Claudeで長文ブログ記事を10分で書く手順と丸投げしないコツ

Claudeで長文ブログ記事を10分で書く手順と丸投げしないコツ

もしあなたが「ブログを書きたいのに、1本仕上げるのに何日もかかる」と感じているなら、この記事が役に立つはずです。私が2024年にClaude 3で紹介した「長文ブログ記事を10分で書く手順」を、今のClaude(Sonnet 5・Opus 5)とProjects・Skill機能に合わせて書き直しました。AIに渡すべき4つの情報と、丸投げしないための「1対8対1の法則」をセットでお伝えします。

目次

「ブログ1本に何日もかかる」を、AIはどこまで解決してくれるのか

ブログを書こうと決めたのに、下書きの画面を前にして手が止まる。書き始めても、3,000文字を超えたあたりで集中力が切れる。そんな経験はありませんか?

私はもう15年以上、オンラインマーケティングの世界で文章を書いてきました。だからこそ、文章を一字一句、自分の手で書く大変さは身にしみてわかっているつもりです。その私が、Claude 3が登場した直後の2024年春に、「長文のブログ記事がたった10分で書ける」という動画と記事を公開しました。当時使っていたのはClaude 3 Opusです。

あれから2年半が経ち、Claude 3の世代はすでに提供を終えています(Claude 3 OpusのAPI提供は2026年1月5日に終了しました)。ただ、手順の骨格そのものは今も変わっていません。変わったのは「使うモデル」と「材料を渡す場所」です。この記事では、その2つを今の形に置き換えながら、手順を最初から順番にお伝えしていきます。

2024年にClaude 3で「10分」と言えた理由

2024年当時、私がClaude 3を選んだ理由はシンプルでした。長いプロンプトを一度に読み込めたからです。

ブログ記事をAIに書いてもらうには、動画の文字起こし、記事の構成のフレームワーク、参考にしてほしい過去記事(スワイプファイル)をまとめて渡す必要があります。すると、プロンプトは数千文字から数万文字になります。2024年3月の時点では、同じ長さの指示をChatGPT(GPT-4)に入れると「The message you submitted was too long(送信されたメッセージが長すぎます)」というエラーが返ってきて、そもそも読み込んでもらえませんでした。Claude 3はそれを一度に受け取ってくれたので、「材料を全部渡してから書かせる」というやり方が初めて現実的になったのです。

今のClaudeでは、この心配はほぼなくなりました。有料プランではFable 5.1・Opus 5・Sonnet 5のコンテキスト(一度に扱える文章の量)が100万トークンまで広がっています(2026年9月時点、公式ヘルプより)。文字起こしを丸ごと渡す程度なら、長さを気にする場面はまずありません。

変わらないのは「材料の渡し方」、変わったのは「渡す場所」

2024年の私は、この長いプロンプトをテキストエディタに保存しておき、記事を書くたびにコピーしてClaudeに貼り付けていました。2026年4月に書いたSkill機能の記事でもお伝えしたとおり、私は過去2年ほどずっとこのコピペを続けてきて、プロンプトの中には1万文字を超えるものもありました。

今は、その作業が要らなくなっています。ClaudeのProjects(プロジェクト)やSkill(スキル)に一度登録しておけば、次からは文字起こしを貼って「お願いします」と言うだけで済むからです。つまり、この記事でお伝えする手順は、「何を渡すか」は2024年のまま、「どこに渡すか」だけを今の形にしたものだと考えてください。

先に押さえておきたい「1対8対1の法則」

手順に入る前に、ひとつだけ約束してほしいことがあります。それは、AIに丸投げしないということです。

2025年6月に書いた上の記事で、私は「1対8対1の法則」という考え方をお伝えしました。文章を1本仕上げるまでの労力を10とすると、最初の1(1割)は人間がプロンプトを設計し、自分のアイデアや経験をAIに伝える。真ん中の8(8割)はAIが実際に文章を書く。最後の1(1割)は人間が出来上がった文章をチェックして、修正・加筆する。この分担です。

この記事のタイトルにある「10分」は、真ん中の8割、つまりAIが下書きを書く時間のことです。最初の1割と最後の1割は、10分の中に入っていません。ここを勘違いして「10分で公開できる」と思ってしまうと、誰が書いても同じような、薄い記事が量産されることになります。

なぜ薄くなるのか。AIは、世の中にすでにある大量の文章をもとに学習しています。だから、何の材料も渡さずに「〇〇について書いて」とお願いすると、世間でよく言われている平均的なことを返してくるんです。誰がお願いしても似た答えになる。これでは差がつきません。これからお伝えする手順は、言い換えれば「最初の1割を厚くするための手順」です。

