あなたは「世界最強のスキル」とは、何だと思いますか?コピーライティング、プロダクトローンチ、パブリックスピーキング、セールス、、様々なスキルがありますが、それらを適切に使いこなすためには、とあるスキルが必要です。
テクニックだけでは意味がない
多くの人は、すぐに結果を出せる「テクニック」を求め、「テクニック」を過信します。
「このツールを使えば、すぐに結果が出るだろう」
「ビデオを使いさえすれば、すぐにお客が集まるだろう」
「このテンプレートをそのまま使えば、すぐに結果を出すことができるだろう」
「Facebook広告を使えば、すぐにお客様が集まるだろう」
という期待を抱き、そして失敗します。
私もこれまで、そういった「最新のテクニックやツール」について教えるだけで、もっと根本的なスキルを伝えなかったために、ツールを過信しすぎて、挫折してしまった生徒さんもいました。
鍵になるのは「人間心理」
では、どうすれば新しいお客様を集め、売上を増やせるかというと、絶対に欠かせないのが、「人間心理」です。
お客様は、数字でも、ロボットでもありません。
お客様一人一人が、異なる人生を歩んできた、血の通った人間です。
「動画マーケティングは効果的だよ!」と言われて、動画を作っても、肝心の動画が面白くなければ、当然、売り上げは増えませんし、最悪、売り上げを減らしてしまう可能性すらあります。
(企業のCMや広告が炎上することってよくありますよね?)
「Facebook広告を使えば、簡単に集客できるよ!」と言われて、Facebook広告を使っても、肝心の広告が、人の目を惹くものでなければ、マーク・ザッカーバーグにお金を寄付をするだけで終わってしまいます。
結局、様々なツールやテクニックを使っても、人が行動する動機である「心理」や「感情」を動かせなければ、何の効果も出せないのです。
「共感」こそが最大のスキル
ここで大切になるのが、「共感」のスキルです。
「世界最高のスキルは、共感である」と、私の先生も言っていました。
では、ここでいう「共感」とは、何を意味するかというと、「他人の考えを想像する」ということです。
人は生まれてから3歳ぐらいまでは、「相手は今何を考えているのか?」という発想がない、と言われます。
赤ん坊は、「自分はこう思う」「自分はこれがしたい」という自己中心的な考え方しか持っていません。
それが、3歳を過ぎてくると、「相手は、今、このように感じているのではないか?」という「他人の気持ちを想像する」という能力が芽生えてくると言われます。
当然、ビジネスでも「どれだけ相手の気持ちになって考えられるか?」が、非常に大切になります。
この「共感」の能力が低い人は、独りよがりな考え方しかできず、
「このセールスページを公開すれば、みんな飛びついて買ってくれるだろう」
「この広告を見れば、すぐにメールアドレスを登録してくれるだろう」
「自分のことをすぐに信用してくれるだろう」
という考え方をしてしまう傾向があります。
そして、散々な目に遭うのです。。(涙)
他人の目から世界を見よう!
しかし、ちゃんと結果を出し、ビジネスを続けられる人は、
「この商品を、果たして、お客様は欲しくなるだろうか?」
「この動画を、最後まで見てくれるだろうか?」
「この広告をクリックしてくれるだろうか?」
と注意深く考えます。
そして、想像力を巡らせ、他人になりきり、
「このようなプロモーションをすれば、興味を引けるのではないか??」
という最大限の想像力を働かせることが、マーケティングやセールスで望む結果を出すことができるのです。
つまり、「共感のスキル」とは、「他人の目から世界を見るスキル」と言い換えてもよいでしょう。
自分自身には自信があっても、他人の目から自分を客観的に見てみると、違う自分の姿が見えるはずです。
「マルコヴィッチの穴」という映画のように、他人の頭の中に入り、他人の目から世界を見ることができれば、お客様の心理を100%理解し、多くのお客様に喜ばれる商品・サービスをローンチすることができます。
そうやって、人の気持ちを想像し、「理解」し、「あなたの気持ちはよく分かります」と共感するスキルを極限まで高めることができれば、あなたは、マーケティングやセールスにおいて、今後、つまづくことはなくなるでしょう。
ぜひあなたも、独りよがりな自分中心の考えで行動するのではなく、「他人の気持ち」を極限まで想像しながら、自分の商品を世の中に出してくださいね!
追伸:
ちなみに、「マルコヴィッチの穴」という映画は、主人公がジョン・マルコヴィッチという有名俳優の頭の中に入るための入り口を見つけてしまう、他人の私生活を覗き見するという、奇想天外なストーリーの映画です。
ビョークのMVなどを撮影して有名になったスパイク・ジョーンズ監督の映画なので、見たことのない人はぜひ一度見てみてください:)