Campaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー)の使い方

Campaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー)の使い方

Campaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー)は、Googleアナリティクスのチームが無料で公開している、リンクに「どこから来たか」を示す目印(UTMパラメータ)を付けるためのツールです。入り口は https://ga-dev-tools.google/ga4/campaign-url-builder/ で、*の付いた3つの欄(website URL・campaign source・campaign medium)を入れると、目印の付いたURLができあがります。Googleのヘルプでは、campaign name(キャンペーン名)も毎回入れるよう案内されています。結果は、Googleアナリティクス4(GA4。サイトに来た人の数などを調べるGoogleの無料ツール)の「トラフィック獲得」で確かめられます。

【2026年9月の更新】この記事は2018年に書き、2023年に画面の写真を入れ替えたものです。今のGA4とツールの画面に合わせて、各欄に何を入れるかの説明を書き直し、GA4で結果を見る方法と、値の付け方の注意点を加えました。以前は、source に媒体名、medium に「article20180518」のような日付入りの名前を入れる、私なりの付け方を紹介していましたが、今のGA4の分類に合わないため改めました。

あなたは、オンライン上で自分のランディングページ(広告やリンクから最初に着くページ)やセールスページを広告に出したり、告知をする際に、「どの媒体から成約をしたか?」というデータを計測できるようにしていますか?それをやらないと、せっかくオンライン上でマーケティングをしても、結果を分析できなくなってしまいます。今日は、そのための便利なツールの使い方をお伝えします。

URLにパラメータをつけよう!

例えば、以下のページが、私がこのブログでも良く紹介している電子書籍のランディングページのURLです。

フェニックスレポートのランディングページ(キャンペーンURLビルダーで作成したパラメータ付きのURLです)
↓↓↓
https://funnel.hiltlinc.com/phoenix-report/optin?utm_source=officialsite&utm_medium=organic&utm_campaign=blog&utm_content=how-to-use-campaign-url-builder

このようなページを、Facebook、YouTube、X(旧Twitter)、このブログなどに貼り、メールアドレスを登録してもらうことで、いろんなメールをお送りし、興味がある人だけに、密度の濃いコミュニケーションができるわけです。

ただ、何も考えずにただのページURLを宣伝するだけだと、いざ登録があったときに、Facebook経由のアクセスなのか、YouTube経由のアクセスか、ブログ経由のアクセスか、計測をすることができませんよね?

なので、「パラメータ」と呼ばれる文字列をURLの後ろに付与することで、ランディングページに登録(オプトイン)があった際に、どの媒体からの成約なのかを把握できるのです。

例えば、私の場合は、私のYouTubeチャンネルの動画の説明欄などにもランディングページのリンクを貼り、全てにパラメータをつけているので、

「なるほど、あの動画を見た人が、ランディングページに登録してくれるんだー、じゃあそれと同じテーマの動画をもっとアップしよう!」

というようなマーケティング施策を考えられるわけです。

もしそうでないと、「お、なんか登録があった。でもどこ経由で登録があったかわからないねー」で終わってしまうわけです。

なので、そうならないためにもキャンペーンURLビルダーを使いましょう!

キャンペーンURLビルダーを使おう!

で、今日の本題なのですが、Googleが提供している、Campaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー)という無料のツールを使うことで、より高機能なパラメータを簡単に生成することができます。

キャンペーンURLビルダーはこちら(無料で使えるGoogleのサービスです)
https://ga-dev-tools.google/ga4/campaign-url-builder/

サイトの名前の部分は「ga-dev-tools.google」で、後ろに「.com」は付きません。「/ga4/」が入っているのが、今のGA4向けの画面です(「/ga4/」の無いアドレスは以前の版で、*の付き方が違います)。画面は英語ですが、入れる欄は7つだけです。

私も最初は自己流でパラメータを付けていたのですが、それだと、メールアドレスを管理する顧客管理ソフトによっては、パラメータが取得されないことがありました。

そんなときにこのツールと出会ったのですが、このツールを使うことで、当時使っていた顧客管理ソフトでも、パラメータを取得することができるようになりました。

実際の使い方

私もエンジニアではないので、専門的な知識はないのですが、ここではGoogleの説明にそって、各欄に何を入れるかを紹介します。そのあとで、弊社が実際に付けている例もお見せします。

(弊社の例には、今のGA4の分け方に合わないところもあります。そこも、そのままお伝えします。)

Googleの「Campaign URL Builder」の入力画面。sourceやmediumなどの入力例と赤字の説明(2023年当時)