今のClaudeで押さえておきたいこと

「Claudeはモデルが多くて、どれを選べばいいかわからない」と迷っていませんか?ここでは、ブログ執筆に必要な範囲だけ、短くまとめておきます。

2026年9月時点のClaudeは、Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5・Haiku 4.5の4系統で、無料プランの標準モデルはSonnet 5、Proプラン(月20ドル・税別。日本では消費税10%が別途かかり、円換算は為替で変わります)ではOpus 5まで使えます。最上位のFable 5.1はProプランの利用枠には含まれず、利用クレジット(API料金)で使う仕組みです。プランごとの細かい違いは、次の基本ガイドの記事にまとめています。

ブログ執筆の手順に直接関係するのは、モデルよりもむしろ次の2つの機能です。

  • Projects(プロジェクト):指示文と参考資料を保存しておき、その中のチャット全体で共有できる機能。無料プランは5個まで、有料プランは無制限(2026年9月時点、公式サイトより)
  • Skill(スキル):作業のやり方を「手順書」として保存し、チャットで「/」を入力して呼び出したり、Claudeが自動で使ったりできる機能。無料プランを含む全プランで使えます(設定でコード実行とファイル作成をオンにする必要があります)

ファイルの添付は、1つのチャットにつき20ファイルまで、1ファイル500MBまでで、TXT形式にも対応しています(公式ヘルプ2026年7月23日更新)。文字起こしのテキストファイルをそのまま添付しても問題ありません。

AIに渡す4つの情報:背景情報・役割・依頼・資料

ここからが、2024年の記事から今も変わっていない核心の部分です。AIにブログ記事を書いてもらうとき、私は次の4つの情報を渡してきました。

背景情報:あなたが誰で、誰に向けて書くのか

ひとつ目は、あなた自身と、読者に関する情報です。自己紹介、ビジネスの内容、どんな人に読んでほしいのか。たとえば「私はWebマーケティングのコンサルタントで、中小企業のオーナーや個人事業主に向けて、デジタルマーケティングのノウハウを発信しています」といった具合です。

↑2024年当時、私がテキストエディタに保存していた「ブログ記事作成プロンプト」の冒頭です。会社のミッションと、理想の読者像から書き始めています。

この部分は、一度書けばほとんど変わりません。だからこそ、後ほど説明するProjectsやSkillに登録しておく価値がいちばん高い情報です。

役割:どんな立場で書いてほしいのか

ふたつ目は、AIに演じてほしい役割です。「あなたはSEOに精通し、10年以上のブログ執筆経験を持つプロのライターです」のように、どんな立場で回答してほしいのかを一言で伝えます。役割を決めると、文章のトーンや、何を大事にして書くかがぶれにくくなります。

依頼:何を、どの順番でやってほしいのか

三つ目は、具体的な依頼です。「私が提供する文字起こしをもとに、ブログ記事を作成してください」だけでも動きますが、私は作業の順番まで書いています。まず文字起こしの内容を理解する、次にタイトルと目次の案を出す、そのあとで1パートずつ本文を書く、という流れです。この順番が、あとでお伝えする「10分の手順」そのものになります。

資料:文字起こし・フレームワーク・スワイプファイル

四つ目が、いちばん大事な資料です。私は3種類を渡しています。

  • 文字起こし:動画や音声で話した内容のテキスト。記事の中身そのものになる、あなたの一次情報
  • フレームワーク:記事の流れの型。導入→問題の説明→解決策→実例→手順→注意点→まとめ、といった構成
  • スワイプファイル:「こんな書き方で」と伝えるための参考記事。自分の過去記事でかまいません

「1対8対1の法則」でいう最初の1割の中身は、ほぼこの文字起こしです。あなたが実際に体験したこと、現場で見てきたこと、遠回りして学んだこと。それを話した文字起こしを渡すから、AIはあなたにしか書けない記事を組み立てられます。逆に、ここを抜いて「〇〇について書いて」と頼んだ瞬間に、どこかで読んだような一般論に戻ってしまいます。

Claudeで長文ブログ記事を10分で書く手順

では、実際の手順です。ステップ1とステップ2は「最初の1割」の準備、ステップ3からステップ5が「10分」の部分にあたります。ステップ2は一度やれば次回から不要になるので、2本目の記事からは本当に「文字起こしを貼って待つだけ」に近づきます。

