。

これは、Microsoft製品との連携を強みとするCopilotの特性上、ある程度やむを得ない部分もありました。今Mac環境でのビジネス利用を考える場合は、Microsoft 365を契約するかどうかが分かれ目になります。

次のセクションでは、これらの比較を踏まえた上で、当時感じた課題について詳しく見ていきましょう。

当時感じた課題

Microsoft Copilotは確かに魅力的な機能を備えていましたが、特にMac環境での使用において、いくつかの重要な課題がありました。ここは2025年1月時点の記録として残します。そのあとどうなったかは、この節の最後にまとめます。

Mac環境での制限事項

Mac環境での最も大きな課題は、Microsoft Office製品との連携機能の制限でした。これは単なる機能の欠如だけでなく、ビジネスワークフローに大きな影響を与えるものでした。

例えば、Wordでドキュメントを作成している際、Windowsユーザーであれば利用できるAIによる文章の提案や編集機能が、Mac環境では利用できないか、極めて限定的な機能しか使えませんでした。この制限は、特にチームで作業を行う場合に問題になりました。Windows環境のチームメンバーが活用できる機能が、Macユーザーには使えないという状況が起きたためです。

Office連携の限界

Office連携における制限は、以下のような具体的な課題をもたらしていました:

  • Wordでの制限

ドキュメント作成時のAIアシスタント機能が十分に活用できず、文章の校正や提案機能が限定的でした。特に長文のビジネス文書を作成する際に、効率を下げる要因になりました。

  • Excelでの制限

データ分析や数式の提案機能が使えないため、複雑な表計算やデータ処理において、AIのサポートを受けることができませんでした。

  • PowerPointでの制限

プレゼンテーション作成時のデザイン提案や、内容の自動生成機能が利用できないため、スライド作成の効率化が図れませんでした。

改善が期待される点

当時のCopilotには、以下のような改善を望んでいました:

1. プロンプト処理の強化

当時の10,000文字程度という制限は、複雑なビジネス文書の作成や、詳細な指示を必要とするタスクには不十分でした。この制限の緩和は、特にコンテンツ作成や文書作成において重要な改善点だと感じていました。

2. 画像生成機能の品質向上

当時の画像生成機能は、ビジネス用途で求められる品質には達していませんでした。特にプレゼンテーション資料やマーケティング素材として使うには、品質の向上が欠かせないと感じていました。

3. クロスプラットフォーム対応の強化

Windows環境とMac環境での機能の差を縮めることが、特に重要だと感じていました。現代のビジネス環境では、異なるプラットフォームが混在することが一般的なので、プラットフォーム間で一貫した機能を出してほしいと考えていました。

4. インターフェースの改善

チャット履歴の管理や、会話のコンテキスト維持など、ユーザーインターフェースの面でも改善の余地がありました。特に長時間の作業や複数のプロジェクトを並行して進める場合に、当時のインターフェースでは効率的な作業が難しい場面がありました。

追記(2026年9月):その後どうなったかをまとめます。3のクロスプラットフォーム対応は、はっきり前進しました。2の画像生成はモデルが入れ替わりましたが、私は現行版を試していないので品質は判断できません。1の文字数制限と4のインターフェースは、公式に情報がないので分からないままです。

次のセクションでは、これらの課題を踏まえた上での、具体的な活用方法と今後の展望についてまとめていきましょう。

まとめ

これまでの検証を通じて、Microsoft Copilotの姿と可能性について、特にMac環境でのビジネス活用の観点から見てきました。ここでは、実践的な活用方法とその後の変化についてまとめていきます。

Mac環境での効果的な活用方法

Mac環境でCopilotを活用する場合、その特性を理解した上で、以下のような使い方を推奨します。

まず、チャット機能については、長い資料はファイルにして渡し、チャットでは短い指示を重ねる使い方が向いています。アイデアのブレインストーミングや、簡単な文章の校正、基本的な質問への回答といった用途であれば、十分に活用することができます。

また、Office製品との連携については、当時は補助的なツールとして位置づけるしかありませんでした。例えば、Wordでの文章作成時には、まずChatGPTやClaudeで下書きを作成し、その後Copilotで微調整を行うという使い方をしていました。ここは次の節でお伝えするとおり、今は変わっています。

その後に変わったこと

Microsoft Copilotは、今も活発な開発が続けられています。この記事を書いたあとに、Mac環境まわりで実際に変わったのは次の点です。

いちばん期待していたOffice製品との連携は、実現しました。今はMac版のOfficeアプリでもCopilotが使えます(Microsoft 365の契約が必要です)。手順やできることは、前の「Office 365との連携」をご覧ください。

一方、プロンプトの文字数制限が今どうなっているかは、公式に書かれていません。画像生成はモデルが入れ替わりましたが、品質については私がまだ試していないので、良くなったとも悪くなったとも書けません。

これからのAIツール活用について

重要なポイントは、単一のAIツールに依存しないことです。Copilot、ChatGPT、Claude、それぞれが持つ強みと弱みを理解し、状況に応じて使い分けることで、より効果的なビジネス展開が可能になります。

例えば:

  • 詳細な文章作成には ChatGPTやClaude
  • 簡単な質問や短文作成にはCopilot
  • Office製品との連携が必要な場合は、Microsoft 365を契約したうえでCopilotを使う

という具合に、用途に応じた使い分けを検討することをおすすめします。

AIツールは急速に進化を続けています。この記事の内容も、時間の経過とともに変化する可能性が高いことをご理解ください。最新の情報については、Microsoft公式サイトやアップデート情報を定期的にチェックすることをおすすめします。

最後に、これからCopilotを試す方へ、大事な点をもう一度お伝えします。①Copilot本体は無料で使えますが、無料枠の具体的な回数は公開されていないので、残りはご自分の画面でご確認ください。②単体の「Proプラン」(Copilot Pro)はもうありません。今の個人向けはMicrosoft 365の4つのプランで、本文の「月3,200円」は今のPremium、名前の似たMicrosoft 365 Proは名前が似ているだけの別物で、こちらはずっと高いプランです。申し込むときに取り違えないようご注意ください(金額の一覧は「現在の料金プラン」に、最新の金額は公式の料金ページにあります)。③Mac版のOfficeアプリでもCopilotが使えます。ただしMicrosoft 365の契約が必要です。

Microsoft Copilotはこちら(記事を書いた当時に載せていたURLは、今は別のページへ転送されます。ブラウザで使う入り口はこちらです)

https://copilot.com/

個人向けMicrosoft 365の料金プランはこちら
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/personal

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