
追記(2026年9月):この記事は2025年3月、AIモードがまだアメリカの一部の人にだけ公開されていた頃に書いたものです。そのあと大きく変わりました。AIモードは正式な機能になり、2025年9月9日から日本語での提供も始まっています。2026年9月時点では、日本を含む世界のほとんどの国と、日本語を含む多くの言語で使えます。使える条件も変わりました。AIモード自体は、Googleアカウントでログインすれば無料です。お金がかかるのは上位モデル「Gemini 3 Pro」を選ぶときだけで、こちらはGoogle AIの有料プラン契約者が対象、2026年9月時点では英語のみ・18歳以上に限られ、1日ごとの使用量の上限もあります。
入り口も増え、2026年9月時点では google.com/ai を開く、いつものGoogle検索の検索バーに質問を入れて[AIモード]を押す、スマホのGoogleアプリのホーム画面にあるAIモードのアイコンを押す、の3通りになりました。この記事で「まだできない」と書いた購入リンクと地域情報の活用も、米国・英語に限って使えるようになっています(日本語ではまだです)。以下の本文は当時の書き方を残したうえで、古くなったところに注記を足しました。掲載している画面写真は、Googleの公式ブログから引用した2025年3月時点のものです。
あなたは最近、検索エンジンで情報を探す時に「もっと直接的な答えが欲しい」と感じたことはありませんか?
Googleで検索をして、複数のウェブサイトを開き、必要な情報を探し出す…そんな従来の情報収集方法に少し時間がかかりすぎると思ったことはないでしょうか?
そんなあなたに朗報です。Googleには「AIモード」という、AIがそのまま答えてくれる検索の仕組みがあります。2026年9月時点では日本語に対応していて、Googleアカウントでログインすれば無料で使えます。有料プランが必要なのは上位モデル「Gemini 3 Pro」を選ぶときだけで、そちらは英語のみ・18歳以上が対象、1日ごとの使用量の上限もあります。
この記事では、このAIモードがどのように動いていて、あなたのデジタルマーケティングやSEO戦略にどのような影響を与えるのかを詳しく解説します(本文は2025年3月に書いた内容に、2026年9月時点の状況を書き足したものです)。
Googleの新「AIモード」とは何か?

GoogleのAIモードは、私がこの記事を書いた2025年3月の時点では、アメリカでGoogleの有料AIプランを契約している人だけに公開されていた新機能でした。それが2026年9月時点では、日本を含む多くの国で、日本語でも使えるようになっています。Googleアカウントでログインすれば無料で、ふだんは「高速モード」というモデルが答えてくれます。
このAIモードの特徴は、PerplexityというAI検索エンジンに似た、直接的な回答を提供するスタイルにあります。従来のようにリンクのリストを表示するのではなく、あなたの質問に対して具体的な回答を直接生成するのです。
AIモードの仕組みはシンプルです:
- 検索ボックスに質問を入力
- AIが素早く回答を生成
- 回答の中に情報源へのリンクが含まれる
特筆すべき点として、回答の生成速度がPerplexityなどの他のAI検索エンジンよりも速いことが挙げられます(これは2025年3月に記事を書いた時点での印象です)。
AIモードを開く方法は、2026年9月時点で3通りあります。google.com/ai を直接開く、いつものGoogle検索の検索バーに質問を入れて[AIモード]を押す、スマホのGoogleアプリのホーム画面でAIモードのアイコンを押す、のどれかです。パソコンでもスマホでも使えます。
AIモードとGeminiアプリは何が違うのか
「それなら、Geminiアプリを使うのと何が違うの?」と思いますよね。ここは混同しやすいところなので、先に整理しておきます。ざっくり言うと、AIモードはGoogle検索そのものがAIで答えるようになったもので、Geminiアプリ(gemini.google.com)はAIと対話するための独立したアプリです。
- AIモード:Google検索の中にある機能。ふだんの検索の延長で使う
- Geminiアプリ:検索とは別の独立したAIアプリ。調査レポートを作るDeep Researchや、文章・画像・動画を作る機能もある
とはいえ、まったくの別ものでもありません。2026年9月時点では、資料をまとめておく「ノートブック」が、AIモードとGeminiアプリとGemini Notebook(旧NotebookLM)の間で自動的に同期されます(読み込ませた資料とAIへの指示は共有されますが、チャットのやりとりは共有されません)。調べたいときはAIモード、じっくり作業したいときはGeminiアプリ、と使い分けても資料は持ち歩ける、というイメージです。
あなたのビジネスに与える影響とは?
