
本日は私ヒルトル・フィリップ太郎の新刊書籍のご案内です。Amazon限定での発売ですのでぜひ読んでみていただけると嬉しいです!本ブログでは本書の内容について簡単にご紹介したいと思います。
本書を執筆するにあたって

今回発売した書籍「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」は、私のオンライン講座「マーケティング心理学マスタークラス」を基にした執筆した書籍です。
実は、その講座の文字起こし原稿をAIに渡して、書籍の下書きを作ってもらい、そこから私が加筆修正する形で執筆しました。
「え?AIに作ってもらった書籍ですか?」と顔をしかめる人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近のAIは非常に性能が進化しているので、下手な人間のライターに書いてもらうよりも素早く原稿を書いてもらえるので助かります。
もちろん、その原稿を私が一語一句読んで、微妙なところは直したり、最新のエピソードや事例などを踏まえて、時間をかけて加筆修正したので、恥ずかしくない仕上がりとなっています。
おかげさまで、Amazonの売れ筋ランキング1位を2部門(「ビジネス交渉」と「オンラインマーケティング」)において獲得することができました。
一応、スクリーンショットを掲載しておきます。(2025年9月時点でのものです)


もちろん、ランキングの順位は一時的なものですが、やはりランキングで1位を獲得できるのは嬉しいものですね。お読みいただいた方々、本当にありがとうございます!
私のオンライン講座などでお役に立てる内容のコンテンツはたくさんあるのですが、それをより多くの人に届けるためには、「書籍化」というフォーマットが適していると思いますので、今後もAIの力を借りながら、コンテンツの書籍化を行っていきたいと思います。
という執筆の経緯はこのぐらいにして、書籍の具体的な内容をご紹介していきたいと思います。
「良い商品を作っているのに売れない…」とお悩みの方へ

本書「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」の対象者は、その名のとおり、「マーケティング」や「マーケティング分野における応用心理学」「商品購入を検討する際の人間の心の動き」などに興味がある方です。
その中で特に読んで欲しいのは「実際にご自身で商品を販売されている経営者や個人事業主の方」や「お勤めの会社の商品を販売するマーケティング・セールス担当者の方」です。
今の時代は無数に商品や情報が溢れており、せっかく商品を開発してリリースしても、似たような競合製品が多かったり、情報が多すぎて適切なお客様に届かない、という傾向があります。
仮にターゲット層となるお客様に認知してもらったとしても、「うーん、他の会社の製品のほうがいいかな?」「別に今じゃなくていいかな?」と比較検討されたり、先延ばしにして購入まで至らない、というケースもあるでしょう。
血の滲むような労力をかけて作った商品が期待したような成果に繋がらないと、何とも言えない、悔しくて悲しい気持ちになりますよね。
もちろん、商売をしていれば、そんなことは日常茶飯事です。
とはいえ、商品自体を改良しなくても、伝え方や見せ方などの、コミュニケーション方法を変えるだけで、成果につながることがあるのも事実です。
ただ闇雲にメッセージを伝えるのではなく、「人間の心がどのように動くのか?」(人間心理)を理解した上でマーケティングやセールスを行うことで、成果が改善することも、またよくある話です。
私自身もサラリーマンを独立して15年近くになりますが、その「マーケティング心理学」を学んでいたからこそ、今でも自分の名前で事業を続けることができていると信じています。
だからこそ、「せっかく作った商品が売れない…」と歯痒い思いをしている人に本書の内容を読んで欲しいのです。
それでは、本書の中でも特に私が気に入っているパートを抜粋してご紹介します。
以下、「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」の第2章の一部のパートを抜粋します。。
お客様は「感情」で買い、「理屈」で納得する