ステップ1:文字起こしを用意する

まず、記事のもとになる文字起こしを用意します。YouTube動画やPodcastを収録している方は、その音声をそのまま使えます。何も収録していない方は、スマホのボイスメモに向かって、伝えたいことを思いつくまま話してください。

「きれいに話せない」と心配する必要はありません。2025年6月の記事にも書きましたが、最近の文字起こしの精度は本当に高くなっていて、多少言葉に詰まりながら話しても、AIがいい感じに整えてくれます。大事なのは、きれいに話すことではなく、頭の中にあるあなたの考えを外に出すことです。文字起こしのやり方は、この記事の末尾にある関連記事で解説しています。

ステップ2:4つの情報をProjectsかSkillに一度だけ登録する

次に、先ほどの4つの情報のうち、毎回変わらない部分(背景情報・役割・依頼・フレームワーク・スワイプファイル)をClaudeに登録します。方法は2つあります。

Projectsを使う場合は、公式ヘルプの手順どおり、左サイドバーの「Projects」から「+ New Project」を押し、名前を付けます。プロジェクト画面の右側にある「+」からフレームワークやスワイプファイルを資料(プロジェクト知識)として追加し、「Set project instructions」に背景情報・役割・依頼を書いて保存すれば完了です。プロジェクト内の資料はキャッシュされ、再利用時は新しい部分だけが利用枠を消費すると公式ヘルプに書かれているので、同じ資料を毎回貼り直すより無駄が少ない仕組みです。

Skillを使う場合は、もっと簡単です。2026年4月の記事で紹介したとおり、これまで使ってきたプロンプトをチャット欄に丸ごと貼り付けて、最後に「上記の内容を元に、繰り返し利用可能な汎用的なスキルを作成してください」と伝えるだけ。Claudeがプロンプトを分析して、スキルの形に整理してくれます。

ひとつだけ注意があります。スキルが完成すると画面に「スキルを保存」というボタンが表示されるので、必ず押してください。2026年4月の時点で、私はこの押し忘れでスキルを1つ失いました。せっかく作ったスキルが別のチャットを開いた瞬間に消えているのは、本当にもったいないです。

どちらを使うべきか迷うなら、ひとつの目安として、「ブログ執筆だけを効率化したい」ならProjects、「ブログ以外にもメルマガやセールスページなど、同じ手順で繰り返す仕事が複数ある」ならSkill、と考えると整理しやすいです。ちなみに2026年4月の時点では、私はこれまで作ってきたプロンプトをどんどんスキルに移し替えている最中でした。

ステップ3:文字起こしを渡して、タイトルと目次を作ってもらう

ここから、時計を回し始めます。登録したProjectsを開く(またはチャットで「/」を入力してスキルを選ぶ)→ 文字起こしを貼り付けるか添付する → 送信、です。

2024年にClaude 3 Opusで試したときは、資料を渡すとまず「はい、内容を理解しました。文字起こしの内容、ブログ記事執筆のフレームワーク、スワイプファイルのブログ記事の文章について、よく把握できました」という返事が来ました。そこで私が「OKです。ではこのブログ記事のタイトルと目次の構成案をまず書いてください」と送ると、「売れるニッチを見極める方法 – デジタルコンテンツビジネスで成功するコツ」というタイトル案と、章ごとの目次が返ってきました。

この目次の段階で、人間が手を入れます。「この章はいらない」「ここに自分の失敗談を入れたい」と直してから次に進むと、本文の書き直しがぐっと減ります。いきなり本文を書かせないことが、このステップのポイントです。

ステップ4:1パートずつ書いてもらう

目次が決まったら、「最初のパートを書いてください」と送ります。書き上がったら内容を確認し、「OKです。次のパートを書いてください」と送る。この繰り返しで、目次の最後まで進めます。

「一気に全部書いて」と頼めば早いのに、なぜ分けるのか。理由は、一度に長い文章を求めると、1パートあたりの中身が薄くなるからです。2024年当時もそうでしたし、2026年7月にSonnet 5とOpus 4.8で電子書籍を書かせたときも、「本当に長いものを書かせたいときは、1章ずつ生成させるのがベスト。そのほうが1章あたりの文章も長く、濃くなる」と書きました。ブログ記事でも同じです。

分けて書かせるもうひとつの利点は、途中で軌道修正できることです。AIは時々、こちらが思っていたのとは違う方向に話を進めることがあります。パートごとに目を通していれば、その場で「ここは違う」と直せます。