※ 上の画面は2023年当時のものです。今の画面でも入力欄は同じですが、今のGA4版では*(必須)の印が「website URL」「campaign source」「campaign medium」の3つに付いています(上の画面では campaign name にも付いています)。また、赤字の「オーガニックはorganic」は弊社が今も使っている付け方ですが、これから値を決める方にはおすすめしていません。理由は、下の「弊社のURLの例」でご説明します。画面の中のURL(hiltltraining.com)は、当時の登録ページのものです。

website URL には、自分のランディングページなど、告知するページのURLを入力します。

campaign ID(utm_id)は、広告のキャンペーンの番号を入れる欄です。広告のデータをGA4に取り込むときと同じ番号を入れるためのもので、空のままでもURLはできあがります。

campaign source(utm_source)には、「どこから来たか」を入れます。Googleの説明では、google や newsletter のような値が例に挙がっています。

たとえば、YouTube動画の説明欄に貼るなら youtube、メルマガに貼るなら newsletter のように入れます。値は大文字と小文字が区別されるので(google と Google は別の値として数えられます)、すべて小文字にそろえておくと安心です。

campaign medium(utm_medium)には、「どんな手段で来たか」を入れます。Googleの例は cpc(クリック課金の広告)、banner、email です。GA4は、この値を見て、訪問を「チャネル」という箱に自動で分けます。たとえば email なら Email、social なら Organic Social、referral(ほかのサイトからの紹介)なら Referral の箱に入ります。banner と入れると、ディスプレイ広告(ほかのサイトの広告枠に出る画像などの広告)と同じ Display の箱に入ります。ブログの中のバナーが、同じサイトの中のページへの案内なら、パラメータ自体がいりません(下の「パラメータを付けるときの注意」をご覧ください)。別のサイトのページへの案内なら、referral などにしておくと、広告と混ざりません。

campaign name(utm_campaign)には、「何のキャンペーンか」を入れます(例:spring_sale)。この記事を書いた2018年ごろは記入していませんでしたが(上の2023年の画面では blog と入れています)、今のGoogleのヘルプでは、source・medium・campaign の3つは毎回入れるよう案内されています。入れないと、レポートに「(not set)」(設定なし)と表示されます。

campaign term(utm_term)は、広告のキーワードを入れる欄です。campaign content(utm_content)は、同じページへの複数のリンク(たとえば記事の途中のリンクと最後のリンク)を見分けるときに使います。

弊社のURLの例

「URLにパラメータをつけよう!」で載せた、フェニックスレポートの登録ページのURLは、次のように付けています。

  • utm_source=officialsite(公式サイトから来た)
  • utm_medium=organic(広告ではない、という意味で付けています。GA4での扱いは下をご覧ください)
  • utm_campaign=blog(公式サイトの中のブログ)
  • utm_content=how-to-use-campaign-url-builder(どの記事から来たか。記事のURLの末尾と同じ文字)

ただし、utm_medium の organic は、GA4では「Organic Search(自然検索)」の箱に入ります。GA4の決まりでは、medium が organic と一致すると、Googleなどの検索から来た訪問と同じ箱で数えられるためです。弊社は以前からこの値を使っていて、今もこの値のまま付けています。チャネルの表では検索から来た人と一緒になりますが、表の項目を「セッションの参照元 / メディア」(その訪問がどこから、どんな手段で来たか)に切り替えれば、officialsite / organic の行として分けて確かめられます(切り替え方は、下の「GA4で結果を見る方法」でご説明します)。

これから値を決める方は、ほかのサイトやブログからのリンクなら referral、メールなら email のように、GA4の分け方に合う値にすることをおすすめします。Googleのヘルプにも、ブログからのリンクを referral にした例が載っています。

URLを短くする方法

ツールに値を入れ終わると、下の「generated URL」の枠に、パラメータの付いたURLが表示されます。右のコピーのマークを押すと、そのままコピーできます。弊社の例の値を入れると、

https://funnel.hiltlinc.com/phoenix-report/optin?utm_source=officialsite&utm_medium=organic&utm_campaign=blog&utm_content=how-to-use-campaign-url-builder

というようにパラメータが付与されたURLが生成されるわけです。

ただ、このまま使うと、URLが長くなりがちなので、普通の人の目には、怪しく見えるかもしれません。

Campaign URL Builderで作られたパラメータ付きURLと、短縮URLを作る「SHORTEN LINK」ボタン(2023年当時)

なので、上記の画像にある「SHORTEN LINK」(リンクを短くする)というボタンを使います。押すと短縮サービスのBitly(ビットリー)のログイン画面が開くので、Bitlyのアカウントが必要です(連携できるのはBitlyだけです)。連携すると、

https://bit.ly/41fWoga

という感じの短縮リンクが作られます(上は、2023年に上の画面のURLを短くしたときの例です。今は行き先が古いページのため、リンクにはしていません)。FacebookやYouTube、X(旧Twitter)などのSNSに貼るときは、短縮リンクを使うと見た目がすっきりします。短縮リンクは見ただけでは行き先が分からないので、貼る前に一度自分で開いて、正しいページに着くか確かめておきましょう。

登録の通知メールで確かめる(当時の例)

