デザイナーに依頼すると高額な費用がかかる画像制作。でも、Googleが無料で提供している画像生成AI「ImageFX」を使えば、誰でもプロ品質の画像を無料で作成できます。他の無料AIツールでよく見られる不自然な崩れもなく、最新のIMAGE3モデルによる高品質な画像生成が可能。さらに日本語でプロンプトを入力できる上、直感的な操作で画像のスタイルを選択できるため、英語が苦手な方でも簡単に使いこなせます。ブログのアイキャッチやSNSの投稿画像など、デジタルマーケティングに必要な画像を手軽に作成できるImageFXの活用法を徹底解説します。
はじめに
ブログやSNSで魅力的な画像を使いたいけれど、高額な写真素材サイトは手が出ない…。デザイナーに依頼するにはコストがかかりすぎる…。
そんなあなたに朗報です。Googleが無料で提供する画像生成AI「ImageFX」を使えば、プロ品質の画像を誰でも簡単に作成できます。
ImageFXとは?その特徴と強み
ImageFXは、Googleが公開している無料の画像生成AIサービスです。特別な登録や支払いは不要で、Googleアカウントがあれば誰でも利用できます。
最大の特徴は、最新の画像生成モデル「Imagen3」を採用していること。このモデルは、GoogleのGeminiでも使用されている高性能な生成エンジンで、驚くほどリアルで美しい画像を作り出すことができます。
他の無料AI画像生成ツールでよく見られる「手が6本ある」「指の数がおかしい」といった不自然な生成結果とは一線を画す、高品質な画像を生成できます。
また、日本語でプロンプトを入力可能なため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。プロンプトの入力補助機能も搭載されており、クリックだけで簡単にプロンプトを追加・編集することができます。
さらに、アスペクト比の自由な変更が可能で、ブログのアイキャッチやSNSの投稿など、用途に応じて最適なサイズの画像を生成できます。編集機能も備わっているため、生成後の画像調整も手軽に行えます。
ImageFXの使い方・基本手順
ImageFXへのアクセスは非常に簡単です。AItestkitchen.withgoogle.comにアクセスし、Googleアカウントでログインするだけで利用を開始できます。
ImageFXのリンクはこちら
https://aitestkitchen.withgoogle.com
プロンプトの入力からA1画像生成までの手順を詳しく解説します:
- プロンプト入力
- 画面上部の入力欄に、作成したい画像の説明を入力
- 日本語でも英語でも入力可能ですが、より良い結果を得るには英語がおすすめ
- Chat GPTやGeminiで日本語から英語に翻訳して使うのも効果的
- 画像サイズの設定
- デフォルトは正方形(1:1)
- 横長(16:9)や縦長(9:16)など、用途に応じて自由に選択可能
- ブログのヘッダー用に横長、Instagramのポスト用に正方形など、目的に合わせて設定
- 品質設定の選択
- 「IMAGE3」モデルを選択することで最高品質の画像を生成
- シード値のロックを解除すると、より多様なバリエーションを生成可能
- プロンプトサジェストの活用
- 画面下部に表示されるキーワード候補をクリックするだけで、プロンプトを簡単に追加・編集
- 「Futuristic」「Minimalistic」などのスタイルを手軽に適用可能
- 写真のスタイル(ポラロイド、35mmフィルムなど)も簡単に指定
- 画像の生成と保存
- 「Generate」ボタンをクリックして画像を生成
- 気に入った画像は右クリックまたはダウンロードボタンで保存
- 一度に複数のバリエーションを生成できるため、好みの画像を選択可能
便利な機能と活用法
プロンプトサジェスト機能で直感的な操作
ImageFXの特徴的な機能が、画面下部に表示されるキーワード候補です。「Futuristic」「Minimal」「Film Style」など、クリックするだけで画像の雰囲気を大きく変更できます。英語が苦手でも、視覚的に確認しながらプロンプトを組み立てることが可能です。
充実の画像編集ツール
生成後の画像は、内蔵の編集ツールで手軽に調整できます:
- ブラシツールで部分的な修正
- 明るさやコントラストの調整
- 不要な要素の削除や追加
フレキシブルなアスペクト比
用途に応じて自由に画像サイズを変更できます:
- ブログのヘッダー画像(16:9)
- SNSの投稿用(1:1)
