前回、集客や教育、セールスを自動化してより少ない労力で利益を上げる「セールスファネル」についてみなさんにご紹介しました。
私はこの記事の中で、教育からセールスまでの流れを「1本のプロダクトローンチ動画」に集約することをおすすめしています。
しかし、この記事を読んでくださった方から
「動画は1本だけでいいのですか?」
「複数の動画を用意したほうが良いのではないですか?」
というご質問やご意見をいくつか頂いたのです。
もしかしたら、みなさんの中にも同じように感じた方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、「ローンチ動画は1本だけで十分」なのです。
それは一体なぜでしょうか?
そこで今回は、セールスファネルで使用するローンチ動画は1本で十分な理由について詳しく解説します。
- 1 多くの方が1本の動画に不安を感じている
- 2 複数の動画を見せるプロダクトローンチは本当に効果的なのか?
- 3 なぜ従来のプロダクトローンチでは通用しないのか
- 4 今の時代にあったプロダクトローンチを行うことが重要
- 5 1本の動画の方がより効率的に売り上げにつなげられる
- 6 1本の動画で一気にセールスまで持っていくのがベスト
- 7 悩みが深いお客様ほどすぐにお金を支払いたい
- 8 1本の動画の中で信頼関係を築きすぐにセールスするのが重要
- 9 1本の動画は1時間以内におさめる
- 10 複数の動画を配信したい方は再教育用として利用するのがおすすめ
- 11 1本の動画の中でしっかりと信頼関係を築き、売り上げアップにつなげましょう
- 12 電子書籍もぜひご覧ください!
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多くの方が1本の動画に不安を感じている
今回、セールスファネルの記事に対し、以下のようなご質問やご意見を頂きました。
「複数の動画を見せてセールスする方が効果的ではないか」
「ヒルトルさんは普段からYouTubeなどで教育しているから1本の動画だけでもうまくいく」
「普段から情報発信をしていない場合は、複数の動画を作ってセールスした方が良いと思う」
つまり、多くの方が1本の動画を見せてすぐにセールスを行うことに不安を覚え、何本もの動画を見せるプロダクトローンチの方が効果的ではないかと感じているのです。
複数の動画を見せるプロダクトローンチは本当に効果的なのか?
商品の情報を複数に分けて配信する「プロダクトローンチ」は、アメリカのマーケターであるジェフ・ウォーカー氏によって2006年に開発されたました。
以降、非常に有効な販売手法として世界中のマーケティング界を席巻するようになったのです。
プロダクトローンチでは、商品の情報をメールなどで小分けにして配信することで顧客の興味を惹きつけ、セールスする前に「この商品が欲しい」という心理状態へと導きます。
つまり、「売る前にファンにしてからセールスをする」手法なのです。
しかし2022年現在、この従来のプロダクトローンチのやり方がだんだんと通用しなくなってきているのです。
なぜ従来のプロダクトローンチでは通用しないのか
プロダクトローンチが世界的に浸透し始めた2000年代後半から2010年代前半は、ネット動画そのものが珍しかった時代でした。
当然、ネット動画で価値のある内容を無料で配信する方も今よりずっと少なく、スマホも今ほど普及していなかったため、人々が無料でネット動画を見る機会も多くありませんでした。
つまり、無料で動画を何本も見れるということ自体が珍しかったのです。
だからこそ、複数の動画をメールで配信しても最後まで見てくれる人が多く、売り上げにつなげることができたのです。
しかし、今の時代はどうでしょうか?
今や誰もがスマホを持ち、YouTubeやTikTok、Instagramのリール、Netflixなどの動画サブスクなど山ほどのコンテンツをいつでも視聴できます。
またメールをはじめ、ラインやメッセンジャー、テキストメッセージなどの通知も絶え間なく入ってきます。
つまり、今や誰もが価値ある動画やメールを無料で見ることができるのです。
こんな時代に、複数の動画を時間をかけて配信するプロダクトローンチを行えばどうでしょうか?
