
この記事では、最近話題の無料AIツール「Z.ai GLM-4.5」について、私ヒルトルが徹底的に検証した結果を余すところなくお伝えします。「ChatGPTの無料版では物足りない」「もっと手軽に質の高い資料を作りたい」と感じているあなたへ。この記事を読めば、GLM-4.5があなたの仕事を劇的に効率化する理由が分かり、特に驚くべき性能を誇るAIスライド作成機能の具体的な活用法まで理解できます。もうツール選びで消耗するのはやめて、新しい無料アシスタントを手に入れましょう。
新たな無料AIの登場。あなたのツール選びはもう迷わない

「ChatGPTも便利だけど、無料だとすぐに制限がかかる…」「もっと気軽に、でも質の高い文章や資料を作れるAIはないかな?」
もしあなたがこんな風に感じているなら、この記事はまさにうってつけかもしれません。
こんにちは、ヒルトル・フィリップ太郎です。
日々、世界中のAIツールを試している私ですが、最近、なかなか興味深い無料AIを見つけました。
それが、今回ご紹介する中国発の新しいAI、「Z.ai GLM-4.5」です。
「中国のAIって、正直どうなの?」と思われるかもしれませんね。私も最初は半信半疑でした。しかし、実際に使ってみると、その実力はChatGPTや他の主要なAIと比べても遜色ないレベルで、特にAIスライドの作成機能には正直驚かされました。
この記事を最後まで読めば、あなたも「Z.ai GLM-4.5」の実力をしっかり理解でき、日々の業務を効率化するための新たな選択肢を手に入れることができるでしょう。ツール選びの時間を減らして、もっと大切なことに集中しませんか?
なぜ、あなたのAIツール選びはいつも「帯に短し襷(たすき)に長し」なのか
期待して試した無料AIが、いまいち使えなくてガッカリした経験はありませんか?
世の中にはたくさんのAIツールがありますが、特に無料のものとなると、なかなか「これだ!」というものに出会えないのが現実ではないでしょうか。
無料ツールのよくある罠には、あなたも一度はハマったことがあるかもしれません。
- 厳しい機能制限:少し使っただけで「これ以上は有料プランで」と表示される。
- 残念なクオリティ:出てくる文章が不自然だったり、求めているレベルに達していなかったりする。
もちろん、ChatGPTやClaude、Geminiといった有名なAIも非常に優秀です。しかし、無料プランで使っていると、「あともう少し使いたいのに…」というタイミングで利用回数の上限に達してしまうことは、もはや”あるある”ですよね。
特に、意外と時間と手間がかかるのがプレゼン資料の作成です。「この内容でいい感じのスライドを作ってほしい」と思っても、それを一から作るのは大変な作業。AIに頼みたいけれど、スライド作成に特化したツールは有料だったり、操作が複雑だったり…。
結局、色々なツールを渡り歩いては、しっくりこずに時間だけが過ぎていく…。そんな「ツール探しの旅」に、そろそろ終止符を打ちたいと思いませんか?
その悩み、中国発の無料AI「Z.ai GLM-4.5」が終わらせるかもしれません

ここで登場するのが、あなたのその悩みを解決してくれるかもしれない新しい選択肢、「Z.ai社のGLM-4.5」です。
これは、中国のAI企業であるZ.ai社が開発した、最新の大規模言語モデルです。少し専門的な話をすると、誰でも自由にダウンロードしてカスタマイズできる「オープンソース」として公開されていますが、私たち一般ユーザーにとっては、上記のサイトからChatGPTのようなチャット画面で気軽に使える点が重要です。
何がすごいのか?ポイントは3つです。
- 現時点では【完全無料】で使える
驚くことに、この記事を書いている時点では有料プランが見当たらず、全ての機能が無料で使えます。どれくらい使うと制限がかかるかはまだ不明ですが、かなり寛容な設定になっている印象です。 - アカウント登録すら不要
「中国の企業にメールアドレスを登録するのはちょっと…」という方でも大丈夫。公式サイトにアクセスすれば、サインインしなくてもすぐに使い始めることができます。(もちろん、チャット履歴を保存したい場合は無料のアカウント登録がおすすめです) - 「文章生成」と「AIスライド作成」がとにかく優秀
このツールの真価は、この2つの機能にあります。ただチャットができるだけでなく、実用的なアウトプットを高いレベルで生成してくれるのです。
では、その実力は果たして本物なのでしょうか?私が実際に様々なタスクを試した結果を、ここから詳しくお見せしていきます。
【ガチ検証】Z.ai GLM-4.5の実力は本物か?主要AIと徹底比較