- ストーリーズ用の縦長画像(9:16)
- YouTubeのサムネイル用(16:9)
実用的な活用例
- ブログのアイキャッチ画像
- SNSの投稿用イメージ
- プレゼン資料の挿絵
- ウェブサイトのヒーロー画像
- メールマガジンのビジュアル
バリエーション生成で選択肢を広げる
1回の生成で複数の画像バリエーションが作成されるため、その中から最適な画像を選択できます。気に入った画像が見つからない場合は、プロンプトを少し変更して再生成することも可能です。
実際の使用例と生成結果
ビジネス用途での活用事例
オンラインショップのバナー、企業プレゼン資料、ウェブサイトのビジュアルなど、ビジネスシーンで必要な画像を手軽に生成できます。特にIMAGE3モデルによる高品質な画像は、プロが作成したような仕上がりを実現します。
SNSマーケティングでの効果的な使用法
- Instagramフィード用の統一感のある画像シリーズ
- ストーリーズ用の縦長画像
- Facebookカバー写真
- TwitterやLinkedInの投稿画像
実際の生成結果からみる特徴
- リアルな人物表現:手や指の表現が自然で、不自然な崩れが少ない
- 一貫性のある画風:同じプロンプトで複数枚生成しても、画風の一貫性が保たれる
- 細部までのクオリティ:背景や小物など、細かな部分まで高品質な仕上がり
スタイルバリエーション
プロンプトの調整で様々な表現が可能:
- モダンでミニマルなデザイン
- レトロなポラロイド風
- 未来的なサイバーパンク調
- 35mmフィルム風の温かみのある仕上がり
実際の生成例を見ると、他の無料AI画像生成ツールと比べて、圧倒的に高品質な画像を生成できることが分かります。
注意点・制限事項
商用利用に関する重要な注意点
ImageFXは無料で使用できる反面、商用利用に関する明確なポリシーが現時点では公開されていません。そのため、以下の用途での使用を推奨します:
- 個人のSNSでの投稿
- ブログの装飾用画像
- 非商用の資料作成
一方、以下の用途では慎重な判断が必要です:
- 商品の宣伝画像
- 販売用の素材
- 企業のブランディング素材
アクセスと利用の制限
- Googleアカウントが必要
- 一度に生成できる画像の枚数に制限あり
- 将来的に有料プランが導入される可能性
画像生成時の留意点
- プロンプトは英語の方が精度が高い
- アスペクト比によって生成される画像の数が変動
- 著作権や肖像権への配慮が必要
最適な使用方法
- 試作や企画段階での visualizing tool として活用
- オリジナル画像のインスピレーション源として使用
- 最終的な商用利用は他の手段と組み合わせることを推奨
今後予想される変更点
- 有料プランの導入
- 機能の制限や拡張
- 利用規約の変更
これらの制限を理解した上で、適切な用途での活用を心がけましょう。
まとめと活用のポイント
ImageFXは、Googleが提供する無料で高品質なAI画像生成ツールです。最新のIMAGE3モデルを採用し、他の無料ツールでは難しかった自然な画像生成を実現しています。
特に魅力的な点は:
- Googleアカウントだけですぐに利用可能
- 日本語でも入力できるプロンプト
- 直感的に使えるプロンプトサジェスト機能
- 様々なアスペクト比に対応
- 高品質な画像生成エンジン
ブログのアイキャッチ、SNSの投稿画像、プレゼン資料など、デジタルマーケティングに必要な画像を手軽に、そして無料で作成できます。
ただし、商用利用に関する明確なポリシーがないため、利用目的は慎重に検討する必要があります。また、将来的な仕様変更の可能性も考慮に入れておくことをお勧めします。
ImageFX以外にもVideoFXとMusicFXもあります
ちなみに今回の記事ではImageFXをご紹介しましたが、aitestkitchenのサイトに行くと、VideoFX(動画生成AI)とMusicFX(音楽生成AI)も存在することがわかりますが。
残念ながら2024年11月現在はまだVideoFXは一般には使えないですがサンプル動画を見た感じだとそれなりに生成される動画のクオリティは高そうです。MusicFXは今後試してみたいと思います。
という感じで、実験的にGoogleのAI機能をいち早く試せるのがこのサイトの特徴ですので、無料で使えるうちに色々試してみることを推奨します。Googleのアカウントがあれば無料で使えるので試してみてくださいね。
ImageFXのリンクはこちら
https://aitestkitchen.withgoogle.com