2023年当時、私が使っていたランディングページ作成ソフトの場合は、こんな感じで登録の通知メールが届いたので、どの媒体からの登録なのかがわかりました。

ClickFunnelsから届いた登録通知メール。utm_sourceやutm_contentの値が記録されている(2023年当時)

こちらは、当時弊社が利用していたランディングページ作成ソフト「ClickFunnels Classic(ClickFunnels 1.0)」で作成したランディングページに登録があったときに届いた「登録通知メール」です。

当時使っていたClickFunnels Classicの通知メールの設定は、こちらの記事で紹介しています

GA4で結果を見る方法

パラメータを付けたリンクから何回の訪問があったかは、GA4で次のように確かめます。GA4では、1回の訪問を「セッション」と呼びます(画面の「セッションの〜」は「その訪問の〜」という意味です)。

  1. GA4の左のメニューで「レポート」を開き、「ライフサイクル」→「集客」→「トラフィック獲得」を選びます
  2. 表の左上の項目名(最初は「セッションのメインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)」)をクリックし、「セッションの参照元 / メディア」か「セッションのキャンペーン」に切り替えます
  3. 表の上の検索欄に、「セッションの参照元 / メディア」にしたときは utm_source に入れた値(例:officialsite)を、「セッションのキャンペーン」にしたときは utm_campaign に入れた値(例:blog)を入れると、その行だけを表示できます

画面の構成は、アカウントの設定によって少し違うことがあります。utm_content に入れた値は、この画面では選べません。Googleのヘルプでは、utm_content の値は「セッションの手動広告コンテンツ」という項目になり、左のメニューの「探索」(自分で表を組み立てられる画面)でも使える、と案内されています。

パラメータを付けるときの注意

  • 値は大文字と小文字が区別されます。すべて小文字にそろえましょう
  • 同じサイトの中のページ同士のリンクには、付けなくて大丈夫です。GA4は、自分のサイトの中での移動を、よそからの訪問とは数えません
  • ブログから、別のドメイン(アドレスの「〇〇.com」などの部分が違うもの)にある登録ページへのリンクは別です。GA4で、ドメインをまたいでも同じ訪問として数える設定(クロスドメイン測定)をしていなければ、移った先では新しい訪問として数えられるので、付けておくと「ブログから来た」ことが記録に残ります
  • source(どこから)と medium(どんな手段で)を逆に入れないようにしましょう。逆になると、GA4ではどの箱にも入らない「Unassigned」になることがあります
  • お客様の名前やメールアドレスなど、個人が分かる情報を値に入れてはいけません
  • ツールは、前に入れた値を覚えています。別のリンクを作るときは、前の値が残っていないか確かめましょう
  • 短縮リンクは、貼る前に一度開いて確かめましょう。ページのURLを変えたときは、前に作った短縮リンクの行き先も見直しましょう

データを計測して、マーケティングを適切に行いましょう!

インターネットの良いところは、「ほとんどのことを数字で確かめられる」ということです。

せっかく計測ができるのに、それをせずになんとなく行動をして、「うまくいかないなー」と悩んでいてはいけません。

集客からセールスの導線の中で、

何人が広告を見たか?

↓

そのうち何人が広告をクリックしたか?

↓

そのうち何人がメールアドレスを登録したか?

↓

そのうち何人がメールを開封したか?

↓

そのうち何人がリンクをクリックしたか?

↓

そのうち何人が商品を買ったのか?

というデータを全て把握しておけば、どこに問題があるのかを把握し、改善をすることができます。

「全てはテストである」

という考え方があります。アメリカのマーケティングコンサルタント、ジェイ・エイブラハム氏も、2012年の公式ブログの記事「20 Marketing Mistakes」で、マーケティングは全てテストするよう勧めています。全てはテストだと思い、データを可能な限り集めることが、WEBマーケティングで結果を出すための第一歩ですよ!

ぜひ実践してみてくださいね!

この記事の仕様・画面の名前は、2026年9月24日に、Googleアナリティクスのヘルプ(URL 生成ツール・デフォルト チャネル グループ・トラフィック ソースのディメンション・除外する参照・クロスドメイン測定の設定・ディメンションの一覧)、Campaign URL Builder の画面と公開されているプログラム(ソースコード)、GA4の画面で確認したものです。画面や条件はたびたび変わりますので、実際の画面と公式の案内を見比べながら進めてください。

計測したデータを、売れる流れづくりに生かしたい方へ

弊社がネットで商品をご案内している流れの全体像をまとめた無料の電子書籍「ザ・ファネル」をご用意しています。ウェブセミナーで販売するときの台本の型、オーダーバンプ・ワンタイムオファーの実例、弊社で使っているノーコードの道具7つも載せています。どこから来た人が登録してくれているかが分かったら、次は、登録してくれた方に、商品をどんな順番でご案内するかです。

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