ステップ5:要約文・URLスラッグ・メタディスクリプションまで頼む

本文が最後まで書けたら、公開に必要なパーツもそのまま頼んでしまいます。記事冒頭の要約文、URLスラッグ(記事のアドレスの末尾)、メタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)の3つです。

2024年にClaude 3 Opusに「SEO対策用に、このブログ記事のメタディスクリプションの作成もお願いします」と頼んだときは、138文字の案と一緒に、「主要なキーワードを含めている」「文字数が推奨範囲に収まっている」といった理由まで返してくれました。2026年7月にSonnet 5とOpus 4.8で検証したときは、スキルに書いておいたおかげで、本文だけでなくURLスラッグやメタディスクリプションといった公開に必要なパーツまでそろえてくれました。

ここまでが「10分」の中身です。そして、ここから先が「最後の1割」。書き上がった原稿を、必ずあなたのテキストエディタなどに保存してから、一語一句読み込んでください。

どのモデルで書くべきか:Sonnet 5とOpus 4.8で比べた結果から

「手順はわかった。でも、Sonnet 5とOpus、どっちを選べばいいの?」と思いますよね。私が2026年7月に、まさにこの手順でブログ記事を書き比べた結果があります。

このとき私は、「ブログライター」というスキルを指定して、以前収録したPodcastの文字起こしを貼り付け、同じ条件でSonnet 5とOpus 4.8に記事を書いてもらいました。先にタイトル案と目次を出してくれたのはSonnet 5で、本文もSonnet 5のほうが先に完成。文字数はSonnet 5が6,621文字、Opus 4.8が7,427文字でした。

中身については「どちらも明らかにダメという感じはしない。あえてどちらかを選ぶなら、これまでどおりOpus 4.8かな」というのが、2026年7月時点での正直な感想でした。同時に、「ブログ執筆はSonnet 5に任せても全然問題ない」とも感じています。書き上がったものをそのまま公開に回せるレベルという意味では、どちらも合格でした。

この結果を踏まえて、2026年7月時点の私のおすすめは次のとおりです。

  • Proプラン(月20ドル)の方:普段の仕事はSonnet 5をメインにして、物足りないときや難しいタスクのときだけOpusに切り替える
  • Maxプランの方:制限をあまり気にせずOpusをメインにする(私自身は2026年7月時点でMaxの5倍プランを使い、Opusをメインにしていました)

なお、その後の2026年7月24日にOpus 5が登場し、2026年9月時点ではProプランで使える最上位モデルはOpus 5になっています。Opus 5そのものの検証は別の記事にまとめていますので、この記事の末尾の関連記事からご覧ください。

最上位のFable 5.1(2026年9月1日提供開始)については、公式ドキュメントでは「難しい推論・長時間のエージェント作業向け」という位置づけで、Proプランでは利用クレジットを別途購入して使う形になります(2026年9月時点)。2026年7月の記事でも書いたとおり、ひとつ前のFable 5を検証したときは「通常の文章作成や簡単なLP制作くらいなら、Opus 4.8とFable 5に大きな差はありませんでした」。Fable 5.1そのものは、私はまだブログ執筆では試していませんが、公式情報を見る限り位置づけはFable 5と同じなので、ブログ記事のためにわざわざ利用クレジットを買ってまで選ぶ必要はなさそうです。

「10分で書ける」を鵜呑みにしないための注意点

ここまで読んで「よし、今日から10分で記事が量産できる」と思った方に、ブレーキを踏んでもらうための話をします。どれも、私がこれまでの記事でお伝えしてきたことの中から、この手順に直接関わるものを選びました。

最後の1割を飛ばさない

繰り返しになりますが、AIは完璧ではありません。出来上がった文章を何もチェックせずに公開するのは、絶対に避けてください。2025年6月の記事で挙げたチェックポイントは、事実関係は正しいか、表現は適切で一貫しているか、自分の意図と合っているか、読者にとって価値がありわかりやすいか、の4つです。特に「自分の意図との一致」は、AIがこちらの思っていたのと違う方向に進めていることがあるので、必ず見てください。

そして、AIには作れないものを足してください。自分で撮った写真、自分の実績のスクリーンショット、自分の言葉での追記。これがあるかないかで、記事の説得力は大きく変わります。

AIの「◯文字書きました」を信用しない

2026年7月にSonnet 5に電子書籍の原稿を書かせたとき、「約8万文字書きました」という報告が来たのに、実際に数えると約2万8,000文字しかありませんでした。Opus 4.8も「12万文字」と言って実際は約4万4,000文字。AIが自己申告してくる文字数は、だいぶ盛られています。文字数が大事な仕事では、必ず自分でカウントしてください。