言葉で説明するよりも、実際に見ていただくのが一番早いでしょう。
私がいつも他のAIツールをテストするのと同じプロンプト(指示文)を使って、GLM-4.5の実力を丸裸にしていきます。
文章生成能力:Meta広告のコピーを作らせてみたら…

まずは、私の電子書籍『AIツール大全』を宣伝するためのMeta広告(Facebook広告)の文章作成を依頼してみました。これは、AIの創造性やマーケティングセンスが問われる、なかなか難しいタスクです。
その結果を、日頃から私がメインで使っている主要なAIたちと比較してみましょう。

上記のスクショにあるように、普通に使えるレベルの広告文を出力してくれたので、正直驚きました。アメリカ製のAIと比べても大きな差はないように感じます。これが無料で使えるなら全然ありですね。以下、全く同じプロンプトをChatGPT、Claude、Geminiに投げてみた上での比較です。
- ChatGPT (GPT-4o)
悪くはないのですが、出てくる文章が少し短く、全体的にシンプルすぎる印象。もう少し深みやバリエーションが欲しいと感じることが多いです。ちなみに、ChatGPTの推論モデルo3モデルに同じプロンプトを伝えると、もっと人間くさい文章を書いてくれるのですが、o3モデルは分析などは得意かもしれませんがマーケティングやセールスの文章を書くのはそこまで得意ではないのかな?というのが個人的な印象です。

- Claude (Sonnet 4)
ChatGPTよりも長い、読み応えのある文章を生成してくれる傾向があります。個人的には結構好きで、実際の広告でも長めの文章の方が反応が良いことがあるため、重宝しています。

- Gemini (2.5 Pro)
「問題提起型」「メリット訴求型」など、様々な切り口の広告コピーを複数パターン提案してくれるのが非常に優秀。私がメインで使っている理由も、この提案力の高さにあります。

では、Z.ai GLM-4.5はどうだったか?
結論から言うと、「驚くほど悪くない」というのが正直な感想です。トップクラスのGeminiと比べると見劣りする部分はあるものの、ChatGPTと比べれば同等か、むしろそれ以上のアウトプットを出す場面も。
これが無料で使えると考えると、十分すぎるほどのクオリティだと言えるでしょう。ですので、できるだけ課金せずにAIを使いたい、という人にとっては、Z.aiのGLM-4.5は良い選択肢だと思います。
AIスライド作成能力:面倒なパワポ作業から解放される?

そして、私がこのツールで最も注目しているのが「AIスライド作成機能」です。
最近はGensparkやManusなど、様々なAIスライド生成ツールが登場していますが、GLM-4.5も全く遜色ない機能を備えています。
試しに、私が以前収録したMeta広告に関するセミナーの長い文字起こしデータを読み込ませて、「この内容でスライドを作って」とお願いしてみました。

すると、驚くほど短時間で、シンプルかつ要点がまとまった分かりやすい構成のスライドを自動で生成してくれたのです。

もちろん、細かい部分の修正は必要です。しかし、ゼロから構成を考えて、テキストを打ち込んで、デザインを整える…という一連の作業がほぼ不要になるのは、とてつもない時短に繋がります。

さらにすごいのは、Web上の最新情報を検索して、その内容を元にスライドを作成することもできる点です。

例えば、「最新のGPT-5に関する噂をまとめてスライドにして」と頼むと、ネットで情報を収集した上で、以下のようなプレゼン資料を自動で作り上げてくれました。

これも、自分で情報をリサーチしてまとめる手間を考えれば、非常に強力な機能だと言えるでしょう。

文章作成だけでなく、「資料作成の手間を劇的に減らしたい」と考えているあなたにとって、このスライド機能は救世主になるかもしれません。

いますぐ実践!Z.ai GLM-4.5のかんたんな始め方
「ちょっと面白そうだから、自分でも使ってみたい」
そう思ったあなたのために、具体的な使い方をステップバイステップで解説します。本当に簡単なので、安心してくださいね。
ステップ1:公式サイトにアクセス

まずは、Z.aiの公式サイトにアクセスします。
これだけで、すぐにチャット画面が表示されます。面倒な登録作業がないのは嬉しいポイントです。
ステップ2:チャット機能を使ってみる

画面中央の入力ボックスに、ChatGPTなどと同じように質問やお願いしたいことを入力してみましょう。例えば、ブログのアイデア出しや、メールの文面作成などを頼んでみてください。レスポンスの速さと質の高さを体感できるはずです。
ステップ3:AIスライド機能を使ってみる