(以下、「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」第2章より抜粋)
“第1章では、マーケティングの土台となる「マインドセット」について学びました。「スポットライトを当てるべきは、商品ではなくお客様である」という原則は、ご理解いただけたでしょうか。
この章では、そのお客様の「心の中」で一体何が起きているのかを、さらに深く掘り下げていきます。ここからが、本書の核心である「マーケティング心理学」の世界です。
突然ですが、クイズです。
人間と、他の動物を分ける最大の違いは何だと思いますか?
多くの人は「理性的に考え、論理的な判断ができること」と答えるかもしれません。確かに、私たちは複雑な計算をしたり、将来の計画を立てたりすることができます。しかし、こと「買い物」という行動においては、その偉大な理性をほとんど使っていない、という衝撃的な事実をご存知でしょうか?
この章でお伝えするたった一つの真実。それは、
お客様は「感情(エモーション)」で商品を買う決断をし、その後に「理屈(ロジック)」を使って、自分の決断は正しかったのだと自分自身を納得させる。
ということです。
この人間の行動原理を理解すれば、なぜあなたのセールストークが響かないのか、なぜあなたのウェブサイトから商品が売れないのか、その理由が痛いほどよくわかるようになります。そして、お客様の「感情」に直接アクセスし、心を動かすための具体的な方法を手にすることができるでしょう。
人は理性的ではない。アホみたいな「ファンタジー」を売れ
「この商品は、最新のテクノロジーで作られており、性能は他社の2倍。価格は3割引です。だから、買うべきです。」
このセールストークは、一見すると非常に「論理的」です。メリットとデメリットを比較するエクセルシートを作れば、間違いなく「買い」という判断になるでしょう。
しかし、現実はどうでしょうか?お客様はエクセルシートなど開きません。むしろ、「売り込まれている」と感じて、心を閉ざしてしまう可能性の方が高いのです。
なぜなら、人の心を動かすのは、乾いた「論理」ではなく、潤いのある「感情」だからです。
お客様の頭の中では、常にアホみたいな、バカみたいな、しかし本人にとっては真剣な「ファンタジー(空想)」が渦巻いています。
例えば、私が提供するようなオンラインマーケティングの講座。お客様がこの講座を買う「論理的な理由」は何でしょうか?
・「ヒルトルの講座は、内容の質が良いと評判だから」
・ 「他社の類似講座に比べて、価格が手頃だから」
・「アメリカの最新マーケティング手法を学べるから」
どれも正論です。しかし、これらの理由だけを並べても、人の心はなかなか動きません。
では、お客様が私の講座を買う、人にはなかなか言えない「感情的な理由(ファンタジー)」とは何でしょうか?
・ 「この講座を学べば、短期間で大金を稼いで、憎きライバル会社を見返してやれるんじゃないか?」
・「売上が上がれば、借金を返済できる。そうすれば、もっと綺麗な女性とデートができて、モテモテになるに違いない!」
・ 「日本にまだないノウハウを独占すれば、業界の第一人者としてチヤホヤされるはずだ!」
どうでしょう?少し下世話に聞こえるかもしれません。しかし、これこそが、人の行動を突き動かす、パワフルな「感情」の正体です。お客様は、講座という「商品」が欲しいのではありません。その先にある「理想の未来(ファンタジー)」が欲しいのです。
もう一つ、わかりやすい例を挙げましょう。
なぜ人は、何千万円もする「フェラーリ」のようなスーパーカーを買うのでしょうか?
「通勤に必要だから」「燃費がいいから」などという論理的な理由でフェラーリを買う人はいません。移動するだけなら、もっと安くて便利な車はいくらでもあります。
彼らが本当に買っているのは、「鉄の塊」ではありません。彼らが買っているのは、
「フェラーリのオーナーになった自分」というファンタジーなのです。
・ 「この車を運転していれば、道ゆく誰もが俺を成功者として憧れの眼差しで見る
だろう」
・ 「この助手席に美女を乗せて走れば、最高の気分だろうな」
・「これに乗っているだけで、自分の価値が数ランク上がったように感じる」
これが、彼らが何千万円も払う「感情的な理由」です。
だからこそ、私たちマーケッターが売るべきなのは、商品のスペックや機能といった「ロジック」ではありません。
お客様の頭の中にある「アホみたいなファンタジー」を刺激し、この商品を買えばそのファンタジーが実現するかもしれない、という強烈な期待感を売るのです。
あなたの商品を買ったお客様は、どんなファンタジーを実現できるでしょうか?
今日から、商品の性能を語るのをやめ、お客様の夢を語ることに集中してください。””
(「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」第2章より抜粋)
個人的な事例:クリエイターになりたいと思ってMacを買ったけど…

上記、いかがでしたでしょうか?
「いや、私はファンタジーを売るなんてことには抵抗があります…」と思われる方も多いかもしれません。
ちなみに、この書籍には書いておりませんが、私自身も「大手の会社のファンタジーを使ってうまく売っているよな」と思うことがあります。
例えば、日本でも多くの方が使われているiPhoneなどのApple製品、お持ちの方も多いと思います。
私が大学生だった頃、オシャレな先輩がAppleのラップトップ(当時はiBookという名前でした)を使っていたり、好きなバンドのライブに行くと、ステージ上にリンゴのロゴが光っていたりと、強烈な憧れを植え付けられたものです。
実際、Appleも「クリエイター向けのパソコン」としてMacを売り出していた部分もあったはずです。
そこから、自分でバイトをして、Macbookを購入したわけですが、もちろん学業で使う以外にも「これで自分で音楽を作曲したりできるかな?」「Macを買えばオシャレなクリエイターになれるのでは?」という妄想を抱いたものです。
(当時は私も音楽や映像関係の仕事をしたい、という具体性のない憧れを持つそこらへんによくいる若者でしたので。。)
そこから20年近い月日が流れ、確かに映像や動画に関する仕事は今でもしていますが、結局Macを買っても、DTM(PCで作曲すること)などの音楽制作にはほとんどに活かせませんでした。
なので、ある意味「Appleが生み出したファンタジー」に上手く乗せられてしまって、Apple信者になってしまった部分もあると思います。
実際、自分が思い描いた形とは少し違うにしろ、Macを買ったことで自分のスキルアップや仕事で活かせるようになった部分も多くあるので、後悔はしていません。
というように、複雑な感情もあるのですが、Apple社には「ファンタジーを見せてくれてありがとう!」と言える気持ちもあります。
あなたが今までお金を支払ってきた商品には、何かしらそういった側面もあるのではないでしょうか?
だからこそ、私たち自身も自分で商品を販売する立場になったら、(誇大広告はダメですが)「この商品を購入するとこんなことが可能になるよ(もちろん全ての人ができるわけではないけど)」というファンタジー的な要素を提示してあげる必要があるのです。
それが、人間が行動するための理由の1つになるからです。
人を動かすためのスキルを手に入れたい方はぜひ読んでみてください!

本書「お客様が自然と買いたくなるマーケティング心理学」ではこのように人間が心を動かすための重要なポイントについて解説をしています。
もしあなたが、このような人の心を動かすためのスキルを学んで、ご商売で成果を出したければ、ぜひ拙著を読んでいただければ嬉しいです!
私自身も「商品を作れば売れるっしょ?」と慢心しないために、この内容を何度も読み返すために本書を公開したと言っても過言ではありませんので、本書の内容があなたのお役に立てれば嬉しいです!
世の中はどんどん変化していきますが、変化しない普遍的な人間心理の法則を学び、ご自身のご商売やお仕事で活かしたい方は、ぜひ読んでみてくださいね!
今なら期間限定で99円です。(もうすぐ値上げしますのでお早めにどうぞ)