おそらく、最後までじっくりと見てくれる人はほとんどいないでしょう。
また、何度も小分けにされたメールを配信しても、無視されるか迷惑メールに振り分けられるだけだと思います。
このように従来のプロダクトローンチのやり方では、今の時代ではもはや通用しないのです。
今の時代にあったプロダクトローンチを行うことが重要
従来のプロダクトローンチが通用しなくなった今、現代の感覚にあったプロダクトローンチを行う必要があります。
実際、海外のマーケティング界でも、以前のような長い動画を何本も見せる手法ではなく、普段から教育をしてファンを増やし、1本の動画広告の中でセールスを行うという流れにシフトしています。
そして私自身も、従来通りのプロダクトローンチはもう行っていません。
普段からYouTubeなどで動画を投稿して十分にファンを増やし、複数の動画を凝縮した1本の自動ウェナビー動画で教育からセールスまでを行っているのです。
このように、多くのマーケターが時代と共にプロダクトローンチを変化させながら対応しています。
1本の動画の方がより効率的に売り上げにつなげられる
また、海外で行われたプロダクトローンチに関する調査によると、同じ商品を4本と1本の動画をそれぞれ見せて販売した場合、
「売り上げが変わらない」または「1本の動画の方が多かった」
という結果になったそうです。
つまり、1本の動画でも複数で行う場合とほとんど変わらない売り上げを上げることができるのです。
さらに、1本の方が作る側・見る側双方において負担がかかりにくく、より効率的と言えます。
1本の動画で一気にセールスまで持っていくのがベスト
しかも1本の動画の方が、お客様の購買意欲をより持続する効果があります。
というのも、お客様がランディングページに登録したときは、商品に対するテンションが一番高いときです。
そんなホットなテンションのときに、1本の動画で一気に教育からセールスまでを行えば、より高い売り上げ効果が期待できます。
一方、複数の動画を時間をかけて配信する従来のやり方ではお客様のテンションはどんどん下がり、セールスを行う頃には購買意欲もすっかり消えてしまっているでしょう。
悩みが深いお客様ほどすぐにお金を支払いたい
また、悩みが深いお客様ほど、すぐにお金を支払って悩みを解決したいと考えています。
つまり、何本も動画を見る余裕などなく、いち早く商品の内容を知って購入したいと思っているのです。
そんなお客様に対して、何本も動画を見せてじっくりセールスしていては、せっかくの販売のチャンスを逃してしまいます。
そして結局は他社の商品を購入されてしまった…ということにもなりかねないのです。
1本の動画の中で信頼関係を築きすぐにセールスするのが重要
複数の動画に比べて、1本の動画がいかに効果的であるか、おわかり頂けたと思います。
そして1本の動画を作るうえで最も重要なのが、動画の中で「お客様との信頼関係をしっかりと築く」ことです。
価値ある内容やノウハウ、今までの実績や経験談などを提供して、まずは商品やみなさん自身に興味を持ってもらい、ファンになっていただくのです。
さらに動画の中で
●サイト作成・運営
●動画編集
●広告運用・プロデュース
などの高額なサービスを提供して権威性をアピールすれば、お客様は
「この会社はすごいな」
「一緒に仕事をしてみたいな」
「お金を支払ったらどうなるのかな」
という気持ちになっていくでしょう。
こうやって1本の動画の中で信頼関係を築き、「この商品が欲しい!」という気持ちを高めていくのです。
そしてその気持ちが持続しているうちに、「内容についてもっと深く話しませんか」と個人面談に誘導したり、「やる気がある方はぜひお申し込みを」と契約をすすめたりすることで一気にセールスにつなげていきます。
こうすることでより購入率が高くなっていくでしょう。
1本の動画は1時間以内におさめる
なお、1本の動画の時間は「数十分程度」がおすすめです。
1時間以上になるとお客様の集中力が途切れがちになります。
そのため、教育からセールスまでをできるだけ1時間以内におさめるように心がけましょう。
複数の動画を配信したい方は再教育用として利用するのがおすすめ
「それでも1本の動画だけでは不安…」
という方は、商品を購入しないお客様に対しての再教育用に利用するのがおすすめです。
複数の動画の内容を少しずつ変えてセールスを行い、徐々に購買意欲を搔き立てていくのです。
そのとき重要なのが、「毎回教育とセールスをセットすること」です。
従来のプロダクトローンチのように複数の動画の最後にセールスを持ってくると、お客様が途中で飽きしまい、すべてを見てもらえない可能性があります。
そのため、ひとつひとつの動画の中で毎回教育とセールスを行って、「買いたい」という気持ちを何度も刺激していきましょう。
1本の動画の中でしっかりと信頼関係を築き、売り上げアップにつなげましょう
忙しいお客様を相手に、従来のような複数のプロダクトローンチ動画を配信することは、お客様の気持ちを無視していることと同じです。
まずは、今の時代に即した「価値のある1本の動画」を作成することが重要です。
そしてその1本の動画の中で、お客様と信頼関係をしっかりと築きながら教育からセールスまで一気行っていきましょう。
そうすれば、集客や売り上げアップを実現することがきっとできるはずです。
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