このGoogleの新しいAI検索機能は、あなたのオンラインビジネスやデジタルマーケティング戦略に大きな影響を与える可能性があります。
例えば、商品検索の場合を考えてみましょう。
「丈夫で見た目も良いiPad Airケースのおすすめは?」という検索に対して、AIモードは特定の製品を推奨し、その情報源として高ランクの記事を引用します。
しかし2025年3月に記事を書いた時点では、推奨された製品を直接購入するリンクは提供されていませんでした。ユーザーは別途検索して購入する必要があったのです。
これはPerplexityのように、将来的にはGoogleショッピング広告と連携して、直接購入できるようになる可能性を示唆していました。
追記(2026年9月):この見立ては当たりました。2026年9月時点では、AIモードの中から対象の販売店の商品をそのまま購入して、注文を管理することもできます。ただし米国にお住まいの18歳以上の方がログインしている場合のみ、対応言語は英語のみという条件付きで、日本ではまだ使えません。
私も新しいSEO対策に悩んでいました
実は私もこういうAI検索エンジンが登場し始めた頃、「これからのSEO対策はどうなるんだろう?」と不安になっていました。
通常のGoogle検索結果で上位表示を目指すSEO対策は長年行ってきましたが、AIが直接回答を提供する時代になると、従来のSEO戦略では不十分になるのではないかと心配だったのです。
そんな時、海外のデジタルマーケティングセミナーに参加する機会があり、そこで「生成型エンジン最適化(Generative Engine Optimization)」という新しい概念を学びました。
この新しい概念を実践してみると、AIが情報を引用する元サイトに自社製品やサービスを掲載することで、AI検索の回答に自社が推奨されるようになったのです!
新時代のSEO対策:二本立て戦略
GoogleのAIモードに対応するためには、二つの並行戦略が必要です:
- 従来型のSEO戦略: 通常のウェブ検索で上位表示を狙う
- 生成型エンジン最適化: AI検索エンジンの回答に推奨されるための戦略
この二つ目の戦略が特に重要です。AIモードは検索クエリを細分化し、複数の下位検索を実行して回答を生成します。Googleはこの仕組みに「クエリ ファンアウト」という名前を付けています。そのため、それらの下位検索に対して上位表示されることが重要なのです。
具体的な方法は:
- 業界の有力サイトやメディアに自社製品を掲載してもらう
- 第三者レビューサイトでの評価を高める
- ZDNetやWiredなどの高評価サイトで取り上げられる
これらを実践すると、PerplexityやChatGPT、そして新しいGoogleのAIモードでも自社製品やサービスが推奨されるようになります。
実際の成功事例
実例として、あるiPadケースメーカーの事例を見てみましょう。
この企業はZDNetやWiredなどの高評価サイトに製品を掲載してもらうことで、PerplexityやAIモードの検索結果で推奨されるようになりました。
「丈夫で見た目の良いiPad Airケース」という検索に対して、彼らの製品が最初に推奨されるようになったのです。
これは新時代のSEO戦略が機能している好例です。単に自社サイトのSEOを改善するだけでなく、信頼性の高い第三者サイトでの掲載を増やすことで、AI検索での推奨につながったのです。
注意点と今後の展望
この記事を書いた2025年3月の時点では、AIモードには次のような制限がありました(以下の3つはいずれも2025年3月時点の話です)。
- 地域情報の活用が限定的: 地域検索(例:「ニューヨークの離婚弁護士」)に対してはまだ地図パックや地域情報を統合していません
- データソースの透明性が低い: Perplexityと比較すると、情報源の表示が限られています
- 購入リンクの欠如: 推奨製品を直接購入するリンクがまだ実装されていません