自分がわかっていないテーマは書かせない

この手順は、あなたの文字起こしが材料だから成り立ちます。自分でもよくわかっていないテーマをAIに調べさせて、そのままコンテンツにするのはやめてください。特に医療・健康・お金といった、人の生活や命に関わるテーマは要注意です。AIは時々、もっともらしい顔をして間違ったことを書きます。中身を理解している人間の確認なしに公開するのは、本当に危険です。

利用枠は「長い会話」と「大きな添付」で減りやすい

公式ヘルプによると、Claudeの利用枠の消費には、メッセージの長さ、添付ファイルの大きさ、会話の長さ、モデルの選択などが影響します(2026年9月時点)。有料プランは5時間ごとのセッション枠と週間上限の二重構造です。この手順は長い文字起こしを渡して長い本文を書かせるので、消費は小さくありません。記事1本ごとにチャットを分ける、毎回変わらない資料はProjectsに入れておく、といった工夫で無駄を減らせます。

よくある質問

ここでは、この手順を試すときに引っかかりやすい点を、4つの質問にまとめてお答えします。

無料プランでも、この手順でブログ記事は書けますか?

手順そのものは無料プランでもできます。2026年9月時点で、無料プランでもSonnet 5が使え、Projectsは5個まで作れ、Skillも使えます。ただし利用枠は5時間ごとに回復する方式で、回数は公開されていません。2026年4月の記事でも触れましたが、1万文字規模のブログ記事をスキルで書かせるような使い方だと、無料プランでは早めに制限に達する可能性が高いです。本格的に続けるなら、Proプランを検討してください。

文字起こしにできる動画や音声がありません。それでもできますか?

できます。スマホのボイスメモに向かって、そのテーマについて思っていることを5分でも10分でも話してください。それを文字起こしすれば、立派な一次情報です。話すのが苦手でも大丈夫です。2025年6月の記事に書いたとおり、私だって収録のたびに何度も言い直しています。きれいな文章に整えるのは、そのあとAIに任せればいいんです。

ChatGPTやGeminiでも同じ手順で書けますか?

「4つの情報を渡す」「目次を先に作る」「1パートずつ書く」という考え方は、どのAIでも同じです。登録先については、ChatGPTには「カスタムGPT」、Geminiには「Gems」という似た機能があります。ただ2026年4月の記事で書いたとおり、これらは自分で明示的に選択しないと起動しないのに対して、Claudeのスキルは選択しなくてもAIが自発的に使ってくれる、という違いがありました(2026年4月時点)。

1万文字を一気に書かせてはいけませんか?

書けないわけではありません。ただ、1パートずつ書かせたほうが、各パートの中身が濃くなり、途中で軌道修正もできます。2024年の時点でも、2026年7月の検証でも、私は同じ結論でした。急いでいるときの下書きなら一気に書かせてもかまいませんが、公開する記事なら分けて書かせることをおすすめします。

まとめ:手順は変わらない、材料の渡し方が勝負

2024年にClaude 3で紹介した手順を、今のClaudeに合わせて整理し直しました。最後に要点をまとめます。

  • AIに渡すのは「背景情報・役割・依頼・資料」の4つ。資料の中心は、あなたの文字起こし
  • 毎回変わらない部分は、ProjectsかSkillに一度だけ登録する
  • 文字起こしを渡す → タイトルと目次 → 1パートずつ本文 → 要約文・スラッグ・メタディスクリプション、の順で進める
  • モデルは、Proプランなら普段はSonnet 5、物足りなければOpusに切り替える(2026年7月時点の検証結果より)
  • 「10分」はAIが書く時間。最初の1割(材料)と最後の1割(チェック)は人間の仕事

Claude 3が登場してから2年半、モデルは何度も入れ替わり、コピペしていたプロンプトはProjectsやSkillに収まるようになりました。それでも、AIが書いた文章の質を決めているのは、あなたが最初に渡す材料と、最後にあなたが入れる手です。AIは敵でも魔法でもなく、あなたが手綱を握れば相棒になってくれます。まずは1本、あなたの文字起こしを用意して、この手順で下書きを作ってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の内容をYouTube動画で見たい方はこちら

※動画は2024年3月時点の内容です(Claude 3 Opusでの解説)。画面や使えるモデルは現在と異なりますが、4つの情報の渡し方と、1パートずつ書かせる流れは同じです。

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