画面の左側にあるメニューから「AI Slide(AIスライド)」を選択します。
あとは、スライドでまとめたい内容を指示するだけ。

- トピックを伝える:「〇〇についてのプレゼン資料を作って」
- 文章を貼り付ける:ブログ記事やメモなどを貼り付けて「これをスライドにして」
- Web上の情報を要約させる:「〇〇に関する最新情報を調べてスライドにまとめて」
どれかの方法で指示を出すだけで、AIが自動で構成を考え、デザインされたスライドを生成してくれます。生成されたスライドは、チャットで指示を出すことで修正も可能です。「3ページ目のタイトルをこう変えて」「この画像、別のものにして」といった具合に、対話しながら完成度を高めていけます。

利用前に知っておきたい3つの注意点
非常に便利なツールですが、使う上でいくつか知っておいてほしいポイントがあります。後で困らないためにも、頭の片隅に置いておいてください。
1. 中国企業であることのリスク
Z.aiは中国の企業が運営しています。そのため、入力したデータが中国国内のサーバーに送信される可能性があります。会社の機密情報や、個人情報を入力するのは避けた方が賢明です。あくまで公開しても問題のない情報の扱いに留めておきましょう。
2. 生成される画像の著作権は要確認
AIスライド機能は、インターネット上から関連する画像を自動で挿入してくれます。これは便利な反面、画像の著作権がクリアになっているかどうかが不明です。商用利用する場合や、外部に公開するプレゼン資料に使う際は、必ず自分で用意した画像や著作権フリーの素材に差し替えるようにしてください。
3. AIが生成した情報は「鵜呑み」にしない
これは全てのAIツールに言えることですが、AIが生成する情報が100%正しいとは限りません。特に、最新の情報や専門的な内容については、必ずファクトチェック(事実確認)を行う癖をつけましょう。AIはあくまで「優秀なアシスタント」であり、最終的な責任はあなたが負うことを忘れないでください。
よくある質問(Q&A)

最後に、あなたが疑問に思いそうな点をQ&A形式でまとめておきます。
Q. 本当にずっと無料で使えますか?
A. 今のところ、無料で使い続けられています。ただし、こういった新しいツールは、ユーザー獲得のために最初は無料で提供し、後から有料プランを導入するのが一般的です。いつまでも無料で使える保証はない、と考えておいた方が良いでしょう。使えるうちに、どんどん活用するのがおすすめです。
Q. 日本語には対応していますか?
A. はい、チャットの指示も日本語で問題なく通じますし、生成される文章やスライドも自然な日本語です。ただし、ツールの管理画面など一部は英語や中国語表記になっています。
Q. 安全性は大丈夫ですか?
A. 先ほどの注意点でも触れた通り、開発元が中国企業であるため、データの取り扱いには一定の注意が必要です。個人情報や機密性の高いデータを入力しない、という基本的なルールを守っていれば、過度に心配する必要はないでしょう。心配な方は、開発者向けのオープンソース版を自分で環境構築して利用する方法もありますが、これは専門的な知識が必要です。
まとめ:Z.aiはあなたの新たな「無料アシスタント」になる

今回は、中国発の新しい無料AI「Z.ai GLM-4.5」について、その実力と具体的な使い方を徹底的にレビューしてきました。
ポイントをまとめると、以下のようになります。
- 文章作成もスライド作成も、無料で高いレベルを実現している
- ChatGPTなどが制限で使えない時の「第二の選択肢」として非常に優秀
- 特に、資料作成の手間を大幅に削減したい個人事業主や経営者には強くおすすめできる
もちろん、データの扱いや画像の著作権など、注意すべき点もあります。しかし、それらを理解した上で賢く使えば、あなたのビジネスの強力な味方になってくれることは間違いありません。
これまでAIツール選びに悩んできたあなたも、この「Z.ai GLM-4.5」を試してみることで、求めていた答えが見つかるかもしれません。
編集後記(筆者から追記)
個人的にはAIに文章を書いてもらう際は、GoogleのGemini 2.5 Proをメインで使っていますので、あえてGLM-4.5を使わなくてもいいかな、というのが正直な意見です。ただ、AIスライド作成に関しては、GLM-4.5はかなり優秀ですし、GensparkやManusなどのAIエージェントツールのスライド作成機能と遜色がない出力をしてくれると感じます。GensparkやManusは一定クレジットまでは無料で使えますが、そのあとは課金が必要なのに対し、Z.aiは現時点では有料プランは存在しないのがメリットです。手軽に使えるAIスライド作成ツールを探している人は使ってみてはいかがでしょうか?
Z.ai公式サイトはこちら