この3つが2026年9月時点でどうなったかも、あわせてお伝えします。地域情報は英語では解消されました。AIモードが近くのお店の料金や在庫、予約の空き状況を調べ、オンラインに情報が載っていなければGoogleが代わりにお店へ電話をかけて聞いてくれるところまでできます(18歳以上・ログイン済み・英語のみ)。購入リンクも先ほど書いたとおり米国・英語に限って使えます。どちらも日本語ではまだ提供されていません。残る「データソースの透明性」が今どうなっているかは、2026年9月時点の公式の説明では確認できませんでした。
しかし、Googleがこのような機能を出してきたということは、すでにPerplexityなどのAIツールへのトラフィック流出を感じているためと考えられます。実際、AIモードはお試しの機能から正式な機能になり、日本語にまで広がりました。つまり、AIを活用した検索エンジンは間違いなくデジタルマーケティングの未来なのです。
よくある質問
Q: AIモードは日本でも使えますか?お金はかかりますか?
A: 使えます。AIモードは2025年9月9日から日本語での提供が始まり、2026年9月時点では日本を含む多くの国と、日本語を含む多くの言語に対応しています。Googleアカウントでログインすれば無料で、追加の契約はいりません。お金がかかるのは、上位モデル「Gemini 3 Pro」を選ぶ場合だけです。こちらはGoogle AIの有料プランを契約している人が対象で、2026年9月時点では英語のみ・18歳以上に限られ、1日ごとの使用量の上限もあります。
Q: 従来のSEO対策は無意味になるのでしょうか?
A: いいえ、むしろ重要性は増します。AIモードは複数の下位検索を実行するため、通常の検索結果での上位表示は依然として重要です。ただし、それに加えて第三者サイトでの掲載も重視すべきです。
Q: 小規模ビジネスでもAIモードに対応できますか?
A: はい、可能です。重要なのは業界の信頼性の高いウェブサイトやメディアに掲載されることです。製品レビューの依頼やプレスリリースの配信など、小規模でも実践できる戦略があります。
まとめ:今すぐ行動を
GoogleのAIモードの登場は、デジタルマーケティングの大きな転換点となるでしょう。
このようなAI検索エンジンの普及により、単にウェブサイトへのトラフィックを増やすだけでなく、AI回答に自社が推奨されることが重要になってきています。
今後SEOの世界は「通常のSEO」と「生成型エンジン最適化(GEO)」の二本立てになると予想されます。
この変化に早く対応したビジネスが大きなメリットを得るでしょう。競合他社がこの変化に気づかないうちに、先手を打って対策を始めることが成功への鍵です。
まずはご自身で触ってみるのが早いです。AIモードは、Googleアカウントでログインすれば無料で使えます(2026年9月時点)。google.com/ai を開くか、いつものGoogle検索で質問を入れて[AIモード]を押し、あなたの商品名や業種の名前で検索してみてください。自社が出てくるか、どのサイトが引用されているかを見るだけでも、次に何をすればいいかが見えてきます(より賢い「Gemini 3 Pro」を選べるのはGoogle AIの有料プラン契約者だけで、2026年9月時点では英語のみ・18歳以上が対象、1日ごとの使用量の上限もあります)。
あなたもこの新しいデジタルマーケティングの波に乗り遅れないよう、今すぐ行動を開始しましょう。
この記事が、あなたのオンラインビジネスの成長に役立つことを願っています。
Googleの公式ブログはこちら
https://blog.google/products/search/ai-mode-search
日本語での提供開始を伝えるGoogle公式ブログと、対応している国・言語がまとまった公式ヘルプはこちらです。
https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/ai-mode-search/
https://support.google.com/websearch/answer/16011537?hl=ja
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